気ままな生活

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Category [ ♪ クラウディオ・アラウ ] 記事一覧

【新譜情報】『クラウディオ・アラウ/フィリップス録音全集』

ようやく来月3月に発売されるアラウのPHILIPS録音全集。たしか30年くらい前に、PHILIPS録音だけを収録した『Arrau Edition』が8万円くらいで発売されていた。その後、『Arrau Heritage』という全集が出たので、これで3度目の全集BOX。全部でCD80枚と膨大。収録曲を見るとほとんどPHILIPS録音で、Disc74と76~79の録音は、たぶんどれも聴いたことがないので、DECCA録音?長らく廃盤状態だった『ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全...

アラウ ~ シューマン/幻想小曲集

スティーヴン・ハフのコンセプトアルバム『In The Night』に収録されていたシューマンの"In der Nacht(夜に)"。《幻想小曲集(Phantasiestüke) Op.12》の第5曲で、今まで聴いたことがなかった。200年以上前に書かれた曲とは思えないモダンでスタイリッシュな曲で、瞬く明かりと喧騒に満ちた夜の都市の情景が浮かんでくる。《幻想小曲集》で確実に知っている曲は『飛翔(Aufschwung)》。ピアノの練習で弾いていたし、この曲は昔...

アラウ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番

久しぶりに聴いたアラウのブラームスの《ピアノ協奏曲第1番》。このコンチェルトのアラウの録音は、かなり残っていて、2つのスタジオ録音とライブ録音が数種類。アラウのブラームスは、しなやかで繊細なブラームスとか、若々しい爽やかなブラームスとかとは全然違っていて、アラウらしいゆったりとしたテンポと深い呼吸で、重厚で濃厚な情感のあるブラームス。昔からアラウのブラームスは凄く好きというわけではなくて、たまに聴...

【新譜情報】 アラウ&デイヴィス指揮シュターツカペレ・ドレスデン ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

長らく廃盤になっていたアラウ&コリン・ディヴィス指揮シュターツカペレ・ドレスデンの『ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集』が、とうとうと言うか、ようやく来月9月に再発売される。このリイシュー盤は、UNIVERSAL MUSICとタイアップしたタワーレコード限定盤で、“VINTAGE COLLECTION +plus”シリーズの一つ。(amazon・HMVでは取り扱っていない)アラウは1903年生まれなので、今年2013年に生誕110年記念盤としてリリースされる。...

アラウ ~ モーツァルト/ピアノ作品集 (2) (1964年&1973年録音)

珍しくも、”モーツァルトらしくない”アラウのモーツァルトが気に入っているので、今までリリースされたCDを調べてみると、録音年をチェックして聴くのが良さそうに思えてきた。Philipsのスタジオ録音は、1973年、1983~88年の2回に分かれている。1973年に録音したのは、ピアノ・ソナタ第14番、幻想曲ニ短調・ハ短調、ロンドイ短調の4曲。1983年以降に、14番を除くピアノ・ソナタ全曲、アダージョ、ロンドニ長調を録音。アラウの...

アラウ ~ モーツァルト/ピアノ作品集

モーツァルトは好きな作曲家ではないので聴くことはほとんどないけれど、それでも好きな作品というのがいくつかあって、そのほとんどが短調。ピアノ協奏曲第20番と第23番(第2楽章)、珍しい短調のピアノ・ソナタ第8番、幻想曲ハ短調、ロンドイ短調。長調なら、ピアノ協奏曲第23番の両端楽章とシンフォニックな第25番。アラウの数ある録音のなかで、モーツァルトはもう一つ人気がないらしい。アラウのモーツァルトは、古典派という...

アラウのベートーヴェン・ピアノソナタ全集盤

最近、アラウのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集が次々と再発売されている。アラウの全集は2種類。いずれもPhilipsから出ており、1960年代に録音した旧盤(ステレオ録音)と1984年~90年に録音した新盤(デジタル録音)。最近再販されているのは、1960年代に録音した旧盤の方。この旧盤は、私が知っているもので3種類発売されているけれど、カップリング曲が違う。(1)ピアノ・ソナタ全集、変奏曲集、ディアベリ変奏曲(1952...

アラウ ~ ショパン/幻想即興曲

たまたまYoutubeで見つけたアラウの《幻想即興曲》。《幻想即興曲》を聴いたのは数年ぶり。子供の頃にこの曲を弾きたくて、一生懸命ピアノの練習をしたのに、今ではあまりにポピュラーすぎて俗っぽい感じがするせいか、今ではほとんど聴かなくなってしまった。そういえば、ほとんど聴いていなかったアラウのCDがあったなあ...とラックから探し出して聴いてみると、これがとっても新鮮。こんなに良い曲だったっけ?と思い直してしま...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第13番《幻想曲風》

ベートーヴェンの標題付きソナタの中で、珍しくもベートーヴェン自身が「幻想曲風ソナタ」と標題をつけたピアノ・ソナタ第13番。Op.27は第13番と第14番の2曲。ファンタスティックな第1楽章をもつ第14番「月光ソナタ」(これはベートーヴェンがつけた標題ではない)が有名すぎて、この第13番の方はあまり聴かれていない気がする。「月光ソナタ」の第1楽章よりも、第13番の第2楽章の方がなぜか好きなので、この曲もよく聴いている。...

ブレハッチ,アラウ ~ ドビュッシー/月の光

ブレハッチの新譜『Szymanowski&Debussy』を注文したのは良いけれど、海外盤なので国内盤のボーナストラック《月の光》が入っていない。ブレハッチが弾く《月の光》ってどんなのだろう?と興味があったので探してみた。どちらかというと、ドビュッシーではなくて、ショパンを聴いている気分...。いままで聴いた《月の光》というと、音響中心というか、和声が移り変わる響きの美しさや、幻想的なシーンを想像させるような視覚喚起...

アラウ ~ ウェーバー/コンツェルトシュテュック(Konzertstück) Op.79

グールドが弾いていたシュトラウスの《ブルレスケ》を聴いて、思い出したのがカール・マリア・フォン・ウェーバーの《Konzertstuck Op.79》(コンツェルトシュテュック(小協奏曲)ヘ短調,1815年)。ウェーバーはロマン派初期の作曲家。有名な曲というと、(聴いた覚えがない)オペラ《魔弾の射手》、ピアノ曲の《舞踏への勧誘》。珍しくもハフがルーブルのリサイタルで弾いていた《舞踏への勧誘》。(この曲を知らない人も結構多...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第7番

今まで集めたきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集で、ぴたっと波長が合うのは、最近完結したレーゼル、偶然見つけたアルフレッド・パール、それに昔から聴いていたアラウ(新盤ではなくて旧盤)。レーゼルは木質感のある柔らかい音色と流麗なレガートが美しく、充実した和声の響きと重みのある低音に安定感があり、パールは30歳前後の録音なので、切れ良くほどよい力感のあるタッチが若々しくてとても爽やかさ。どちらもアーテ...

アラウ ~ リスト/巡礼の年 第2年「イタリア」より "ペトラルカのソネット第104番"

リストの《巡礼の年 第2年「イタリア」》で一番有名な曲は、ダンテ・ソナタという通称で知られる《ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲》。それ以外の曲は単独ではあまり演奏機会が多いようにも思えないけれど、なぜかとても好きなのが《ペトラルカのソネット》。第47番、第104番、第123番の3曲あるけれど、よく聴くのが第104番。第123番と第47番も素敵な曲だけれど、第104番のようにドラマティックな強い印象の残る旋律と曲想ではな...

アラウ/ベートーヴェン・フェスティバル・リサイタル ~ ピアノ・ソナタ第30番 Op.109

"ベートーヴェン・フェスティバル"というと、世界各地で開催されているらしい。ベートーヴェンの生地であるドイツのボンでも、毎年9月にベートーヴェン・フェスティバルが開かれている。アラウもこのフェスティバルでリサイタルを行い、1970年と1977年のリサイタル映像はDVDでリリースされている。Claudio Arrau: Beethoven Piano Sonatas [DVD] [Import](2011/06/27)Claudio Arrau商品詳細を見るDVDでは、Disc1が1977年のライブ映...

アラウ ~ シェーンベルク/3つのピアノ小品 Op.11

アラウのレパートリーの中で珍しいのはシェーンベルク。同世代のピアニストのゼルキンやケンプは、シェーンベルク(などの現代音楽)の録音はほとんどない。ゼルキンがバルトークのピアノ協奏曲第2番を録音しているくらいだろうか。(よく探せば他にもあるかもしれない)吉田秀和氏の著書『世界のピアニスト』(新潮文庫版)によれば、60歳過ぎに来日したアラウは記者会見で、シュトックハウゼンの選択自由(チャンス・オペレーショ...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第5番

ベートーヴェンの初期の1ケタの作品番号のピアノ・ソナタ群のなかで、有名なのは第8番の《悲愴ソナタ》。第9番はピアノ学習用の曲で有名だし、第1番・第4番・第7番は比較的録音も多い。逆に、演奏機会があまり多くはないと思うのが、第2番、第5番、第6番。第2番と第6番は長調の明るいタッチの曲で凄く好きというわけではないけれど、陽気で楽しげなベートーヴェンは聴いていて楽しい。第5番は、第1番や第8番のように...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番(アムネスティ・コンサートのライブ映像)

年末はあれこれと忙しくて音楽を聴く暇もなく、ようやくゆっくり聴く余裕ができたのが元旦の深夜。気分的にはまだ大晦日なのに、日付は元旦。大晦日&元旦のどちらの日でも聴きたくなる曲というと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。「皇帝」ではなく、女王様のような気品と美しさがあるので、こういう節目の時に聴くには相応しいと思うので。誰のピアノで聴くかというのがちょっと悩ましいところ。といっても、この曲ならここ...

アラウ ~ アルベニス/イベリア第2巻より "トリアーナ(Triana)"

アルベニスのピアノ作品の録音で有名なのは、スペインのピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ。チリ生まれのアラウが、アルベニスの《イベリア》を録音していたのはあまり知られていない。アラウは、1947年に米コロンビアに《イベリア》の第1巻&第2巻の録音を残していた。たいそう古い録音なので、CD化されたのが2006年。このCDは、録音年が1947年にしては、"驚異的な音質"という宣伝文句に違わず、驚くほどに音質が良い。音が煌...

アラウ&ガリエラ/フィルハーモニア管 ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

アラウのベートーヴェン/ピアノ協奏曲の全集録音は、全部で3種類。全てスタジオ録音。 ガリエラ指揮フィルハーモニア管 (1955年[第4番、モノラル]、1958年,EMI) ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管 (1964年,Philips旧盤) ディヴィス指揮シュタッツカペレ・ ドレスデン (1984年-87年,Philips新盤)ライブ録音では、全集版はなくて、クレンペラー/フィルハーモニア管の伴奏による第3番~第5番のロンドンでのライ...

アラウ ~ チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

アラウが、ナチスが支配するドイツを離れて米国へ渡った後、1938年~62年にかけて、EMIへ大量の録音を残している。今まで、分売盤でかなり多くの録音がCD化されており、それをBOXセットにまとめたものが『Claudio Arrau Virtuoso Philosopher of the Piano』。以前、新譜情報でも書いたことのあるこのBOXセット。ようやく入手して聴いてみたところ、やっぱり50歳代のアラウのピアニズムは、1960年代から晩年までPhilipsに残した録...

新譜情報:『アラウ・プレイズ・リスト』(6CD/BOXセット)

とうとう発売されたアラウのリストボックス。今年はリストイヤーなので、やっぱり出てくると思っていました。このBOXセットはアラウのリスト作品のスタジオ録音集で、ピアノ協奏曲2曲も収録し、合計6CD。HMVでは2011年08月31日リリース予定。amazonの日本・米国サイトではまだ取り扱いがなく、英国サイトではすでに販売中。HMVのオンラインショップの価格ならかなりお買い得なので、アラウのリストを初めて聴く人にはとてもお勧め...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第22番

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第22番を初めて聴いたのが、アラウの旧盤の録音。軽快なテンポと滑らかなタッチのレーゼルの演奏と比べると、ゆったりしたテンポで訥々とした語り口。切れ味の良い洗練されたとはちょっと言えないけれど、なぜか和んでしまう。第1楽章は、ゆったりしたテンポと、一音一音を確かめていくかのように、コツコツしたタッチで丁寧に弾いていくので、柔らかなレガートが美しいレーゼルとは違って、とても...

アラウ ~ ピアノ小品集『Libestraum』

アラウのCDを整理していると、今度はピアノ小品集を発見。こういうピアノ小品集のオムニバス版は買わないことにしているはずなのに、なぜかCDラックの中に入っていた。買った記憶も聴いた記憶も定かではないけれど、せっかく見つけたので、夜中に聴くことに。このCD、選曲には全然脈絡がないので、アラウがPhilipsに録音した音源の中から、作曲家別に聴きやすい曲をピックアップしたサンプラー盤みたいなもの。《愛の夢》以外は、...

アラウ ~ ドビュッシー/ピアノ作品集

ドビュッシーは、ショパン、シューベルト、シューマンと並んで、かなり疎遠な作曲家だったけれど、夏にアラウのドビュッシーBOXを聴いて、すっかり認識を改めてしまったのは、ちょっとコペルニクス的な転回(?)。モネのような印象派の絵画が音になったようなイメージがするドビュッシーは、あまり好きなタイプの作曲家ではなく、同じフランス人の作曲家だとプーランクやラヴェル(のコンチェルト)の方が好みに合うのでそちらを...

《新譜情報》 クラウディオ・アラウ 『EMI録音集1938-62年』

やっぱりと言うか、待ちかねていたアラウの記念BOXがもうすぐ発売されます。2011年は、1991年に亡くなったアラウの没後20年。何か記念盤が出るに違いないと思っていたら、EMIから没後20年記念BOXセットとして、1938年~1962年の録音集(CD12枚組)が2月下旬にリリース予定。ステレオ初期とモノラル期の録音で、ピアノ協奏曲はステレオ録音が多く、ソロはモノラル録音が大半。すでに持っているCDと音源が重なっているのが、ショパン...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番”テンペスト”

ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴くときの定番は、アラウが1960年代60歳頃に録音した旧盤の全集。80歳代で録音した新盤の全集は、後期ソナタなどの数曲以外は聴くことはないし、聴き比べる時は技巧が安定している旧盤で聴くようにしている。旧盤の全集のなかで特に好きな演奏は、最後のピアノ・ソナタ3曲と、第17番のテンペスト、第21番のワルトシュタイン。アラウのワルトシュタインは有名だけれど、なぜかテンペストはそれほ...

アラウ ~ アルベニス/イベリア第1巻&第2巻

ピアノ作品が多いラテン系の作曲家でポピュラーなのは、たぶんモンポウ、グラナドス。あいにくモンポウを聴くとすぐに眠たくなるし、グラナドスはまるでショパンを聴いている気がするので、《星々の歌》以外はまず聴かない。わりと好きなのはヴィラ=ロボス。有名なのはブラジル風バッハやショーロスだけど、ピアノ作品はかなり多くて、協奏曲、独奏曲とも、詩的で魅力的。あとは、最近初めて聴いたアルベニス。有名なのは組曲《イ...

アラウ ~ ドビュッシー/ベルガマスク組曲より 《月の光》

昔から好きだった数少ないドビュッシーの曲といえば「ベルガマスク組曲」の《月の光》。「ベルガマスク組曲」は「版画」以前に書かれた曲なので、わかりやすいロマンティックなところが気に入っていて、今でも「版画」と並んで好きな曲集。最近手に入れたアラウのドビュッシーピアノ作品集BOXに収録されているのは、1991年の最晩年に録音した「ベルガマスク組曲」の《月の光》。今まではカッチェンの《月の光》をよく聴いていた。...

アラウ ~ アスコナ国際音楽祭ライブ(1971年)

アラウのライブ録音は最近かなりリリースされているけれど、マイナーレーベルが出しているせいか、すぐに在庫切れで廃盤状態になることが多い。晩年のリサイタルやコンサートは、ライブ映像が結構多く出回っている一方で、全盛期にあたる1950年~1960年代のものは放送局や音楽祭で録音した放送用音源が主体。特に音楽祭のライブ録音は、スイスのルガーノやアスコーナ、ドイツのシュヴェツィンゲンのリサイタルのものが残っていて、...

アラウ ~ ブラームス/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ

アラウの『ブラームス作品集』に関する追加記事:《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》の録音についてアラウはブラームスのピアノ独奏作品のなかで、《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》や《ピアノ・ソナタ第3番》をリサイタルで良く弾いていた。特にヘンデル・ヴァリエーションは、晩年の1978年のスタジオ録音以外に、2種類のライブ録音がリリースされている。ヘンデル・ヴァリエーションといえば、私がすぐ思い浮かべる...

アラウ ~ ブラームス/4つのバラード

アラウのブラームスといえば、ピアノ協奏曲の第1番と第2番が有名。アラウが得意としていた曲なので、録音も数多く、スタジオ録音が2種、ライブ録音は数知れず...というくらいに多い。そのわりに独奏曲の方はあまり聴かれていない。ヘンデルヴァリエーション(スタジオ録音は1種類、ライブ録音は2種類)とピアノ・ソナタ第3番(スタジオ・ライブ録音がそれぞれ1種類)以外は、スタジオ録音しか残っていない。もう廃盤になっている...

アラウ ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲

夏になると睡眠障害を起こすので、寝つきを良くするか、早朝に目覚めないようにするかで、悩ましい。結局、早朝覚醒はどうにも治らないので、寝つきを良くするしかなさそうだと諦め、クーラーを短時間入れて、ついでにゴルトベルクを聴いていると、いつの間にかぐっすり。ゴルトベルクは、そもそも不眠症の伯爵のために作曲されているので、これを聴けば不眠症が解消される効果が期待できるかも...と思っても、演奏によっては、逆...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第32番

この暑い最中になぜか聴きたくなってしまったベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ。アラウのDVDのライブ映像を観てしまったのと、1年近く弾いていなかったのにまた練習し始めたので。アラウのベートーヴェンのピアノ・ソナタの録音で多いのは、熱情、ワルトシュタインと第32番。この第32番は、ピアノ・ソナタと名のつく曲のなかでも、第31番と並んで(たぶんそれ以上)好きな曲なので、興味を魅かれるピアニストがこの第32番を録...

アラウ ~ リスト/エステ荘の噴水 <巡礼の年 第3年>より

こう毎日暑いと、聴きたくなる曲もだんだん偏ってきて、数十分もかかるヘビーなコンチェルトや構成がかっちりしているピアノ・ソナタを聴くのを避けて、5~10分くらいの小品が多くなる。特に、夏になると聴く回数が極端に減るのはブラームス。ブラームスは秋や冬になると無性に聴きたくなる。ベートーヴェンとバッハは四季を通じてそれほど変わらない。最近聴くことが増えたリストの曲は、聴いていて暑苦しい曲とそうでない曲とが...

アラウ ~ リスト/ピアノ・ソナタロ短調

今から来年の話はちょっと早いような気がしないでもないけれど、来年はリスト生誕200年にあたるリストイヤー。今年がメモリアルイヤーのショパンとシューマンはもともと好みの方向とは違う作曲家なので、それよりもリストの方がずっと相性が良い。リストは自作に加えて編曲ものも膨大なうえに、改訂魔だったので数種類の版が残っている。全集録音となると、レスリー・ハワードが60巻くらい(?)までは録音している。それを全部聴...

アラウ&バーンスタイン指揮バイエルン放送響 ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番

ベートーヴェンのピアノ協奏曲で最も好きな第4番を聴くなら、ファーストチョイスはアラウ、次はカッチェンと定番化している。好きなピアニストの録音はたいてい集めた曲なので、探してみたら結構CDがたまっていた。バックハウス、アラウ、ケンプ、ゼルキン、ポリーニ、ツィメルマン、グルダ、ルプー、カッチェン、キーシン、ムストネンといろいろあっても、アラウとカッチェンが一番しっくりくる。アラウの第4番の録音は、スタジ...

アラウ&ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管 ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集.

アラウのベートーヴェンピアノ協奏曲の録音は、スタジオ録音、ライブ録音がいろいろ出回っているけれど、全集版はスタジオ録音が3種類。 ガリエラ指揮フィルハーモニア管(1958年,EMI他)(これはめったに見かけない) ハイティング指揮コンセルトヘボウ管(1964年,Philips) ディヴィス指揮ドレスデン・シュタッツカペレ(1984年-87年,Philips)一番有名で良く聴かれているのは、3度目のディヴィス&ドレスデン・シュタッ...

アラウ ~ ブラームス/ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ(シュヴェツィンゲン音楽祭リサイタル)

《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24》をアラウはスタジオ録音しているけれど、これはブラームスBOXを持っていないので、未聴。その代わり、ライブ録音が2種類持っていて、1963年のルガーノ、同年のシュヴェツィンゲン音楽祭のリサイタルを収録したもの。60歳の時の演奏なので技巧的には問題なく、そこは安心して聴ける。ルガーノのライブ録音は、CDが廃盤なのでitune storeでダウンロードできる。シュヴェツィン...

アラウのインタビュー ~ デュバル著『ピアニストとのひととき』より

アラウの伝記・対話集としてもっとも有名なのは、ホロヴィッツ著『アラウとの対話』(みすず書房)。アラウはこの本以外にも、インタビュー集には良く登場していて、私が知っている翻訳書で2冊、未翻訳書で1冊。探せばまだあると思う。コンパクトにまとまって読みやすいのは、ちょっと古いけれどデイヴィッド・デュバル著『ピアニストとのひととき』のインタビュー。FM音楽放送局のディレクターでありピアニストでもあるデイヴ...

アラウ ~ シュヴェツィンゲン音楽祭ピアノ・リサイタル

アラウはスタジオ録音が大好きだったので、ディスコグラフィーは膨大。好きな作曲家と曲が収録されているCDはほとんど収集したので、長い間チェックしていなかったけれど、最近調べてみると、復刻盤、ライブ録音、それにお蔵入りしていた録音やらが多数リリースされていた。これも集めないといけないので、アラウのCDは増える一方。でも、没後20年経った今になっても、初出録音が聴けるというのはとっても嬉しい。最近増えているラ...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第21番”ワルトシュタイン”

アラウの旧盤のなかでも、後期ソナタ3曲を別とすれば、第17番”テンペスト”と同じくらいに素晴らしくて好きな演奏が、この第21番”ワルトシュタイン”。ワルトシュタインは中学生の頃にレッスンで弾いていた曲。単純な音型で展開していくのでどうも面白くない曲だな~と思いながら、あまり気乗りせずに練習していたのは良く覚えている。自分の下手なピアノでこの曲を聴いていただけだったので、面白くも思えなかったのも無理ないかと...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第31番

ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ3曲を初めて聴いたのは、全てアラウの新盤。第31番と第32番はとても感動したので、真夏の暑いさなか、すぐにピアノで弾く練習をしたくらい。アラウの録音には旧盤と新盤の2種類があり、初めて入手したのが新盤だったせいで、以前はそちらばかり聴いていた。異聴盤を集め始めると、ゼルキンの60年録音、アンデルジェフスキのライブ録音とか、気に入った演奏もいくつか。この曲と第32番の2つの...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第8番”悲愴”

ベートーヴェンの悲愴ソナタは、ピアノのレッスンで弾くときの定番の一つ。中学生の頃にレッスンでしっかり練習した曲なので、それからン十年の長いブランクがあっても、少し練習したらスラスラと弾ける。やっぱり子供の頃に覚えたことは忘れないものです。悲愴ソナタは昔からアラウの録音で聴くことが多い。ベートーヴェンのソナタは、他の曲でもアラウの演奏で聴くのが好きなので、なぜかと考えてみたら、自分で弾くときにイメー...

アラウ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ全集

私が初めて買ったベートーヴェンのピアノ・ソナタの録音は、記憶をたどるとバックハウスとアラウだった。標題付きの有名なソナタ(悲愴、月光、熱情、告別、ワルトシュタイン)のどれかを収録した分売盤だったはず。当時学生だった私には、晩年のバックハウスのステレオ録音はあまりピンと来るものがなく、魅かれるものがあったのは60歳前後のアラウの旧録音のピアノ・ソナタ。ちょうどアラウの新録音の新譜が次々に出ていたのでそれ...

グリュミオー&アラウ ~ ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ集

グリュミオーのベートーヴェンのヴァイオリンソナタといえば、ハスキルとのモノラル録音が有名で、後年にアラウとステレオ録音した方はそれほど聴かれていないに違いない。録音したのは、第1, 2, 4, 5, 7, 8番の6曲のみ。クロイチェル・ソナタも未録音で、なぜか全集は未完。Beethoven: Sonatas for Violin & Piano Nos. 1, 2, 4, 5, 7, 8(2007/10/23)Ludwig van Beethoven、試聴する(米国amazon)私の持っているのは、ずっと昔...

アラウ ~ バッハ/パルティータ第1番、第2番

クラウディオ・アラウが亡くなる2ヶ月前に録音されたバッハのパルティータ集は、アラウの”白鳥の歌”となった最後の録音。アラウは晩年、夫人と息子の2人を相次いで亡くしたことから、意気消沈して演奏活動から2年間も遠ざかっていた。もう一度ピアノを弾こうと決心して、演奏活動の再開に選んだのがこのバッハのパルティータ。若い頃にはバッハをリサイタルで度々弾いており、1942年にはゴルトベルク変奏曲も録音していたほどな...

アラウ ~ ショパン/バラード第1番

1年に1回くらいはたまにショパンを聴きたくなるときがある。そういう時は、ほとんど誰も率先しては薦めないに違いないアラウのショパンを聴いている。そもそもショパンはほとんど聴かないので、好きなピアニストのCDを買っていたら、結局、ショパンの録音はアラウとポリーニ、キーシンで埋まってしまった。キーシンはともかく、かなり偏った好みだと我ながら思う。この中で、良く聴くのはなぜかアラウ。ピアノ・ソナタはアラウは録...

アラウ&クーベリック指揮バイエルン放送響 ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番

クラウディオ・アラウのブラームス・ピアノ協奏曲第1番のライブ録音は何種類も出ているが、1964年4月24日、クーベリック指揮バイエルン放送響とミュンヘンで共演したコンサートを収録したものがORFEOからリリースされている。ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送響とのライブ録音は1966年だが、モノラル録音なので、やはり音質に不満が残ってしまう。このORFEO盤はステレオ録音なので、ライブ録音にしてはかな...

アラウ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番

クラウディオ・アラウはブラームスのピアノ協奏曲をとても得意としていて、コンサートでも良く弾いていた。スタジオ録音は第1番と第2番とも2種(ジュリーニ指揮/フィルハーモニア管/1960年・62年、ハイティング指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管/1969年)残っていて、いずれも頻繁にあちこちで取り上げられている名演。このほかにライブ録音がかなり残っているが、第1番か第2番のどちらかを演奏(録音)していることが多い。ジ...

アラウ/ルガーノライブ 1963 ~ ブラームス、リスト、ショパン、ドビュッシー

最近はアラウのCDがかなり廃盤になっているので、聴きたい演奏が収録されたCDを探すのも一苦労。このCDは日本のサイトでは販売していないので、ituneからダウンロード。米国amazonのサイトでCDレビューを見ると、1963年のルガーノのリサイタルのライブ録音だと書いていた。レビューがやたらに良かったし、試聴してみるとブラームスのヘンデルバリエーションのアリアとドビュッシーがとても良い。残りのリスト、ショパンともあまり...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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