気ままな生活

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Category [ ♪ スティーヴン・ハフ ] 記事一覧

スティーブン・ハフ ~ リスト/ 巡礼の年 第1年「スイス」、オペラ・パラフレーズ集

ハフのリスト録音はVirgin盤とhyperion盤があり、Virgin盤(2枚組)はずっと昔に買ったけど、hyperionに録音した2種類のCDは未購入。ハフのドビュッシーを聴いた刺激で、まだ未購入のハフのCDをどれか買いたくなったので、ディスコグラフィと試聴ファイルをチェックして、リストの《巡礼の年》を購入。ドヴォルザークの《ピアノ協奏曲》にも惹かれるものはあったけど、それほど好きな曲ではなかったことと、カップリングされたシュ...

スティーヴン・ハフ ~ フンメル/ピアノ・ソナタ集

スティーヴン・ハフのディスコグラフィで未購入CDを試聴していたら、古典派~ロマン派の初期の音楽が好きなせいか、フンメルのピアノ・ソナタが妙に気に入って、またCD買ってしまった...。フンメルのピアノ・ソナタは全部で9曲。作品番号付きは第1番~第6番。いつもとは違った顔のベートーヴェンみたいなところがあって、疾風怒濤の激しさはあまり顔を出さず、優美でロマンティックで可愛らしいベートーヴェンで、時々モーツァ...

『Stephen Hough's Dream Album』

試聴した「モスクワの夜」と「もみの木」にいたく魅せられて予約したハフの新譜『Stephen Hough's Dream Album』が早速到着。アルバムタイトル通り、本当に「夢のアルバム」。ハフのカラフルで煌くような音色が硬軟・緩急の多彩な変化で響きのヴァリエーションも豊か。クリスタルのようなクールでシャープな音から羽毛のように柔らかく優しい音まで曲想に沿って変幻自在に変わっていく。ハフの切れ味鋭い精緻な技巧は一音一音クリ...

【新譜情報】『Stephen Hough's Dream Album』

最新記事:『Stephen Hough's Dream Album』(2018/05/23)--------------------------------------------------------------------------スティーブン・ハフの新譜は、期待していたドビュッシーの前奏曲集ではなくて、久しぶりに小品集『Stephen Hough's Dream Album』。収録曲は、あまり知られていないピアノ小品(数曲はハフ編曲)が多く、ハフ作曲のオリジナル曲(6曲)もあり。演奏時間5分未満の曲が多い。5分超えるのは、最...

スティーブン・ハフ ~ ドビュッシー/ピアノ曲集

年末にタワーレコードから届いたハフのドビュッシーアルバムは、メモリアルイヤーに相応しい素晴らしいドビュッシー。ハフのピアノの音は清流のように澄んでキラキラと品の良い煌きがある。やや硬質で線が細く、輪郭が明瞭な音のわりに、タッチが軽やかなので響きが柔らかく、煌きのある色彩感と響きのバリエーションも豊か。録音音質が良いこともあって、多彩なソノリティがとても美しい。ヤマハを弾いているせいか、スタインウェ...

【新譜情報】スティーブン・ハフ ~ ドビュッシー/ピアノ曲集(追記あり)

来年はドビュッシーの没後100周年というメモリアルイヤーなので、久しぶりにリリースされるスティーブン・ハフの新譜がドビュッシー。ハフのドビュッシー録音は少なく、覚えているのは「月の光」。調べてみると、スパニッシュアルバムに「グラナダの夕べ」、「とだえた セレナード」、「ヴィーノの門」の3曲(昔試聴したけどCD買わなかった)。他に「レントよりおそく」も録音していたけど、こっちはすっかり忘れていた。ハフの「...

スティーブン・ハフ ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

とても珍しいスティーヴン・ハフの「皇帝」。ライブに限らず、録音でもベートーヴェンを弾くことは少ないし(録音しているのは、「月光ソナタ」と第32番ソナタのみ)、今までコンチェルトを聴いたことは一度もない。Beethoven: Piano Concerto No. 5, "Emperor" (Stephen Hough, Piano)コメント欄を見ていると、ハフの演奏にフラストレーションを持つ人が時々いて、ドラマやパッションが感じられないとか書いている。テンポは速い...

スティーブン・ハフ/ピアノ・ソナタ第3番「Trinitas」

スティーブン・ハフが作曲したピアノ・ソナタの3曲目は「Trinitas」という副題が付けられている。ラテン語で「三位一体」。ハフは若い時にカトリックに改宗した人で、宗教に関する執筆も多く、宗教曲《ミサ曲》も作曲し、ウェストミンスター寺院とウェストミンスター大聖堂の聖歌隊が演奏したという。これは、2013年7月23日、Tippet Rise Art CenterにあるOlivier Music Barnでのライブ映像。「Trinitas」は、カトリック雑誌「The...

スティーヴン・ハフ 『In the Night』

スティーヴン・ハフのコンセプト・アルバム『In the Night』に《謝肉祭》が収録されているのを思い出した。以前試聴した時の印象では、シューマンの「夜に」とハフ自作自演の《ピアノ・ソナタ第2番「夜の光」》はかなり好きだったけど、ちょっとクールなベートーヴェンに、苦手のショパンの《夜想曲》とシューマンの《謝肉祭》はやっぱり馴染めなかった。In the Night(2014/05)Stephen Hough試聴ファイル(Hyperion)※ジャケット写...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ドヴォルザーク&シューマン/ピアノ協奏曲

hyperionサイトでハフの新譜をチェックすると、4月1日に『ドヴォルザーク&シューマンのピアノ協奏曲集』をリリースしていた。HMVの新譜情報には載っていなかったので、新譜が出ることを知らなかった。ドヴォルザークのピアノ協奏曲は、フィルスクニー&セルの録音をNMLで聴いたことがある。その時は面白く聴けたけれど、特に好きな曲というほどではなかった。(もともとドヴォルザークの曲はほとんど聴かないので)シューマンのピ...

メンデルスゾーン/厳格な変奏曲、前奏曲とフーガ第1番ホ短調、スコットランド・ソナタ

メンデルスゾーンはピアノ独奏曲をかなりたくさん書いているけれど、《無言歌》だけがやたらに有名な気がする。《無言歌》は子供の頃にピアノのレッスンで数曲練習したけれど、どうも好きに慣れなかった。それ以来メンデルスゾーンを聴く(弾く)気にならなかったけれど、ゼルキンCDを収集している時に聴いたピアノ協奏曲第1番で印象がすっかり変わってしまった。ピアノ独奏曲をいろいろ聴いてみると、ロマン派のなかでは、ショパン...

スティーヴン・ハフ ~ ショパン/後期ピアノ作品集、ワルツ集

いつもは滅多に聴かないし、CDも買わないショパンなのに、珍しくも2枚一緒に買ってしまったのは、スティーヴン・ハフの『後期ピアノ作品集(Late Masterpieces)』と『ワルツ集』。ハフの演奏なら、(ショパンを敬遠したくなる)ベタベタと感情がまとわりつくところがなくて、軽やかなタッチとあっさりした叙情感で、もたれることなく自然に聴ける。...

スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』

hyperionサイトの発売予定日よりもずっと早くTowerrecordから届いたスティーブン・ハフの新譜『Scriabin/Janacek: Sonatas & Poems』。Scriabin & Janáček: Sonatas & Poems (30 October 2015)Stephen Hough (piano)試聴ファイル <収録曲>スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53ヤナーチェク:『草かげの小径にて』第1集 JW.VIII/17 われらの夕べ / Naše večery 散りゆく木の葉 / Lístek odvanutý  一緒においで / ...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』

最新記事:スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』-----------------------------------------------------------------------ハフのボーウェンアルバムを試聴しようとして、偶然hyperionサイトで発見したハフの新譜は、スクリャービン・イヤーに合わせたのか、スクリャービンのピアノ・ソナタと詩曲、それになぜかヤナーチェク。Scriabin & Janáček: Sonatas & Poems (30 October 2015)Stephen Houg...

スティーヴン・ハフ 『English Album』

Hyperionが出しているスティーブン・ハフのコンセプトアルバムのなかで一番好きなのは、『French Album』と『EnglishAlbum』。両方とも選曲がユニークで、聴いたことがなかった作曲家や曲が多く、ハフの切れ味良い技巧と透明感のある美しい叙情感がたっぷり味わえる。『English Album』には、(日本では)あまり有名でないロマン派~現代の英国人作曲家の作品やハフの自作自演曲も収録されている。収録曲は、現代曲も含めてどの曲...

スティーヴン・ハフ ~ グリーグ/抒情小曲集

ハフが《ピアノ協奏曲》に次に録音したグリーグ作品は、ちょっと予想外だった《叙情小曲集》。ハフの演奏は、全体的にテンポが速めで、タッチは軽やか。高音はきらきらとオルゴールみたいな煌きと可愛らしさが綺麗。優しく触れるように(しつこくない)繊細さと硬質の透き通った音色で、さっぱりした叙情感とロマンティシズムが清々しい。グリーグ:抒情小曲集 スティーヴン・ハフ(2015年04月10日)スティーヴン・ハフ試聴ファイル...

【新譜情報】ハフ&イッサーリス ~ チェロソナタ集(グリーグ、ハフ、メンデルスゾーン)

スティーブン・ハフが、グリーグの《抒情小曲集》の次にリリース予定のアルバムは、イッサーリスのピアノ伴奏をしたチェロソナタ集。収録曲は、グリーグ、メンデルスゾーン、それにハフ自身が作曲した作品の3曲。Mendelssohn, Grieg & Hough: Cello Sonatas(2015年06月1日)Steven Isserlis (cello), Stephen Hough (piano)試聴ファイル(hyperion)HMV、towerreord、amazonとも情報なし(3/19現在)。ジャケットのイラストがとて...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ グリーグ/抒情小曲集

スティーヴン・ハフの新譜は、ピアノ協奏曲を録音したことのあるグリーグの《抒情小曲集》。今までハフが録音してきた小品集は、いろんな作曲家の作品を集めたコンセプト・アルバムが多い。特定の作曲家のピアノ独奏曲ばかり集めた作品集なら、ショパン、リスト、モンポウ、モーツァルト、フランク、シューベルト、ボウエン。その中でも、1つの作品だけを録音したものはなく、今回のアルバムは《抒情小曲集》だけなので、珍しい。...

スティーブン・ハフ作品集 『Broken Branches』

スティーブン・ハフのリリース予定の新譜に収録されている《ピアノ・ソナタ第2番「夜の光」》が気に入ったので、第1番のピアノ・ソナタも録音しているかも...と探してみると、BISからCDでリリースされていた。このアルバムは、ハフが50歳になったことを祝って、2011年に録音されたハフ作曲作品の自選集。ピアノを作曲者のハフ自身が弾いているのはもちろん、共演者がベルリン・フィル木管五重奏団のハーゼルとラインハート、チェロ...

【新譜情報】 スティーブン・ハフ 『In the Night』

スティーブン・ハフのリサイタル・アルバム(コンセプト・アルバム)シリーズの最新作は『In the Night』(夜に)。Hyperionのウェブサイト情報では、2014年5月リリース予定。<収録曲>シューマン:幻想小曲集より『夜に』 Op.12-5ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2ハフ:ピアノ・ソナタ第2番『夜の光』シューマン:謝肉...

Moscow Nights (モスクワ郊外の夕べ)

スティーヴン・ハフが編曲したVasily Soloviev-Sedoi作曲《Moscow Nights/モスクワ郊外の夕べ》。2012年にヘルシンキで行ったコンサートでハフが弾いていたらしい。CDには未収録の曲なので、これが本当にハフの編曲と演奏なのかわからなかった。でも、ラフマニノフ風の旋律が出てくるので、クラシック音楽畑の人が編曲したのは間違いなさそう。念のため、ハフのコンサートスケジュールをチェックしてみると、確かに2012年5月11日...

スティーヴン・ハフ ~ ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲(ピアノ協奏曲版)

ルトスワフスキの《パガニーニ変奏曲》には、ピアノ協奏曲版と2台のピアノ曲版があり、後者の方は難曲で演奏効果も高いせいか、実演・録音ともピアノ協奏曲版よりは多い。あまり聴いたことがないピアノ協奏曲版をスティーブン・ハフが今年(2013年)のBBC Promsで弾いていたのを発見。 Promsでこのピアノ協奏曲が演奏されるのは、これが初めてなのだそう。このライブ映像は、ルトスワフスキの生誕100年を祝した演奏会のプログラム...

スティーヴン・ハフ ~ ショパン/ワルツ集

ゲザ・アンダのワルツ集を数年前に買って以来、久しぶりに聴いたワルツ集はスティーブン・ハフの2010年録音。ショパンのワルツ集(というかワルツという曲自体)が聴くのが得意な曲ではなく、アンダのほかにはアラウとキーシンのCDくらいしか持っていないかったはず。ハフのブラームスのコンチェルトの新譜を聴いてから、急にハフ・モードに入ってしまったせいか、めったに聴かないショパンのCD3枚を試聴。その中の1枚がワルツ集。...

スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

発売予定日が繰り上がって、1週間以上早く届いたハフの新譜『ブラームス:ピアノ協奏曲集』。最初に全曲聴いた感想は、私の好みとはちょっと違う優美で繊細な叙情感漂うブラームス。最も好きなカッチェンの録音は、構造堅牢で力感豊かで男性的な演奏なので、そういうものを期待していると、最初に聴いたときはどうももう一つしっくりこないし、よくわからない...。特に、緩急の変化がかなり大きく、時々リタルダンドでテンポが異様...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

【最新記事:スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番(2013.11.29)】--------------------------------------------------------------------------------スティーヴン・ハフの最新アルバム『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番』(hyperion)が、HMVとTowerrecordsのオンラインショップで予約受付中。伴奏は、ウィッグルスワース指揮モーツァルテウム管。hyperionのリリース予定日は12月。国内のオ...

【新譜情報】 『スティーヴン・ハフ/5 Classics Albums』

スティーヴン・ハフが、Virginレーベル時代に録音したアルバムを集めたBOXセット(CD5枚組)が11月に発売予定。5 Classic Albums(2013/11/12)Stephen Hough10/18現在、HMV、Towerrecordのオンラインサイトで予約受付中。amazonでは未登録。5枚組のBOXセットで、予約価格は1800円弱。ポイントが付く場合は、実質的にはもっと安くなるので、とてもお買い得。(私はモーツァルトとシューマン以外は分売盤で持っているので、買う予定な...

スティーヴン・ハフ ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番

あまり人気があるとは思えないサン=サーンスのピアノ協奏曲のなかでも、有名なのは第2番、それに第5番「エジプト風」。サン=サーンスの曲をいくつか聴くと、隠れた(?)メロディメーカーだと思うくらいに、旋律の美しさが印象的。唯一の難点といえば、聴いている時はなんていい曲なんだろう!と思っていても、後になってみると、なかなか曲が思い出せないこと。さすがに、第2番のコンチェルトは何度も聴いたので、しっかり記憶に...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

【最新記事:スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番(2013.11.29)】---------------------------------------------------------------------------------------hyperionのホームページでスティーブン・ハフの試聴ファイルを探していたところ、発見したハフの新譜情報は、ブラームスの《ピアノ協奏曲第1番&第2番》という豪華なカップリング。ハフは、Virginレーベル時代、28歳の時にこの2曲を録音して...

『遊藝黒白』 ~ スティブン・ハフのインタビュー

音楽ライターの森岡葉さんのブログ<May Each Day>で、「『遊藝黒白』~スティーヴン・ハフ~」という記事で、ハフのインタビューが紹介されていた。『遊藝黒白』は台湾の音楽評論家・焦元溥氏の著作で、森岡さんのブログで翻訳文を随時掲載中。クラシック・ピアニストを対象としたインタビュー本というのは、米国の音楽評論家によるものが何種類が出版されているし、中には日本語の翻訳書が出ているものもある。『遊藝黒白』の方...

スティーヴン・ハフのインタビュー

チェリストのイッサーリスの新譜は『In the Shadow of War(戦争の影で)』というタイトルのチェロ協奏曲集(BIS盤)。収録曲は、第1次世界大戦にまつわる現代曲ばかり3曲という珍しい選曲。ユダヤ音楽で知られるエルネスト・ブロッホの代表作『ヘブライ狂詩曲「シェロモ」』(1916)ブリテンの師フランク・ブリッジ『悲歌的協奏曲「オーレイション」』(1930)イッサーリスのピアノ伴奏者でもある英国のピアニストで作曲家でもあるス...

スティーヴン・ハフ 『French Album』

スティーヴン・ハフの新譜『French Album』は、試聴した時の印象以上に素晴らしく、hyperionからリリースしたハフの小品集アルバムのなかでベストではないかと思えるアルバム。選曲・演奏ともセンス良く、ハフの鮮やかな技巧と美しい色彩感の繊細な音色がよく映えていて、とっても満足。Stephen Hough's French Album(2012/09/11)Stephen Hough試聴する(hyperionウェブサイト)録音時期は、2009年6月、2010年10月、2011年5月。ピ...

新譜情報:スティーヴン・ハフ 『French Album』

スティーヴン・ハフの新譜は、久しぶりにピアノ小品を集めたアルバム『French Album』。最近のハフの新譜は、ショパン、リスト、グリーグなどの名曲の録音が多かったので、オムニバスの小品集を録音するのは止めたのかと思っていた。今まで録音した小品集アルバムのテーマは、英国、スペイン、現代アメリカ(の変奏曲)だったので、今回はフランス。フランス人作曲家のピアノ小品を集めたごく普通のオムニバスCDならパスするけれど...

スティーヴン・ハフ/ピアノ・コレクション

スティーヴン・ハフがHyperionからリリースしたアルバムの中から、11曲プラス初出2曲を自選した録音集『Steven Hough Piano Collection』。Steven Hough Piano Collection(2005/06/14)Steven Hough試聴する(hyperionサイト)ハフがブックレットに序文を書いている。リサイタル後のサイン会でよく質問されるのが、「どのCDが一番お勧めですか?」、「どのCDが一番お好きですか?」。ハフはテーブルに山積みになったCDに視線を落と...

スティーヴン・ハフ ~ リスト/小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ

毎日暑いうえに、ベランダのどこかでセミが大声で鳴いていて(探しても姿が見えない...)、これがこの暑苦しさに拍車を掛けている。セミの鳴き声は暑苦しいけれど、ハフのリスト作品集に入っている<小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ>で小鳥が可愛らしくさえずっているようなピアノの音は、わりと涼しげに聴こえる。この曲、リストが僧侶になった晩年に書いた《伝説》にある2曲中の第1曲。仏教徒なのでキリスト教の聖人...

スティーヴン・ハフ ~ リスト/スペイン狂詩曲

スティーヴン・ハフのVirginレーベル時代の作表作の一つが『リスト/ピアノ作品集』。選曲がかなり個性的で、人気のある《超絶技巧練習曲》からは1曲もなく、主に《巡礼の旅》(第2年と第3年)、宗教的な色彩の濃い作品、晩年の作品からの選曲。さすがにピアニスティックな曲として《メフィスト・ワルツ》や《スペイン狂詩曲》くらいは入れているけれど、リスト作品集としては、ヴィルトオーゾ性よりも音楽的な内容の濃い選曲とい...

スティーヴン・ハフ ~ リーバーマン/ピアノ協奏曲第1番&第2番

リーバ-マンのピアノ協奏曲は、現時点で3曲書かれている。リーバーマンといっても、《ジャズ・バンドと管弦楽のための協奏曲》を書いたスイスの作曲家ロルフ・リーバーマンではなくて、アメリカ人のローウェル・リーバーマンの方。ニューヨーク在住のリーバーマンの作品は、昔同じくNYで演奏活動をしていたスティーブン・ハフの現代音楽の重要なレパートリーの一つ。ハフの録音はラフマニノフやリスト、ショパンなどが有名だけ...

スティーヴン・ハフ ~ ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲

ラフマニノフの《パガニーニの主題による狂詩曲》は、さすがに有名な曲だけあって、技巧確かなピアニストの録音が多い。古くはラフマニノフの自作自演やルービンシュタイン、アシュケナージ、カペル、リル、ワイルド、レーゼル、シェリー、マルシェフ、etc.。よく聴くのは、カッチェンとハフの録音。いずれも、速いテンポでシャープな切れ味の技巧が冴え、爽やかなロマンティシズムが素敵。カッチェンとハフ以外で聴くならカペル。...

新譜情報:スティーヴン・ハフ ~ ショパン/後期ピアノ作品集

スティーヴン・ハフの最新アルバムは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲全集に続いて、ショパンイヤーにちなんで、ショパンの後期ピアノ作品集。ショパンの新譜情報はタイトルだけ見て中身は読まずにいつもスルー。たまたまハフの名前がちらっと目に入ったので、一応どんな選曲なのかと珍しくチェックした。ハフがすでに録音したショパンの作品は、スケルツォ&バラード全集のみ。スケルツォ&バラード全集も試聴した限りでは、クリ...

スティーヴン・ハフ ~ リーバーマン/ガーゴイル、子供のためのアルバム

スティーヴン・ハフがチャイコフスキーのコンチェルトのアルバムをリリースするというので、そういえばリーバーマンの曲の録音について何も書いていなかったのを思い出した。ローウェル・リーバーマンはニューヨーク出身のアメリカ人作曲家。1961年生まれでハフと同い年。ハフが昔ニューヨークに住んでいたせいか親交があるらしく、ピアノ協奏曲第2番はハフに献呈されている。ハフもリーバーマンの曲は得意にしているようで、ピア...

新譜情報:スティーヴン・ハフ ~ チャイコフスキー/ピアノ協奏曲全集

スティーヴン・ハフの最新アルバムは、ハイペリオンの「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ」の記念すべき第50集。3月下旬にリリースされます。今回は"知られざるロマン派のピアノ協奏曲"ではなくて、超有名なチャイコフスキーのピアノ協奏曲全集。第1番~第3番に加え「協奏的幻想曲」が入っているのは珍しくもないが、さらに第2番第2楽章のアレクサンドル・ジロティ編曲版とハフ自身の編曲版が収録されているのは...

スティーヴン・ハフ ~ ツォンタキス/ゴースト・ヴァリエーションズ

スティーヴン・ハフの現代アメリカの変奏曲をテーマにしたアルバム『New York Variations』から、ツォンタキスの《Ghost Variaions》。このハフの録音が世界初録音となる珍しい曲。1951年生まれのツォンタキスの日本語情報はほとんどなく、HMVの紹介文だと”権威あるグロマイヤー賞、チャールズ・アイヴズ・リヴィング賞”を受賞している作曲家。ツォンタキスのピアノ協奏曲はハフに献呈され、2005年にハフが初演、録音もリリースさ...

スティーヴン・ハフ ~ コリリアーノ/エチュード・ファンタジー

コリリアーノの作品のなかで、比較的有名なピアノ作品は、《オスティナートによる幻想曲》、《エチュード・ファンタジー》。独奏曲よりもさらに録音が少ない《ピアノ協奏曲》も、バーバー、リーバーマンと同じくらいに現代アメリカのピアノコンチェルトとしては名曲ではないかと。《エチュード・ファンタジー》の録音も多くはないが、アメリカ人ピアニストではトッコ、ジャルバート、その他にはシルマー、それにイギリス人のスティ...

スティーヴン・ハフ ~ チャイコフスキー/協奏幻想曲(ライブ録音)

今日は朝からウェブラジオでミネソタからの生中継のコンサートを聴いていた。現地時間では夜の8時から2時間。日本と違って開演時間がかなり遅い。今回の曲はチャイコフスキーの《協奏幻想曲 Concert Fantasy》。ピアノはスティーヴン・ハフ、伴奏はオスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団。この前は、ハフのチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴いたので、ハフの今シーズンのプログラムには、チャイコフスキーの協奏曲が入...

スティーヴン・ハフ ~ チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番(BBC Proms 2009)

今日の夜聴いたのは、インターネットラジオで配信されていたスティーヴン・ハフが弾くチャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番。この演奏は、2009年8月8日にロイヤル・アルバートホールで行われたコンサートのライブ録音で、午後9時からMusiq3がストリーミング配信していたもの。毎年恒例の”BBC Proms 2009”の一環で、伴奏はヴァシリー・ペトレンコ指揮英国国立ユース管弦楽団。この演奏会は"BBC Proms 2009"のウェブサイトでも、8...

スティーヴン・ハフ 『THE PIANO ALBUM』

英国のピアニスト、スティーブン・ハフのVirginレーベル時代の最初(だと思う)のピアノ小品集『THE PIANO ALBUM』。メジャー&マイナーな作曲家の有名・無名のピアノ独奏曲40曲が2枚のCD収録されている。とてもコストパフォーマンスが良い廉価盤(1200円弱)。中身がこれだけ良いなら、とってもお買い得。ハイペリオン盤の『NEW PIANO ALBUM』とは全然違うものなので(価格も全然違うし)、ハフのピアノをいろんな曲で聴きたけれ...

スティーヴン・ハフ/イン・リサイタル

スティーヴン・ハフの最新アルバム『イン・リサイタル 』。2008年7月、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホールでのスタジオ録音。ハフは、異なる作曲家の小品を多数録音したスタイルのアルバムが好きらしく、これでVirginとHyperionからあわせて6~7枚目くらいになる。小品集はあまり集めていないけれど、今回は大物のベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ第32番が入っているので、これは早速オーダー。今回のアルバムは、ハフがリサ...

スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番、第2番

スティーヴン・ハフが20年前にVirginレーベルに録音したブラームスのピアノ協奏曲第1番と第2番。HyperionからリリースされているCDは軒並みミッドプライスだが、昔契約していたVirgin盤は全て廉価盤になっているので、内容を考えるととてもコストパフォーマンスが良い。第1番のコンチェルトは、ブラームスが21歳~25歳にかけて作曲ので、がっちりとした堅牢さよりも、激しい感情がほとばしるエネルギッシュで濃厚なロマンティシズ...

スティーヴン・ハフ ~ メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第1番

HYPERIONのロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズは、ロマン派でもあまり知られていないピアノ協奏曲を発掘しているなかなか優れたシリーズ。第1巻が1991年にリリースされて以来延々とリリースが続いており、最新録音はVol.47。かなり技術的難易度が高い曲が多く、このシリーズで弾いているピアニストは、マルク=アンドレ・アムラン、スティーヴン・ハフといった技巧派が多い。ハフは、このシリーズでサン=サー...

スティーヴン・ハフ&リットン指揮ダラス響 ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番

スティーヴン・ハフの名盤であるラフマニノフのピアノ協奏曲全集のなかでも、第2番のコンチェルトの演奏は素晴らしい。アンドルー・リットン指揮ダラス交響楽団の伴奏で、2004年5月、ハフが42歳の時の録音。Rachmaninov: Piano Concertos , Paganini Rhapsody (2007/10/09)Stephen Hough (Piano), Andrew Litton(Cond.), Dallas Symphony Orchestra 試聴する(hyperionサイト)※第2番と第3番だけを収録した分売盤もある。ハ...

スティーヴン・ハフ ~ ブリテン/ピアノ作品集『Holiday Diary』

ベンジャミン・ブリテンは、『ピーター・グライムズ』、 『戦争レクイエム』や『青少年のための管弦楽入門』などで有名だけど、ピアニストであったにしては、ピアノ曲はそう多くは残していない。彼は元々ヴィルトオーゾ系のピアニストだったので、ピアノとは演奏や作曲で終生付き合っていたが、残したピアノ曲は協奏曲が2曲、残りは1台と2台のピアノのための小曲(ピアノ・ソナタはなし)のみ。小曲の大半は10歳代~20歳代の時に...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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