気ままな生活

               ♪音楽と本に囲まれて暮らす日々の覚え書♪  

Category [ ♪ スティーヴン・ハフ ] 記事一覧

スティーブン・ハフ/Partita for Piano(2019),Fanfare Toccata(2020)

ハフ作曲の”Partita for Piano(2019)”と”Fanfare Toccata(2022)”。この2曲は初めて聴いたけど、どちらも緩徐楽章(緩徐部)以外は音が鍵盤上を軽く飛び跳ねるように動き回り、”Partita for Piano”はちょっと慌ただしく感じる。どちらかというと、リズムに少し落ち着きがあり、特に和声が綺麗な”Fanfare Toccata”の方が好き。Stephen HOUGH - Partita for Piano (Albert Cano Smit, piano)(Live recording at Carnegie Hall, ...

コリンズ&ハフ ~ ブラームス/3つのクラリネットソナタ

もともと管楽器の曲はほとんど聴かないし、クラリネットは音色が暗くてあまり好きではないので、クラリネットの曲のCDは(たまたまカップリングされているものを除いて)、一枚も持っていない。それなのに、なぜかコリンズ&ハフの『ブラームス/3つのクラリネットソナタ』を試聴する気になり、楽章の冒頭部分だけ少し聴いてみたら、意外と感触が良かった。いつも聴いているハフのhyperion盤とは音質が違って、このBIS盤は残響がか...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ モンポウ/ひそやかな音楽

2月発売予定のスティーブン・ハフの新譜は《モンポウ/ひそやかな音楽》。ハフはhyperionで『モンポウ/ピアノ作品集』を1996年に録音している。モンポウは私の好みとは違うので、一応試聴はしたけどCDは買わなかった。今回の新譜には、前回のアルバムでは録音していなかった《ひそやかな音楽》のみ全曲収録。これも試聴したけど、1曲が2~3分と短く、曲名通り、全体的に音が少なくテンポもゆったりした曲がほとんど。曲自体は現...

スティーヴン・ハフ 『New Piano Album』

1年くらい前に買ったスティーヴン・ハフの『New Piano Album』。”New”なのはハフが若い頃にVirgin盤『Piano Album』を録音しているから。古い『Piano Album』は2枚組で合計37曲あり、あまり知られていない作曲家の技巧的な小品が多く、聴き直してみたらよく覚えていない曲が多かった。20曲収録している『New Piano Album』の方は、メジャーな作曲家の作品とその編曲版が多い。原曲は知っていても編曲版は知らない曲が多く、20曲中...

スティーヴン・ハフ ~ ショパン/夜想曲全集

10月30日発売のスティーブン・ハフの新譜『夜想曲全集』(2枚組、録音時間約110分)。収録曲は、第1番~第18番と遺作3曲(第19番~第21番)に加えて、第2番Op9-2b(ショパンによる追加装飾版)、さらに偽作1曲(ラルゲット 嬰ハ短調『忘れられた夜想曲』 KKAnh.Ia/6,作者不詳)。遺作の「第21番KKIVb/8」は「おそらくシャーロット・ド・ロスチャイルド作」と記載されている。作品解説によると、このハ短調のノクターンのショパン...

『The Best of Stephen Hough』(hyperion録音集)

hyperion公式サイトが編集したハフのベスト録音集”The Best of Stephen Hough”。リリース済みのアルバムから抜粋したピアノ協奏曲・独奏曲・室内楽曲・歌曲の1曲または楽章(の一部)が合計16曲。<曲目>1. サン=サーンス/ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」第1楽章2. ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番第1楽章(一部抜粋)3. グリーグ/ピアノ協奏曲第2楽章4. シャルヴェンカ/ピアノ協奏曲第4番第4楽章5. チャイコフスキー/...

スティーヴン・ハフ 『The Erato Years 1987~1998』

スティーブン・ハフの60歳記念としてリリースされるのは、若い頃のEMIとVirgin Classicsの録音集『The Erato Years 1987-1998』。9枚組のBOXセットで収録曲は、モーツァルト《ピアノ協奏曲》(第21番と第9番「ジュノム」)、『THE PIANO ALBUM』、ブリテン作品集『Holiday Diary』、リスト・シューマンの各作品集、ブラームス《ピアノ協奏曲》(第1番と第2番)。以前にも、この時代の録音集『5 Classic Albums』が発売されていた...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ショパン/夜想曲全集

スティーブン・ハフの新譜が立て続けにリリース予定。8月末発売のシューマンアルバムに続いて、10月末にはショパンの夜想曲全集が発売される。英国でも演奏会の回数も聴衆もまだ少ないだろうから、レコーディングの方に力を入れているのだろうか。おかげでCDでハフの演奏を聴ける機会が増えるのは嬉しい。この録音ペースだと、クリスマス頃にさらに新譜が出てくるかも。ショパンのCDは滅多に買わないけど、ハフのショパンとは相性...

スティーヴン・ハフ ~ ウィグモアホールライブと新譜『シューマン作品集』

2020年6月にウィグモアホールで行われたスティーヴン・ハフの無観客コンサートのライブ映像が再公開されている。公開日より30日経過後はオンデマンド配信の予定。《シャコンヌ》は、ハフにしては珍しく指回りが悪く、ミスタッチもかなり多いし、響きも濁ったりしているので(録音環境・方法の問題かもしれないけど)、CDの演奏の方が良い。《アヴェ・マリア》はCDで聴いても、ライブ映像で聴いても、素敵な曲。<演奏曲目>バッハ...

スティーヴン・ハフ 『VIDA BREVE /はかなき人生』

予定通り届いたスティーヴン・ハフの新譜 『VIDA BREVE /はかなき人生』。”VIDA BREVE”はスペイン語で「はかなき人生」と言う意味で、ハフの《ピアノ・ソナタ第4番》の副題。ブックレットのハフの解説では、このアルバムのテーマは”Death(死)”。「”Death”はあらゆる人生のなかで唯一確実なもの、人生というリサイタル・プログラムの終曲」。”Death”というテーマに沿った収録曲は、亡き妻を偲んだと言われるバッハ《シャコンヌ...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ 『VIDA BREVE /はかなき人生』

来年1月下旬発売予定のスティーヴン・ハフの新譜は、「はかない人生と「死」」をテーマにした『VIDA BREVE』。”VIDA BREVE”はスペイン語で「はかなき人生」と言う意味。《La vida breve》というファリャのオペラもある。選曲がかなりユニーク。葬送曲のショパンとリストは「死」、”カルメン”は情熱的な生と死。ショパンとアリラン以外は、好きな曲ばかり。なかでも素敵なのは《アヴェ・マリア》。試聴した限りでは、ショパンの《ピ...

スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第2番

スティーヴン・ハフが弾くブラームスのピアノ協奏曲第2番の珍しいライブ映像。ずっと若い時に弾いていた第1番のライブ映像は何度も見たけど、第2番は初めて。2019年10月10日、ハルパ・レイキャヴィク・コンサートホールの演奏会の映像で、伴奏はアイスランド交響楽団。先日見たウィグモアホールのライブの《シャコンヌ》はタッチが鈍く感じたけど、半年前に弾いたこの難曲ではタッチの切れも指回りもいつものように冴えている。ハ...

スティーヴン・ハフ ~ ピアノ・ソナタ第4番(Vida Breve)

スティーブン・ハフが2016年に作曲したピアノ・ソナタ第4番(Vida Breve)。”Vida Breve”とは、マヌエル・デ・ファリャ作曲のオペラ《La vida breve》(はかなき人生)と同じ意味らしい。このライブ演奏は、ハフのマスター・クラスで受講者が弾いているところ。演奏者の横(奥)のピアノの前にハフ自身が座っている。ハフのピアノ・ソナタの中で、一番静寂で旋律とソノリティも美しい。イメージ的には冒頭は静かな水面の動き、続...

スティーヴン・ハフ ~ ウィグモアホール・ライブ(2020年6月)

ウィグモアホールが無観客の”ロックダウン・ランチタイムコンサート”を放映中。今回はスティーヴン・ハフのバッハ=ブゾーニ編曲《シャコンヌ》、シューマン《幻想曲》、ハフ編曲のグノー《アヴェ・マリア》。3曲ともCDには未録音だし、ハフの公式映像は少ないので貴重な映像。[追記:<幻想曲>は若い頃にVirginレーベルへ録音していたとのこと。コメント欄で教えていただきました。]《シャコンヌ》を聴いていると、ハフのタッ...

スティーヴン・ハフ ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

発売日の数日後に無事到着したスティーヴン・ハフの新譜『ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集』。ステレオで聴くと、試聴時にはよくわからなかったピアノの音の美しさにびっくり。ピアノの音にスタインウェイの輝きや伸びやかさがあまりないので、ヤマハCFX?と思ったけど、ブックレットを確認したら、ベーゼンドルファー(Vienna Concert Model)(たぶん280VC)だった。ベーゼンドルファーの録音を聴くことは少ないので、ベーゼン...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

ブラームスに続いて4月にリリース予定のスティーヴン・ハフの新譜は『ベートーヴェンのピアノ協奏曲全集』。ハフのベートーヴェンなら、《月光ソナタ》と《ピアノ・ソナタ第32番》の2曲はCDで、NYフィルとの《皇帝》(第1楽章のテンポが遅かった)はYoutubeのライブ映像(今は削除されている)で聴いたけれど、どちらも特に好きと思えなかったので、私とは相性が良いとは言えない。伴奏はハンヌ・リントゥ&フィンランド放送...

【新譜情報】スティーブン・ハフ 『ブラームス/最後のピアノ作品集』

久しぶりにリリースされるスティーブン・ハフの新譜は、全然予想していなかったブラームスの後期ピアノ小品集『Brahms:The Final Piano Pieces』。タワーレコードの発売日は12月15日なので、クリスマスの頃には聴けるはず。収録曲は《7つの幻想曲集 Op.116》、《3つの間奏曲 Op.117》、《6つの小品 Op.118》、《4つの小品 Op.119》。ブラームスの後期ピアノ曲では、以前はOp.118が一番気に入っていたけど、カッチェンのライブ録音...

スティーブン・ハフ ~ リスト/ 巡礼の年 第1年「スイス」、オペラ・パラフレーズ集

ハフのリスト録音はVirgin盤とhyperion盤があり、Virgin盤(2枚組)はずっと昔に買ったけど、hyperionに録音した2種類のCDは未購入。ハフのドビュッシーを聴いた刺激で、まだ未購入のハフのCDをどれか買いたくなったので、ディスコグラフィと試聴ファイルをチェックして、リストの《巡礼の年》を購入。ドヴォルザークの《ピアノ協奏曲》にも惹かれるものはあったけど、それほど好きな曲ではなかったことと、カップリングされたシュ...

スティーヴン・ハフ ~ フンメル/ピアノ・ソナタ集

スティーヴン・ハフのディスコグラフィで未購入CDを試聴していたら、古典派~ロマン派の初期の音楽が好きなせいか、フンメルのピアノ・ソナタが妙に気に入って、またCD買ってしまった...。フンメルのピアノ・ソナタは全部で9曲。作品番号付きは第1番~第6番。いつもとは違った顔のベートーヴェンみたいなところがあって、疾風怒濤の激しさはあまり顔を出さず、優美でロマンティックで可愛らしいベートーヴェンで、時々モーツァ...

『Stephen Hough's Dream Album』

試聴した「モスクワの夜」と「もみの木」にいたく魅せられて予約したハフの新譜『Stephen Hough's Dream Album』が早速到着。アルバムタイトル通り、本当に「夢のアルバム」。ハフのカラフルで煌くような音色が硬軟・緩急の多彩な変化で響きのヴァリエーションも豊か。クリスタルのようなクールでシャープな音から羽毛のように柔らかく優しい音まで曲想に沿って変幻自在に変わっていく。ハフの切れ味鋭い精緻な技巧は一音一音クリ...

【新譜情報】『Stephen Hough's Dream Album』

最新記事:『Stephen Hough's Dream Album』(2018/05/23)--------------------------------------------------------------------------スティーブン・ハフの新譜は、期待していたドビュッシーの前奏曲集ではなくて、久しぶりに小品集『Stephen Hough's Dream Album』。収録曲は、あまり知られていないピアノ小品(数曲はハフ編曲)が多く、ハフ作曲のオリジナル曲(6曲)もあり。演奏時間5分未満の曲が多い。5分超えるのは、最...

スティーブン・ハフ ~ ドビュッシー/ピアノ曲集

年末にタワーレコードから届いたハフのドビュッシーアルバムは、メモリアルイヤーに相応しい素晴らしいドビュッシー。ハフのピアノの音は清流のように澄んでキラキラと品の良い煌きがある。やや硬質で線が細く、輪郭が明瞭な音のわりに、タッチが軽やかなので響きが柔らかく、煌きのある色彩感と響きのバリエーションも豊か。録音音質が良いこともあって、多彩なソノリティがとても美しい。ヤマハを弾いているせいか、スタインウェ...

【新譜情報】スティーブン・ハフ ~ ドビュッシー/ピアノ曲集(追記あり)

来年はドビュッシーの没後100周年というメモリアルイヤーなので、久しぶりにリリースされるスティーブン・ハフの新譜がドビュッシー。ハフのドビュッシー録音は少なく、覚えているのは「月の光」。調べてみると、スパニッシュアルバムに「グラナダの夕べ」、「とだえた セレナード」、「ヴィーノの門」の3曲(昔試聴したけどCD買わなかった)。他に「レントよりおそく」も録音していたけど、こっちはすっかり忘れていた。ハフの「...

スティーブン・ハフ ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

とても珍しいスティーヴン・ハフの「皇帝」。ライブに限らず、録音でもベートーヴェンを弾くことは少ないし(録音しているのは、「月光ソナタ」と第32番ソナタのみ)、今までコンチェルトを聴いたことは一度もない。Beethoven: Piano Concerto No. 5, "Emperor" (Stephen Hough, Piano)コメント欄を見ていると、ハフの演奏にフラストレーションを持つ人が時々いて、ドラマやパッションが感じられないとか書いている。テンポは速い...

スティーブン・ハフ/ピアノ・ソナタ第3番「Trinitas」

スティーブン・ハフが作曲したピアノ・ソナタの3曲目は「Trinitas」という副題が付けられている。ラテン語で「三位一体」。ハフは若い時にカトリックに改宗した人で、宗教に関する執筆も多く、宗教曲《ミサ曲》も作曲し、ウェストミンスター寺院とウェストミンスター大聖堂の聖歌隊が演奏したという。これは、2013年7月23日、Tippet Rise Art CenterにあるOlivier Music Barnでのライブ映像。「Trinitas」は、カトリック雑誌「The...

スティーヴン・ハフ 『In the Night』

スティーヴン・ハフのコンセプト・アルバム『In the Night』に《謝肉祭》が収録されているのを思い出した。以前試聴した時の印象では、シューマンの「夜に」とハフ自作自演の《ピアノ・ソナタ第2番「夜の光」》はかなり好きだったけど、ちょっとクールなベートーヴェンに、苦手のショパンの《夜想曲》とシューマンの《謝肉祭》はやっぱり馴染めなかった。In the Night(2014/05)Stephen Hough試聴ファイル(Hyperion)※ジャケット写...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ドヴォルザーク&シューマン/ピアノ協奏曲

hyperionサイトでハフの新譜をチェックすると、4月1日に『ドヴォルザーク&シューマンのピアノ協奏曲集』をリリースしていた。HMVの新譜情報には載っていなかったので、新譜が出ることを知らなかった。ドヴォルザークのピアノ協奏曲は、フィルスクニー&セルの録音をNMLで聴いたことがある。その時は面白く聴けたけれど、特に好きな曲というほどではなかった。(もともとドヴォルザークの曲はほとんど聴かないので)シューマンのピ...

メンデルスゾーン/厳格な変奏曲、前奏曲とフーガ第1番ホ短調、スコットランド・ソナタ

メンデルスゾーンはピアノ独奏曲をかなりたくさん書いているけれど、《無言歌》だけがやたらに有名な気がする。《無言歌》は子供の頃にピアノのレッスンで数曲練習したけれど、どうも好きに慣れなかった。それ以来メンデルスゾーンを聴く(弾く)気にならなかったけれど、ゼルキンCDを収集している時に聴いたピアノ協奏曲第1番で印象がすっかり変わってしまった。ピアノ独奏曲をいろいろ聴いてみると、ロマン派のなかでは、ショパン...

スティーヴン・ハフ ~ ショパン/後期ピアノ作品集、ワルツ集

いつもは滅多に聴かないし、CDも買わないショパンなのに、珍しくも2枚一緒に買ってしまったのは、スティーヴン・ハフの『後期ピアノ作品集(Late Masterpieces)』と『ワルツ集』。ハフの演奏なら、(ショパンを敬遠したくなる)ベタベタと感情がまとわりつくところがなくて、軽やかなタッチとあっさりした叙情感で、もたれることなく自然に聴ける。...

スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』

hyperionサイトの発売予定日よりもずっと早くTowerrecordから届いたスティーブン・ハフの新譜『Scriabin/Janacek: Sonatas & Poems』。Scriabin & Janáček: Sonatas & Poems (30 October 2015)Stephen Hough (piano)試聴ファイル <収録曲>スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53ヤナーチェク:『草かげの小径にて』第1集 JW.VIII/17 われらの夕べ / Naše večery 散りゆく木の葉 / Lístek odvanutý  一緒においで / ...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』

最新記事:スティーヴン・ハフ 『スクリャービン&ヤナーチェク/ソナタと詩曲』-----------------------------------------------------------------------ハフのボーウェンアルバムを試聴しようとして、偶然hyperionサイトで発見したハフの新譜は、スクリャービン・イヤーに合わせたのか、スクリャービンのピアノ・ソナタと詩曲、それになぜかヤナーチェク。Scriabin & Janáček: Sonatas & Poems (30 October 2015)Stephen Houg...

スティーヴン・ハフ 『English Album』

Hyperionが出しているスティーブン・ハフのコンセプトアルバムのなかで一番好きなのは、『French Album』と『EnglishAlbum』。両方とも選曲がユニークで、聴いたことがなかった作曲家や曲が多く、ハフの切れ味良い技巧と透明感のある美しい叙情感がたっぷり味わえる。『English Album』には、(日本では)あまり有名でないロマン派~現代の英国人作曲家の作品やハフの自作自演曲も収録されている。収録曲は、現代曲も含めてどの曲...

スティーヴン・ハフ ~ グリーグ/抒情小曲集

ハフが《ピアノ協奏曲》に次に録音したグリーグ作品は、ちょっと予想外だった《叙情小曲集》。ハフの演奏は、全体的にテンポが速めで、タッチは軽やか。高音はきらきらとオルゴールみたいな煌きと可愛らしさが綺麗。優しく触れるように(しつこくない)繊細さと硬質の透き通った音色で、さっぱりした叙情感とロマンティシズムが清々しい。グリーグ:抒情小曲集 スティーヴン・ハフ(2015年04月10日)スティーヴン・ハフ試聴ファイル...

【新譜情報】ハフ&イッサーリス ~ チェロソナタ集(グリーグ、ハフ、メンデルスゾーン)

スティーブン・ハフが、グリーグの《抒情小曲集》の次にリリース予定のアルバムは、イッサーリスのピアノ伴奏をしたチェロソナタ集。収録曲は、グリーグ、メンデルスゾーン、それにハフ自身が作曲した作品の3曲。Mendelssohn, Grieg & Hough: Cello Sonatas(2015年06月1日)Steven Isserlis (cello), Stephen Hough (piano)試聴ファイル(hyperion)HMV、towerreord、amazonとも情報なし(3/19現在)。ジャケットのイラストがとて...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ グリーグ/抒情小曲集

スティーヴン・ハフの新譜は、ピアノ協奏曲を録音したことのあるグリーグの《抒情小曲集》。今までハフが録音してきた小品集は、いろんな作曲家の作品を集めたコンセプト・アルバムが多い。特定の作曲家のピアノ独奏曲ばかり集めた作品集なら、ショパン、リスト、モンポウ、モーツァルト、フランク、シューベルト、ボウエン。その中でも、1つの作品だけを録音したものはなく、今回のアルバムは《抒情小曲集》だけなので、珍しい。...

スティーブン・ハフ作品集 『Broken Branches』

スティーブン・ハフのリリース予定の新譜に収録されている《ピアノ・ソナタ第2番「夜の光」》が気に入ったので、第1番のピアノ・ソナタも録音しているかも...と探してみると、BISからCDでリリースされていた。このアルバムは、ハフが50歳になったことを祝って、2011年に録音されたハフ作曲作品の自選集。ピアノを作曲者のハフ自身が弾いているのはもちろん、共演者がベルリン・フィル木管五重奏団のハーゼルとラインハート、チェロ...

【新譜情報】 スティーブン・ハフ 『In the Night』

スティーブン・ハフのリサイタル・アルバム(コンセプト・アルバム)シリーズの最新作は『In the Night』(夜に)。Hyperionのウェブサイト情報では、2014年5月リリース予定。<収録曲>シューマン:幻想小曲集より『夜に』 Op.12-5ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2『月光』ショパン:夜想曲第7番嬰ハ短調 Op.27-1ショパン:夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2ハフ:ピアノ・ソナタ第2番『夜の光』シューマン:謝肉...

Moscow Nights (モスクワ郊外の夕べ)

スティーヴン・ハフが編曲したVasily Soloviev-Sedoi作曲《Moscow Nights/モスクワ郊外の夕べ》。2012年にヘルシンキで行ったコンサートでハフが弾いていたらしい。CDには未収録の曲なので、これが本当にハフの編曲と演奏なのかわからなかった。でも、ラフマニノフ風の旋律が出てくるので、クラシック音楽畑の人が編曲したのは間違いなさそう。念のため、ハフのコンサートスケジュールをチェックしてみると、確かに2012年5月11日...

スティーヴン・ハフ ~ ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲(ピアノ協奏曲版)

ルトスワフスキの《パガニーニ変奏曲》には、ピアノ協奏曲版と2台のピアノ曲版があり、後者の方は難曲で演奏効果も高いせいか、実演・録音ともピアノ協奏曲版よりは多い。あまり聴いたことがないピアノ協奏曲版をスティーブン・ハフが今年(2013年)のBBC Promsで弾いていたのを発見。 Promsでこのピアノ協奏曲が演奏されるのは、これが初めてなのだそう。このライブ映像は、ルトスワフスキの生誕100年を祝した演奏会のプログラム...

スティーヴン・ハフ ~ ショパン/ワルツ集

ゲザ・アンダのワルツ集を数年前に買って以来、久しぶりに聴いたワルツ集はスティーブン・ハフの2010年録音。ショパンのワルツ集(というかワルツという曲自体)が聴くのが得意な曲ではなく、アンダのほかにはアラウとキーシンのCDくらいしか持っていないかったはず。ハフのブラームスのコンチェルトの新譜を聴いてから、急にハフ・モードに入ってしまったせいか、めったに聴かないショパンのCD3枚を試聴。その中の1枚がワルツ集。...

スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

発売予定日が繰り上がって、1週間以上早く届いたハフの新譜『ブラームス:ピアノ協奏曲集』。最初に全曲聴いた感想は、私の好みとはちょっと違う優美で繊細な叙情感漂うブラームス。最も好きなカッチェンの録音は、構造堅牢で力感豊かで男性的な演奏なので、そういうものを期待していると、最初に聴いたときはどうももう一つしっくりこないし、よくわからない...。特に、緩急の変化がかなり大きく、時々リタルダンドでテンポが異様...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

【最新記事:スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番(2013.11.29)】--------------------------------------------------------------------------------スティーヴン・ハフの最新アルバム『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番、第2番』(hyperion)が、HMVとTowerrecordsのオンラインショップで予約受付中。伴奏は、ウィッグルスワース指揮モーツァルテウム管。hyperionのリリース予定日は12月。国内のオ...

【新譜情報】 『スティーヴン・ハフ/5 Classics Albums』

スティーヴン・ハフが、Virginレーベル時代に録音したアルバムを集めたBOXセット(CD5枚組)が11月に発売予定。5 Classic Albums(2013/11/12)Stephen Hough10/18現在、HMV、Towerrecordのオンラインサイトで予約受付中。amazonでは未登録。5枚組のBOXセットで、予約価格は1800円弱。ポイントが付く場合は、実質的にはもっと安くなるので、とてもお買い得。(私はモーツァルトとシューマン以外は分売盤で持っているので、買う予定な...

スティーヴン・ハフ ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番

あまり人気があるとは思えないサン=サーンスのピアノ協奏曲のなかでも、有名なのは第2番、それに第5番「エジプト風」。サン=サーンスの曲をいくつか聴くと、隠れた(?)メロディメーカーだと思うくらいに、旋律の美しさが印象的。唯一の難点といえば、聴いている時はなんていい曲なんだろう!と思っていても、後になってみると、なかなか曲が思い出せないこと。さすがに、第2番のコンチェルトは何度も聴いたので、しっかり記憶に...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番

【最新記事:スティーヴン・ハフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第1番&第2番(2013.11.29)】---------------------------------------------------------------------------------------hyperionのホームページでスティーブン・ハフの試聴ファイルを探していたところ、発見したハフの新譜情報は、ブラームスの《ピアノ協奏曲第1番&第2番》という豪華なカップリング。ハフは、Virginレーベル時代、28歳の時にこの2曲を録音して...

『遊藝黒白』 ~ スティブン・ハフのインタビュー

音楽ライターの森岡葉さんのブログ<May Each Day>で、「『遊藝黒白』~スティーヴン・ハフ~」という記事で、ハフのインタビューが紹介されていた。『遊藝黒白』は台湾の音楽評論家・焦元溥氏の著作で、森岡さんのブログで翻訳文を随時掲載中。クラシック・ピアニストを対象としたインタビュー本というのは、米国の音楽評論家によるものが何種類が出版されているし、中には日本語の翻訳書が出ているものもある。『遊藝黒白』の方...

スティーヴン・ハフのインタビュー

チェリストのイッサーリスの新譜は『In the Shadow of War(戦争の影で)』というタイトルのチェロ協奏曲集(BIS盤)。収録曲は、第1次世界大戦にまつわる現代曲ばかり3曲という珍しい選曲。ユダヤ音楽で知られるエルネスト・ブロッホの代表作『ヘブライ狂詩曲「シェロモ」』(1916)ブリテンの師フランク・ブリッジ『悲歌的協奏曲「オーレイション」』(1930)イッサーリスのピアノ伴奏者でもある英国のピアニストで作曲家でもあるス...

スティーヴン・ハフ 『French Album』

スティーヴン・ハフの新譜『French Album』は、試聴した時の印象以上に素晴らしく、hyperionからリリースしたハフの小品集アルバムのなかでベストではないかと思えるアルバム。選曲・演奏ともセンス良く、ハフの鮮やかな技巧と美しい色彩感の繊細な音色がよく映えていて、とっても満足。Stephen Hough's French Album(2012/09/11)Stephen Hough試聴する(hyperionウェブサイト)録音時期は、2009年6月、2010年10月、2011年5月。ピ...

【新譜情報】スティーヴン・ハフ 『French Album』

スティーヴン・ハフの新譜は、久しぶりにピアノ小品を集めたアルバム『French Album』。最近のハフの新譜は、ショパン、リスト、グリーグなどの名曲の録音が多かったので、オムニバスの小品集を録音するのは止めたのかと思っていた。今まで録音した小品集アルバムのテーマは、英国、スペイン、現代アメリカ(の変奏曲)だったので、今回はフランス。フランス人作曲家のピアノ小品を集めたごく普通のオムニバスCDならパスするけれど...

スティーヴン・ハフ/ピアノ・コレクション

スティーヴン・ハフがHyperionからリリースしたアルバムの中から、11曲プラス初出2曲を自選した録音集『Steven Hough Piano Collection』。Steven Hough Piano Collection(2005/06/14)Steven Hough試聴する(hyperionサイト)ハフがブックレットに序文を書いている。リサイタル後のサイン会でよく質問されるのが、「どのCDが一番お勧めですか?」、「どのCDが一番お好きですか?」。ハフはテーブルに山積みになったCDに視線を落と...

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プロフィール

Author:Yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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