気ままな生活

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Category [ ♪ ジャズピアノ、ジャズ全般 ] 記事一覧

バイラーク『Round About Bartok』,小曽根真&ゲイリー・バートン『Virtuosi』

クラシックをモチーフにしたジャズアルバムで好きなのは、リッチー・バイラークのピアノ・トリオ『Round About Bartok』と、小曽根真&ゲイリー・バートン『Virtuosi/ヴァーチュオーシ』。どちらも、モチーフにする作曲家と曲が多彩で曲想にバラエティがあるし、編曲が凝っていて、クロスオーバーみたいに楽しく聴ける。特に『Round About Bartok』は、バルトーク好きなバイラーク自身が選んだモチーフが、バルトーク、スクリャー...

ブラッド・メルドー『After Bach』

レコ芸の7月号を読んでいて、発売されているのを知ったブラッド・メルドーの新譜『After Bach』。アルバムの最初と最後はメルドーのオリジナル。それに挟まれて、最初がバッハの《平均律曲集》(第1巻または第2巻)、続いて同じモチーフを使ったオリジナルを交互に配置。ジャズピアニストの弾くクラシックは何度か聴いたけど、やはり本業のクラシックピアニストの演奏と比べると、がっかりする事が多い。NMLでアルバム全曲聴い...

ジョバンニ・ミラバッシ『アニメッシ ~天空の城ラピュタ ほか~』

ジャズ・ピアニストのジョバンニ・ミラバッシの最新アルバムは、日本のアニメソング集『アニメッシ』。たまたま見ていたCDジャーナルのウェブサイトで紹介されていた。ミラバッシのアルバムで聴いたことがあるのは、欧州と日本で5万枚のセールスを記録したというアルバム『Avanti!』。世界の革命歌、反戦歌、民衆の歌をテーマにした16曲のアルバムで、原曲はほとんど聴いたことがない。モチーフが印象的な曲が多く、演奏も抒情美...

新垣隆&吉田隆一/野生の夢 ~水見稜に~

新垣隆&吉田隆一のデュオアルバム『N/Y』に収録されている《野生の夢~水見稜に~》は、ミニマル風で都会の黄昏を連想させるような曲。この曲は、SF愛好家の吉田がSF作家・水見稜の『マインド・イーター』に捧げたもので、曲名の「野生の夢」は同書に収録されている最初のストーリーのタイトル。現代を超えて近未来の都市(「ブレードランナー」みたいな)の風景や空気を感じる。...

新垣隆&吉田隆一 ~ 東海林修/怪獣のバラード

新垣隆&吉田隆一の新譜 『N/Y』の収録曲のなかで、一番気に入っているのが《怪獣のバラード》。合唱曲をバリトンサックスとピアノで演奏したもので、軽快なテンポと歯切れのよいリズムが心弾むように楽しい。ピアノは少し音量が小さいけれど、柔らかく軽やかなタッチが優しい感じ。対照的に、バリトンサックスの太くてしっかりした低音が、(ゴジラみたいな)黒っぽく背中が角でとげとげした怪獣のイメージにぴったり。原曲のモチ...

新垣隆/吉田隆一 『N/Y』

現代音楽とジャズが融合した(らしき)アルバム『N/Y』が2月11日にリリース予定。オリジナル曲の作曲と演奏は、作曲家(でピアニストの)新垣隆と、”ジャズ界きっての異才”(と言われているという)バリトンサックス奏者の吉田隆一。ガーシュイン、エリントン、東海林修、武満徹のスタンダードやクラシックのアレンジ曲もある。ピアノはスタインウェイではなく、ベヒシュタイン。ジャズでもピアノソロは好きだけれど、バリトンサッ...

ゴンサロ・ルバルカバの《イマジン》

キューバの天才的ジャズピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバが、1993年~94年にかけて国交断然中の米国でライブを行ったときに弾いた曲のひとつが、ジョン・レノンの《イマジン》。ルバルカバは、高校時代に初めて聴いたジャズピアニストの一人。もう一人は小曽根真だった。ジャズピアニストのなかではとりわけ技巧鮮やかな2人のCDは、レンタルショップで偶然見つけたもの。両方ともデビューアルバムだった。聴いてみたらとっても気...

『Mingus Plays Piano』

”怒れるベーシスト”という枕詞がつくチャールズ・ミンガスのとても珍しいピアノソロアルバム『Mingus Plays Piano』。弾力のあるピアノの音で弾かれる旋律と和声は、叙情的でとても美しい。なのに、建築物のような堅牢な骨格の構造感があるし、ミンガスのピアノの弾きぶりは、ごつごつとして硬く骨太で、ピアニストの強い意志を感じさせるような力強いタッチ。特に、ミンガスのオリジナル曲をピアノソロバージョンで聴くと、旋律や...

大西順子、秋の国内ツアーを最後に演奏活動から引退

ジャズピアニストの大西順子が公式サイトに、プロとしての演奏活動から引退するという引退表明のメッセージを載せている。今回は本当に引退するつもりらしい。2000年に突然、演奏活動を止めてしまったことがあり(専業主婦になるとかいう話が出回っていたけど)、2007年頃に日本のどこかのライブハウスで、これまた突然姿を現して演奏活動を再開。それ以来、ライブやレコーディング(『楽興の時』、『Baroque』)が続いていたし、...

ダニー・ボーイ [ピアノ・ソロ・ヴァージョン] ~ エヴァンスとジャレット

エヴァンスのピアノ・ソロを集めた国内盤『Waltz for Debbie-Evans Solo』。1950年代から60年代の録音なので、音が少し古めかしいけれど、あの《Waltz for Debby》が収録されている。これは貴重な録音だけれど、それ以上に素晴らしいのが《Danny Boy》。Waltz for Debbie-Evans Solo(2002/06/21)Bill Evans※このCDは日本限定盤なので、すでに廃盤。HMVで試聴だけはできる。《Danny Boy》は、原曲が「ロンドンデリーの歌」(Londonde...

小曽根真&ゲーリー・バートン 『Virtuosi』

小曽根真とゲーリー・バートンのデュオの『Virtuosi(ヴァーチュオーシ)』は、バロックから現代のクラシックを中心にした今までとは一風違ったジャズアルバム。2002年の第45回グラミー賞"Best Classical Crossover Album"にノミネートされている。「virtuosi」とは、virtuoso(ヴィルトオーソ)の複数形。クラシックの世界で「ヴィルトオーソ」というと、超絶技巧を持つ演奏家のことを言う場合が多い。名人や達人といった意味合い...

大西順子トリオ ~ Blue Skies(live at the Village Vanguard)

2000年に引退した(PR用プロフィールでは「休養宣言」ということになっているらしいけど)ジャズピアニストの大西順子が、数年前にカムバック。ジャズハウスのライブ情報で名前を見かけてから、ときどきライブで演奏をしているという話を聞いていた。※公式ホームページを見ると、なぜか今月のライブが中止になって、今はライブの予定を入れていないらしい。どうしたんでしょう?カムバック後の初アルバム『楽興の時』、第2作『バ...

ブラッド・メルドー 『Largo』

カルテット以上の多楽器編成の曲は得意ではないので、ブラッド・メルドーの人気アルバム『Largo』も数回聴いただけでラックの奥で眠っていた。聴き直したくなったのは、kenさんの<Kanazawa Jazz days>"Brad Meldau: Largo (2002)"の記事を読んだので。Largo(2002/08/12)Brad Mehldau試聴する(米amazon)多楽器編成の曲を聴くときは、まず音色で好き嫌いが分かれる。音色と曲想はかなり関連しているので、好きな曲で使われている...

ブラッド・メルドー/ケビン・ヘイズ/パトリック・ジンマーリ 『Modern Music』

久しぶりに出会ったとても知的で刺激的なジャズアルバム『Modern Music』。ジャズピアニストのブラッド・メルドーとケビン・ヘイズ、それにクラシック/ジャズ作曲家のパトリック・ジンマーリの3人のコラボレーションによる『Modern Music』。好きなジャズ・ピアニストの一人、ブラッド・メルドーのアルバムなので期待していたけれど、聴いてみると、予想以上に斬新で刺激的。ジャズという枠を超えて、クラシックの現代音楽、コン...

ジョバンニ・ミラバッシ 『Avanti!』

ジャズ・ピアニストのジョバンニ・ミラバッシというと、ずっと昔に澤野工房からでていたCDを買ったような記憶がある。先日アップしたリッチー・バイラークの記事にいただいたコメントで、Akiraさんがお好きなピアニストと言われていたので、久しぶりにミラバッシのことを思いだしたのだった。たしかCDを1枚持っていたはずなのに、CDラックを探しても見当たらない。おかしいな~、どこへ行ったんでしょう?CDを見つけ出すのは諦めて...

リッチー・バイラーク/Sunday Song

私が聴いたことがあるジャズ・ピアニストのなかで、最も音が研ぎ澄まされて美しいのは、キース・ジャレットとリッチー・バイラーク。色彩感豊かなのはブラッド・メルドー。キースはもう数十年前から聴いていたけれど、リッチー・バイラークは本当に偶然に知ったピスト。10年くらい前に、たまたま仕事上のクライアントに、梅田のTowerRecordでばったり遭遇。お互いにジャズコーナーにいたので、「あら、ジャズお好きなんですか!」...

ラーシュ・ヤンソン/Hope

ジャズのピアノ・トリオのなかで特に好きな曲の一つは、ラーシュ・ヤンソンの《Hope》。ピアノ・トリオは、ソロと違ってあまり印象に残る曲は多くはないけれど、忘れがたいのは哀惜感溢れるエヴァンスの《We will meet again (for Harry)》と《MASH Theme (Suicide is Painless)》、それにこのヤンソンの《Hope》。エヴァンスの悲哀感漂う曲とは正反対に、《Hope》は北欧の自然を描いた水彩画のように澄み切った明るさが清々しい。...

キース・ジャレット 『ケルン・コンサート』

今、NHKの深夜放送では、1時、2時...と正時に10数分放送される震災関連ニュースの間に、天気予報や募金情報などが、音声案内なしで画面に次々に表示されている。その時にBGMで流れていたのが、ジャズのピアノ・ソロ。ああ、どこかで聴いたことがあると思ったら、硬質で弾力のある音とオスティナートが続く曲は、明らかにキース・ジャレット。それに、いつものようにキースの唸り声や叫び声とかが聴こえてくる。演奏が終った後の拍...

オッター&メルドー 『Love Songs』

オッターのnaiveレーベル移籍後の初アルバムは、ジャズ・ピアニストのブラッド・メルドーが作曲・ピアノ伴奏をしているという、ユニークな企画。買うかどうか迷っていたけれど、NMLで早々と全曲聴くことができて、結局CDは買わず。この選曲なら、メルドーのピアノ・ソロバージョンでないとCDで持っていたいという起こらなかったので。Love Songs(2010/10/26)Anne Sofie Von Otter試聴する(米amazon)1枚目のディスクは、Cumming...

キース・ジャレット 『ラ・スカラ』

キース・ジャレットのソロ・コンサートの録音のなかで、《パリ・コンサート》の次に(というか同じくらいに)好きなのが、1995年イタリアのミラノ・スカラ座でのライブ録音《La Scala》。La Scala(2000/01/25)Keith Jarrett試聴する(米amazon)《パリ・コンサート》のアルバムと同じく、ECMらしいスタイリッシュなジャケットデザインがとても綺麗。《PartⅠ》は旋律と和声が美しく、特に終盤8分間は、フィナーレに相応しい開放感と...

キース・ジャレット 『ブレゲンツ・コンサート』

キース・ジャレットの1981年5月ブレゲンツでのソロ・コンサートをライブ録音した《ブレゲンツ・コンサート》は、《ケルン・コンサート》のような張り詰めた雰囲気は薄くて、明るい色調の曲が多い。ちょうどクラシック・ピアニストとして活動し始めた頃で、ステージでは現代音楽曲を弾いたり、いろんなレパートリーを練習していた頃。キースのクラシックのレパートリーは、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショスタコーヴィ...

ブラッド・メルドー 『エレゲイア・サイクル』

ジャズのソロ・ピアノのなかでは、クラシック的な風合いがあってちょっと現代音楽風(?)というか、理屈っぽいというか、頭の体操になって面白いのがブラッド・メルドー。ソロアルバムは2枚。“哀歌”を主題にした『Elegiac Cycle(エレゲイア・サイクル)』(1999年)と、東京すみだトリフォニーホールで収録された『Live in Tokyo』(2004年)。『Elegiac Cycle』は、エレジーをテーマにしてオリジナル曲を集めたアルバムで、作...

ブラッド・メルドー『Live in Tokyo』より ~ 《Paranoid Android》

オッターの新譜でピアノ伴奏をしているブラッド・メルドーは、若手のジャズ・ピアニストの中でもかなり個性的なスタイル。とても思索的で詩的なピアノを弾く。タワーレコードの店内で流れていたジャズ・ピアノの演奏がとても理屈っぽい弾き方だったので、これ、もしかしてメルドー?と思って確かめるとやっぱりメルドーだった。(メルドーは日本ではあまり人気がないような気はするけれど)メルドーのソロアルバムは2枚(国内盤も...

新譜情報:アンネ・ゾフィー・フォン・オッター&ブラッド・メルドー 『Love Songs』

アンネ・ゾフィー・フォン・オッターがnaiveと専属契約したそうで、その第一弾のアルバムが間もなくリリースされます。なぜかクラシックではなくて、ポピュラーな曲を集めた『Love Songs』。最近は、メジャーレーベルからマイナーレーベルへ移籍したり、マイナーレーベルからもCDをリリースする有名な演奏家が増えているような。CDが売れなくなってきたメジャーレーベルは、話題性のある若手の新譜ばかり出している(ように思え...

ビル・エヴァンス 『You Must Believe in Spring』,『I Will Say Goodbye』

最近、夜中によく聴いているのがビル・エヴァンス。すっかり秋めいた静かな夜には、エヴァンスのピアノがとてもよく合うので。10年くらい前にジャズ・ピアノばかり聴いていた頃があって、いろんなジャズ・ピアニストのCDを集めていた。エヴァンスCDはトリオとソロで10枚くらい。そのなかでとりわけ好きなのが、1977年に録音したこの『You Must Believe in Spring』。この録音の数ヶ月前に、同じトリオで『I Will Say Goodbye』を録...

キース・ジャレット 『パリ・コンサート』

キース・ジャレットの評伝『キース・ジャレット 人と音楽』を読んでから、長い間聴いていなかったキースのCDをラックの中から引っ張り出してきた。ちょっと涼しくなった静かな夜に、キースのソロ・ピアノをじっくり聴いていると、張りがあって艶やかな(セクシーだという人もいるくらい)音が、体のなかに浸みこんでくる。キースのソロ・コンサートで一番有名なアルバムは、たぶん『ケルン・コンサート』。他にもサン・ベア、ブレ...

昔はよく弾いていたイージー・リスニング

高校・大学時代は、ポピュラーな映画音楽やイージー・リスニングを良くピアノで弾いていて、楽譜はほとんど処分してしまった今でも、曲だけは良く覚えている。映画のテーマ曲だと、オーケストラ伴奏が多いし、ピアノ以外の楽器を使っていることもあるけれど、たいていピアノソロ版のアレンジ楽譜が出ている。映画音楽(イージー・リスニングの楽譜によく入っている)のなかで良く弾いていたのが、『ディア・ハンター』や『ロミオと...

リッチー・バイラーク 『Round About Bartok』

リッチー・バイラークは、クラシック音楽に強い愛着をもっているジャズ・ピアニストの一人。クラシックを弾くことで有名なのは、キース・ジャレット。実際にクラシック・ピアニストとして演奏会を度々行っていたことがあるくらいだし、バッハの平均律曲集などの録音も出している。チック・コリアも、グルダやキースと2台のピアノでモーツァルトを弾いていた記憶がある。小曽根真も最近はモーツァルトとかを弾いているらしい。バイ...

カプースチン ~ カプースチン/ピアノ・ソナタ第2番

ロシアの作曲家カプースチンは、モスクワ音楽院では古典音楽しか弾かなかったことから、周囲からクラシックの世界でヴィルトオーゾピアニストの道を歩むと思われていた。テクニックの凄さは折り紙つきだけに、カプースチンによる自作自演のCDを数多くリリースしている。彼の代表作の一つ「ピアノ・ソナタ第2番」などをカプースチンが弾いているこのCDもその一つ。このカプースチンの演奏を聴いて、アムランやオズボーンが弾いてい...

カプースチンの自作自演ピアノ演奏音源

ロシアのジャズ作曲家ニコライ・カプースチンによるジャズ・オーケストラ作品の演奏が聴けるサイトを、息子のアントンさんがリリースしています。<音源掲載サイト>http://www.theory.caltech.edu/~kapustin/Nikolai/Nikolai_Kapustin_index.htm<カプースチンに関する記事(当ブログ内)>はこちら。1960年代~1970年のジャズ・オーケストラ向け作品(かなりレトロな雰囲気ですが)で、ピアノは作曲者のカプースチン自身が弾いて...

ビル・エヴァンス 『Waltz for Debby』

年末の慌しいときに、クラシックを聴く精神的余裕とエネルギーがないときは、ジャズ・ピアノをぼ~と聴くととても落ち着く。こういうときは綺麗なピアノの音で聴きたいもの。ビル・エヴァンスは、「Waltz for Debby」をピアノ・トリオとピアノ・ソロの両方で録音している。最も有名なのは、このジャケットのCD。ビル・エヴァンス・トリオ(ベースはスコット・ラファロ、ドラムはポール・モチアン)による演奏で、1961年6月、ヴィレ...

ジョン・コルトレーン 『バラード』

夜中にほっと一息ついたときに、コーヒーでも飲みながら、たまに聴きたくなるのがコルトレーンの「バラード」。ジャズを聴く人にはとっては、今さらいうまでもない名盤。トランペットとサックスは苦手だというのに、コルトレーン(フリージャズの世界に入る前までの)は不思議とすんなりと聴ける。バラード(2003/04/23)ジョン・コルトレーン商品詳細を見るこのバラード集には8曲が収録されているが、他のコルトレーンのアルバムと...

小曽根真 ~ ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー

ジャズピアニスト小曽根真が弾くガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」。大植英次指揮大阪フィルハーモニー交響楽団の伴奏で、2008年にコンサートで演奏したライブ映像が、ニコニコ動画にUPされている。http://www.nicovideo.jp/watch/sm3030160このところ、マントヴァーニ&カッチェンのガーシュウィンばかり聴いていたので、やはりオーケストラ伴奏は物足りないところがあるが、それは仕方がないとして、指揮者の指揮ぶ...

カプースチン 《8つの演奏会用エチュード》

カプースチンは現代ロシアの作曲家であり、卓抜したテクニックを持ったピアニストでもある。そのせいか、彼の作品にはピアノ曲が多い。その作風は曲を聴けばすぐわかるが、限りなくジャズに近いクラシック音楽である。クラシック音楽と言うにはあまりにジャズ風の作風ではあるが、ジャズというには構造的な堅固さがあり、非常に高度なテクニックと表現力に加え、腕力も必要になる。そのせいか、レコーディングしているのはヴィルト...

小曽根真のデビューアルバム 『OZONE』

小曽根真のデビューアルバム「OZONE」。廃盤になっていたが、また再リリースされて、入手できるようになった。カセットテープで録音したものしか持っていなかったので、すぐに購入した思い出のあるアルバム。1984年の発売当時、このアルバムを聞いた時、テクニックがすばらしく冴え、旋律もオリジナリティ溢れる洗練された都会的な音楽で、とても新鮮だった。普通のトリオのフォーマットではなく、ヴィブラフォンのゲーリー・バー...

リッチー・バイラーク 『ヒューブリス』

2年前、たまたま夜にタワーレコードに寄ってジャズコーナーで新譜をさがしていたら、クライアントとばったり遭遇。「まさか、この人が」と思いましたが(クライアントとしてはとても優秀で良い人ですが)、音楽の趣味は見かけじゃわからないもの。澤野工房などの耽美的なタイプの曲風がお好みらしく、いくつかお勧めのCDを教えてもらった。お勧めは数枚。ジャズはかなり個人的な好みに左右されるし、それほどジャズマニアではな...

Kenny Garrett  『Beyond the Wall』

ジャズを聴くときは、もっぱらピアノトリオ。ピアノソロもいいが、かなりのオリジナリティのある曲でないと単調なアルバムになってしまう。自分がピアノを弾くせいだろう。スタンダードはほとんど聴かず、モダンジャズ中心。初めて聴いたジャズは、小曽根真の”OZONE”だった。たぶんデビューしたての頃だったはず。ゲーリー・バートンと組んでいたと思う。カセットテープを買ったか、録音していたような気がする。このCDは売ってい...

キース・ジャレット 『The Melody At Night, With You』

とても疲れている時に、それも皆が寝静まった深夜に聴きたくなる音楽は、キース・ジャレットの『The Melody At Night, With You』。全曲ソロピアノで、とても内省的な曲で構成されている。ポロン、ポロン、と鳴る音がとても澄んでいる。なぜかこの曲を聴く時は、ブラームスのインテルメッツォを聴きたくなる時と、自分の精神状態が同じような感じがした。曲のメロディは全然違うけど、語りかけるようなメロディがもつフィーリング...

大西順子 『ライヴ・アット・ヴィレッジ・ヴァンガード』

ジャズアルバムでとりわけ好きなものの一つが、『ビレッジ・バンガードの大西順子』。特に、How long has this been going on を聴いた時はゾクゾクっときた。クラシックをきちんと勉強してきたキャリアがあるので、ジャズなんだけど、どことなくクラシカルなテイストも感じられる。そういう意味では、かなり洗練された雰囲気のするジャズ。 ビレッジ・バンガードの大西順子大西順子トリオ (1994/09/21)東芝EMIこの商品の詳細を見...

Lars Jansson の”HOPE”

スウェーデンのジャズピアニストLars Jansson の”...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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