気ままな生活

               ♪音楽と本に囲まれて暮らす日々の覚え書♪  

Category [ ♪ グレゴリー・ソコロフ ] 記事一覧

ソコロフ ~ ブラームス/ピアノ協奏曲第2番

スティーブン・ハフの最新アルバムのブラームスを聴いていて、ソコロフのライブ録音の音源がYoutubeにあるのを思い出した。あのソコロフなら、このピアノ協奏曲第2番をどう弾くのだろう?Brahms Piano Concerto#2 1st Mvt (1) Grigorij Sokolov, Hungarian National Symphony Orchestra, Lu Jia Youtubeにあったのは、2種類。サロネン指揮フィンランド響とのライブ音源の方は、外見から判断すると、このハンガリー国立響との演奏よ...

ソコロフ ~ サン=サーンス/ピアノ協奏曲第2番、ショパン/ピアノ協奏曲第1番

サン=サーンスのピアノ協奏曲第2番で、ハフ以外に良い演奏がないかと探していたら、グレゴリー・ソコロフの音源を発見。1966年という随分若い頃の演奏だけれど、ソコロフの数少ないスタジオ録音で音質はとても良い。ソコロフの若い頃の録音といえば、ショパンのピアノ協奏曲第1番はショパンらしくない(?)清楚な雰囲気が漂っている。その10年前くらいに弾いたこのサン=サーンスのコンチェルトも素晴らしく良い。後年のソコロフの...

ソコロフ ~ バッハ/イギリス組曲第2番

発売予定日が何回か変更になった末、ようやく届いたソコロフの新譜は、バッハのゴルトベルク変奏曲、イギリス組曲第2番、パルティータ第2番という豪華なカップリングの2枚組。ゴルトベルク変奏曲はLPでリリースされていたライブ録音のCD化。1982年のレニングラード音楽院大ホールでの演奏。Youtubeには以前からあった音源で聴いていたので、ようやくCD化されて、ステレオの良い音質で聴けるのが嬉しい。パルティータ、イギリス組曲...

【新譜情報】ソコロフ ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲(ライブ録音)

突然というか、思いがけないことに、ソコロフの新譜が11月にリリースされる。毎日HMVの新譜情報はチェックしているけれど、この新譜情報が「古楽」に載っていたので、うっかり見落としていた。コメントでその情報を教えていただいたので、助かりました。発売予定の新譜は、バッハ《ゴルトベルク変奏曲》の1982年ライブ録音。レーベルはMelodiya。この録音は、昔LPでリリースされていた。カップリングは、《イギリス組曲第2番》(19...

ソコロフ ~ ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番《テンペスト》

最近、ソコロフのベートーヴェンのライブ録音が大量にYoutubeに登録されている。ソコロフは、今は全くレコーディングしない主義。所属レーベルのnaiveは、それにも関わらずリサイタルを録音し続けている。ソコロフの方は、自分が亡くなった後は(ライブ録音をCD化するのは)”お好きにどうぞ”というスタンスらしい。ソコロフは随分長い間、欧州大陸でしかリサイタルをしていないらしい。(飛行機嫌いのせい?)来日する可能性はほと...

ソコロフ ~ ハイドン/ピアノ・ソナタ Hob.XVI:37(No.50)

ピアノ学習者がまず最初にハイドンのピアノ・ソナタを弾く機会は、全音版のソナチネアルバム、次にソナタアルバム。(昔はそうだった。今は変わっているかも)ソナチネアルバムで弾いたハイドンの曲はすっかり忘れてしまったけれど、ソナタアルバムの方で練習した曲はよく覚えている。ソナタアルバムの収録曲は、Hob.XⅥ:35、27、37、36、34、40、49、28の8曲。短調はHob.XⅥ:34、36の2曲。残りは長調。私が練習したのは、Hob.XⅥ:...

ソコロフのバッハ (1)

グレゴリー・ソコロフは、現存するピアニストでは最高という評価もあるほどのピアニスト。録音しないことで有名で、ライブ録音も最近はほとんど許諾していない。そのせいか、海賊盤のCD-Rがたくさん出回っている。正規音源はnaiveレーベルから出ているBOXセットが2種類。どれも素晴らしい演奏ばかり。それに、若い頃録音したショパンのピアノ協奏曲第1番のCDが国内盤で今でも入手可能。可憐な白百合のような清楚で美しいショパン...

ソコロフ ~ ショパン/24のプレリュード

ショパンの作品のなかで、比較的よく聴いていたのは、ピアノ協奏曲、バラード、スケルツォ、ポロネーズ、ピアノ・ソナタ。最近はエチュードにも免疫ができて、苦労せずに聴ける。逆に、まず聴かないのは、マズルカ、ワルツ、夜想曲、プレリュード、即興曲。こう書き出してみると、どうも華麗でダイナミックでピアニスティックな曲が好きなのが今更ながらよくわかる。ロクロク聴きもしないのに、プレリュードのCDは数種類持っていて...

ベートーヴェン/ロンド・カプリッチョ”失われた小銭への怒り”

ベートーヴェンの小品集に時々収録されている曲の一つが《ロンド・カプリッチョ ト長調”失われた小銭への怒り” Op.129》。この曲は小学校の校内放送でよく流れていたので、いまだに良く覚えている。元々ベートーヴェン自身は「幻想曲的なハンガリー風のロンド」とタイトルをつけていたのに、なぜかこの変てこな俗称の方が有名になってしまったという曲。たしかに、この俗称の面白さと曲の内容があまりにぴったりと一致しているので...

ソコロフ ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲

今日はグレゴリー・ソコロフのとても珍しいゴルトベルク変奏曲のライブ録音。ソコロフは、基本的にスタジオ録音はしない。随分昔に録音したスタジオ録音がいくつか残っている程度。もっぱらライブ録音だけ、それもソコロフがなかなかリリース許諾しないので数が限られている。仏NAIVEレーベルは、それにも懲りずに毎年何十回ものコンサートを録音し続けている。ソコロフも毎年同じようにリリースはNG。「私が亡くなったら、リリー...

グレゴリー・ソコロフ 『ライブ・イン・パリ ~ シャンゼリゼ劇場リサイタル』

CDラックのなかに眠っていたソコロフのバッハを聴いて以来、ソコロフの録音を集めた始めたけれど、スタジオ・ライブ録音とも多くはないので、すぐに収集完了。といっても、BOXセットを買えばほとんど揃ってしまう。以前に買った分売盤もあるので、重複したものが数枚。こういう重複CDが何十枚も溜まっているので、そのうち処分しないと...。ソコロフのディスコグラフィで唯一のDVDは、パリ・シャンゼリゼ劇場で2002年11月4日に行わ...

グレゴリー・ソコロフ ~ ベートーヴェン/ディアベリ変奏曲

長大で退屈とよく言われるベートーヴェンのディアベリ変奏曲。この曲を最初から終わりまで飽きずに聴かせることができるかどうかは、ピアニストの腕にかかっているのは確か。何の変哲もない弾き方をすると、かなり退屈するには違いない。幸いにして、いろいろ聴いた録音に良いものが多かったのでディアベリは大好きな曲。ゴルトベルクよりも気に入っているくらい。今まで聴いた録音のなかでは、アンデルジェフスキのディアベリが一...

ソコロフ ~ ショパン/ピアノ協奏曲第1番

ショパンのエチュードの次は、ピアノ協奏曲第1番。めったにショパンを聴かないのに立て続けにショパンを聴いているのは、ショパンイヤーだからではなくて、最近収集しているソコロフの録音を聴くことが多くなってしまったので。ライブ録音中心のソコロフの数少ないスタジオ録音の一つが、ショパンのピアノ協奏曲第1番。ソコロフ27歳の時の録音で、ロヴィツキ指揮ミュンヘン・フィルの伴奏。ソコロフのピアノ・ソナタ第2番とエチ...

ショパン/エチュード ~ ソコロフ、ロルティ、ペライア

ショパンは好きな作曲家ではないけれど、好きなピアニストの録音収集を兼ねて、全曲2~3種類のCDは持っている。エチュードは言わずと知れたポリーニの名盤とペライアの2001年録音。最近買ったのはソコロフとロルティ。他にもいくつか試聴したけれど、凄く興味を弾かれる録音がなかったので、今のところはこれだけあれば充分かと。20年くらい前に初めて買ったエチュードの録音がポリーニ。ポリーニは昔好きだったのでCDはほとんど...

グレゴリー・ソコロフに関する文献

CDラックで眠っていたソコロフのCDをいくつか聴いて、すっかりはまってしまったので、少しソコロフに関する情報を探してみました。一年に何人か興味を引かれるピアニストに出会うけれど、ソコロフはそのなかでもずっと聴き続けるに違いないくらい好きなピアニストの一人。ソコロフは日本ではあまり知られていないせいか、日本語の情報はWikipediaに載っているような簡単なプロフィールくらい。第3回チャイコフスキーコンクールの...

グレゴリー・ソコロフ ~ バッハ/パルティータ第2番

現役で世界最高のピアニストは誰かといえば、人によって推すピアニストは違うでしょうが(ツィメルマン、ポリーニあたりが多いかな?)、グレゴリー・ソコロフもそう評される一人。演奏活動が欧州大陸中心のため、来日することがほとんどないせいか、日本ではあまり知られていない。英国では時々演奏会をしていたが、2008年に入国手続が厳しくなった以来、途絶えているらしい。(”英国カルチャーの終焉ーソコロフ事件をめぐって”に...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;アリステア・マクリーン、エドモンド・ハミルトン、太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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