2017_01
02
(Mon)18:00

コロリオフ ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番 

Youtubeで見つけたとても珍しい音源は、コロリオフが弾くベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番のライブ演奏。
年末はレーゼルのピアノ協奏曲全集を聴いていたので、一年の終わりと始まりはベートーヴェンのコンチェルトで。
第4番に限らず、コロリオフがベートーヴェンのピアノ協奏曲を弾いたのを録音・実演とも聴いたことがない。
ライブ録音にしてはピアノの音がとっても綺麗。硬質の粒立ち良いタッチなので、フレージングがコツコツした感じで、硬く澄んだクリスタルのような質感。
硬質の音色のカラフルな色彩感は、宝石のようにクールに煌き、水気をたっぷり含んだように潤って、清々しいリリカルさが素敵。
特にゆったりとした第2楽章は、コロリオフらしくベタベタとした情感ではなく、静かな哀感が漂って叙情深い。
第3楽章はテンポが速くて直線的な感じが少しするけど、全体的にかなり好きなベートーヴェン。コロリオフが全集録音してくれたら聴きたいくらい。

Evgeni Koroliov - Beethoven Piano Concerto no. 4, op. 58 - live 2010



そういえば、コロリオフが録音したベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集を買っていなかったのを思い出した。
どこかのサイトで試聴ファイルを聴いたところ、ちょっと好みと違うかも...という気がして、つい買いそびれてしまった。
もう一度試聴ファイルを聴いてみたら、ピアノの音自体はとても綺麗で演奏にも惹かれるのだけど、残響がかなり多い。こういう残響の多い音質は好きではないので、たぶん買わなかったのかも。
このコンチェルトの演奏がとても好きなので、残響の多さはともかく、ピアノ・ソナタの演奏も全曲聴きたくなってきた。
新年最初に買うディスクは、第30番・第31番・第32番が入っているこのCDに決まり。

The Koroliov Series Vol. XVI The Koroliov Series Vol. XVI 
(2015/3/10)
Evgeni Koroliov

試聴ファイル(allmusic.com)



タグ:ベートーヴェン コロリオフ

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2 Comments

かかど  

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

綺麗ですねえ、コロリオフの音色。極彩色の宝石のようです。会場で生でこの演奏を聴いた人がうらやましい…。

コロリオフはフーガは抜群にうまいし構築的なピアノを弾く人なので、31番には向いている気がしますが、まあ聴いてみないと何とも言えませんね。ベートーヴェン後期ソナタは曲そのものが圧倒的にすばらしいので、誰の演奏でも感動してしまいますが。

最近は苦手な作曲家を克服すべく、シューベルトのピアノソナタ全集やルサージュのシューマン全集に耳を傾ける日々を送っています。とても安かったので…。あとアラウのベートーヴェンソナタ全集(旧)をHMVで注文したのですが、在庫切れということで結局Amazonで海外業者から購入する羽目になってしまいました。届くのはまだ先ですが、今から楽しみです。

2017/01/03 (Tue) 19:19 | REPLY |   

yoshimi  

 

かかど様

新年おめでとうございます。
こちらこそ今年もよろしくお願い致します。

ライブ録音なのにスタジオ録音と間違うくらいに音色が綺麗ですね。
Tacet盤の音もとても綺麗ですし、もともと音の美しい人なのでしょう。
コロリオフの演奏は構築的なのですが、意外と緩徐楽章がいいですね。
落ち着きのある深い叙情感がありますので、特に第31番のアリオーソは聴いてみたいです。

シューベルトとシューマンは私も鬼門?なのですが、ポール・ルイスのシューベルト録音だけは、なぜか相性が良くて全部持ってます。
有名な全集録音では、ケンプがわりと感触が良いのですが、CDを買うまでには至りませんでしたが。

アラウのベートーヴェン全集は、旧盤も廃盤状態なので、手に入りにくくなっていますね。
音色が美しいケンプとブレンデルの全集に比べて、渋くて地味な印象はありますので、レーベルも再販しにくいのかもしれませんが、アラウ独特の深い味わいを楽しんでくださいね。

2017/01/03 (Tue) 20:08 | EDIT | REPLY |   

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