気ままな生活

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Category [ ♪ ヴァイオリニスト,チェリスト ] 記事一覧

F.P.ツィンマーマン&ヘルムヒェン ~ ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第1番~第4番

フランク・ペーター・ツィンマーマンの新譜は、今年リリースされるかも..と期待していたベートーヴェンの《ヴァイオリン・ソナタ全集》録音の第1弾になる第1番~第4番。ヴァイオリンはツィンマーマンの愛器1711年製のストラディヴァリウス「レディ・インチクイン」、ピアノはベルギーのクリス・マーネ製作の平行弦ピアノ。個人的に残念なのは、伴奏ピアニストがいつものデュオ相手エンリコ・パーチェではなく、マルティン・ヘル...

タスミン・リトル『イギリスのヴァイオリン・ソナタ第1集~ウォルトン、ファーガソン、ブリテン』

英国のヴァイオリニスト、タスミン・リトルの録音シリーズ『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集』。タスミン・リトルの録音は、20年くらい前に買ったはずの『アルヴォ・ペルト作品集』だけ持っている。ペルト作品のなかではポピュラーな「fratres」や「Spiegel im Spiegel」とかが入っている。5月末に発売されたアルバムは、『イギリスのヴァイオリン・ソナタ集 第2集』。収録曲はブリッジ、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリス、アイ...

ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番

ブゾーニのヴァイオリンソナタ第2番の音源を探していたら、カヴァコスのライブ映像を見つけた。ピアノはトリフォノフ。名前だけは知っているけれど、演奏は一度も聴いたことがない。この曲はさほど有名でもなく、録音も少ない。初めて聴いたのは、フランク・ペーター・ツィンマーマンとエンリコ・パーチェのSONY盤。速いテンポでも一糸乱れることなく切れ味の良い技巧で、きりりと引き締まった構築感がある。ロマン派的な叙情感と...

オイストラフ&クレンペラー ~ ブラームス/ヴァイオリン協奏曲

ずっと昔に買ったままラックの中に埋もれていたオイストラフのCDを発見。クレンペラー/フランス国立放送管弦楽団が伴奏しているブラームスのヴァイオリン協奏曲。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲とのカップリングなので、たぶんブラームスのコンチェルトの名盤の一つとして持っておこうかと思って買ったはず。ずっ~と昔によく聴いていたのは、ジネット・ヌヴーの古い録音(伴奏がハンス・シュミット=イッセルシュテット/北ド...

イッサーリス&ハフ ~ チェロソナタ集(ブラームス、ドヴォルザーク、スーク)

秋めいてくると、聴きたくなるのはブラームス。2つのチェロソナタのうち、第1番の録音を持っていなかったので、CDを買おうと思って探してみると、イッサーリス&ハフの『ブラームス/チェロソナタ集』(hyperion盤)が出ている。第1番・第2番の両曲とも収録されているし、チェリスト・ピアニストとも好きなので、これが良さそう。でも、このCDジャケットに見覚えがあるような...。CDラックを探したら、やっぱり持っていた。いつ...

松村禎三/ピアノ協奏曲第2番

「日本の作曲家によるピアノ協奏曲リスト」という珍しいリストを見てみると、知らない作曲家(と作品)が多い。日本人作曲家の作品は録音が少ないし、CDも廃盤になっていることも多いので、このリストに載っている曲のうち、聴く機会がある曲はそう多くはないに違いない。それでも、動画サイトに音源が登録されているものもあるので、まず名前を聞いたことbのある作曲家の作品から聴いてみることに。松村禎三といえば、吉松隆のお...

クレーメルの映画音楽集 『LE CINEMA』

すっかり手放す気になっていたクレーメルの映画音楽集『LE CINEMA』。映画音楽自体は好きな曲は多いけれど、ポピュラーヴァイオリンはあまり好きではない。でも、後でしまった!と思うことがないように、念のため聴き直していると、武満徹がタルコフスキーを追悼するために作曲した《ノスタルジア~アンドレイ・タルコフスキーの追憶に》という曲だけが、他の曲とは全く違う異質な音楽。不気味な不安感のようなものが漂う冒頭を聴...

ベートーヴェン/ヴァイオリンソナタ第9番「クロイチェル」

クロイチェルソナタの異聴盤なら、世評の高い名盤の類はだいたい聴いたけれど、CDガイドで評論家が推奨している録音はそれほど好きと思えない録音が多く、クロイチェルもその例に漏れず。そのなかで例外的に好きなのは、パールマン&アシュケナージの若い頃の録音。聴き直してみると、今ではちょっと印象が変わったけれど、第1楽章の演奏は今でもやっぱり好きだった。かなり間近からヴァイオリンとピアノの音と旋律が克明に聴こえ...

シェリングとパールマン ~ クライスラー/プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ

ヴァイオリンの曲を聴くことは、ピアノに比べてはるかに少ないので、超有名曲以外はあまり知らない。ヴァイオリンソナタや室内楽曲になると、ピアノが入っている曲は聴くことが多いので、独奏曲よりも知っている曲はずっと多くなる。ヴァイオリンソロで一番好きな曲といえば、クライスラーの「プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ」。力強く緊張感が張り詰めたような冒頭の旋律は、一度聴いたら忘れられないくらいに印象的...

イッサーリス&ハフ ~ フランク/チェロ・ソナタ(ヴァイオリンソナタ編曲版)

スティーヴン・イッサーリスとスティーブン・ハフは、チェロ&ピアノの曲集~フランク、ラフマニノフ、ブラームスに加えてチェロの小品集のアルバム~をいくつか録音している。初めはちょっと珍しい取り合わせのような気がしたけれど、同じ英国人同士で音楽性が合うのか、メンタリティ的に相性が良いのか、どのアルバムもチェロとピアノのバランスが良く、特にハフのピアノのソロの時以上に煌くような美しさがあって素敵。ハフが好き...

ヒラリー・ハーン ~ バッハ/パルティータ第2番

天才少女と称されるヴァイオリニストのヒラリー・ハーンのデビューアルバムは、『シャコンヌ』。いまさら言うまでもないほどの超有名な録音。オール・バッハのアルバムで、それも無伴奏ヴァイオリンのパルティータ第2番&第3番にソナタ第3番。しかも、当時17歳という若さで、その上、このアルバムに対しては絶賛の嵐。深みのある伸びやかな音の美しさ、真面目で飾り気のない瑞々しさに、魅きこまれずにはいられない。ヒラリー・ハ...

朗読とイッサーリスのチェロ&ピアノによるコンサート "Why Beethoven Threw The Stew"

スティーブン・イッサーリスの著作『もし大作曲家と友だちになれたら』の原題は、『Why Beethoven Threw the Stew: And Lots More Stories about the Lives of Great Composers 』。同じタイトルのライブ映像をたまたまYoutubeで見つけた。これは抜粋映像だったので、ノーカット版がClassicalTVのウェブサイトで公開中。(今は抜粋映像のみ公開)Why Beethoven Threw The Stew - Preview ウィグモアホールで行われたファミリーコン...

イッサーリス ~ チェロ作品集 『Cello World』

たまたまチェロ&ピアノバージョンの《G線上のアリア》をYoutubeで聴いていたら、以前は苦手だったチェロの音がとても耳に心地良い感じ。いつの間にか、音に対する好みが変わったらしい。これはチェロの曲もいろいろ聴いてみなければ...と思って、ラックのあちこちに長い間眠っていたチェロのCDを探しだしてきた。チェロが苦手なわりには、なぜかチェロが入っているCDが数十枚。室内楽はチェロが入っている曲が多いし、カップリン...

バッハ=グノー編曲 《アヴェ・マリア》

《アヴェ・マリア》といえば、器楽曲から合唱曲まで数多い。歌の方は聴かないので、器楽・室内楽曲で知っているのはグノーとシューベルトの《アヴェ・マリア》。”アヴェ・マリア”とは、聖母マリアへの祈祷。”アヴェ・マリア”の祈りについて詳しい解説は<Stella Musica>さんの”歌詞対訳講座”。キリスト教徒ではないけれど、ミサ曲やレクイエムなどの宗教音楽を聞くと、世俗を超えた浄化された何かを感じるものがある。俗世界のわ...

バッハ/G線上のアリア(チェロ&ピアノバージョン)

音楽療法について興味があって、少し情報を集めているところ。音楽免疫療法を専門にしている和合教授の説明では、”脳内エネルギーの90%は聴覚から送られており、聴覚シグナルを送る蝸牛管内のコルチ細胞の分布は、低周波音1 に対し、高周波音は240 倍の分布率があるため、高周波音により脳活性が行われると言われている。”なのだという。(音楽療法が耳鳴りに効くといっても、”治る”というわけでは、誤解しないように!)聴覚過敏...

シェリング ~ バッハ・リサイタル(1976年東京ライブ)

試聴ファイルがないので、珍しく試聴せずに買ったシェリングの東京リサイタルのライブ録音。レビュもすこぶる良かったこともあるけれど、なぜか直観的に絶対良いに違いないという予感がした。こういう予感はわりと当たる。リサイタルの曲順は  1.ヴァイオリンソナタ第3番(ホ長調)(正確には《ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ》)  2.無伴奏パルティータ第2番(ニ短調)  3.無伴奏パルティータ第1番(ト短...

ヘンリク・シェリング・イン・リサイタル (ヴァイオリン小品集)

ピアニストが弾いたピアノ名曲集の類はまず買わないのに、ヴァイオリン名曲集のなぜか手が出てしまう。今回はシェリングのヴァイオリン小品集。今まではシェリングはどちらかというと避けていたけれど、ヘブラーがピアノ伴奏しているベートーヴェンのヴァイオリンソナタの演奏がとても良くて、これは他の録音も聴いてみないと...と思い立ったので。たまたま見かけたこのアルバムとクライスラーの名曲集のどちらにするかちょっと考...

ムローヴァ&カニーノ ~ バッハ/ヴァイオリンソナタ集

バッハのヴァイオリンソナタをピアノ伴奏で録音したCDは、昔も今も相変わらず珍しい。F.P.ツィンマーマン&パーチェの録音が、今のところ最新録音のはず。それ以外の録音で新しい方なのは、1992年録音のムローヴァ&カニーノのアルバム。カニーノは1993年には、《ゴルトベルク変奏曲》を録音している。(「Grate Pianist」(Document)のBOXセットに収録)テクニカルに際立った鮮やかさはないけれど、明るく綺麗な音色と声部の引き...

ストラヴィンスキー/イタリア組曲(ヴァイオリンとピアノ用編曲版)

このところ結構緊張感のある現代ものばかり聴いているような気がするので、こういう時は軽やかで明るい曲で気分転換したくなる。真っ先に思い浮かぶのは、古典ものならモーツァルトのピアノ協奏曲第23番。現代ものなら、新古典主義時代のストラヴィンスキーの『プルチネルラ』。ストラヴィンスキーの新古典主義時代の代表作であるバレエ音楽『プルチネルラ』をヴァイオリンとピアノのために編曲したのが『イタリア組曲』(1933)。...

パールマン ~ メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

言わずと知れたメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリンの協奏曲の中では、このメンデルスゾーンと、ベートーヴェン、ブラームス、シベリウスがとても好き。メンデルスゾーンは、ピアノ協奏曲も2曲作曲していて、これはピアノ協奏曲のうちでもあまり有名ではないけれど、華やかさではヴァイオリン協奏曲に負けないくらいに良い曲です。特にピアノ協奏曲第1番の第3楽章は、高速スケールとアルベジオを駆使した技巧的...

バッハのシャコンヌ

久しぶりに聴いたブラームスのヴァイオリン・ソナタで、スークが弾いたヴァイオリンがとても気に入ってしまい、ヴァイオリンが入ったCDをあれこれ聴き始めた。ヴァイオリンがらみのCDは50枚くらいしか持っていないので、ピアノに比べるとほとんど聴いてこなかったようなもの。ヴァイオリンの音自体を味わうには、やはりバッハの無伴奏ヴァイオリンのソナタかパルティータが一番良いかと思い(というか、それ以外には思いつかない)...

前橋汀子 ベスト・コレクション

タワーレコードの新譜コーナーで前橋汀子の小品集を偶然試聴したら、思いがけなく気に入ってしまった。お目当ては別のCDだったが、間違って視聴用CDの番号を設定。それで、突然、クライスラーの「プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ」が耳に入って来た。この曲は、川畠成道のCDで初めて聞いて以来、私の一番好きなバイオリン小品。もうバイオリン小品集はいろんなバイオリニストのを持っているし、CDは衝動買いして後悔す...

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プロフィール

Author:Yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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