気ままな生活

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Category [ ♪ ロジェ,ガヴリーロフ,フライシャー,ガヴリリュク ] 記事一覧

ガヴリリュク ~ バッハ=ブゾーニ/トッカータとフーガ ニ短調

バッハのオルガン曲で最も有名な(と思う)《トッカータとフーガ ニ短調 BWV565》。 冒頭のドラマティックでかなりオドロオドロしい旋律は、まるで悲劇の幕開けを告げるような趣き。この冒頭の旋律からして好きではないので、オルガンの演奏でも、編曲版でもまともに聴いたことはない。これだけ有名な曲なので、編曲したくなる作曲家やピアニストは数多く、<バッハの音楽の曲目データベース>の編曲版リストを見ると、全部で25種...

ロジェ ~ サティ/ジュ・トゥ・ヴー

フランスの現代もので好きな作曲家といえば、プーランク。でも、プーランクよりもサティの方がよく知られている。コマーシャルでも流れていたせいか、かなりの人気。昔はサティが全く好きではなったけれど、たまたまクラシックを初めて聴く人に聴きやすい曲を探していて、ふと思い浮かんだのがプーランクではなくてサティ。初めは《ジムノベティ第1番》が良いかなと思ったけれど、他の曲をいろいろ聴いていたら、《ジュ・トゥ・ヴ...

フライシャー ~ ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

ずいぶん以前に買っておいたジョージ・セル/クリーブランド管弦楽団&レオン・フライシャーのベートーヴェン交響曲・ピアノ協奏曲全集。ちょうど、フライシャーが両手のピアニストとしてカムバックした録音を続けて聴いた頃に買ったもの。1950~60年代は、フライシャーが右手を故障する前に、セル&クリーブランド管とブラームス、シューマン、グリーグ、それにこのベートーヴェンと、名だたるピアノ協奏曲を相次いでスタジオ録音...

ハイドン ~ 短調のピアノ・ソナタ(3) Hob.XVI:32

ハイドンの短調のピアノ・ソナタのなかで、最も好きな曲が第47番ロ短調Hob.XVI:32。ハイドンにしては珍しい調性のロ短調。録音で聴いたのは、ブレンデル、オルベルツ、リヒテル、ヤンドー、ガヴリリュク。今回は、このうちブレンデル、オルベルツ、ガヴリリュクの印象について。第1楽章 (Allegro) Moderato冒頭の旋律は、装飾音が入って、凛とした強さが漂う美しい短調の旋律。この楽章はこのトーンで続くのかなと思ったら、その...

アスポース ~ ピアノ作品集(ベートーヴェン,シェーンベルク,ウェーベルン,ベルク)

アスポースの録音したデュカスのピアノ作品集がとても良かったので、他の録音を探してみると、ベートーヴェンと新ウィーン学派というちょっと珍しいカップリングのアルバムを出していた。収録曲はベートーヴェン《ピアノ・ソナタ第32番》、シェーンベルク《6つのピアノ小品Op.19》、ウェーベルン《ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7》、ベルク《ピアノ・ソナタ》。デュカスとこのアルバムを聴いてみると、アスポースの特...

ブラームス=ラツィック編曲/ピアノ協奏曲第3番(ヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲編曲版)

ブラームスのピアノ協奏曲といえば、当然第1番と第2番の2曲しかない。この第3番というのは、ピアニストで作曲もするデヤン・ラツィックがブラームスのヴァイオリン協奏曲を編曲して、新たにピアノ協奏曲を作曲したもの。ヴァイオリン協奏曲の編曲版として有名なのは、ベートーヴェンの《ピアノ協奏曲ニ長調》。ピアノ編曲版はいろいろ変化のある音の排列で聴きやすいし、ムストネンにブラウティハムと個性の違うピアニストが録...

新譜情報:ブラームス=ラツィック編曲/ピアノ協奏曲第3番(ヴァイオリン協奏曲のピアノ編曲版)

HMVとTOWERRECORDの新譜NEWSで面白いディスクが2点。一つは、リヒテルがバッハ平均律曲集を弾いた”幻のインスブルックライブ”。一度中国盤でリリースされていたが、リヒテルの正規の許諾をとっていなかったらしく、すぐに回収されてしまったので、幸運にも発売直後に入手した人以外には”幻”のディスク。今度は、正規ライセンス盤で再リリース。今市場に出回っているリヒテルの平均律集は、浴場のような残響過多気味でちょっと聴き...

フライシャー ~ ヒンデミット/左手のためのピアノ協奏曲

レオン・フライシャーが今ちょうど来日していて、サントリーホールで1/10-1/16までワークショップを開催しているのをたまたま朝日新聞のネット記事で発見。<朝日新聞のネット記事> <サントリーホールのニュースリリース>  それにちなんでというわけでもないけれど、今日はフライシャーの最新録音でとても珍しいヒンデミットの《左手のためのピアノ協奏曲》。フライシャーのディスクは1960年前後のセル&クリーブランド管と...

パスカル・ロジェ ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲全集

サン=サーンスの曲で有名なのは 「動物の謝肉祭」と交響曲第3番「オルガン付き」だろうか。特に、 「動物の謝肉祭」は2台のピアノが入っていて、ピアノ曲としてはとても面白い曲だけれど、有名曲のパロディとシニカルな毒気のあるせいか、サン=サーンス本人は「白鳥」以外は公開演奏と楽譜出版を許可していなかったと言われる。作品の素晴らしさのわりにあまり知られていないと思うのがピアノ協奏曲。全部で5曲残されているが...

レオン・フライシャーの弾くブラームス/ピアノ協奏曲第2番

レオン・フライシャーとジョージ・セル指揮クリーブランド管弦楽団が1960年に録音したブラームスのピアノ協奏曲第2番。[第1番の録音の記事はこちら]この録音のエピソードがブックレットに書かれている。初めてのリハーサルが始まる前に、フライシャーをびっくりさせてやろうとしたセルは、第1楽章冒頭で幕開けのソロを吹くマイク・ブルームに半音だけ高く吹くように指示。何も知らずにピアノの出番を待っていたフライシャー。冒...

フライシャーのベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

レオン・フライシャーは、1959~61年にかけて、セル指揮クリーブランド管弦楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を録音している。この全集は今は廃盤らしく、同じ顔ぶれで録音したベートーヴェン交響曲・ピアノ協奏曲全集のBOXセットでしか、聴けなくなっている。ピアノ協奏曲第3番、第4番、第5番は、輸入盤の分配盤で簡単に入手できる。問題は第1番と第2番で、USEDしか出回っていないし、CD1枚が数千円くらいの結構な値段。第2...

レオン・フライシャーの弾くブラームス/ピアノ協奏曲第1番

レオン・フライシャーが右手の故障で事実上ピアニストとしてのキャリアを断念する前に、ジョージ・セルが指揮するクリーブランド管弦楽団とともに、ベートーヴェンやロマン派のピアノ協奏曲を録音している。ブラームスのピアノ協奏曲は第1番・第2番とも録音しているが、第1番は1958年にオハイオのクリーブランドでスタジオ録音したもの。録音当日は、フライシャー自身のピアノを搬入して録音するはずだったが、雪でピアノの到着が...

ストラヴィンスキー/イ調のセレナード ~ レオン・フライシャー 『The Journey』 より

ストラヴィンスキーのピアノ曲で有名なのはピアノ独奏版の《ペトルーシュカからの3楽章》だが、これは彼の原始主義時代の作品。その後、作風が変遷していったが、戦前の新古典主義時代の作品で有名なのが、《イ長のセレナード》と《ピアノ・ソナタ》。ピアノ協奏曲としては、《ピアノと管楽器のための協奏曲》、《カプリッチョ》の2曲も書いているが、ストラヴィンスキーといえば管弦楽曲のイメージが強いせいか、あまり演奏され...

レオン・フライシャー 「TWO HANDS ~ ピアノ作品集」

米国人ピアニストであるレオン・フライシャーの両手による演奏活動復帰後の初アルバム「TWO HANDS」。1928年生まれのフランシャーは、米国のピアニスト・指揮者。シュナーベルに師事し、1944年に16歳でニューヨーク・フィルハーモニックと共演、1952年にはエリザベート王妃国際コンクールで優勝した米国人初のピアニスト。その後は華々しい演奏活動を展開し、米国内の一流オーケストラとの共演、セル指揮クリーヴランド管弦楽団と...

パスカル・ロジェの新譜リリース予定

吉松隆のホームページを見ていたら、パスカル・ロジェが新しくCDをリリースするということを発見。曲は「プレイアデス舞曲集」で今年2月末にリリース予定。制作は日本のオクタヴィア・レコードで、レーベルは「Exton」。オクタヴィア・レコードのCDは持っていないが、高音質録音で定評があるらしい。と思ったが調べてみると、この前買ったカプースチンの「ピアノ・ソナタ 第2番&第3番」はオクタヴィアのCDだった。レーベルが「TR...

パスカル・ロジェ ~ プーランク/ピアノ作品集

村上春樹の「日曜の朝のフランシス・プーランク」を読んだら、無性にプーランクを聴きたくなってきてしまった。ピアノ曲、ピアノ協奏曲、歌曲、宗教曲のどれをとっても、プーランクらしさが溢れているので迷うところだけれど、こういう時は一番好きなピアノ曲から。プーランクのピアノ曲とくれば、パルカル・ロジェ。1986年~1998年にかけて、プーランクのピアノ曲・室内楽曲全集を完成させている。最近はエリック・ル・サージュも...

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プロフィール

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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