気ままな生活

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Category [ ♪ エンリコ・パーチェ ] 記事一覧

ラ・フォル・ジュルネTOKYO 2018 「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」

今年のラ・フォル・ジュルネTOKYOのプログラムをチェックしていたら、なんと珍しいことにエンリコ・パーチェの名前が載っている。プログラムは、ソロリサイタルがリスト「詩的で宗教的な調べ」から数曲。パーチェが日本でソロリサイタルをするのはこれが初めて(のはず)。私の知っている限りでは、来日公演は全てツィンマーマン、カヴァコス、諏訪内晶子とのデュオだった。ヤン・ソンウォンとのデュオコンサートでは、ラフマ...

リスト/悲壮協奏曲、大演奏会用独奏曲

リストの《悲愴協奏曲》は、独奏曲の《大演奏会用独奏曲/Grosses Konzertsolo, S. 176》 が原曲で、ピアノ協奏曲版もある。最も演奏機会の多い(らしい)のは、2台のピアノ版。悲劇的な曲想はロマンティシズム濃厚で、リストらしい重音主体の密度の濃いパッセージが華やか。3種類のバージョンの中では、好みから言うと、2台のピアノ版が一番面白い。2台のピアノ版の場合は、演奏時間は18~19分台が多い。重たい和音が多いので...

ホルスト/惑星(2台のピアノ版、5台のピアノ版)

昔はSF好きだったので、曲名に惹かれて買ったCDがホルストの《惑星》。ガーディナーの合唱曲のCDを集めていた頃で、ガーディナー&フィルハーモニア管(1994)のDG盤を購入。他の演奏もいくつか聴いたけれど、ガーディナー盤は透明感のある合唱がとても綺麗。《惑星》に2台のピアノ版があるということを知ったのは、このパーチェ&ローマのライブ映像を見たとき。作曲年の順からいえば、ピアノ版が原曲で、オーケストラ版の方が編...

諏訪内晶子&エンリコ・パーチェ ~ シュトラウス&フランク/ヴァイオリンソナタ,武満徹/悲歌

諏訪内晶子&エンリコ・パーチェの初のデュオアルバム『シュトラウス&フランク/ヴァイオリンソナタ,武満徹/悲歌』が、発売日前日に到着。凜として気品のあるヴァイオリンの音色と残響を多めに録ったピアノの響きが、うっとりするくらいに美しい。優美なシュトラウスも良かったけれど、もともと好きなフランクのヴァイオリンソナタが特に素晴らしく思えたので、この新譜は期待以上に満足。フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン...

【新譜情報】諏訪内晶子&Enrico Pace ~ヴァイオリンソナタ集/フランク、シュトラウス、武満徹

諏訪内晶子の4年ぶりの新譜は、私が期待していたエンリコ・パーチェとのデュオアルバム。2014年の「第3回国際音楽祭NIPPON」で、諏訪内晶子のピアノ伴奏者がパーチェだったと知った時から、いつかCDで2人のデュオが聴けるかも、と思っていたので、待望の新譜。(私の目的は、パーチェのピアノ伴奏を聴くことだけど)発売日はリサイタルツアーに合わせた4月6日。早速予約。収録曲は、フランクとシュトラウスのヴァイオリンソナ...

パーチェ&ローマ/2台のピアノによるリサイタル(ライブ映像)

エンリコ・パーチェ&イゴール・ローマの2台のピアノによるリサイタルのライブ映像が、Fazioli Pianoforti社の公式映像としてYoutubeで公開されているのを発見。2人のリサイタルのライブ映像が公式映像で見られることは滅多になく、これは珍しい。同じイタリア人で、リスト国際ピアノコンクール優勝者同士という縁からか、ときどき連弾や2台のピアノで演奏している。この映像は、2013年3月6日、イタリア北部サチーレ(Sacile)に...

フォーレ&シュトラウス《ヴァイオリンソナタ》、武満徹《悲歌》

諏訪内晶子&エンリコ・パーチェが第3回国際音楽祭NIPPONのリサイタルで演奏した曲を聴いてみたかったので、Youtubeで音源を探してみた。冒頭に演奏されたモーツァルトはパスして、フォーレ、武満、シュトラウスの3曲。フォーレは聴きやすい曲だけれど、武満とシュトラウスの方が私の好みにずっと近かった。武満の《悲歌》は諏訪内晶子が選曲。ロマンティックで聴きやすい曲ばかり並んでいるよりも、異質な曲が挟まれているところ...

エンリコ・パーチェに関する最新情報

私の好きなソリスト&ピアノ伴奏者のエンリコ・パーチェの情報を久しぶりにチェックしてみると、新しい情報がいろいろ。新譜は、韓国人チェリストのSung Won Yang(ヤン・スンウォン,サン=ウォン・ヤンという表記もあり)とのデュオによる、ブラームス&シューマンの『COMPLETE WORKS FOR CELLO AND PIANO』(チェロとピアノのための作品全集)。COMPLETE WORKS FOR CELLO AND PIANO(2014/10/29)Sung Won Yang収録曲は、ブラーム...

エンリコ・パーチェ ~ リスト/巡礼の年 第1年「スイス」より "Orage" 

いつかはソロ・レコーディングするのではないかと長らく待っていたエンリコ・パーチェの新譜は『リスト:巡礼の年 スイス&イタリア』。2枚組なので、第1年「スイス」と第2年「イタリア」のみ。せっかくなら、第3年も録音してくれたら良かったのに。マーケティングの関係で2枚組でリリースすることにしたのかも。3年分全巻を録音したCDは3枚組が多い。ときどき2枚組になっているものもあって、ブレンデル&コチシュのPhilips盤は...

パーチェ&ローマ ~ メシアン/アーメンの幻影 (2台のピアノのための)

Youtubeで好きなピアニストのライブ録音がないかチェックしていると、思いもかけない音源に遭遇する。今回は、メシアンの2台のピアノのための作品《Visions de l'Amen/アーメンの幻影》。メシアンは、いろいろ聴いてきた中でも、好きな曲とどうにも苦手な曲がはっきり分かれる。《アーメンの幻影》は、《みどり児イエスに注ぐ20のまなざし》の1年前に作曲したせいか、調性感もありテンポや強弱の変化もとりまぜて、とても聴きやす...

エンリコ・パーチェ ~ リスト/ピアノ・ソナタロ短調、巡礼の年

アクセス解析データを見ると、たまに「エンリコ パーチェ」で検索している人がいる。イタリア人ピアニストで、オランダで行われている第2回リスト国際コンクールの優勝者。そのため、開催地オランダでは演奏会やラジオ・テレビにも登場しているので、わりと知られているらしい。2011年の第9回リストコンクールのオープニングコンサートでも、リスト《Vallée d'Obermann》とラフマニノフ《パガニーニ狂詩曲》を弾いていた。日本で...

パーチェ ~ リスト/《伝説》より 第2曲”波を渡るパオラの聖フランチェスコ”

最近Youtubeで見つけたエンリコ・パーチェの<波を渡るパオラの聖フランチェスコ>。パーチェのライブ映像は全部チェックしていたはずなのに、リストは以前はそれほどしっかりと聴いていなかったので、見落としていたらしい。レスリー・ハワードの録音でこの曲を聴いたときは、パワフルでピアニスティックなのは良いけれどちょっと一本調子で賑やかすぎてあまり面白みは感じなかったのに、パーチェのこのライブを聴いたら、全然違...

メンデルスゾーン/幻想曲 嬰へ短調 <スコットランド・ソナタ>

12月からちょっとメンデルスゾーンに凝っているので、ピアノ独奏曲の全集でまとめて聴いている。昨年はメンデルスゾーンの生誕200年だったのが記憶からすっかり消えていたので、カヴァコスがメンデルスゾーンのアルバムをリリースしたのも、メンデルスゾーンイヤーだったからだと後になって気がついたくらい。そのアルバムで久しぶりにピアノトリオを聴いてから、急にメンデルスゾーンづいてしまった。メンデルスゾーンで有名なの...

ルトスワフスキ/パガニーニの主題による変奏曲

新年早々は何を聴こうかと思ったけれど、たまたま見つけたヴィトルド・ルトスワフスキの2台のピアノのための《パガニーニの主題による変奏曲》(1941年)が素晴らしかったので、最初はこの曲で。《パガニーニの主題による変奏曲》といえば、有名なのは、ラフマニノフのピアノ&管弦楽曲版やブラームスのピアノ独奏曲。ラフマニノフの方は、タイトルが”変奏曲”ではなくて”狂詩曲”になっているけれど、曲は主題と24の変奏で構成され...

リスト/死の舞踏(Totentanz)

《死の舞踏》(Danse macabre)といえばサン=サーンスの交響詩が有名らしい。交響詩の類はほとんど聴かないので、リストの《死の舞踏》(Totentanz)しか思い浮かばない。リストの《死の舞踏》は2作品あって、1つは、このサン=サーンスの交響詩のピアノ独奏用編曲版《S555》。この編曲版のタイトルは”Danse macabre”で、"Totentanz"ではない。もう1つは、リストのオリジナル作品であるピアノ独奏付き管弦楽曲の《死の舞踏》(To...

ヒンデミット/ピアノ・ソナタ第3番

ヒンデミットは、ヴィオラ奏者だったわりには、ピアノ曲も協奏曲、ピアノ・ソナタ、組曲、小品集といろいろ残している。なかでも有名なのは、発想とネーミングが面白くピアノ協奏曲のような《主題と変奏”四気質”》、ピアノ・ソナタ(特に第3番)、《ルードゥス・トナリス》。《主題と変奏”四気質”》はクララ・ハスキルが好んで演奏していたので知られている。ハスキルのライブ録音が数種類残っている。《ルードゥス・トナリス》は...

ツィンマーマン&パーチェ ~ ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番

ブゾーニのピアノ協奏曲の録音を探しているときに見つけたのが、ヴァイオリン協奏曲とヴァイオリン・ソナタ。ブゾーニはピアノ曲のイメージが強くて、それ以外の曲はほとんど聴いたことがない。作品の大半はピアノ曲とはいえ、それでも管弦楽と室内楽曲(ヴァイオリン、チェロ、フルートなど)を数は少ないけれど一応は残している。ヴァイオリン協奏曲はブゾーニの作風がまだ確立されていない頃の作品で、これを聴いてもブゾーニの...

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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