気ままな生活

            ♪音楽と書物に囲まれて暮らす日々の覚え書♪  

Category [   ・・ その他の国々の作曲家 ] 記事一覧

ファジル・サイ/Black Earth,Space Jump

ピアニストで作曲家のファジル・サイの作品で有名なのは、ピアノソロの《Black Earth》。サイのCDは何枚か買ったけれど、私にはそれほど好きなピアニストではなかったので、《Black Earth》にはあまり興味がなかった。でも、試しに聴いてみると、思いのほか素敵な曲。最初と最後に内部奏法で弾いているので、普通のピアノの音とは違う、太い三味線みたいに弦をつまびく民俗楽器のような響き。中間部になると、打って変わって(ミラ...

ヒナステラ/ピアノ・ソナタ第2番&第3番

テレンス・ジャッドのライブ録音で聴いたヒナステラの《ピアノ・ソナタ第1番》が素晴らしく良かったので、第2番と第3番も聴いてみた。面白く聴けはするけれど、第1番のような強烈なインパクトには欠ける。第1番を弾くピアニストが多いのがよくわかる。<ヒナステラ/ピアノ・ソナタ第2番>1981年に書かれたピアノ・ソナタ第2番は、ヒナステラの「新表現主義時代」に書かれた作品。作品解説を読むと、「アンデス先住民の民族音...

ヒナステラ/ピアノ作品全集

ヒナステラのピアノ・ソナタとピアノ協奏曲がとっても気に入ったので、他のピアノピースも聴いてみたくなり、CDをいろいろ探してみた。ヒナステラのピアノ作品全集は思った以上に録音が多い。ほとんどがマイナーレーベルなので、廃盤が多い。それでも、MP3ダウンロードできるものもあるけれど、基本的にはCDで保有することにしているので、CDが簡単に入手できることが条件。廃盤も含めて試聴ファイルで聴いてみると、アレクサンダ...

ヒナステラ/ハープ協奏曲

バルトークみたいなピアノ曲が多かったヒナステラの代表作は、珍しい《ハープ協奏曲》。ピアノ作品の作風から考えると、ヒナステラとハープとの組み合わせはかなり意外な気がする。ハープはめったに聴かないので、どのハーピストの演奏が良さそうなのか、全然わからない。Youtubeで最も再生回数が多いのは、Remy van Kesterenという男性ハーピストのライブ録音。ピアノの音でヒナステラの曲をずっと聴いていたので、ハープの響きで...

ヒナステラ/ピアノ協奏曲第2番

ヒナステラのピアノ協奏曲は、有名な第1番と第2番、それに、1937年に作曲した《アルゼンチン風協奏曲/Concierto argentinos》の3曲。《アルゼンチン風協奏曲》は初期の客観的民族主義時代の作品なので、アルゼンチン民謡を援用した聴きやすい曲。対照的に、《ピアノ協奏曲第2番 Op. 39》は、ヒナステラ第三期の新表現主義時代の作品なので、ピアノ協奏曲第1番よりも、はるかに無調の響きが強く、”現代音楽的”。それでも、不協...

ヒナステラ/ピアノ協奏曲第1番

ヒナステラのピアノ・ソナタが私の好みにぴったり合ってしまったので、他のピアノ作品もいろいろ聴いてみた。ピアノ・ソナタ第1番(1952年作曲)と同じく(それ以上かも)有名なのは、ピアノ協奏曲第1番(1961年作曲)。このコンチェルトがクラシックリスナー以外にも知られるようになったのは、第4楽章の編曲版がイギリスのプログレッシブ・ロックバンド”ELP(Emerson, Lake & Palmer)”の代表的アルバム『恐怖の頭脳改革 (Brain...

テレンス・ジャッド ~ ヒナステラ/ピアノ・ソナタ第1番

22歳という若さで謎の死をとげたテレンス・ジャッド (1957-1979) はイギリスのピアニスト。たまたまバーバーのピアノ・ソナタの音源を探していて、ジャッドのCDを見つけた。聴いたことがない名前だったので、初めはジャズ・ピアニストかと勘違いしたけれど、1978年度の第6回チャイコフスキーコンクールで第4位に入賞するほどの若手ピアニストだった。英文Wikipediaによると、ジャッドのファミリー・ドクターが、ジャッド...

イザイ/悲劇的な詩、子供の夢

ツィンマーマンの『イザイ/無伴奏ヴァイオリンソナタ集』のCDにカップリングされていたのは、《悲劇的な詩》と《子供の夢》。2曲ともピアノ伴奏によるヴァイオリンソロ。無伴奏ソナタとは趣きもかなり違ってロマンティック。現代音楽的な無伴奏ソナタのような意外な面白さはないけれど、フランス風の流麗なとても美しい曲。悲劇的な詩/Poème élégiaque, op.12《悲劇的な詩》は、元々はオーケストラとヴァイオリンのための作品。...

ヴィラ=ロボス/ブラジル風バッハ第3番&第4番(ピアノ協奏曲版,ピアノ独奏版)

ヴィラ=ロボスといえば、まず《ブラジル風バッハ》。特に第5番の美しいアリアは有名で、ベスト盤とか名曲集で、この曲(楽章)だけとりだして録音しているCDをよくみかける。《ブラジル風バッハ》は全9曲。楽器編成が曲ごとに違うという面白い構成。こういうタイプの作品ですぐに思い浮かぶのは、ヒンデミットの《室内音楽集》とラーシュ=エーリク・ラーションの《12のコンチェルティーノ》。私がまず一番先に聴くのはピアノが...

マルタン/小協奏交響曲

フランク・マルタンというと、名前くらいは知っていた。でも、てっきりフランス人だと思っていたり、マルティヌーとマルタンを混同していたりと、まともに聴いたことがないスイスの作曲家。ピアノが入っている曲があったので、フリッチャイの録音で聴いてみた曲が《小協奏交響曲》。どんな音楽か全く予備知識なしで聴いたら、これが意外に面白くて。1945年の作品で、楽器編成が風変わり。チェンバロ、ピアノ、ハープとオーケストラ...

『100 Best 20th Century Classics』 (邦題:ベスト現代音楽100)

EMIから今年2月にリリースされた『ベスト現代音楽100』が、iTunesでクラシック・トップアルバム・チャートで1位になったらしい(今はチャートから脱落しているが)。売れないはずの「現代音楽」ものがチャート1位なったり、ヒットしているのは、かなり不思議。「現代音楽」の定義もいろいろあって、”難解”というイメージがあるのは、無調音楽で12音技法とか、トーンクラスター、セリーの技法などの手法を使った音楽が真っ先に思い...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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