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【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

ブラームスに続いて4月にリリース予定のスティーヴン・ハフの新譜は『ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集』。
ハフのベートーヴェンなら、《月光ソナタ》と《ピアノ・ソナタ第32番》の2曲はCDで、NYフィルとの《皇帝》(第1楽章のテンポが遅かった)はYoutubeのライブ映像(今は削除されている)で聴いたけれど、どちらも特に好きと思えなかったので、私とは相性が良いとは言えない。

伴奏はハンヌ・リントゥ&フィンランド放送交響楽団。hayperionの協奏曲録音で伴奏する指揮者とオケは、私がほとんど聴いたことがない顔ぶれが多い。(指揮者とオケに拘りはないので全然構わないけど)
試聴ファイルを聴いた限りでは、音の輪郭が丸みを帯び、柔らかくてまろやかで澄んだ音色がとても綺麗。ピアノはスタインウェイではなくて、ハフが最近の録音でよく弾いているヤマハCFX?
音色がまろやかで、フォルテでも強打しすぎず力感がそれほど強くないので、ベートーヴェンにしては優美でしとやか。貴婦人みたいな落ち着いた品の良さを感じる。
たぶん私の持っている全集録音のどれとも違うタイプのベートーヴェンのような気がする。ピアノ・ソナタと違って、思いのほか好きになれるかも。

ソロと違ってコンチェルトは試聴ファイルだけ聴いてももう一つわからないところがあるし、PCの外付けスピーカーはもともと音がまろやかに聴こえるので、CDで聴くと印象が変わる可能性もある。
好きなピアニストのベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は全てCDで持っているし、ハフの録音もCDで聴きたいので予約するつもり。

Beethoven:The Piano ConcertosBeethoven:The Piano Concertos
(2020/4/15)
Stephen Hough (piano), Finnish Radio Symphony Orchestra, Hannu Lintu (conductor)

試聴ファイル



ハフの珍しいライブ映像は、インドのムンバイ公演で弾いている《皇帝》の第3楽章。伴奏は、エフゲニー・ブシュコフ指揮インド交響楽団。これは、National Centre for the Performing Arts (NCPA)の公式動画で、ムンバイのJamshed Bhabha Theatreでの演奏会。
ほぼインテンポで弾くことが多い(と思う)ハフにしては、リタルダンドでテンポを大きく落としたり、(ライブのせいか)ミスタッチが多い気はする。試聴ファイルと同じく、やはりハフのベートーヴェンは「皇帝」というよりは「女王」のような優美さと気品を感じるので、こういうベートーヴェンもかなり好き。

Ludwig van Beethoven – Emperor Concerto (Third movement) – Symphony Orchestra of India

太陽系図鑑・解説書

宇宙創成論や太陽系外宇宙よりも、太陽系内の惑星・衛星について知りたくなったので、今は写真集や解説書をいろいろ買い込んでいるところ。

最初に買おうかと思ったのがナショナルジオグラフィック日本版の『ビジュアル 宇宙大図鑑』
太陽系に関する情報が写真・図表とも豊富で、構図や見せ方のセンスが良い。完売で在庫切れのため、結構高い中古本しか手に入られない。冒頭の宇宙開発に関する部分が多く、この部分はあまり関心がないので、高額な中古本を買うのはちょっと迷うところ。
原著は『Space: From Earth to the Edge of the Universe』(DK社)。ビジュアルだけ楽しむなら原著で充分だし、英文解説は頭の体操がてら時間をかけて読めば良いので、もう少しで原著を買うところだった。

ビジュアル 宇宙大図鑑 ビジュアル 宇宙大図鑑
(2012/4/5)
キャロル・ストット (著), ナショナル ジオグラフィック (編集)



『ビジュアル 宇宙大図鑑』のコンパクト版みたいな構成と内容なのですぐに買ったのが『大人のための図鑑/惑星・太陽の大発見―46億年目の真実』(新星出版社)。
単行本で224頁とそれほど分厚くはないわりに、カラー写真・図表とも豊富で文章も多い。1頁あたりの情報量がかなり多いわりに見やすいレイアウトと配色。
説明内容自体はそれほど詳しくはないけど、執筆時に判明している事実を簡潔にまとめているので、どれか1冊だけ手頃な価格の本を買う場合はこの本が◎。

惑星・太陽の大発見―46億年目の真実 ビジュアル版 (大人のための図鑑)惑星・太陽の大発見―46億年目の真実 ビジュアル版 (大人のための図鑑))
(2013/7/3)
田近 英一 (監修)




本屋さんの店頭で見つけて買ったのが学術論文集みたいな体裁・内容の『惑星地質学』。「惑星地質学」という専門分野があるのは全然知らなかった。
元々は2008年1月7日〜2月8日にかけて東大博物館で開催された「異星の踏査」"PLANETARY GEOLOGY from APOLLO to HAYABUSA"の図録だった。好評で完売後、東京大学出版会が書籍出版したもの。

モノクロだけでなくカラーの写真・図表も多い。「惑星地質学」の対象は固体型惑星なので、ガス状惑星の木星・土星、氷の惑星の天王星と海王星は対象外。冥王星は探査機のデータがないのでほとんど記述なし。木星・土星の環については一項目立て説明されている。
惑星がガス型で本書の対象外でも、固体型の衛星の情報は多いので、ほかの本ではあまり取り上げらない衛星や火星隕石とかの情報も詳しい。太陽系内の解説書でこれだけ詳しい本は他はないのでは。
図表やデータ分析とかの専門的な部分は理解できないけど、わかる部分だけ読んでいても面白い。

惑星地質学惑星地質学
(2008/1/1)
宮本 英昭 (編集), 平田 成 (編集), 杉田 精司 (編集), 橘 省吾 (編集)



<主要目次>
第I部 惑星地質学の基礎:1 惑星地質学とは/2 固体天体の地形
第II部 太陽系固体天体の地質:1 水星/2 金星/3 月/4 火星/5 小惑星/6 彗星/7 木星の衛星と環/8 土星の衛星と環/9 天王星・海王星の衛星
第III部 太陽系天体・惑星探査機データ集


惑星や衛星の詳しい地図が載っているのがユニークなのが>『ニュートン別冊/最新 太陽系大図鑑』。(地図を眺めて楽しむという趣味はないので、買わなかったけど)


日本語版単行本で読んで面白かったので文庫版を買ったリチャード・コーフィールド『太陽系はここまでわかった』
原著は2007年、日本語版単行本は2008年出版。私が買った文庫版は2011年出版なので、文庫化に際し著者へリクエストした結果、2007年以降の最新情報として、「メッセンジャー」「あかつき」「かぐや」「はやぶさ」などによる探査状況が追加されている。
冒頭数頁は太陽系内の惑星・衛星のカラー写真、本文中に探査機のモノクロ写真など数枚が載っている。
太陽系内の天体観測の歴史や、探査機の計画・活動状況に関する情報が中心。原著名が”Lives of the Planets: A Natural History of the Solar System”なので、副題を付けるなら”太陽系探査の歴史”とかにしたい。

どの惑星・衛星探査の話も面白いけど、特に印象に残ったのは宇宙探査活動にアメリカより遅れてしまったソ連の話。
月と火星は米国がはるかに先行しているため、ソ連が宇宙探査に向かったのは、地表温度が500℃近く、気圧が地球の水深900m相当という探査活動が困難極まりない金星。探査機ヴェネラ号を次々と打ち上げて、とうとう金星の地表のカラー画像を送信することに初めて成功した。地球以外の惑星に探査機を着陸させて表面画像を送ってきたのはソ連が初めて。その後、米国も1962年にマリナー2号を派遣して以降途絶えていた金星探査を再開し、探査機メッセンジャーを打ち上げた。

それに、厚い大気に覆われた木星や土星よりも、木星のガリレオ衛星や土星の衛星タイタンの方が興味深々。探査機や着陸機で地形が鮮明にわかる写真が見れるし、タイタンの地形は地球にちょっと似た部分もある。地層下深くに水が存在するのではないかと推定されているエウロパやタイタンには生命が存在する可能性があるらしい。今後さらに地表探査するとまた驚くような発見があるのかも。

太陽系はここまでわかった (文春文庫)太陽系はここまでわかった (文春文庫)
(2011/4/8)
リチャード コーフィールド (著),



ファン・ベーレ・トリオ ~ ベートーヴェン/ピアノ三重奏曲第1番&第3番

ファン・ベーレ・トリオのベートーヴェン《ピアノ三重奏曲》は、新年早々Vol.3を買ったのに続いて、第3番が収録されているVol.1も買ってしまった。
そのうち全集盤買うつもりだったけど、第3番は曲自体が好きだし、新年早々購入したスーク・シュタルケル・ブッフビンダーのライブ録音は音が籠っていて、やはりデジタル録音のクリアな音で聴きたくなったので。

第1番は、第1楽章と第3楽章がモーツァルトみたいでとても愛らしくて好き。でも第1楽章は演奏が10分近くあるのに、展開が単調で主題旋律が何度も繰り返し出てくるので、途中で飽きてしまう。第4楽章はハイドン風でちょっとお茶目。

Piano Trio No. 1 in E-Flat Major, Op. 1: I. Allegro


Piano Trio No. 1 in E-Flat Major, Op. 1: III. Scherzo. Allegro assai




ベートーヴェンが3曲の《ピアノ三重奏曲》を作品番号1のなかで、第1番(と第2番)はベートーヴェンにしては意外なくらい穏やかでも、最後の第3番はベートーヴェンらしい”暗雲垂れ込めて風雲急を告げる”風のハ短調。

スークたちのライブ録音をずっと聴いていたせいか、ファン・ベーレ・トリオの第3番はテンポが少し遅めで、旋律の歌い回しはしなやかだけどメリハリが弱くて、ベートーヴェンのハ短調らしい荒々しさがあまり感じられない。特に第4楽章のテンポがそれほど速くないことと、リズムの鋭さと力感がやや弱めなので、急迫感と疾走感がちょっと弱く感じる。
ピアノがかなり前面に出てくるので、ミンナールのピアノを聴くのが好きな私としては良いのだけど、ヴァイオリンの線が細くて音量・力感とも弱くて存在感がかすみがちに聴こえる。

Piano Trio No. 3 in C Minor, Op. 1: I. Allegro con brio


Piano Trio No. 3 in C Minor, Op. 1: IV. Finale. Prestissimo


Beethoven:Beethoven: Complete Piano Trios Vol. 1
(2018/2/16)
Van Baerle Trio

試聴ファイル

<収録曲>
ベートーヴェン:
ピアノ三重奏曲第1番変ホ長調 Op.1-1
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調 Op.1-3
ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調 Op.11『街の歌』
ハンネス・ミンナール(ピアノ)、マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ギデオン・デン・ヘルデール(チェロ)
録音日:2017年6月1-4,8,9日/オランダ、ヒルフェルスム


ミンナールが弾いているピアノは、”Chris Maene Straight Strung Concert Grand Piano(クリス・マーネ・ストレート・ストラング・コンサートグランド・ピアノ)”。珍しい90鍵モデルらしく、特徴的なのは、現代のグランド・ピアノのような交差弦ではなく、フォルテピアノやチェンバロのように並行弦になっているところ。クリス・マーネは、歴史的楽器の修復家としても有名だそう。
メーカーのホームページで調べると、バレンボイムがドビュッシー録音に使ったピアノなので、「バレンボイム・メーン・スタインウェイ」と同モデルだと思う。
ミンナールが弾いた時の音色は、すっきりした線のまろやかな澄んだ音色で品が良い。

Chris Maene/THE STRAIGHT STRUNG GRAND PIANO
バレンボイム・メーン・スタインウェイ[ピティナ]
バレンボイムの新しいCDはもちろん、バレンボイムモデルの特別ピアノで[ねもねも舎]


<参考記事>
ベートーヴェン音楽夜話/ピアノ三重奏曲第三番[クラシック音楽夜話ページ]

冬はカリフラワーが美味しい

暖冬の影響で今年はカリフラワーが安い。ブロッコリーよりも花蕾が詰まっていて歯ごたえのあるカリフラワーが好きなので、毎週1個は買っている。
カリフラワーはすぐに黒ずむし、茹でて保存すると嵩張るので、半分くらいは干して小さくしてから冷凍保存。葉っぱの太い茎(軸)もスープや煮込み料理に使えるので、余った分はそのまま干して冷凍。
花蕾についている白くて細い茎の部分は甘いので、そのまま煮込んだり生でサラダに入れても美味しい。太い茎は皮を剥いでから、煮込んだり炒めたりと、カリフラワーは捨てる部分がほとんどない。

カリフラワー:選び方と保存方法、茹で方と主な料理[旬の食材百科]

普通の白いカリフラワーのほかに、オレンジ色や紫色の品種も見かけたので、オレンジ色を買ってみたら、花蕾がスカスカでブロッコリーに近かった。これならグリーン色のロマネスコの方がずっと美味しい。

カリフラワーを買ったら必ず作るのは、紀文の無添加豆乳と米粉を使った豆乳シチュー。大カブラ(または大根)と一緒に煮込むことが多い。初めてハウスの「北海道シチュー」やS&B「チーズィーチキン」を使ってみたら、クリームとチーズ(チーズィーチキン」の方)が思ったより濃くて、わりと美味しい。
豆乳はすぐ傷むので、シチューと豆乳プリンを使った残りをルー状にして冷凍保存しているけど、面倒で嵩張るから、市販のルーは保存するのに便利。

シチューに飽きたら、焼くとコリコリして歯ごたえがあるので、キャベツや玉ねぎ、にんじん、蒸し大豆、ジャガイモとかと一緒にクミンシードでサブジに。
生でも食べられるから、ピクルスやサラダにも使えるし(私はしないけど)、冬はカリフラワーがたくさん食べられて嬉しい。

ゆでる、焼く、生で?旬の時期を迎える「カリフラワー」の食べ方いろいろ満喫レシピ♪[キナリノ]

サブジで使うスパイスは、クミンシードの他に、塩、カレー粉、コリアンダー、胡椒などレシピはいろいろ。私は塩・胡椒・ガラムマサラ。
カリフラワーのサブジ[S&B]
カリフラワーのサブジ[ゼクシィキッチン)]

「布引大根」と「松波キャベツ」


布引大根

冬になると産直市場「よってって」で必ず買うのが「布引大根」。和歌山市布引・名草地区の特産物で、近くのスーパーでは全然見かけない。
布引大根は、まっすぐ一直線に伸びた真っ白な姿がとても美しい。かなり長くて太目なので、1本買うとかなり使い出がある。
肉質はきめが細かくて水分が多く、柔らかいけど歯ごたえはしっかり。味浸みも良いので煮込み料理に向いている。

20171219JAわかやま(布引大根)

皮を抜かずに料理すると荷崩れしにくいとのこと。いつもお味噌汁や煮込み料理に使っているけど、大根サラダも美味しそう。

ピックアップ食材/布引大根[管理栄養士さんのおすすめレシピ「こんな日は、このメニュー/ お餅アレンジレシピ]
紀三井寺の「しまい観音厄除開運大根炊き」で使われているのは布引大根。


松波キャベツ

こちらも産直市場で時々見かける松波キャベツ。
試しに1個買ってみたら、加熱してもしっかり歯ごたえが残ってボリューム感があるし、、甘みもあって、普通のキャベツよりもずっと美味しい。
芯まで柔らかくなるのでお好み焼きに向いているという通り、炒めるだけでも芯が柔らかくて甘い。シンプルにキャベツの醤油炒めだけでも、葉っぱ数枚分くらいすぐに食べられる。それに、焼くとお好み焼き食べているみたいな味がする。
ポトフ、クリームシチュー、スープとかの煮込み料理でも美味しいと思うけど、焼く・炒る・蒸す方がキャベツの美味しさがストレートに味わえると思う。

食材レポート20 松波キャベツ[関西食文化研究会]
お好み焼きの季節がやってきました、泉州の松波キャベツを使った射手矢農園のとろっと泉州キャベツのお好み焼き[長左エ門(ちょうざえもん)日記 ]

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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