気ままな生活

               ♪音楽と本に囲まれて暮らす日々の覚え書♪  

Category [【音楽日記】 ] 記事一覧

ヴェロニク・ジャンス『星月夜~フランス歌曲集』

ヴェロニク・ジャンスのフランス歌曲集『Nuit d'étoiles/星月夜』。賑やかに歌っているピオーの「夢のあとに」よりもずっと落ち着いた歌い方と収録曲が気に入ったのでCDを購入。Nuit d'etoiles(2000年01月20日)Veronique Gens, Roger Vignoles <収録曲>フォーレ:夢のあとで(Apres un reve,OP.7-1)/シルヴィ(Sylvie, Op. 6/3)/河のほとりで(Au bord de l'eau,Op. 8/1)/リディア(Lydia, Op. 4/2)/蝶と花(Le Pap...

マルテンポ ~ ロシアのピアノ・ソナタ集(バラキレフ,グラズノフ,コセンコ)

2023年9月末に発売されたPiano Classics10枚組BOXセット『Explorer Set: Slavic Edition』。購入した目的は分売盤が廃盤になっていたジョルジーニの『エネスク/ピアノ曲集』。それ以外で好きなのは、ヴィンチェンツォ・マルテンポの『リャプノフ:12の超絶技巧練習曲』と『バラキレフ、グラズノフ、コセンコ:ピアノ・ソナタ集』。どちらも分売盤だったら聴くことも買うこともなかったに違いない。エクスプローラー・セット スラ...

ドーン・アップショウ『Goethe Lieder/ゲーテ歌曲集』

「ミニョン」の歌曲を聴いていたら、アップショウのCDに『ゲーテ歌曲集』(Goethe Lieder)があったのを思い出した。収録曲を確認するとミニョン歌曲が3曲(シューマン2曲、シューベルト1曲)が入っていた。久しぶりに聴くと、このアルバムで特に好きな曲は以前聴いた時と同じく、シューマンの「愛の歌」と2曲の「ミニョン」歌曲、シューベルト「糸を紡ぐグレートヒェン」、モーツァルト「すみれ」の3曲だった。Goethe Lieder: Up...

歌曲「ミニョン」 ~ ベートーヴェン、シューマン、リスト、グノー、チャイコフスキー、ヴォルフ、デュパルク、ベルク

ミニョン【Mignon】とは、ゲーテの小説『ヴィルヘルム=マイスターの修業時代』の登場人物で曲芸団の少女。作中でミニョンが歌う曲が4曲あり、”Kennst du das Land(君よ知るや南の国)”、”Nur wer die Sehnsucht kennt(ただあこがれを知る者だけが)”,”Heiss mich nicht reden(語れといわないで)”、”So lasst mich scheinen(このよそおいをお許し下さい)”。一番多く使われている歌詞は、”Kennst du das Land(君よ知るや南...

ピオー&カドゥシュ『Voyage intime』

久しぶりに購入したサンドリーヌ・ピオーのCDはコンセプトアルバム『Voyage intime(私的な旅)』。収録曲は知らない曲がほとんどだったけど、試聴すると好きな曲が多い。今まで買ったピオーのコンセプトアルバムはこれで合計4枚。どれも私好みの選曲だった。今回の伴奏ピアニストはいつものスーザン・マノフではなく、ダヴィッド・カドゥシュ。マノフもカドゥシュもピオーのCDで初めて聴いたピアニスト。私的な旅~ドイツ、オース...

ヴィンチェンツォ・マルテンポ ~ リャプノフ/12の超絶技巧練習曲

9月末に発売されたPiano Classics10枚組BOXセット『Explorer Set: Slavic Edition』。購入した目的はジョルジーニの『エネスク/ピアノ曲集』。それにNMLで試聴したヴィンチェンツォ・マルテンポの『リャプノフ:12の超絶技巧練習曲』と『バラキレフ、グラズノフ、コセンコ:ピアノ・ソナタ集』も私の好きな曲集だった。エクスプローラー・セット スラヴ・エディション (2023年09月下旬)Various Artistsリャプノフの《12の超絶技...

2024年にメモリアルイヤーを迎える作曲家

2024年にメモリアルイヤーを迎える作曲家はブルックナーとスメタナ(生誕200年)、ホルストとシェーンベルク(生誕150年)、リゲティ(生誕100年)、フォーレとブゾーニ(没後100年)など、大物が多い。ピアノ曲に限定しても、聴いたことがある作曲家が結構多い。メモリアルイヤーの作曲家[クラシックの演奏会情報サイト「i-amabile(アマービレ)」]このサイトが一番情報が多いと思う。暦年と、検索する暦年の間隔(10、50、100...

サスキア・ジョルジーニ ~ エネスク/ピアノ曲集

サスキア・ジョルジーニのリストアルバム『詩的で宗教的な調べ』と『コンショレーション』に続いて、『エネスク/ピアノ曲集』も購入。以前にエネスクのピアノ全集を探していたときに、ジョルジーニの録音を試聴してわりと良い感触だったけど、抜粋盤だったのでスティルバートとボラックの全集盤を買ったのだった。でも、ジョルジーニの名前はすっかり忘れていた。『エネスク/ピアノ曲集』の原盤はオンラインショップで国内在庫が...

ナタリー・シュトゥッツマン ~ 夢のあとに/フォーレ歌曲集

ナタリー・シュトゥッツマンの『夢のあとに/フォーレ歌曲集』。14年前にCDを買った時にとても気に入って何度も聴いたけど、久しぶりに聴き直してみてもシュトゥッツマンの歌とフォーレの曲が好きなのは変わっていなかった。好きな曲は長調の方が多い。短調の曲は陰翳と彫の濃い表情がシュトゥッツマンの声質に良く似合う気がする。夢のあとで~フォーレ歌曲集(2007/11/07)ナタリー・シュトゥッツマン、カトリーヌ・コラール軽やか...

ドゥヴィエル & タロー 『Chanson D'amour ~ フランス歌曲集』

たまたま見つけたライブ映像でザビーヌ・ドゥヴィエルが歌う《愛の小径》に魅せられて、衝動買いしたCDがフランス歌曲集『Chanson D'amour/シャンソン・ダムール』。...

ヤン・スンウォン&パーチェ 『リスト&ショパン~愛の讃歌』

ベートーヴェンに続いてヤン・スンウォンとエンリコ・パーチェが録音したのは、リストとショパンのチェロ&ピアノ作品集『Liszt&Chopin ~ Cantique d'Amour(愛の讃歌)』。CD2枚とDVD(録音風景とインタビュー)の3枚セットで2018年発売。発売当時に曲目を見て聴きたい曲がなかったので買わなかったけど、今Youtubeの音源で聴くと《詩的で宗教的な調べ》の「アヴェ・マリア」がとても素敵だったし、《コンソレーション》はチェ...

内藤晃『Paysage』

NMLで試聴してとても気に入ったピアノアルバム『Paysage』。ピアニストの内藤晃さんが設立・主宰するレーベルsonoritéから昨年リリースされていた。”paysage(ペイザージュ)”はフランス語で「風景」、「風景画」。風景画のようなカラフルな色彩感と多彩な響きのピアノにとても惹かれたのでCD購入。...

リスト/伝説~第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」

リストの《伝説》第2曲「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」の録音のなかで今私が好きなのは5種類。昔から私がよく聴いていたのは、ケンプのモノラル録音(1950年)。ブレンデルが著書で「ケンプの弾く2曲の聖フランチェスコ伝説は、美しく高貴な音楽を聴いているという印象だけにとどまらず、どこか聖なる情景に立ち会っているような気持ちにさせられました。「静粛」さに浸っているとは信仰ぶっているのではなく、純粋な...

チッコリーニ ~ リスト/詩的で宗教的な調べ(1968年、1990年)

私が持っているチッコリーニのリスト録音集は、《詩的で宗教的な調べ》の旧盤を収録した2枚組と、《詩的で宗教的な調べ》の新盤が入っている5枚組BOXセット。Liszt: Piano Works (2006/11/22)Aldo Ciccolini※硬い紙製BOXケースに、厚手の紙ケースに入ったCDを収納。ブックレット(表紙除いて12頁)はトラック情報と作品解説。<収録曲> 巡礼の年(全曲)(録音:1961,69年 ステレオ) 詩的で宗教的な調べ(全曲)(録音:1990...

アレクセイ・リュビモフ ~ シルヴェストロフ&ブラームスリサイタル(ライブ映像)

<ハイドン音盤倉庫>のDaisyさんの記事「アレクセイ・リュビモフ ピアノリサイタル(五反田文化センター)」で興味を惹かれ、リュビモフの録音をNMLとYoutubeでいくつか聴いてみた。リュビモフのレパートリーのなかで特徴的なのはシルヴェストロフ。一番古いシルヴェストロフ録音(NMLで確認したもの)は1991年。リュビモフはシルヴェストロフから多くの曲を献呈され演奏してきたピアニストだそうなので、彼はシルヴェストロフの...

サスキア・ジョルジーニ ~ リスト/ピアノ作品集『Consolations』

《詩的で宗教的な調べ》がとても良かったので、サスキア・ジョルジーニの新譜リスト・ピアノ曲集《Consolations》も購入。収録曲名だけ見ると好きな曲は《愛の夢第3番》と《2つの伝説》。知らない曲か覚えていない曲がほとんどで、曲の最初だけ試聴してもすごく聴きたくなるという感じではなかったけど、ジョルジーニのピアノの音を聴くのが好きなのでCD買ってみた。...

スティーブン・オズボーン ~ リスト/詩的で宗教的な調べ

ジョルジーニの《詩的で宗教的な調べ》を聴いてこの曲が凄く好きになったので、今度はスティーブン・オズボーンのCDを購入。異聴盤はいくつか試聴したけど(ギィ、コルスティック、ムラロなど)、音質・テンポ・演奏全てで好みに合いそうだったのがオズボーン。彼のCDで持っているのは《アーメンの幻影》を聴くために買ったメシアンのピアノ作品集。(ずっと昔に聴いただけなのでまた聴きたくなってきた)Liszt: Harmonies Poetiqu...

サスキア・ジョルジーニ ~ リスト/詩的で宗教的な調べ

新譜情報で見かけたサスキア・ジョルジーニのリスト録音の紹介文は『サルヴァトーレ・アッカルドから「確かなテクニック、美しく心動かされる音色、ファンタジーにあふれるフレージングと純粋な音楽性」(海外サイトでは”Saskia has an infallible technique, a beautiful and exciting sound, a full of fantasy phrasing and pure musicality")と絶賛されるイタリアのピアニスト』。プロフィールを調べたらPinerolo音楽院でエン...

【新譜情報】『ジュリアス・カッチェン ~ 楽旅 1960 - 1968』

2か月以上前にコメント欄でリリースされているのを教えてもらい予約していたカッチェンの最新録音『Julirus Katchen Concert Tours 1960 - 1968(ジュリアス・カッチェン ~ 楽旅 1960 - 1968)』。ドイツのレーベルMelo Classicsの発売日は7月1日、日本のオンラインショップは9月1日発売。海外サイトで購入すると不良品の交換・返品が面倒なので国内サイトで買ったけど、今回購入・交換した4セット全てのCDが再生不良(7トラック...

内藤晃 ~ 春畑セロリ『ゼツメツキグシュノオト』

「ゼツメツキグシュ」というタイトルに惹かれてNMLで聴いたのが『ゼツメツキグシュノオト』。NMLでは「ナレーション付き」(約27分)と「ピアノ演奏のみ」(約20分)と2種類の音源がある。CDは1枚だけでトラック数は18×2=36。各曲の録音時間が短いため、1枚のCDの前半(トラック1-18)が朗読付きピアノ演奏、後半(トラック19-36)がピアノ演奏部分のみ。実質的に朗読付きピアノ演奏27分弱のCD(ピアノ演奏だけなら約20分)なの...

スティーブン・ハフ/Partita for Piano(2019),Fanfare Toccata(2020)

ハフ作曲の”Partita for Piano(2019)”と”Fanfare Toccata(2022)”。この2曲は初めて聴いたけど、どちらも緩徐楽章(緩徐部)以外は音が鍵盤上を軽く飛び跳ねるように動き回り、”Partita for Piano”はちょっと慌ただしく感じる。どちらかというと、リズムに少し落ち着きがあり、特に和声が綺麗な”Fanfare Toccata”の方が好き。Stephen HOUGH - Partita for Piano (Albert Cano Smit, piano)(Live recording at Carnegie Hall, ...

カッチェン ~ ブラームス/2つのラプソディ第2番,ドイツ語インタビュー

カッチェンの珍しいドイツ語インタビュー。カッチェンは数か国語を流暢に話すことができるのは知っていた。母国語の米語の他にパリ留学・移住したくらいだからもフランス語が話せるし、祖父母がロシア移民だったのでおそらくロシア語も話せるはず。(1961年にパリに滞在中のリヒテルが、カッチェンの自宅で歓談してくつろいでいたというエピソードもある)JULIUS KATCHEN - THE AMERICAN MASTER PIANIST - AN INTERVIEW※音源:BR -...

田部京子『シベリウス/ピアノ作品集』

シベリウスのピアノ曲を聴いていると、寒く冷たく凍てつくような空気や水のイメージが湧き出てくるせいか、体中が引き締まるような感覚がする。フィンランド人のシベリウスのピアノ曲は、同じ北欧でもノルウェーの作曲家グリーグの《叙情小曲集》とは印象がかなり違う。シベリウスは、叙情美しくとも、湖のような透明感と冷んやりとした温度感があり、情緒や感傷過多になることがない。感情や情緒に働きかけるというよりも、思索的...

ヴォーン=ウィリアムズのピアノ作品

ヴォーン=ウィリアムズが作曲したピアノ作品は数少なく、そのなかで知られている曲は、《2台のピアノのためのピアノ協奏曲》と《グリーンスリーブス幻想曲》の編曲版くらい。《2台のピアノのためのピアノ協奏曲》は、当初はピアノ1台で演奏していたところ、あまりに難曲だったので、ピアノ2台版に書きかえたという。ピアノパートがあまり華やかではなく、印象的に残る旋律もないので、ピアノ協奏曲というよりは、2台のピアノ...

『ヴィルヘルム・バックハウス・エディション』(2) ショパン/練習曲集Op.10,Op.25(1928年録音)

『ヴィルヘルム・バックハウス・エディション』  Disc3:ショパン/練習曲集(1928年録音)ヴィルヘルム・バックハウス・エディション(10CD)(2021年06月10日)バックハウス、ベーム、ウィーン・フィル、シューリヒト、グイド・カンテッリ、ニューヨーク・フィル、フェレンツ・フリッチャイ、スイス・ロマンド管、上田仁東京交響楽団 多数のマイナーレーベルから出ているバックハウスの《ショパン:練習曲集》復刻版のなかで、...

『ヴィルヘルム・バックハウス・エディション』(1)

Profilの分売盤8枚に新盤2枚を追加してBOX化した『ヴィルヘルム・バックハウス・エディション』。分売盤のうち買ったことがあるのは《Live at Carnegie Hall》のみ。BOXセットの収録曲リストを見た時は買う気はあまりなかったけど、NMLで聴いていたら、戦前の録音が結構面白い。戦後のライブ録音も、同じ曲目ならDecca盤スタジオ録音よりも躍動感や推進力が強く感じるので、バックハウスはライブの方が良いと言われるのもわかる気...

バックハウス『バッハ・リサイタル』

12月にバックハウスのCDを多数購入。数十年前に購入した音質の悪いDECCA盤をかなり処分してしまったので、買い直したのは最新リマスタリング盤(バッハとモーツァルト)、うっかり処分してしまったライブ録音集(Audite、Orfeo2枚)。さらにprofilの分売盤を2020年にBOXセットにして再発売した『バックハウス・エディション』を初購入。Decca盤は、2020年のメモリアルイヤーに発売された『Wilhelm Backhaus Complete Decca Record...

コリンズ&ハフ ~ ブラームス/3つのクラリネットソナタ

もともと管楽器の曲はほとんど聴かないし、クラリネットは音色が暗くてあまり好きではないので、クラリネットの曲のCDは(たまたまカップリングされているものを除いて)、一枚も持っていない。それなのに、なぜかコリンズ&ハフの『ブラームス/3つのクラリネットソナタ』を試聴する気になり、楽章の冒頭部分だけ少し聴いてみたら、意外と感触が良かった。いつも聴いているハフのhyperion盤とは音質が違って、このBIS盤は残響がか...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ モンポウ/ひそやかな音楽

2月発売予定のスティーブン・ハフの新譜は《モンポウ/ひそやかな音楽》。ハフはhyperionで『モンポウ/ピアノ作品集』を1996年に録音している。モンポウは私の好みとは違うので、一応試聴はしたけどCDは買わなかった。今回の新譜には、前回のアルバムでは録音していなかった《ひそやかな音楽》のみ全曲収録。これも試聴したけど、1曲が2~3分と短く、曲名通り、全体的に音が少なくテンポもゆったりした曲がほとんど。曲自体は現...

2023年にメモリアルイヤーを迎える作曲家

2023年にメモリアルイヤーを迎える作曲家のなかで確実に聴いたことがあるのは、ラロ(生誕200年)、ラフマニノフ(生誕150年)、レーガー(生誕150年)、ニコライ・チェレプニン(生誕150年)、リゲティ・ジェルジュ(生誕100年)、ウィリアム・バード(没後400年)、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(没後50年)。メモリアルの作曲家[クラシックの演奏会情報サイト「i-amabile(アマービレ)」]このサイトが一番情報が多い...

ディノ・チアーニ 『The Genius of Dino Ciani』

久しぶりに聴いたディノ・チアーニの『The Genius of Dino Ciani』。(数年前にあまり聴かないCDを整理した時にうっかり処分してしまい、今月買い直したところ)『Dino Ciani: A Tribute』の方はずっと持っている。音質がそれほど良くない収録曲のうち、唯一音質が比較的良かった《ディアベリ変奏曲》の演奏が素晴らしかった。でも、チアーニの録音のなかで、一番評価が高いらしいのがドビュッシーの《前奏曲集》。『The Genius of...

【新譜情報】ツィメルマン/シマノフスキ作品集

数十年前にクラシックのCDを聴き始めた頃に、ツィメルマンのCDコレクターだった。(その後、どうも私の好きなタイプのピアニズムではないとわかり、今は1枚も持っていない)ツィメルマンがラトル指揮ロンドン響と最近再録音していたので、ちょっと興味を引かれて試聴した《ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集》。ベートーヴェン: ピアノ協奏曲全集(3UHQCD/MQA) (2021/7/9)クリスチャン・ツィメルマン、サー・サイモン・ラトル指揮...

小菅優 『Four Elements Vol.3: Wind』

小菅優のリサイタル&CDシリーズ『Four Elements』のVol.3は”Wind”。Four Elementsとは、水・火・風・大地の四元素。久しぶりにNMLで聴いていたら俄然CDで聴きたくなって、とうとう買ってしまった。以前試聴した時は、フレンチバロックとベートーヴェンの《テンペスト》の再録音を聴きたいとは思わなかった。でも、聴き直してみると、フレンチバロックも結構良い感触だったし(その時の気分で印象が変わるので)、西村朗、ドビュッ...

【新譜情報】ヤン・スンウォン&エンリコ・パーチェ ~ ベートーヴェン/チェロとピアノのための作品全集

エンリコ・パーチェの新譜は、韓国のチェリスト・ヤン・スンウォンと録音した『ベートーヴェン/チェロとピアノのための作品全集』。ヤン・スンウォンにとっては、ピアニストが異なる2度目の録音。私の好きなピアニストでベートーヴェンのチェロ作品全集を録音しているのは、アルフレッド・パール(チェリストはグィド・シーフェン/Oehms盤)しかいないので、異聴盤が欲しかったところ。ヤン・スンウォンとパーチェは10年来のデ...

バッカウアー『サル・プレイエル・リサイタル 1963年』(ライブ録音)

バッカウアーの新譜BOXセット《マーキュリー・マスターズ》が気に入ったので、Meloclassicから5月にリリースされた1963年のサル・プレイエル(パリ)リサイタルのライブ録音も購入。ジーナ・バッカウアー - サル・プレイエルでのリサイタル 1963年(2022年05月27日)ジーナ・バッカウアー 試聴ファイルなし<収録曲>ハイドン/ピアノ・ソナタ第34番 ホ短調 Hob.XVI-34(ランドン版第53番)ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第21番 ハ...

『ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ』(2)ラヴェル、ドビュッシー、ストラヴィンスキー

ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ(7CD)(2022年7月26日)GINA BACHAUER – THE MERCURY MASTERS<収録曲>●ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による変奏曲(第2巻)●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番『皇帝』、ピアノ協奏曲第4番、ピアノ・ソナタ第9番● ストラヴィンスキー:『ペトルーシュカ』からの3楽章(ロシアの踊り/ペトルーシュカの部屋/謝肉祭)● ショパン: ピアノ協奏曲第1番、ピア...

【新譜情報】ミンナール ~ ショスタコーヴィチ/24の前奏曲とフーガ

ハンネス・ミンナールの新譜はショスタコーヴィチの《24の前奏曲とフーガ》。9月23日発売予定。Shostakovich: 24 Preludes & Fugues op. 87(2022/9/23)Minnaar, Hannes試聴ファイル(challengerecords.com)今のところ、試聴ファイルと全曲聴ける公式音源(第7番フーガのみ)が公開されている。この曲集は特に好きというほどではないけど好きな曲はいくつかあり、一番好きな「第7番フーガ」は強めのタッチと音色の色彩感が私の好...

『ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ』(1)ブラームス、ショパン、ベートーヴェン

発売後まもなく届いた『ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ』。新たにリマスタリングしたということなので、手持ちの国内盤でブラームスとベートーヴェン(ソナタ)を少し聴き比べたところ、音質が良くなっていた。分売盤(国内盤)でも音質がかなり良かったけど、このBoxセットでは、分売盤の少し滲んだような響きが消えて、音の輪郭と分離が明瞭になり、響きもすっきりしてまろやかになって、聴きやすい音になって...

アン=マリー・マクダーモット ~ ハイドン/ピアノソナタ集(Vol.2)

アン=マリー・マクダーモットのハイドンは、ソラウンとは全然違うタッチで軽やかで愛らしい。マクダーモットのピアノ・ソナタ集はVol.1とVol.2がリリースされていて、第2巻は<ハイドン音盤倉庫>でも紹介されていた。【新着】アン=マリー・マクダーモットのピアノソナタ集第2巻(ハイドン)この記事を読んで興味をもったのでNMLで聴いてみたところ、記事に書かれている通り、Vol.1とVol.2ではタッチや急速楽章の弾き方(特にフ...

ホス・デ・ソラウン ~ ハイドン/ピアノソナタ集

<ハイドン音盤倉庫>で紹介されていたホス・デ・ソラウンの『ハイドン/ピアノソナタ集』。ホス・デ・ソラウンは、第13回ジョルジュ・エネスク国際ピアノ・コンクール(2014年ブカレスト開催)で優勝したスペインのピアニスト。《エネスク/ピアノ作品全集(全3巻)》(GRAND PIANO、2016年録音)をリリースしている。NMLで聴いたエネスクとハイドン(IBS)のどちらの録音でも、弾いているピアノは”Shigeru Kawai(シゲルカワイ)/SK...

【新譜情報】『ジーナ・バッカウアー/マーキュリー・マスターズ』

新譜情報をチェックしていると、ブラームスの《ピアノ協奏曲第2番》の録音で有名なギリシャの女流ピアニスト、ジーナ・バッカウアーのマーキュリー録音がBOXセットで7月に再発売。バッカウアーのCDで持っているのは、《ピアノ協奏曲第2番》を収録した国内盤(Mercury Living Presence)と輸入盤の2枚(録音年、指揮者、レーベルが違う)。国内盤はリスト、ベートーヴェンをカップリング。ベートーヴェンのピアノ協奏曲集(第4番&...

フランク・ペーター・ツィンマーマン ~ ラフマニノフ/前奏曲ト短調、パガニーニ編曲/ゴッド・セイブ・ザ・キング

ツィンマーマンのライブ映像を探していたら、アンコールでラフマニノフの《前奏曲ト短調(Op.23-5)》を弾いていた。ラフマニノフはほとんど聴かないので、この曲も聴いたかどうかもよく覚えていない。ヴァイオリン独奏用に編曲したのは、エルンスト・シュリーファーケ。ヴァイオリンのギリギリと尖った音色がピアノよりもシャープな付点のリズムに似合っている気がする。Frank Peter Zimmermann - Rachmaninov: Prelude in G mino...

”月”をモチーフにしたピアノ曲

”月”をモチーフにしたピアノ曲と言えば、一番最初に浮かんでくるのは、ドビュッシーの「月の光」か、ベートーヴェンの「月光ソナタ」。ドビュッシー/ベルガマスク組曲~第3曲「月の光」ドビュッシーの「月の光」で一番好きな演奏は最晩年のアラウのスタジオ録音。とてもゆったりとしたテンポで、静けさのなかに重なりあう残響の余韻の摩訶不思議さは、まるで異世界の漆黒の夜に天空から降り注ぐ月の光みたい。映画『コンタクト』...

『Julius Katchen: Piano Recitals 1946-1965』

予定より数日早く発売されたジュリアス・カッチェンの新譜『Piano Recitals 1946-1965』。ジュリアス・カッチェン - ピアノ・リサイタル 1946-1965年(2022年05月27日)ジュリアス・カッチェン 試聴ファイルなしこのMelo盤はプラケースではなく紙ケース。ツィンマーマンの無伴奏(BIS盤)の薄い紙ケースと比べると、厚くてくしっかりしている。CDのラベル面は黒色で溝も入っているのがLPレコード風でレトロ感あり。ブックレットは...

スティーヴン・ハフ 『New Piano Album』

1年くらい前に買ったスティーヴン・ハフの『New Piano Album』。”New”なのはハフが若い頃にVirgin盤『Piano Album』を録音しているから。古い『Piano Album』は2枚組で合計37曲あり、あまり知られていない作曲家の技巧的な小品が多く、聴き直してみたらよく覚えていない曲が多かった。20曲収録している『New Piano Album』の方は、メジャーな作曲家の作品とその編曲版が多い。原曲は知っていても編曲版は知らない曲が多く、20曲中...

ジュリアス・カッチェンに関する新聞記事(1957年2月9日)

たまたま見つけたカッチェンの古い新聞記事。今まで読んだ資料には載っていない事実とカッチェンにインタビューした時の話がたくさん載っていて面白い。リハーサル時に床で10分間寝るだけでリフレッシュできる、指揮者になりたいと願っていて実際に指揮をしたこともある、ジャズの即興性に価値を見出していた、etc.。”Katchen Relaxes on Floor ” (ABC weeklyVol. 19 No. 6, 9 February 1957/by ARTHUR JACOBS, air Mail from ...

【新譜情報】 『Julius Katchen: Piano Recitals 1946-1965』

久しぶりにリリースされたジュリアス・カッチェンの新譜はライブ&放送用スタジオ録音集『Piano Recitals 1946-1965』。カッチェンの新しい録音が聴けるとは全然予想していなかったのでちょっとしたサプライズ。レーベルはMeloclassic。昨年12月末にリリース済みで、日本では5月下旬発売予定。Meloclassicは欧州の歴史的録音専門の独立系レーベル。2013年12月にドイツで設立され、タイで製作している。数年前から、カッチェンのラ...

2021年がメモリアルイヤーだったサン=サーンスのピアノ曲

2022年のメモリアルイヤーの作曲家を探していて、2021年の分をチェックするのをすっかり忘れていたのに気がついた。サン=サーンスは2021年が没後100年だった。ピアノ曲に限っていえば、昨年がメモリアルイヤーにしてはサン=サーンスの新譜を見かけた記憶があまりない。そもそもピアノ協奏曲以外のピアノ作品が少ない上に、技巧的に難度が高いせいかもしれない。サン=サーンスの曲は、ピアノ協奏曲、ピアノ独奏曲、ヴァイオリン...

フランク・ペーター・ツィンマーマン ~ チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

ツィンマーマンのバッハを聴いたせいで、ツィンマーマンのCDをさらに買いたくなったので、試聴だけで終わっていたベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集をNMLでまた聴いた。以前の印象と同じく、ヘルムヒェンのピアノが私の好みと全然合わなかった。フォルテの打鍵が強すぎてアタック音が騒々しくて、ヴァイオリンの音を聴く邪魔になる。今回聴き直してもやっぱりピアノがどうにも好きになれない。結局、買ったのはチャイコフス...

ポール・ルイス ~ ブラームス/後期ピアノ作品集

ポール・ルイスの新譜『ブラームス/後期ピアノ作品集』は折り重なる響きのタペストリーが変幻自在で、聴けば聴くほど素晴らしい。ルイスらしい柔らかな響きと淡い情感のなかに、繊細なニュアンスが漂い、霞のように深くもやもやした響きに包まれるような感覚が独特。大好きなブラームスがまた一つ増えたのが嬉しい。Brahms: Late Piano Works, Opp. 116-119(2022/1/21)Lewis, Paul試聴ファイル※ハイドンはスリーブケース入りの...

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プロフィール

Author:Yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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