2018-04-29(Sun)
発売日当日に届いたレーゼルの新譜『レーゼル・プレイズ・バッハ』。
ルカ教会で録音しただけあって、ピアノの音がとても綺麗。レーゼルの音はもともと濁らずに澄んでいるうえに、ルカ教会の残響が柔らかくす~っと消えて軽やかで、長さも柔らかさもちょうど良い感じ。アコースティック感のあるピアノの音がとても自然で心地よい。
レーゼルのバッハは、インテンポでルバートは多用せず、線のしっかりした力強いタッチで、芯のしっかりしたノンレガートは粒立ちよく軽快。
どの声部も一音一音がクリアで旋律がくっきりと明瞭。縦の線がピシッと揃って、声部もかっちりと絡み合って鮮やかで、構成感と安定感が高いうえに、速めのテンポでスピード感と躍動感でとても爽快。
緩徐系の曲でもテンポはそれほど落とさず、淀みや粘りのないフレージングで、水彩画のような透明感のある淡い叙情感が綺麗。
ここ数年の間に聴いたバッハ録音のなかでは、コロリオフの《フランス組曲》、アンデルシェフスキの《イギリス組曲》、フィオレンティーノのバッハ作品集と並んで素晴らしいアルバム。レーゼルが弾くバッハならもっといろいろ聴きたくなってくる。
長調と短調がほぼ交互に配置されているので、聴いていると、気分的に緊張(暗)と弛緩(明)がコロコロ変わって、このアルバムを最初から順番に通しで聴いたら、感情面ではちょっとしたドラマみたいな展開になっていた。
パルティータ第2番の淡い哀感やノンレガートなフーガの躍動感から一転して、優美でレガートな旋律が流れる平均律第1番のプリュードと明るくて可愛らしいフーガに和んで、さらにイタリア協奏曲の弾むようなスピード感が楽しかったのに、平均律第20番の不安感と厳しさで息詰まるような圧迫感を感じた後は、パルティータ第4番で煌くような明るさと伸びやかさに心が開放される。
《パルティータ第2番》は、今まで聴いてきた演奏と比べると、情感薄めで好みと違うかも...と思ったけど、何度か聴くと耳が慣れたせいか、段々好きになってきた。
歯切れ良いノンレガートでも音が柔らかく、残響はやや薄めで短く、強弱の振幅もそれほど大きくなく、フレージングもわりと淡々としているので、悲愴感は強くなく、水彩画のような淡い叙情感とサバサバした明るさもあって、端正で理知的な感じがする。
特に好きなのは、速いテンポで声部が立体的に絡み合う「クーラント」と、軽やかなノンレガートでリズミカルな「ロンド」と「カプリッチョ」。
ほぼインテンポで楽章ごとのテンポはあまり落差がなく、遅いテンポで弾く人が多いサラバンドでも結構速いし、わりと淡々とした歌い回し。レーゼルらしく、スローテンポや情緒的な弱音表現に耽ることがない。
一音一音がクリアで輪郭もくっきり。歯切れ良いノンレガートで芯がしっかりして弾力と丸みもあるので、クリスピーさは全然ない。
声部もそれぞれ明瞭に分離されて、縦の線がきっちり揃い、かちっとした構築感と安定感もあるわりに、粘りのない軽快なタッチとリズム感で躍動感もあって、とても気持ち良い。
《平均律曲集第1集》第1番の有名な「プレリュード」は、単調なリズムと旋律が(私には)眠たくなってくる曲だけど、レーゼルのフレージングだと、第2拍と第4拍からそれぞれ始まる4つの8分音符のうち、最初と最後がくっきりと浮かび上がって、付点のリズムに聴こえる。オスティナートの通奏低音みたいに耳についてしまって、2声しかないのに、3声に聴こえてくるところが面白い。
めったに聴かない《イタリア協奏曲》でも、両端楽章のスピード感と躍動感がとても楽しい。
弦を爪弾くようなアタック感があるせいか、他の曲に比べて、ピアノというより少しチェンバロ風に聴こえる。歯切れ良いノンレガートでもフレージングが滑らかなのでクリスピーな感じはせず、速いテンポで弾力のあるリズミカルなタッチがとても躍動的。特に第3楽章(presto)はスピード感抜群で弾けるように軽快でとても楽しい。
速いテンポで一気に弾き込んでいく推進力と揺るがない構築感を感じるところが、私の好きなコロリオフの演奏とよく似ている。
《平均律曲集第2集》第20番の演奏は、ちょっと個性的な解釈かも。
演奏のパターンで多いのは、プレリュードとフーガのテンポと音量の落差を付けて、コントラストを強調する弾き方。なので、プレリュードの演奏は、テンポはやや遅めで、弱音でやや密やかに弾くことになる。(アシュケナージは速いけど)
私が持っているコロリオフの録音では、テンポがかなり遅くて弱音で静かに瞑想するようなフレージング。(これはコロリオフのらしい弾き方)。
レーゼルの演奏は、プレリュードのテンポがかなり速く、タッチも弱音ではなくメゾフォルテくらいに強い。フレージングもわりと淡々として、フーガのトーンに近い感じがする。そのせいか、声部や絡みや半音階の和声変化が良くわかり、半音階独特の不安定感や不安感がかなり強く差し迫ってくるような感じがする。
続くフーガは、さらに力強いタッチで、不安感に追い立てられるような焦燥感が切迫して、峻厳さがある。他のピアニストの演奏よりもさらに力強く峻厳な雰囲気。
《パルティータ第4番》はライブ映像で聴いていたので、どういう演奏になるか予想はついていたけれど、やはり音質のよいルカ教会でのデジタル録音で聴くとさらに素晴らしい。
明るく伸びやかな音と厚みのある響きにすっと消えるような柔らかい残響が軽やかで、ソノリティの美しさは格別。第2番よりもペダルをずっと多く使っている(と思う)せいか、響きも多彩で美しさが一層増している。
力強く伸びやかな音が陽光のように明るく輝いて堂々として、広がりのある爽やかな開放感に調和と安定感も加わって、聴いていると安心感に満たされるような心地良さ。
元々あまり聴かなかった第4番が、レーゼルの↓のライブ演奏を聴いてすっかり気に入ってしまい、とりわけ好きなのは、力強タッチで明るく温もりのある調和と安定感のある「序曲」。それに軽快な「クーラント」と「ジーグ」と、さりげなく優しい「アルマンド」もと「サラバンド」も好きだし。
もともと第2番の方が好きなのに、レーゼルの場合は、第2番よりも第4番の方が色彩感も表情も情感も豊に聴こえるので、第4番の方が好きになってしまう。
↓のライブ映像は、2016年7月、ドレスデンにあるSchloss Reichstädtでの演奏会。
Peter Rösel, Klavierrecital auf Schloss Reichstädt
※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます
ルカ教会で録音しただけあって、ピアノの音がとても綺麗。レーゼルの音はもともと濁らずに澄んでいるうえに、ルカ教会の残響が柔らかくす~っと消えて軽やかで、長さも柔らかさもちょうど良い感じ。アコースティック感のあるピアノの音がとても自然で心地よい。
レーゼルのバッハは、インテンポでルバートは多用せず、線のしっかりした力強いタッチで、芯のしっかりしたノンレガートは粒立ちよく軽快。
どの声部も一音一音がクリアで旋律がくっきりと明瞭。縦の線がピシッと揃って、声部もかっちりと絡み合って鮮やかで、構成感と安定感が高いうえに、速めのテンポでスピード感と躍動感でとても爽快。
緩徐系の曲でもテンポはそれほど落とさず、淀みや粘りのないフレージングで、水彩画のような透明感のある淡い叙情感が綺麗。
ここ数年の間に聴いたバッハ録音のなかでは、コロリオフの《フランス組曲》、アンデルシェフスキの《イギリス組曲》、フィオレンティーノのバッハ作品集と並んで素晴らしいアルバム。レーゼルが弾くバッハならもっといろいろ聴きたくなってくる。
![]() | レーゼル・プレイズ・バッハ 2018/04/25 ペーター・レーゼル 試聴ファイル |
長調と短調がほぼ交互に配置されているので、聴いていると、気分的に緊張(暗)と弛緩(明)がコロコロ変わって、このアルバムを最初から順番に通しで聴いたら、感情面ではちょっとしたドラマみたいな展開になっていた。
パルティータ第2番の淡い哀感やノンレガートなフーガの躍動感から一転して、優美でレガートな旋律が流れる平均律第1番のプリュードと明るくて可愛らしいフーガに和んで、さらにイタリア協奏曲の弾むようなスピード感が楽しかったのに、平均律第20番の不安感と厳しさで息詰まるような圧迫感を感じた後は、パルティータ第4番で煌くような明るさと伸びやかさに心が開放される。
《パルティータ第2番》は、今まで聴いてきた演奏と比べると、情感薄めで好みと違うかも...と思ったけど、何度か聴くと耳が慣れたせいか、段々好きになってきた。
歯切れ良いノンレガートでも音が柔らかく、残響はやや薄めで短く、強弱の振幅もそれほど大きくなく、フレージングもわりと淡々としているので、悲愴感は強くなく、水彩画のような淡い叙情感とサバサバした明るさもあって、端正で理知的な感じがする。
特に好きなのは、速いテンポで声部が立体的に絡み合う「クーラント」と、軽やかなノンレガートでリズミカルな「ロンド」と「カプリッチョ」。
ほぼインテンポで楽章ごとのテンポはあまり落差がなく、遅いテンポで弾く人が多いサラバンドでも結構速いし、わりと淡々とした歌い回し。レーゼルらしく、スローテンポや情緒的な弱音表現に耽ることがない。
一音一音がクリアで輪郭もくっきり。歯切れ良いノンレガートで芯がしっかりして弾力と丸みもあるので、クリスピーさは全然ない。
声部もそれぞれ明瞭に分離されて、縦の線がきっちり揃い、かちっとした構築感と安定感もあるわりに、粘りのない軽快なタッチとリズム感で躍動感もあって、とても気持ち良い。
《平均律曲集第1集》第1番の有名な「プレリュード」は、単調なリズムと旋律が(私には)眠たくなってくる曲だけど、レーゼルのフレージングだと、第2拍と第4拍からそれぞれ始まる4つの8分音符のうち、最初と最後がくっきりと浮かび上がって、付点のリズムに聴こえる。オスティナートの通奏低音みたいに耳についてしまって、2声しかないのに、3声に聴こえてくるところが面白い。
めったに聴かない《イタリア協奏曲》でも、両端楽章のスピード感と躍動感がとても楽しい。
弦を爪弾くようなアタック感があるせいか、他の曲に比べて、ピアノというより少しチェンバロ風に聴こえる。歯切れ良いノンレガートでもフレージングが滑らかなのでクリスピーな感じはせず、速いテンポで弾力のあるリズミカルなタッチがとても躍動的。特に第3楽章(presto)はスピード感抜群で弾けるように軽快でとても楽しい。
速いテンポで一気に弾き込んでいく推進力と揺るがない構築感を感じるところが、私の好きなコロリオフの演奏とよく似ている。
《平均律曲集第2集》第20番の演奏は、ちょっと個性的な解釈かも。
演奏のパターンで多いのは、プレリュードとフーガのテンポと音量の落差を付けて、コントラストを強調する弾き方。なので、プレリュードの演奏は、テンポはやや遅めで、弱音でやや密やかに弾くことになる。(アシュケナージは速いけど)
私が持っているコロリオフの録音では、テンポがかなり遅くて弱音で静かに瞑想するようなフレージング。(これはコロリオフのらしい弾き方)。
レーゼルの演奏は、プレリュードのテンポがかなり速く、タッチも弱音ではなくメゾフォルテくらいに強い。フレージングもわりと淡々として、フーガのトーンに近い感じがする。そのせいか、声部や絡みや半音階の和声変化が良くわかり、半音階独特の不安定感や不安感がかなり強く差し迫ってくるような感じがする。
続くフーガは、さらに力強いタッチで、不安感に追い立てられるような焦燥感が切迫して、峻厳さがある。他のピアニストの演奏よりもさらに力強く峻厳な雰囲気。
《パルティータ第4番》はライブ映像で聴いていたので、どういう演奏になるか予想はついていたけれど、やはり音質のよいルカ教会でのデジタル録音で聴くとさらに素晴らしい。
明るく伸びやかな音と厚みのある響きにすっと消えるような柔らかい残響が軽やかで、ソノリティの美しさは格別。第2番よりもペダルをずっと多く使っている(と思う)せいか、響きも多彩で美しさが一層増している。
力強く伸びやかな音が陽光のように明るく輝いて堂々として、広がりのある爽やかな開放感に調和と安定感も加わって、聴いていると安心感に満たされるような心地良さ。
元々あまり聴かなかった第4番が、レーゼルの↓のライブ演奏を聴いてすっかり気に入ってしまい、とりわけ好きなのは、力強タッチで明るく温もりのある調和と安定感のある「序曲」。それに軽快な「クーラント」と「ジーグ」と、さりげなく優しい「アルマンド」もと「サラバンド」も好きだし。
もともと第2番の方が好きなのに、レーゼルの場合は、第2番よりも第4番の方が色彩感も表情も情感も豊に聴こえるので、第4番の方が好きになってしまう。
↓のライブ映像は、2016年7月、ドレスデンにあるSchloss Reichstädtでの演奏会。
Peter Rösel, Klavierrecital auf Schloss Reichstädt
※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます
2018-04-25(Wed)
5月発売予定(Towerrecordは4/28)のポール・ルイスの新譜は、予想外の『ハイドン/ピアノ・ソナタ集』。
シューベルトとベートーヴェンに集中した後は、ルイスが昔から好きだったというハイドンに。(そういえば、お師匠さんのブレンデルもハイドンのソナタを録音していた。)
演奏会ではハイドンとベートーヴェン・ブラームスをベートーヴェンを組み込んだ「HBBプロジェクト」、録音ではハイドンのピアノ・ソナタ集を2枚リリース予定。
最初のハイドン録音は、長調3曲と短調1曲。響きも豊かで伸びやかな開放感もあって、ルイスらしい凝りすぎることのないアーティキュレーションと過剰にならない繊細さで、シューベルトと同じく語り口がとても自然。
選曲も好きな曲ばかりだし、今まで聴いたハイドンのソナタ録音の中では一番好きな弾き方なので、早速予約してしまった。
今年の春はレーゼル、ハフ、ルイスと聴きたいCDが次々とリリースされるので、CD買うのが楽しみ。
<収録曲>
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:49 変ホ長調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:50 ハ長調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:32 ロ短調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:40 ト長調
ブリュッセルのFlageyのリサイタルで弾いていたライブ映像。演奏が終わったら、ザワザワと笑い声が聞えてきたけど、日本のリサイタルでも同じだったらしい。ルイス自身もこの曲を弾くのは「(聴衆を)笑わせたいから」だそう。
お師匠さんのブレンデルや他のピアニストよりも、ずっと面白さが強調された弾き方。(ブラウティハムもかなり速くて面白いけど)。
ちょっと忙しなさそうに弾むようなタッチや、フレーズ末尾をスパっと切るようなところとか、0:49あたりの右手・左手の3音(特に最後のバス)もユーモラス。
paul lewis | sonata no. 40 in G major, hob, XVI :40 (1784) presto
同じくFlageyのライブで弾いたブラームスのOp.118-2。(2017年11月の来日公演でも弾いていた)
ブラームスといえどもルバートは緩くて、ルイスらしいさらっとした情感と繊細さが重たくもしつこくもない。陰翳は薄いけれど、木漏れ日の中から陽光が差し込むような明るさと温かさにほのぼの~。
凝りすぎることのないアーティキュレーションとさりげない歌い回しがとても自然で、そっと優しく触れてくるようなブラームス。
カッチェンとレーゼル以外のブラームスのなかでは、コジュヒンと同じくらいにとても素敵。ルイスのピアノなら、他の小品集も聴きたくなってくる。
paul lewis | Brahms, Sechs Klavierstücke, op. 118 (1893) intermezzo
paul lewis | haydn and brahms | introspection
バッハもブラームスと同じように、温かくて柔らかくて優しい。ノンレガートでもペダルを浅く細かく入れているようなので、軽快なのに柔らかい響きが心地よい。ほとんどのフレーズのなかにつけている小山のような起伏がなだらかで滑らかなので、さほどアーティキュレーションに凝っていなくても、表情がとても豊かで歌い回しがとても自然に聴こえる。
Bach - Partita No. 1 in B-flat major, BWV 825 - Paul Lewis piano
久しぶりにルイスのピアノをいろいろ聴いたら、以前にも増して好きになってしまった。ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いていると、ルイスのピアノが好きな理由の一つが、ペダルを使い方の上手さと多彩なソノリティの美しさに惹かれるからだとよくわかった。
<インタビュー>
ポール・ルイス インタヴュー―ハイドン、ベートーヴェン、ブラームスの作品を組み合わせる〈HBB PROJECT〉とは[mikiki.]
ポール・ルイス[王子ホールマガジン Vol.57]
ポール・ルイス(2017年11月27日)[伊熊よし子のブログ]
<コンサート関連情報>
ポール・ルイス/ハイドン・ベートーヴェン・ブラームス プロジェクト 2017/2018/2019[HBB project オフィシャル・サイト]
ポール・ルイス(2017年11月29日)[伊熊よし子のブログ]
※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます
シューベルトとベートーヴェンに集中した後は、ルイスが昔から好きだったというハイドンに。(そういえば、お師匠さんのブレンデルもハイドンのソナタを録音していた。)
演奏会ではハイドンとベートーヴェン・ブラームスをベートーヴェンを組み込んだ「HBBプロジェクト」、録音ではハイドンのピアノ・ソナタ集を2枚リリース予定。
最初のハイドン録音は、長調3曲と短調1曲。響きも豊かで伸びやかな開放感もあって、ルイスらしい凝りすぎることのないアーティキュレーションと過剰にならない繊細さで、シューベルトと同じく語り口がとても自然。
選曲も好きな曲ばかりだし、今まで聴いたハイドンのソナタ録音の中では一番好きな弾き方なので、早速予約してしまった。
今年の春はレーゼル、ハフ、ルイスと聴きたいCDが次々とリリースされるので、CD買うのが楽しみ。
![]() | Haydn: Piano Sonatas 32, 40, 49, 50 (2018/5/4発売予定) Paul Lewis 試聴ファイル |
<収録曲>
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:49 変ホ長調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:50 ハ長調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:32 ロ短調
ピアノ・ソナタ Hob.XVI:40 ト長調
ブリュッセルのFlageyのリサイタルで弾いていたライブ映像。演奏が終わったら、ザワザワと笑い声が聞えてきたけど、日本のリサイタルでも同じだったらしい。ルイス自身もこの曲を弾くのは「(聴衆を)笑わせたいから」だそう。
お師匠さんのブレンデルや他のピアニストよりも、ずっと面白さが強調された弾き方。(ブラウティハムもかなり速くて面白いけど)。
ちょっと忙しなさそうに弾むようなタッチや、フレーズ末尾をスパっと切るようなところとか、0:49あたりの右手・左手の3音(特に最後のバス)もユーモラス。
paul lewis | sonata no. 40 in G major, hob, XVI :40 (1784) presto
同じくFlageyのライブで弾いたブラームスのOp.118-2。(2017年11月の来日公演でも弾いていた)
ブラームスといえどもルバートは緩くて、ルイスらしいさらっとした情感と繊細さが重たくもしつこくもない。陰翳は薄いけれど、木漏れ日の中から陽光が差し込むような明るさと温かさにほのぼの~。
凝りすぎることのないアーティキュレーションとさりげない歌い回しがとても自然で、そっと優しく触れてくるようなブラームス。
カッチェンとレーゼル以外のブラームスのなかでは、コジュヒンと同じくらいにとても素敵。ルイスのピアノなら、他の小品集も聴きたくなってくる。
paul lewis | Brahms, Sechs Klavierstücke, op. 118 (1893) intermezzo
paul lewis | haydn and brahms | introspection
バッハもブラームスと同じように、温かくて柔らかくて優しい。ノンレガートでもペダルを浅く細かく入れているようなので、軽快なのに柔らかい響きが心地よい。ほとんどのフレーズのなかにつけている小山のような起伏がなだらかで滑らかなので、さほどアーティキュレーションに凝っていなくても、表情がとても豊かで歌い回しがとても自然に聴こえる。
Bach - Partita No. 1 in B-flat major, BWV 825 - Paul Lewis piano
久しぶりにルイスのピアノをいろいろ聴いたら、以前にも増して好きになってしまった。ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴いていると、ルイスのピアノが好きな理由の一つが、ペダルを使い方の上手さと多彩なソノリティの美しさに惹かれるからだとよくわかった。
<インタビュー>
ポール・ルイス インタヴュー―ハイドン、ベートーヴェン、ブラームスの作品を組み合わせる〈HBB PROJECT〉とは[mikiki.]
ポール・ルイス[王子ホールマガジン Vol.57]
ポール・ルイス(2017年11月27日)[伊熊よし子のブログ]<コンサート関連情報>
ポール・ルイス/ハイドン・ベートーヴェン・ブラームス プロジェクト 2017/2018/2019[HBB project オフィシャル・サイト]
ポール・ルイス(2017年11月29日)[伊熊よし子のブログ]※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます
2018-04-21(Sat)
新譜情報で興味を弾かれたのが、広瀬悦子のリャプノフ《12の超絶技巧練習曲》。
リャプノフの名前も知らなかったので、この曲は聴いたことがない。
師事したバラキレフと同じく、ピアニストとしても技巧優れた人だったので、作品にはピアノ曲が多く、最も評価が高いのは、この《12の超絶技巧練習曲》らしい。
NMLを探すと、全曲録音はマルテンポ(Piano Classics)、ケントナー(Turnabout)、シチェルバコフ(Marco Polo)の3種類しかなかったので、私の好きなシチェルバコフで聴いてみた。
シチェルバコフが弾いているせいかもしれないけど、ロシア音楽風のネットリ濃密な叙情感は感じられず、透明感がある音色で織り込まれた緻密な音のタペストリーみたいで、どの曲もカラフルな色彩感がとても綺麗。「子守歌」は澄んだ清流のような冷んやりとした透明感が清々しい。
技巧的な華やかさは、リストとラフマニノフを足して2で割った?みたいな印象。音の密度が高い細かいパッセージと華麗な和声の響きで華やか。どの曲もメロディアスな旋律と軽快なリズム感に色彩感豊かな音色と多彩なソノリティで聴いていて楽しい。
曲によって連想する作曲家が、ラフマニノフやストラヴィンスキー、ショパンにリストとかいろいろ違っている。初めて聴く曲ばかりなのに、すぐに馴染んでしまったのはそのせいかも。
「幽霊のロンド(踊り)」はラフマニノフ、「鐘」は最初はラフマニノフで次にストラヴィンスキー。
「夏の夜」はショパンのノクターン風?でエチュード(Op.10-11)に似た旋律も出てくる。
「エオリアン・ハープ」はリストの《巡礼の年で》、「妖精の踊り」は同じくリストの「小人の踊り」。「エレジー フランツ・リストを偲んで」も、リストの「ハンガリー狂詩曲」や「スペイン狂詩曲」を連想する。
「レズギンカ(バラキレフのスタイルで)」は曲名通り(オリエンタリズムが少し薄い)バラキレフの《イスラメイ》風。
Sergéi Lyapunov, 12 Études d'exécution transcendante, Op.11(Turnabout)
1.子守歌 / Berceuse
2.幽霊のロンド(踊り) / Ronde des Fantômes
3.鐘 / Carillon
4.テレク / Térek
5.夏の夜 / Nuit d'Eté
6.嵐 / Tempête
7.牧歌 / Idylle
8.叙事詩 / Chant épique
9.エオリアン・ハープ / Harpes éoliennes
10.レズギンカ(バラキレフのスタイルで) / Lesginka (Style Balakirew)
11.妖精の踊り / Ronde des Sylphes
12.エレジー フランツ・リストを偲んで / Elégie en mémoire de
リャプノフの名前も知らなかったので、この曲は聴いたことがない。
師事したバラキレフと同じく、ピアニストとしても技巧優れた人だったので、作品にはピアノ曲が多く、最も評価が高いのは、この《12の超絶技巧練習曲》らしい。
NMLを探すと、全曲録音はマルテンポ(Piano Classics)、ケントナー(Turnabout)、シチェルバコフ(Marco Polo)の3種類しかなかったので、私の好きなシチェルバコフで聴いてみた。
シチェルバコフが弾いているせいかもしれないけど、ロシア音楽風のネットリ濃密な叙情感は感じられず、透明感がある音色で織り込まれた緻密な音のタペストリーみたいで、どの曲もカラフルな色彩感がとても綺麗。「子守歌」は澄んだ清流のような冷んやりとした透明感が清々しい。
技巧的な華やかさは、リストとラフマニノフを足して2で割った?みたいな印象。音の密度が高い細かいパッセージと華麗な和声の響きで華やか。どの曲もメロディアスな旋律と軽快なリズム感に色彩感豊かな音色と多彩なソノリティで聴いていて楽しい。
曲によって連想する作曲家が、ラフマニノフやストラヴィンスキー、ショパンにリストとかいろいろ違っている。初めて聴く曲ばかりなのに、すぐに馴染んでしまったのはそのせいかも。
「幽霊のロンド(踊り)」はラフマニノフ、「鐘」は最初はラフマニノフで次にストラヴィンスキー。
「夏の夜」はショパンのノクターン風?でエチュード(Op.10-11)に似た旋律も出てくる。
「エオリアン・ハープ」はリストの《巡礼の年で》、「妖精の踊り」は同じくリストの「小人の踊り」。「エレジー フランツ・リストを偲んで」も、リストの「ハンガリー狂詩曲」や「スペイン狂詩曲」を連想する。
「レズギンカ(バラキレフのスタイルで)」は曲名通り(オリエンタリズムが少し薄い)バラキレフの《イスラメイ》風。
Sergéi Lyapunov, 12 Études d'exécution transcendante, Op.11(Turnabout)
1.子守歌 / Berceuse
2.幽霊のロンド(踊り) / Ronde des Fantômes
3.鐘 / Carillon
4.テレク / Térek
5.夏の夜 / Nuit d'Eté
6.嵐 / Tempête
7.牧歌 / Idylle
8.叙事詩 / Chant épique
9.エオリアン・ハープ / Harpes éoliennes
10.レズギンカ(バラキレフのスタイルで) / Lesginka (Style Balakirew)
11.妖精の踊り / Ronde des Sylphes
12.エレジー フランツ・リストを偲んで / Elégie en mémoire de
2018-04-16(Mon)
<香り米(ジャスミンライス)>
冬になってから、パン食はほぼ止めたので粉を買わなくったせいか、今はお米に凝っている。
昔からお米は銘柄をいろいろ変えて食べてきたけど、「つや姫」を食べてお米の美味しさに開眼?したのかも。
先日初めて買ったのは、タイの「香り米」。「ジャスミンライス」ともいわれるのは、ジャスミンの花のような香りがするわけではなく、ジャスミンの白い花のように稲穂が白いことが由来らしい。
カルディの店頭で450gパックが税込398円と、高関税のおかげで日本のお米よりもはるかに高い。
香り米を買ったのは、タイカレーと一緒に食べたいから。いつもは、粘り気のある白ご飯ではなく、玄米・押麦・うるち米を混ぜたご飯(または自家製ナン)でタイカレーを食べている。
ずっと昔、お米が超不作で政府がタイ米を緊急輸入したことがある。うるち米とは全く食感や味が違うので日本の消費者にはすこぶる不評だった。この時輸入したのは、タイ米のなかでも最高級の香り米ではなく、普通のタイ米だったらしい。(私はタイ米を食べた記憶がないけど)
もともとジャポニカ種のうるち米と、インディカ種の香り米は、見た目も味も食感も全く違う品種なので、うるち米と同じ感覚で食べられるはずがない。
コシヒカリみたいな粘り気が強いお米はもともと好きではないので、香り米は美味しく食べられるけど、やはり一番美味しいのはタイカレーとチャーハンにして食べたとき。
タイでは、1kg400円くらいで販売されている香り米が、日本に輸入されると1000円くらいになり、魚沼産コシヒカリと同じくらい高い。(5kgだと3000円前後と割安になる)。
↓の記事によると、ベトナムで作られている香り米は、安くて味も香りも良いので、輸出量が増えているらしい。
タイの高級香り米「ジャスミン米」も安閑としていられなくなった[チェンマイUpdate]
毎年開催されている”World Rice Conference”では、 “World’s Best Rice”コンテストを実施。
近年優勝しているのは、2009年~ 2012年、 2016年と2017年がタイの香り米(2位カンボジア、3位ベトナム)、2012年~2014年はカンボジアの香り米、2015年はカリフォルニアのCalo rice(カルローズのこと?)。
カルローズは中粒種で、タイ米とうるち米の中間くらいの形と食感。5kg2000円くらい。2kgパックがあれば買ってみたいんだけど。
Thai jasmine rice named the world’s best rice[Thai PBS]
カリフォルニア米がカンボジアの香り米からトップを奪取[AGRI IN ASIA]
日本でも作られているという香り米は、店頭で見かけたことがない。
香り米[お米ガイド]
香ばしく、ポップコーンの香りがするお米。「高知の香り米」って知ってる?[ まるごと高知うまいもんだより]
<香り米レシピ>
香り米のおいしい炊き方[木徳神糧]
肌ぬかと米表面に最も香りがあるので、研ぐ必要なし。1回水ですすぐだけで良い。
タイでは、新米より古米のほうが味がよいとされているので、新米より古米を食べるという。
レシピでは、フライパン、炊飯器とも、お米1カップ、水も1カップ。
450g入りなので3合分。
試しにルクルーゼでお米0.5カップ、水0.5カップで弱火10分間炊くと、水が少なかったようで、ちょっと硬かった。水を20cc加えてから、弱火で2分間でさらに炊いたら、ちょうど良い感じ。お焦げも出来なくてよかった。(お焦げは固くて嫌いなので)
10分ほど蒸らしてから蓋をとると、香り米という名の通り、甘くて何とも言えない良い香りがふわ~っと立ち上がってくる。
タイ米の湯取り[VTWIN BIKERS]
香り米は、炊くのではなく、茹でた方が美味しいらしい。「湯取り法」といって、世界的にはこれが標準的な調理法で、日本でも昔はこの方法でお米を食べていた。
水加減しなくていいし、茹で具合を見ながら好きな固さに調節できるのが良いところ。逆に、茹で時間を測って、お湯を捨てなければならないのは、ちょっと面倒。(ガスコンロにタイマーがついているので、茹で過ぎる心配しなくていいけど)
グリーンカレーペーストで作った自家製タイカレーと一緒に食べると、うるち米と違って、スープ状のタイカレーに混ざってお茶漬けみたいにサラサラした食感。これならいくらでも食べれそう。
もともと粘りのあるご飯よりは、さらっとしたご飯の方が好きなので、タイカレーは香り米(とナン)で食べた方がずっと美味しい。
残ったご飯で作ったのは、サテトムを混ぜたチャーハン。醤油入りと、トマトソース&ナンプラー入りの2種類。
どちらも美味しかったけど、トマトソース&ナムプラーにサテトムを加えたチャーハンは、まるでナシゴレン。サラサラした香り米にぴったり。これは何度でも作りたいくらいの美味しさ。
タイ香り米レシピ[木徳神糧]
いつもの料理も美味しさアップ、レシピの幅も広がる「香り米」とは?おすすめレシピ3選[FELICE]
バスマティライス】で本格インド料理!「炊き方」や「ダイエット効果」を徹底解説![Tabiette]
インドと日本はこんなに違う! 新米が好きな日本人、古米が大好きなインド人[ティラキタ駱駝通信]
タイと同じくインドでも、新米より古米が好まれるという。インドのお米は、インディカ米のバスマティライス。熟成させた方が香りがより良くなり水分もさらに減るので、新米より古米の方が値段も高くなる。
<腸に良いのはアミロースの多いお米>
ご飯は健康に悪いとか言う説もあるけれど、↓の記事によると、腸内環境に良いのは、腸内細菌のエサになる難消化性デンプンを含むお米、豆、じゃがいもなどの炭水化物。
ご飯中に含まれている難消化性デンプンは、アミロースが多いパサパサしたお米ほど多い。ということは、パサパサしたアミロースの多いタイ米は腸に良いということになる。(さらにたんぱく質も多ければなお良い)
腸にいい食べ物①お米[ライラック乳酸菌のアテリオ・バイオ、以下同]
腸内細菌の立場で考える食物繊維その7(デンプン、お米②)
炭水化物抜きダイエットが自殺行為な理由
グゥーの考えるおむすびに最適なお米とは?[グゥー]
↑の日本の【代表的な銘柄のアミロース値】をみると、日本で人気のあるコシヒカリは、アミロースが少なくアミロペクチンが多いので糊っぽくてもっちり。もち米はアミロースがゼロ。
リストのなかで私が食べたことがあるお米では、「つがるロマン」は粘り気が多くてベチャ(好みと違ったのでリピートせず)、「つや姫」は適度にもっちり(今食べているお米。とっても美味しい)、「ハナエチゼン(華越前)」はベタつかずサラっとしてちょっと硬め(硬いお米も好きなので、何度か買った)。
血糖値の上昇を抑制する効果のある「高アミロース米 とおせんぼ」は、アミロースが33.1%とコシヒカリの倍近い。
一般的なうるち米のなかで一番アミロースが多い「ササニシキ」を食べたいのだけど、お店で見かけたことがない。amazonか楽天で買うか、アミロースが多い「ヒノヒカリ」かたまにお店で見かける「はえぬき」を買うか、どちらか。
中粒種の「カルローズ」は、タイ米とうるち米の中間くらいのアミロース含有量だと思う。
カルディの店頭に残っていたのは、450g入り300円で輸入日が昨年の7月。古米の方がパサパサしているので、これを買っても良いかも。
アミロースの少ないお米でも、チャーハンにするか、浸水時間と水を減らして固めに炊けば、デンプンがちゃんと大腸まで消化されずに届いて、腸内細菌のエサになるという。これからは固めに炊いたり、チャーハンにして食べよう。
腸にいい食べ物⑥お米の炊き方[ライラック乳酸菌のアテリオ・バイオ]
<参考情報>
インディカ米 とジャポニカ米の調理特性の比較(綾部園子、日本調理科学会誌Vol.41,No.5,283~288(2008)〔総 説〕)
冬になってから、パン食はほぼ止めたので粉を買わなくったせいか、今はお米に凝っている。
昔からお米は銘柄をいろいろ変えて食べてきたけど、「つや姫」を食べてお米の美味しさに開眼?したのかも。
先日初めて買ったのは、タイの「香り米」。「ジャスミンライス」ともいわれるのは、ジャスミンの花のような香りがするわけではなく、ジャスミンの白い花のように稲穂が白いことが由来らしい。
カルディの店頭で450gパックが税込398円と、高関税のおかげで日本のお米よりもはるかに高い。
香り米を買ったのは、タイカレーと一緒に食べたいから。いつもは、粘り気のある白ご飯ではなく、玄米・押麦・うるち米を混ぜたご飯(または自家製ナン)でタイカレーを食べている。
ずっと昔、お米が超不作で政府がタイ米を緊急輸入したことがある。うるち米とは全く食感や味が違うので日本の消費者にはすこぶる不評だった。この時輸入したのは、タイ米のなかでも最高級の香り米ではなく、普通のタイ米だったらしい。(私はタイ米を食べた記憶がないけど)
もともとジャポニカ種のうるち米と、インディカ種の香り米は、見た目も味も食感も全く違う品種なので、うるち米と同じ感覚で食べられるはずがない。
コシヒカリみたいな粘り気が強いお米はもともと好きではないので、香り米は美味しく食べられるけど、やはり一番美味しいのはタイカレーとチャーハンにして食べたとき。
![]() | 木徳神糧 ゴールデンフェニックス タイ香り米 (ジャスミンライス) 450g 木徳神糧 |
タイでは、1kg400円くらいで販売されている香り米が、日本に輸入されると1000円くらいになり、魚沼産コシヒカリと同じくらい高い。(5kgだと3000円前後と割安になる)。
↓の記事によると、ベトナムで作られている香り米は、安くて味も香りも良いので、輸出量が増えているらしい。
タイの高級香り米「ジャスミン米」も安閑としていられなくなった[チェンマイUpdate]毎年開催されている”World Rice Conference”では、 “World’s Best Rice”コンテストを実施。
近年優勝しているのは、2009年~ 2012年、 2016年と2017年がタイの香り米(2位カンボジア、3位ベトナム)、2012年~2014年はカンボジアの香り米、2015年はカリフォルニアのCalo rice(カルローズのこと?)。
カルローズは中粒種で、タイ米とうるち米の中間くらいの形と食感。5kg2000円くらい。2kgパックがあれば買ってみたいんだけど。
Thai jasmine rice named the world’s best rice[Thai PBS]
カリフォルニア米がカンボジアの香り米からトップを奪取[AGRI IN ASIA]日本でも作られているという香り米は、店頭で見かけたことがない。
香り米[お米ガイド]
香ばしく、ポップコーンの香りがするお米。「高知の香り米」って知ってる?[ まるごと高知うまいもんだより]<香り米レシピ>
香り米のおいしい炊き方[木徳神糧]肌ぬかと米表面に最も香りがあるので、研ぐ必要なし。1回水ですすぐだけで良い。
タイでは、新米より古米のほうが味がよいとされているので、新米より古米を食べるという。
レシピでは、フライパン、炊飯器とも、お米1カップ、水も1カップ。
450g入りなので3合分。
試しにルクルーゼでお米0.5カップ、水0.5カップで弱火10分間炊くと、水が少なかったようで、ちょっと硬かった。水を20cc加えてから、弱火で2分間でさらに炊いたら、ちょうど良い感じ。お焦げも出来なくてよかった。(お焦げは固くて嫌いなので)
10分ほど蒸らしてから蓋をとると、香り米という名の通り、甘くて何とも言えない良い香りがふわ~っと立ち上がってくる。
タイ米の湯取り[VTWIN BIKERS]香り米は、炊くのではなく、茹でた方が美味しいらしい。「湯取り法」といって、世界的にはこれが標準的な調理法で、日本でも昔はこの方法でお米を食べていた。
水加減しなくていいし、茹で具合を見ながら好きな固さに調節できるのが良いところ。逆に、茹で時間を測って、お湯を捨てなければならないのは、ちょっと面倒。(ガスコンロにタイマーがついているので、茹で過ぎる心配しなくていいけど)
グリーンカレーペーストで作った自家製タイカレーと一緒に食べると、うるち米と違って、スープ状のタイカレーに混ざってお茶漬けみたいにサラサラした食感。これならいくらでも食べれそう。
もともと粘りのあるご飯よりは、さらっとしたご飯の方が好きなので、タイカレーは香り米(とナン)で食べた方がずっと美味しい。
残ったご飯で作ったのは、サテトムを混ぜたチャーハン。醤油入りと、トマトソース&ナンプラー入りの2種類。
どちらも美味しかったけど、トマトソース&ナムプラーにサテトムを加えたチャーハンは、まるでナシゴレン。サラサラした香り米にぴったり。これは何度でも作りたいくらいの美味しさ。
タイ香り米レシピ[木徳神糧]
いつもの料理も美味しさアップ、レシピの幅も広がる「香り米」とは?おすすめレシピ3選[FELICE]
バスマティライス】で本格インド料理!「炊き方」や「ダイエット効果」を徹底解説![Tabiette]
インドと日本はこんなに違う! 新米が好きな日本人、古米が大好きなインド人[ティラキタ駱駝通信]タイと同じくインドでも、新米より古米が好まれるという。インドのお米は、インディカ米のバスマティライス。熟成させた方が香りがより良くなり水分もさらに減るので、新米より古米の方が値段も高くなる。
<腸に良いのはアミロースの多いお米>
ご飯は健康に悪いとか言う説もあるけれど、↓の記事によると、腸内環境に良いのは、腸内細菌のエサになる難消化性デンプンを含むお米、豆、じゃがいもなどの炭水化物。
ご飯中に含まれている難消化性デンプンは、アミロースが多いパサパサしたお米ほど多い。ということは、パサパサしたアミロースの多いタイ米は腸に良いということになる。(さらにたんぱく質も多ければなお良い)
腸にいい食べ物①お米[ライラック乳酸菌のアテリオ・バイオ、以下同]
腸内細菌の立場で考える食物繊維その7(デンプン、お米②)
炭水化物抜きダイエットが自殺行為な理由
グゥーの考えるおむすびに最適なお米とは?[グゥー]↑の日本の【代表的な銘柄のアミロース値】をみると、日本で人気のあるコシヒカリは、アミロースが少なくアミロペクチンが多いので糊っぽくてもっちり。もち米はアミロースがゼロ。
リストのなかで私が食べたことがあるお米では、「つがるロマン」は粘り気が多くてベチャ(好みと違ったのでリピートせず)、「つや姫」は適度にもっちり(今食べているお米。とっても美味しい)、「ハナエチゼン(華越前)」はベタつかずサラっとしてちょっと硬め(硬いお米も好きなので、何度か買った)。
血糖値の上昇を抑制する効果のある「高アミロース米 とおせんぼ」は、アミロースが33.1%とコシヒカリの倍近い。
一般的なうるち米のなかで一番アミロースが多い「ササニシキ」を食べたいのだけど、お店で見かけたことがない。amazonか楽天で買うか、アミロースが多い「ヒノヒカリ」かたまにお店で見かける「はえぬき」を買うか、どちらか。
中粒種の「カルローズ」は、タイ米とうるち米の中間くらいのアミロース含有量だと思う。
カルディの店頭に残っていたのは、450g入り300円で輸入日が昨年の7月。古米の方がパサパサしているので、これを買っても良いかも。
アミロースの少ないお米でも、チャーハンにするか、浸水時間と水を減らして固めに炊けば、デンプンがちゃんと大腸まで消化されずに届いて、腸内細菌のエサになるという。これからは固めに炊いたり、チャーハンにして食べよう。
腸にいい食べ物⑥お米の炊き方[ライラック乳酸菌のアテリオ・バイオ]<参考情報>
インディカ米 とジャポニカ米の調理特性の比較(綾部園子、日本調理科学会誌Vol.41,No.5,283~288(2008)〔総 説〕)
2018-04-11(Wed)
パーチェとヤン・ソンウォンのライブ映像のなかで、特に好きなのがベートーヴェンの《チェロソナタ第3番》。
滅多に聴かないチェロ曲のなかで、例外的にベートーヴェンのチェロソナタはとても好きな曲。好きな曲の順番は、第3番、第1番、第2番、第4番と第5番。全集としてはヴァイオリンソナタよりも好きかも。
パーチェのピアノは、速めのテンポでリズム感も良く、アッチェレランドで力強く盛り上がっていくところや、太く力強いフォルテと柔らかで綺麗な音色の弱音の鮮やかなコントラストとか、とても好きな弾き方。CDが出ていれば買いたいくらい。
Beethoven : Cello Sonata No.3 in A Major Op.69 - I. Allegro ma non Tanto
室内楽曲のCDを買う時は、たいてい誰がピアノを弾いているのかで選ぶので、ベートーヴェンのチェロソナタでも、名盤のケンプ、グルダ、リヒテルから、好きなピアニストのパール、ブラレイ、コヴァセヴィチ、ラツィックと聴いてみた結果、今もCDを持っているのはパール。
べートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が素晴らしかったパールのピアノは、チェロソナタでもちょっと甘くて瑞々しく煌きのある綺麗な音とクセのない滑らかで柔らかな歌い回しが端正でとても素敵。
それに、シーフェンのチェロの音は、あまり膨らまずに引き締まって、情感もさらっとしているので、重たくなくて聴きやすい。
シーフェンのチェロは堅実というか地味というか、音量もそれほど大きくなくメリハリのつけ方も控えめなせいか、パールのピアノの方が音が大きくやや前面に出てくる感じに聴こえるので、ピアノに集中してしまう私にはちょうど良い。
特に第1番と第2番はチェロ伴奏つきピアノ・ソナタみたいに聴こえる。(元々曲自体がそういう作りなので、なおさら)
第3番の演奏は、フォルテの力感とメリハリと躍動感がやや薄い気はするけど、落ち着いた穏やかさと流麗な美しさが心地よい。
選曲に特徴があり、全集盤には変奏曲を入れることが多いのに、珍しくも《ホルンソナタ》のチェロ&ピアノ編曲版を入れている。
ベートーヴェンが《ホルンソナタ》を書いていることも知らなかった。(曲としては、変奏曲の方がずっと面白いと思うけど)
ついでに久しぶりに聴き直したパールのベートーヴェンのピアノ・ソナタ。いつ聴いても音の美しさと自然な趣きの音楽に聴き惚れてしまう。
ピアノ・ソナタ全集としては、今ならレーゼルとパールの全集がマイベスト。
ワルトシュタインの第3楽章の後に、《Andante favori》が収録されているのが珍しい。ディアベリ変奏曲も収録。
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滅多に聴かないチェロ曲のなかで、例外的にベートーヴェンのチェロソナタはとても好きな曲。好きな曲の順番は、第3番、第1番、第2番、第4番と第5番。全集としてはヴァイオリンソナタよりも好きかも。
パーチェのピアノは、速めのテンポでリズム感も良く、アッチェレランドで力強く盛り上がっていくところや、太く力強いフォルテと柔らかで綺麗な音色の弱音の鮮やかなコントラストとか、とても好きな弾き方。CDが出ていれば買いたいくらい。
Beethoven : Cello Sonata No.3 in A Major Op.69 - I. Allegro ma non Tanto
室内楽曲のCDを買う時は、たいてい誰がピアノを弾いているのかで選ぶので、ベートーヴェンのチェロソナタでも、名盤のケンプ、グルダ、リヒテルから、好きなピアニストのパール、ブラレイ、コヴァセヴィチ、ラツィックと聴いてみた結果、今もCDを持っているのはパール。
べートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が素晴らしかったパールのピアノは、チェロソナタでもちょっと甘くて瑞々しく煌きのある綺麗な音とクセのない滑らかで柔らかな歌い回しが端正でとても素敵。
それに、シーフェンのチェロの音は、あまり膨らまずに引き締まって、情感もさらっとしているので、重たくなくて聴きやすい。
シーフェンのチェロは堅実というか地味というか、音量もそれほど大きくなくメリハリのつけ方も控えめなせいか、パールのピアノの方が音が大きくやや前面に出てくる感じに聴こえるので、ピアノに集中してしまう私にはちょうど良い。
特に第1番と第2番はチェロ伴奏つきピアノ・ソナタみたいに聴こえる。(元々曲自体がそういう作りなので、なおさら)
第3番の演奏は、フォルテの力感とメリハリと躍動感がやや薄い気はするけど、落ち着いた穏やかさと流麗な美しさが心地よい。
![]() | Beethoven: Sonatas for Cello and Piano (2011/2/1) Guido Schiefen、Alfredo Perl 試聴ファイル(amazon.fr) |
選曲に特徴があり、全集盤には変奏曲を入れることが多いのに、珍しくも《ホルンソナタ》のチェロ&ピアノ編曲版を入れている。
ベートーヴェンが《ホルンソナタ》を書いていることも知らなかった。(曲としては、変奏曲の方がずっと面白いと思うけど)
ついでに久しぶりに聴き直したパールのベートーヴェンのピアノ・ソナタ。いつ聴いても音の美しさと自然な趣きの音楽に聴き惚れてしまう。
ピアノ・ソナタ全集としては、今ならレーゼルとパールの全集がマイベスト。
![]() | ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 (2011/2/1) アルフレッド・パール 試聴する(allmusic.com/ArteNova原盤) |
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