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買ってムダだと思った家電ランキング
「それ必要?買ってムダだと思った家電ランキング」[2014.04.08, 女子SPA!]を見て見ると、やっぱり使わないだろうな~という家電が多い。
特に美容・健康器具はこの種のアンケートの常連。他には、餅つき機もよく登場する。

1位:ミキサー、ジューサー、フードプロセッサー(27.13%)
2位:コーヒーメーカー(20.35%)
3位:布団乾燥機(16.45%)
4位:ミシン(16.16%)
5位:電気ポット(13.85%)
6位:体重計、体脂肪計(13.28%)
7位:ホームベーカリー(12.55%)
7位:美容系家電(美顔器など)(12.55%)
9位:空気清浄機、加湿器、除湿器(11.83%)
10位:アイロン(10.97%)

私にはベストヒット家電の「ホームベーカリー」も、”買っても使わくなった家電”という類のアンケートでは、上位にいつもランクされている。ここでもやっぱり登場している。
ホームベーカリーがあれば、ドライイーストでも天然酵母でも作れるし、フランスパン専用粉や国産小麦に全粒粉やライ麦粉まで粉の組み合わせは自由自在、市販のパンに多数使われている添加物も使わず、乳製品・油脂類を入れなくても美味しいパンが、機械におまかせで出来上がり。
少し手間をかければ、ナンにピザ、フォカッチャ、ベーグルまで簡単に作れてしまうのだから、重宝なことこの上ない。

第1位の「ミキサー、ジューサー、フードプロセッサー」のうち、持っているのはフードプロセッサー。
使用頻度は低くとも、いろいろ作れてとっても便利。
たまに作るケーキ、お豆腐アイスのお菓子類から、おせち料理用の伊達巻、さらには自家製の無添加ピーナッツバターも作れる。

「布団乾燥機」は、本来の用途よりは、冬に布団暖房機として使っているので、必需品。
(ズボラな私は)ノズルを布団に突っ込んで10分も温めれば、ポカポカ暖かくて、暖房不要。
首や肩がどうしても冷えるので、厚めのネックウォーマーを首に巻いてみると、今年の冬は快適・快眠。

逆に、使わなくなったのが、「ワッフルメーカー」と「電気フライヤー」。
特に電気フライヤーは、最初に大容量の「ZOJIRUSHI あげあげ 電気フライヤー」、次に小容量の「TWINBIRD コンパクトフライヤー」と、2台も買ってしまった。
結局、数百ccも使う油の後始末が面倒だし、ろ過フィルターが高いので、ここ数年全然使っていない。
揚げ物は、たまに少量を食べるだけなので、揚げたフライや天プらを買うか、調理前の冷凍フライにオリーブオイルを塗ってグリルで焼いてしまうか、どちらか。
少量の油で、フライパンやお鍋で揚げ焼きする人は多いらしい。
てんぷら油が発火して火事になるのが怖くて、電気フライヤーを買ったくらいなので、ガスコンロに温度調節機能がついていても、油が少なくて発火しやすそうな揚げ焼きなんか、とても恐くてできない。

今欲しい調理道具といえば、2.5リットルサイズくらいの小さな圧力鍋。
圧力鍋は使いこなせている人には、重宝この上ないお鍋らしい。
使用頻度は少ないと思うけれど、玄米を炊いたり、乾燥豆を煮るとか、1つあればいろいろ使えそう。

それに、ミルサーもあったら便利。
炒りごまを擂ったり、自家製錬りごまを作るとか、手作りおからをさらに細かくするのに、使いたいので。
「たこ焼き器」も欲しい気はするけれど、たぶん1年に1回ぐらいしか使わないので、「ワッフルメーカー」と同じ運命になりそうな気がする。
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」 (カツァリス編曲によるピアノ独奏版)
とても珍しい(たぶん世界で初めて)ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」のピアノ独奏版。
編曲・演奏しているのがカツァリスなので、なるほどと納得。
カツァリスは自ら編曲して演奏することも多く、リストがピアノ独奏用に編曲したベートーヴェンの交響曲全集に、さらに音をかなり付け加えて録音しているくらい。

本物のオーケストラのようにはいかないけれど、”ひとりオーケストラ”で聴く「皇帝」はピアノ1台で弾いているにしては、両端楽章はかなり勇壮で迫力充分。
第2楽章は、ピアノ1台だと弦楽器のような息が長く流麗な歌いまわしができないし、音の厚みと余韻が薄いので、原曲よりもシンプルで素朴な感じ。

この音源は録音状態が良くないので、演奏がちょっと粗っぽく聴こえてしまうけれど、こんな大胆不敵(?)な編曲を自作自演できるのは、カツァリス以外には思い浮かばない。

Cyprien Katsaris LIVE in Shenzhen - Beethoven/Katsaris, Piano Concerto no. 5 “Emperor”



「皇帝」の管弦楽伴奏版とピアノ独奏版の2曲が収録されているCD。
Beethoven: Concerto No 5Beethoven: Concerto No 5
(2014/10/14)
Beethoven、Katsaris 他

試聴ファイル



こちらは、リスト編曲の交響曲第3番「英雄」。
ピアノ一台でオケの各パートを置き換えていくせいか、響きは薄くても、いつもは耳を素通りしていた旋律までくっきりと浮かび上がってくる。

Beethoven/Liszt - Symphony No. 3 in E-flat major, Op. 55, 'Eroica' (Cyprien Katsaris)


tag : ベートーヴェン カツァリス

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【新譜情報】ハフ&イッサーリス ~ チェロソナタ集(グリーグ、ハフ、メンデルスゾーン)
スティーブン・ハフが、グリーグの《抒情小曲集》の次にリリース予定のアルバムは、イッサーリスのピアノ伴奏をしたチェロソナタ集。
収録曲は、グリーグ、メンデルスゾーン、それにハフ自身が作曲した作品の3曲。

Mendelssohn, Grieg & Hough: Cello SonatasMendelssohn, Grieg & Hough: Cello Sonatas
(2015年06月1日)
Steven Isserlis (cello), Stephen Hough (piano)

試聴ファイル(hyperion)
HMV、towerreord、amazonとも情報なし(3/19現在)。
ジャケットのイラストがとても素敵。これは、イギリスの挿絵画家アーサー・ラッカム(Arthur Rackham)の”The Fairies are Exquisite Dancers”。


グリーグのチェロソナタは以前聴いたことがあって、ラフマニノフばりのロマンティックでパッショネイトな曲。
ハフ作曲のチェロソナタは、試聴ファイルだけではよくわからないけど、たぶん全曲聴いても私は好きになれそうにない。

メンデルスゾーンは、チェロソナタを2曲書いている。収録されているのは第2番の方。
ヴァイオリンソナタの方は若い頃の作品が多くて、特に印象に残らなかったけれど、チェロソナタの方は2曲とも好き(特に第2番)。
作曲年が、第1番変ロ長調 (Op.45)は1838年、第2番ニ長調(Op 58)が1843年。
ピアノ三重奏曲やピアノ協奏曲と同時期に書かれたせいか、曲想もそれにちょっと似ていて、時々同じような旋律も出てくる。
第2番の第2楽章はまるでピアノトリオを聴いているような気分。

メンデルスゾーンの室内楽曲は、ピアノパートがとてもピアニスティックで華やか。ピアノパートを聴く楽しみが多い。
ピアノ三重奏曲は3曲とも好きなので、今度はチェロソナタやチェロ作品を集めたピアノ&チェロ作品集も欲しくなってきた。
探してみると、どうやら録音ではマイスキー&ティエンポ(DG盤)が有名らしい。マイスキーが編曲した小品集も数曲入っていて、曲数も多い。
演奏自体は、ハフ&イッサーリスの方が端正で好きなので、どちらのCDを買うか、ちょっと迷ってしまう。

Mendelssohn Cello Sonata no.2 Natalia Gutman & Viacheslav Poprugin

1.Allegro assai vivace
2.Allegretto scherzando
3.Adagio
4.Molto allegro e vivace


ついでに、こちらはチェロソナタ第1番。第2番よりも若々しくて爽やか。
こちらは、ピアノ協奏曲第1番を連想させるようなフレーズが出てくる。

Mendelssohn Cello Sonata no.1 Natalia Gutman & Viacheslav Poprugin

1.Allegro vivace
2.Andante
3.Allegro assai

tag : メンデルスゾーン イッサーリス スティーヴン・ハフ

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糖類摂取量に関するWHOの新ガイドライン ~ カロリーベースで1日5%以下に
先日、WHOが糖類の摂取量に関して、新しいガイドラインを発表していたけれど、それが推奨している糖類の摂取基準はかなり厳しい。
糖類(砂糖など)の摂取量は、1日あたりの摂取カロリーの5%未満。これは、平均的な大人の摂取カロリーが1日2000kcalとすると、25g。
これは、ティースプーン6杯程度、小さじ9杯または大さじ3杯よりは少ない。

自分で飲み物や料理に入れる砂糖はもちろん、市販の加工食品・調味料・パン・ケーキ・菓子・飲料などに含まれている糖類も対象になる。
何を食べるかという以前に、何を買ったらよいのかということにも日々注意しておかないと、この基準をクリアするのはかなり難しいのではないかと。

1日の糖類は小さじ6杯分まで WHOが新指針[日経新聞電子版、2015/3/5]
- 肥満・虫歯予防のため、砂糖などの糖類を一日に摂取するカロリーの5%未満を推奨。
- 平均的な成人で25グラム(ティースプーン6杯分)程度。 
- 従来は10%までと推奨。
- 制限対象は、糖類のうち単糖類と2糖類のショ糖(砂糖)。加工食品や清涼飲料、蜂蜜、果汁飲料などに含まれる。
- 未加工の青果類や牛乳に含まれる糖分は対象外。
- 大さじ1杯のケチャップでは、糖類4グラム。

※逆算すると”平均的な成人”の摂取カロリーは、1日2000kcal。2000kacl以下の成人もかなり多いだろうから、その場合は糖類25gでは多すぎる。


<WHOのニュースリリースとガイドライン>
WHO calls on countries to reduce sugars intake among adults and children(4 March 2015)
Guideline:Sugars intake for adults and children(PDF)


<参考:砂糖の重さ>
        小さじ1     大さじ1
       (5ml/5cc)   (15ml/15cc)
上白糖:     3 g       9 g
グラニュー糖: 4 g      12 g
※ティースプーンと日本で使われる「さじ」では、容量が違う。
※「上白糖」は日本特有の製品で、世界的には砂糖といえば、「グラニュー糖」のことらしい。WHOのガイドラインでも、ティースプーン6杯はグラニュー糖の換算量だと思う。

                          


WHOの指針では、摂取制限の対象は糖類(Sugars)。(「糖質」と勘違いしている人がちらほらいた)
この指針どおり実践するにしても、日本の食品成分表示を元にして、食品中の糖類含有量を計算するのは、かなり難しい。
食品成分表示では、炭水化物の総量が必須項目の一つ。糖類だけの量を表示する義務はない。
任意でさらに細かく表示している場合は、炭水化物のうち、糖質と食物繊維をそれぞれ表示していることが多い。
”糖類オフ”、”糖類カット”をアピールしている製品以外で、糖類だけの量を表示しているものは、あまり見かけたことがない。

逆に、輸入品なら、炭水化物総量と糖類(Sugars)、食物繊維(Diet Fiber)に記載していることが多い。
糖類は、炭水化物の内数として記載されているので、少なくとも糖類の含有量はすぐにわかる。
(糖質は記載されていないので、糖質量は炭水化物から食物繊維を引いて計算すればだいたいわかる)
食物繊維を記載している場合は、炭水化物の内数か、または、炭水化物とは別項目として、記載している。
輸入品を買うときに困るのは、輸入品のパッケージにはちゃんと細かく成分表示が記載されているのに、日本語のラベルをその表示の上に貼り付けていて、それが炭水化物の総量だけを書いていることが結構多い。
これでは、炭水化物の内訳が確認できない。

パッケージの原材料表示を見ればわかるとおり、市販されている加工食品には、糖類を添加しているものがほとんどと言っていいくらい、極めて多い。
糖類のなかでも、砂糖と同じくらいかそれ以上に、液状で砂糖よりも安い果糖ブドウ糖液糖(グルコースシロップ)が添加されていることが多い。
普通に加工食品・パン・お菓子・飲料を買って食べたり飲んだりしていたら、1日25gくらいすぐにオーバーしてしまう。


【2015.4.12 追記】
海外の食品栄養表示について調べたみたところ、現状は以下の通り。

1)第34回コーデックス委員会総会(2011年7月)において、栄養表示を行う場合、必ず表示すべき事項として、ナトリウム、飽和脂肪酸、糖類が追加された。
同委員会総会での報告書には、
”sugars referred to in this section mean all mono-saccharides and di-saccharides as defined in the Guidelines on Nutrition Labelling."

と記載されている。
(出典:REPORT OF THE THIRTY NINTH SESSION OF THE CODEX COMMITTEE ON FOOD LABELLING)

2)食品栄養表示のコーデックス規格(GUIDELINES ON NUTRITION LABELLING CAC/GL 2-1985)上の糖類の定義。
”Sugars means all mono-saccharides and di-saccharides present in food.”

3)北米諸国、韓国、オーストラリア等では、糖類の表示が義務付けられている。
(出典:消費者庁「第1回栄養成分表示検討会」資料

世界的に通用する食品規格は、コーデックス規格しかないそうなので、海外の食品栄養表示で”sugar”と記載されている場合、コーデックス規格の定義(単糖類とニ糖類)に従っていると考えられる。

実際に米国FDAの食品栄養表示における糖類の定義を調べてみると、
”To calculate sugars for the Nutrition Facts label, determine the weight in grams of all free monosaccharides and disaccharides in the sample of food. 21 CFR 101.9(c)(6)(ii)”
と記載されている。
(出典:http://www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/GuidanceDocumentsRegulatoryInformation/LabelingNutrition/ucm064894.htm)

【2015.4.30 追記】
「ジュース1杯も飲めない」WHOに欧米が怒った
このガイドラインに対する反応が面白い。
現行基準の10%さえオーバーしている国が続出しているので、さらに厳しい5%など遵守不可能ということらしい。
砂糖を添加しているジュースを飲まなくても、砂糖無添加ジュースやミネラルウォーターもあるし、果物はそのまま食ベられるし、他に水分や栄養を摂る方法はいくらでもあると思うけど。
厄介なのは、ジュースだけではなく大多数の食品に糖類が添加されていること。根本的に食生活を変えない限り、5%を守るのは困難極まりない。

(記事の要点)
- AP通信やロイター通信などによると、欧米では、そもそも10%という数字すら順守できていない国々が目立つ。例えばポルトガルが25%、英国が17%、米国は成人13%、子供だと16%に。米国の13%という数字はティースプーン18杯分で268カロリーにもなる。
- ブランカ博士が説明した地域ごとの砂糖摂取量は、新目標が1日あたり25グラムなのに対し、南米130グラム、北米と中米が95グラム、西欧101グラム、中東90グラム。最も低い赤道地帯と南アフリカですら30グラムだ。農畜産業振興機構によると、砂糖とデンプン由来の異性化糖をあわせた日本人の糖類摂取量は66グラム。
- WHOの推奨する5%だと、欧州では何とか7%を維持するノルウェーとハンガリーさえ基準超えで、順守はほぼ不可能と言っていい。
- その理由について欧米メディアは、意外な食品が多くの砂糖を含んでいることを挙げる。
- 専門家からは、西欧諸国にとってガイドラインは従来の10%が現実的であり、5%は開発途上国を対象とすべきだとの声が上がっている。
- 英キングス・カレッジ・ロンドンで栄養学と食事療法学を教えるトム・サンダース教授はAP通信に「5%を順守するならオレンジジュース(コップ1杯砂糖が24~26グラム)を飲むことすら許されないだろう」と憤慨。さらに「欧米など先進国なら甘い飲み物やシリアル、ビール、あめ、クッキーをやめれば10%は困難ではない。ケーキは愛すべき食べ物だが、ごちそうなのだ」と述べ、ぜいたく品や菓子類をやめ、10%をめざす方が現実的との考えを強調した。


                          

糖類の摂取上限が25gというのは、1日あたりの摂取カロリーが2000kcalの場合。
私がそんなに食べたら太る一方なので、身長・体重と活動量から考えて、今は1400~1500kcalをめどにしている。
ということは、上限値は25gどころではなくて、19gくらい。さすがに、20gを切ると厳しく感じる。

1日で摂取している糖類の量を概算してみたら、今の食生活なら、ほとんどの日は1日20gも摂っていない。
砂糖はめったに使わないし、毎日飲む紅茶はノーシュガー、料理で使うみりんは1日でせいぜい10g(そのうち炭水化物は多くて6gくらい)。
果物やジュース・調整豆乳や、いろんな添加物が入っている加工食品は(お菓子を除いて)ほとんど買わない。
自分で作る料理やお菓子では、砂糖をかなり減らしているので、1食あたり摂取する糖類は10gを軽く下回る。

使う量は少ないけれど、糖類が多いのは、調味料、タレの類。
タレ類やドレッシングは買わずに、自家製なので大丈夫として、いつも買うのはケチャップとオイスターソース。
特にケチャップはよく使うので、要注意。100gあたり炭水化物量が25~27g前後のものが多い。
比較的炭水化物が少ないハグルマ製品でも22gくらい。
今は、デルモンテの「ケチャップ・ハーフ」を使っているので、炭水化物は100gあたり11.7gと標準品の半分。
ケチャップライスやケチャップ炒めが好きなので、この「ケチャップ・ハーフ」ならわりと安心して使える。

(ウスター・中濃)ソースやオイスターソースも糖類はかなり多い。
ソースは使わないし、たまに使うオイスターソースでも、多くて大匙1杯くらいなので、気にするほどにことはない。

カレーペーストは、輸入品のタイカレーなので、糖類は少ない。
ただし、マサマンカレーはかなり甘いので、糖類が普通のタイカレーよりは多い。
パッタイペーストは、あれだけ甘ければ糖類がかなり大量に使われているはずなので、パス。(美味しいんだけど)

毎日食べるパンは自分で作るし、生地に砂糖や蜂蜜を入れるときは、1斤あたり5~10gくらいにしているので、1食あたりの糖類は1-2gくらい。
最近よく作っているフランスパン風食パンだと、砂糖なしでモルトを使うので、糖類ゼロ。

和食や和菓子はヘルシーなイメージがあるけれど、みりんや砂糖がかなり多く使われている。
特に煮豆や和菓子は要注意。初めてレシピをみてびっくりしたのは、砂糖を大量に使うこと。
煮豆や和菓子の餡に使う砂糖の量は半端じゃないので、自分で作ることにして、砂糖は大幅に減らした。
練り物系も要注意。甘めの味付けにしているものが多いので、たくさん食べれば、糖類をかなり摂っている気がする。

あれこれ積算していたら、一つ一つは糖類が数グラムと少量でも、1日に食べたものを合計すると、結構な量になる。
それでも、お菓子を食べなければ、たぶん大丈夫。お菓子を食べると、糖類19gはぎりぎりセーフか、オーバーしているかも。

私にとって一番危険なのは、非常用食料や仏壇のお供え用として、時々買っているお菓子(クッキー・ビスケット・おせんべいとか)とシリアル。
食べるときは、1回当たりの炭水化物量が5~10g以下になるようにしているので、過食しない限りはそれほど気にする必要はない。
ただし、普段食べないようにしているため禁断症状(?)が出てくるせいか、たまに暴食に走るので(かりんとうやシリアル1袋とか)、それだけで1日19gは軽くオーバーしているはず。
そう頻繁なことではないので(数ヶ月に1回くらい?)、食べてしまったものは仕方がないと諦めて、気分を変えて次の日からまた節制に励むのが、精神衛生に良い。


<食品に含まれる糖類の量>
ダイエット中の方必見! 身近にある食品やジュースに含まれるお砂糖って実はこんなに多いんです!![Pouch、2012年6月5日]

Sugar Stacks
食品別に糖類の含有量が載っている。Beverages、Desserts、Snacks、Fruits、Vegetables、Low Fat Snacks、Thanksgiving、Candy、Cookies、Sauces、Breakfast Foods、Shakes & Smoothies、Acai Berry。
お彼岸には”四色おはぎ”
春のお彼岸には、毎年仏壇とお墓に自家製おはぎをお供えしている。
種類は、定番のあんこ(つぶ餡)ときなこ、それに黒ごま、青のりの4色。
あんこ以外は、中に粒餡を包んでいるので、2種類の味が楽しめる。
きなこと黒ごまには、少量の塩と上白糖(またはきび砂糖)を少し混ぜておく。中に粒餡をつつむので、砂糖は少しで良い。
青のりには、砂糖なし。

自家製おはぎは、このレシピとほぼ同じ。うるち米は、もち米と同量ではなく、全量の3割くらい。
☆彩り鮮やか☆4色おはぎ

写真付きで解説が詳しいのはこちらのレシピ。
美味しいおはぎの作り方(簡単ぼた餅レシピ)[ダイエットでも美味しく食べた~い]

青のりおはぎの緑色がとても鮮やか。美味しそう。
今日のおやつ:まるでマリモみたい!ふかふかの緑がおいしい「青のりおはぎ」

「関西では常識「緑のおはぎ」の不思議」を読むと、青のりおはぎは、東海以西の一部で販売されている。東日本では、青のりの代わりに、ごま(黒ごま)。
「三色おはぎ」と言えば、子供の頃から「あんこ、きなこ、青のり」。
大人になって、たまたまお店で買った黒ごまおはぎが珍しかった。
「アオサは堅くて香りが薄いが、スジアオノリは柔らかく、お茶のような上品な香りがする」というのはその通り。
青のりは高級品のようなので、少々高い(国産品なら5gで200円くらい)、ずっと安価なあおさで代用するレシピもあるけれど、あおさおはぎは美味しくないと思う。
あおさにけずり節を混ぜたレシピを見つけたけれど、お彼岸用にはNG。けずり節が入っていたら、仏壇やお墓にお供えできない。

青のりとあおさの違い[青のり本舗 近藤甚株式会社]


<お彼岸におはぎを食べる理由>
おはぎは、「ぼたもち」とも言われるという。
春のぼたもちは「牡丹餅」、秋の彼岸に供えれば、「はぎのもち(萩の餅)」、または「おはぎ(御萩)」という。
ぼたもちは小豆餡を、おはぎではきな粉を花に見立てたので、そういう名前になったらしい。
地域によっても、小豆餡でくるんだものがぼたもちで、きな粉がおはぎとか、こし餡がぼたもちで粒餡はおはぎとか、違うらしい。
大阪では、秋と春のお彼岸では、「おはぎ」としか言わない。
あんこであろうが、きな粉であろうが、両方とも「おはぎ」。
お店で売っているのは「おはぎ」であって、「ぼたもち」という名前のおはぎを見たことがない。

どうしてお彼岸におはぎ(ぼたもち)を食べるかというのは、以下の諸説あってはっきりとはわからないらしい。
○あずきは古くから邪気を払う効果がある食べ物として食べられており、それが先祖の供養と結びついた。
○砂糖やお米が大変貴重だった時代に、先祖におはぎを供えて近所にお裾分けすることが大変な功徳を積むことになった。
○あんことお米、二つのものを「合わせる」から先祖と心と心を合わせるという意味で始まった。
○春のお彼岸は農作業が始まる時期で、秋のお彼岸は収穫の時期。春には収穫をもたらす山の神様を迎えるためにぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作って食べた。

(出典)
Q: お彼岸にお供えするのは おはぎ?それとも ぼたもち?[POSTEIOS研究会(浄土真宗本願寺派のお坊さんの作った会)]、日本文化いろは事典

【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ グリーグ/抒情小曲集
スティーヴン・ハフの新譜は、ピアノ協奏曲を録音したことのあるグリーグの《抒情小曲集》。
今までハフが録音してきた小品集は、いろんな作曲家の作品を集めたコンセプト・アルバムが多い。
特定の作曲家のピアノ独奏曲ばかり集めた作品集なら、ショパン、リスト、モンポウ、モーツァルト、フランク、シューベルト、ボウエン。
その中でも、1つの作品だけを録音したものはなく、今回のアルバムは《抒情小曲集》だけなので、珍しい。

グリーグ:抒情小曲集 スティーヴン・ハフグリーグ:抒情小曲集 スティーヴン・ハフ
(2015年04月10日)
スティーヴン・ハフ

試聴ファイル(hyperion)
HMV、towerreordとも、4月中に発売予定。hyperionのウェブサイトの情報では、5月5日。
hyperionサイトにある試聴ファイルは、1曲あたり冒頭から1分間。"Arietta"ならほぼ全曲、曲によっては半分近く聴ける。


グリーグは特に好きというわけではなく、すっかり忘れた頃に聴くのがピアノ協奏曲。
hyperionサイトにある《抒情小曲集》の試聴ファイルを聴くと、北欧の凜とした透明感や大自然を感じさせる《ピアノ協奏曲》とは違って、ほのかに温もりのあるハフの音色だとノクターンのような暖かな夜の音楽みたいに聴こえる。
曲によっては、ピアノ協奏曲を連想するようなフレーズが出てきたりする。
どちらかというと、寒かった冬よりも、少し暖かくなってきた春の夜に聴くのに似合っている。

ハフの”Arietta”は、打鍵は硬いのに、響きは柔らかくて、夢のなかのように軽やかでふんわり優しい。
弱音は過剰な繊細さに耽ることなく、音が沈み込んで篭ったりせずクリアで、すっ~と抜けていくように響く。
温もりのある音は明るい色調で、鬱々とした陰りのある暗さは、ほとんど感じない。
若干速めのテンポで緩急の変化はかなりついているけれど、粘り気ない歌いまわしでさっぱりとした叙情感。重たくなくて、とても聴きやすい。


以前聴いたリヒテルとギレリスの録音よりも、ハフの方が私の好みに合っているせいか、どの曲も好きに慣れそうな気がしてくる。
試聴ファイルでは、かなり多くの部分を聴けるんだけど(CD録音時間の1/3くらい)、だんだんCDで最初から最後まで通して聴きたくなってきた。この分だとCDを買うのは間違いなし。


《抒情小曲集》の録音と言えば、すぐに思い出すのは、リヒテルとギレリス。
ロシアの大ピアニスト2人がなぜかこの曲の録音を残していた。
ギレリスは1974年のスタジオ録音、リヒテルは1993年のライブ録音。
リヒテルとギレリスの”Arietta”は、弱音が沈んでいくせいか、陰翳のある叙情感を感じるので、私にはちょっと重たい。(ギレリスの方がタッチが柔らかく、鬱々して暗い気がする)

Sviatoslav Richter plays Grieg Lyric Pieces - Op.12 No.1 'Arietta'



Gilels plays 20 Grieg Lyric Pieces - (I)




リヒテルの優雅に舞うような”Sommerfugl(蝶々)”。
Sviatoslav Richter plays Grieg Lyric Pieces - Op.43 No.1 'Butterfly'



ギレリスの録音では、"Ensom vandrer(孤独なさすらい人)"のような寂寥感漂う曲が特に印象的。
(この曲に限らず、どの曲でも鬱々とした暗さが漂っている気がするけど)
Grieg Lyric Pieces Book III, Op.43 - 2. Solitary traveller


tag : グリーグ スティーヴン・ハフ

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新垣隆&吉田隆一 ~ 東海林修/怪獣のバラード
新垣隆&吉田隆一の新譜 『N/Y』の収録曲のなかで、一番気に入っているのが《怪獣のバラード》。
合唱曲をバリトンサックスとピアノで演奏したもので、軽快なテンポと歯切れのよいリズムが心弾むように楽しい。

ピアノは少し音量が小さいけれど、柔らかく軽やかなタッチが優しい感じ。
対照的に、バリトンサックスの太くてしっかりした低音が、(ゴジラみたいな)黒っぽく背中が角でとげとげした怪獣のイメージにぴったり。
原曲のモチーフを演奏する部分を挟んで、ジャズの演奏のセオリーどおり、デュオの間にバリトンとピアノが交代で前面に出てくるところは、颯爽としてとってもかっこいい。
サックスの旋律やリズムに張りのある音のかっこよさはジャズそのもの。ピアノはクラシックのピアニストらしい演奏で、スウィングせずに品が良い。
ピアノとサックスの全く違う音質とタッチはアンバランスでも、息が合っているので、妙にマッチしていて面白い。

ピアノパートを聴いていると、一つの曲として聴けるくらいに、主旋律(右手)と伴奏(左手)に内声部の旋律が折り重なり、両手のリズムも違ったりして、ピアノ1台なのに、複数の楽器で演奏するかのようにポリフォニック。
フレーズも印象的で、和声の響きも綺麗で、リズムも変化に富んで躍動感いっぱい。
ジャズにポップス、それにオーケストラと、異なるフォーマットと雰囲気の音楽が次々に登場して、多彩に変化していくのが面白くて、すっかりはまってしまった。
主題が再現される前の移行部で徐々に盛り上がっていき、サックスが連呼するのに応じて、ピアノが力強く上行していくところは、バリトンとピアノの掛け合いがとてもかっこいい。
新垣隆が作曲した曲は、どうにもとっつき悪い現代音楽は合わなかったけれど、それ以外の曲は好きなものがいろいろあるので、やはり彼の書いた曲とは波長が合うみたい。

それに、何十回も聴いていたら、苦手だったバリトンサックスの音色もごく普通に聴けるようになって、今ではこのピアノにはこのバリトンサックスがぴったり...と思えてきたくらい。
原曲の合唱曲よりもポップで洒落ていてるし、とても意外なサックスとピアノのデュオが奏でる音楽が切れ味よくて颯爽として、何度聴いても楽しい。

曲が終わったと思ったら、突然音が乱れて、まるで怪獣の雄たけびみたいな曲が《Stage Fright》。

N/YN/Y
(2015/02/11)
新垣隆 吉田隆一

試聴ファイル



FM番組でこの曲が流れているのをたまたま発見(番組中のトークもいろいろ面白い)。

新垣隆&吉田隆一 トランス・ワールド・ミュージック・ウェイズ生出演
《怪獣のバラード》は、13:36~。




《怪獣のバラード》の原曲は、合唱曲。
もともとは東海林修氏がNHKの歌番組「ステージ101」のために作曲したという。
「ステージ101」という番組は全然知らないし、クラシックもポピュラーも合唱曲ははほとんど聴くことはないので、《怪獣のバラード》という曲名も音楽も、今まで聴いたことがなかった。

怪獣のバラード 【合唱】 歌詞付き



<参考情報>
ゴーストライター騒動が生んだ注目コラボ 新垣隆は気鋭のサックス奏者・吉田隆一とどう出会ったか[リアルサウンド,2月24日]

tag : 新垣隆 吉田隆一

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<タイガー IHホームベーカリー KBH-V100>の使用感
新しく買ったタイガーのIHホームベーカリー(KBH-V100)で、連日いろんな食パンを試し焼き。
さらに衝動買いしてしまったパナソニックの新しいホームベーカリー(SD-BH106)と焼き比べてみると、違いがよくわかる。
付属レシピの粉量7~8割で焼いて、毎日2回パンを食べているのに、作ったパンが冷凍庫に溜まる一方。
ジップロックにパンの名前を書いていなかったので、一体どれが何のパンなのか、だんだんわからなくなってきた。

TIGER ホームベーカリー 「やきたて」 IH 土鍋焼き ホワイト 1斤タイプ  KBH-V100-WTIGER ホームベーカリー 「やきたて」 IH 土鍋焼き ホワイト 1斤タイプ KBH-V100-W
(2013/10/01)
タイガー魔法瓶(TIGER)

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取扱説明書
写真でみると、電気ポットみたいでずんぐりむっくりに見えたけれど、実物をみると、高さがあって、少し細くくびれた本体のデザインが、すっきりスマート。
使いなれたパナのホームベーカリーよりも、おしゃれ感があって良い。

取扱説明書
最終頁が(珍しいことに)「保証書」になっているためか、厚めのしっかりした紙質なので、へタレにくくて読みやすい。(パナの取説は紙がペラペラ薄くて、傷みやすい)。
レシピも一緒に載っているので、取説が汚れやすいから、保証書は別にしておいて欲しい。
パナの取説と構成や内容がよく似ている。説明自体はわかりやすい。レイアウトがちょっとごちゃごちゃして、レシピ部分も少し見づらい。
イラストや装丁が女性向きというか、柔らかいタッチで手作り感あり。
応用レシピが、わりといろいろ載っているのが◎。
取扱説明書(KBH-V100)


液晶表示
操作性が悪いのは、液晶表示部分。
メニューを設定するとき、最初のいくつかは番号とコース名の両方が表示。途中から番号表示のみ。(これはパナSD-BH106も同じ)
本体側面にコース番号とコース名の一覧表がシールで貼り付けてあるので、これで確認しないといけない。(大した問題ではない)

特に不便なのは、時刻表示。「焼き上がり時刻」ではなく、「現在時刻」表示になっている。
自分で所要時間を計算して、焼き上がり時刻を覚えておかないといけない。(あやふやな記憶だと、カウントダウンが始まってようやく焼き上がり時間が確認できる)
焼き上がり時刻を間違えないためには、予約設定して時間を確定させるのが確実。
予約で焼くことはない私には、面倒な手間が一つ増えるので、出来上がり時間を正確に計算して覚えておくことにした。
所要時間も取説をみないと確認できない。使うコースは限られているし、所要時間はそのうち覚えてしまうから、使い慣れればこれも問題なし。
一番大事なのは、焼き上がり時間の計算を間違えず、しっかり覚えておくこと。

ドライイースト投入
ドライイースト自動投入ケースは着脱式。イーストを後入れするわけでもないし、予約は使わない私には不要。
それに、ケースは水洗いNGのため硬く絞った布で拭かないといけないし、イーストがちゃんと落ちなかったら嫌なので。
ふわふわパンになるのが嫌なのでパナでも、イーストは自動投入で後入れせずに、最初から粉と一緒に入れている。(イースト後入れだと、粉の味があまりしないらしい)

パンケース
外はダークブラウン、中はブラックのパンケースは、フッ素加工されてツルツル。見た目に綺麗で、高級感もあり。
捏ねる時に生地がパンケースにくっつかず、生地のまとまりが良い。
少しケースを振ればスルっとパンが出てくるし、パンの底の羽根跡が目立たない。焼き焦げも残らず、きれいに洗える。(パナ製パンケースは、フッ素加工しているのに、生地がひっつきやすい)
垂直に押し下げて回転軸にはめ込むので、入れやすい。

音・振動
捏ねる時の騒音は、新しいパナ(SD-BH106)よりも静か。(パナの最新機種なら、従来品よりもさらに静からしい)
振動はパナと同じくらいガタガタして、かなり煩い。(これはキッチンのテーブルに置いているせいもある)
添付レシピの粉量250gの70~80%に減らして焼いているので、羽根の回転はとってもスムース。
羽根が生地を上手く巻き込んでいくせいか、材料が混ざるのも速く、生地が適度に回転して、しっかり捏ねている感じ。(DCモーターを搭載した最新機種に比べると、羽根の動きがカクカクしていて、スムースではない)

焼成時には、IHが作動しているので、サーという音がする。
ブーンという音は、空気を入れ替えるファンの音らしい。
捏ねるときでも、パンケースか生地の温度が高かったようで、温度を下げるために回っていた。

パンの出来
取説の付属レシピ通り焼いたのは、「基本の食パン」、「熟成食パン」、「フランスパン」、「カンパーニュ」。
”春よ恋”で焼いた「基本の食パン」は全体的に形良く膨らみ、こんがり焼けたクラストは薄くてパリパリ、クラムはきめが細かく、しっとり&ふんわり。「春よ恋」のほんのり甘いクラムが美味しい。

リスドォルで焼いた「フランスパン」(成形していないので、正しくは「フランスパン風食パン」)は、パリっと焼けた薄いクラストがパリパリサクサクと美味しくて、先にクラストばかり食べてしまった。
気泡も、多くはないけど、ちらほら入っている。クラムに気泡が多いのは好きではなく(食べた気がしないので)、こっちの方が好みに合っている。
クラムはしっとりもっちり、粉の甘みもあって、とっても美味しい。パナで焼いていたフランスパン風食パンとは、全く別物のようなパン。
焼き色は、側面はちょっと焦げ気味、天辺まで生地がしっかり膨らんでいるし、薄めの焼き色もついて、取説の写真みたいに白っぽくはない。(粉量7割で作ったからかも)
フランスパンメニューだと、IHの高火力のメリットが発揮できるため、200℃まで一気に加熱して焼くのがウリになっている。
価格comに載っていた一つ前の機種KBC-A100のクチコミでも、”タイガーの機種は発酵の温度管理が極めて優秀なのでとてもおいしい、売り物レベルの味”というパン作りに詳しそうな人の書き込みがあったし、実際食べてみると、期待以上の焼き上がり。
これだけ美味しいなら、(超有名店は別として)近くのベーカリーショップで売っているフランスパンなら買わなくても良くらい。
フランスパン風食パンの付属レシピは、粉250gに対して水190cc。あと10cc加えれば、加水率80%になって、ロデブと同じ水分量になる。これは試作してみる価値はあるかも。

イースト半分で焼く「熟成食パン」は、少し皮が柔らかめで、期待していたほどにパリパリしていなかったし、クラムは水気が多く残って、少しねちょねちょした感じ。
発酵時間が基本の食パンよりも長いので、美味しいかな~と期待していたら、このねちょねちょ感が気になって、それほど美味しいとは思えない。
水分を10ccくらい減らして、普通の食パンと同じ水分量にした方が、食感が良くなるかも。
「熟成」というわりには発酵時間が短く、トータル4時間で出来てしまう。
それなら、イーストをさらに減らして、天然酵母コースで焼いた方が、熟成度が高くて美味しいと思う。

レシピをかなり変えて、全粒粉・ライ麦・オートミールを5割にして、「ライ麦コース」で焼いた「カンパーニュ」は、クラムの水分が多くてとても重たい焼き上がり。(パナで焼くと、クラストがバリバリと厚く、クラムはザクザク感があって美味しいのだけど)
単独工程メニューを使って、5分追い焼きしても、まだ焼き足りない感じ。見た目には、まるで「プンパニッケル」。
オートミールを入れるとベチャベチャしがちだし、具材を入れなかったので水分が吸収されずに多く残ったせいかも?
1時間ほど冷ましてから食べると、水気が多くてしっとりして、いろんな粉の味もしっかり味わえて、思いのほか美味しい。
失敗作というよりは、こういう出来上がりのパンなのかもしれない。
付属レシピどおりに焼いた「カンパーニュ」の方は、蜂蜜が多く、強力粉も8割近く入っているせいか、焼き色はこんがりと濃く焼けているのだけど、クラストが柔らかすぎてパリっとせず。しっとりしたクラムが甘すぎる。
粉の味はしっかりしているので、味自体は美味しいけれど、蜂蜜の甘さのせいで、お菓子パンみたい。
冷凍パンをトーストしたら、やっぱりクラムに水気が多いせいか、ねちゃねちゃする。
でも、冷凍のまま食べてみたら、ほんのりした甘みになって、これが意外に美味しい。

昔からパナで頻繁に焼いていた一番好きなパンは、「天然酵母コース」を使ってイースト少量で焼く「ロデブ」。
いつものレシピどおり、リスドォルで加水率80%にして、タイガーで焼くと、全然出来栄えが良くなかった。
あまり膨らまずに小ぶりで、全体的に焼き色が薄く、5分追加しても部分的に濃くなっただけ。
天辺は、焼き色が薄くて、発酵不足のためか空洞みたいにプカプカ浮いた感じ。
クラムは気泡もほとんどなく、水分が多いために目が詰まって、ふわふわ感はなし。重たくて口溶けも悪い。粉の味も薄くて、全然美味しくない。
ついでに、強力粉&米粉(1割配合)も作ってみたけれど、こちらも膨らみが悪く、クラストは米粉パン特有のほろほろ感があって粉っぽい。クラムの方はそれよりはマシだけど、ふんわり感がなくて、重たい。

もともとタイガーのパンはしっとりしていて、水分がかなり残るようなので、ロデブみたいに加水率80%の高加水パンを焼くと、水分が多すぎて発酵不足で膨らまなかったのだろうか?
そもそも天然酵母コースではイーストを使うことは想定されていないはずなので、タイガーの温度管理プログラムには合わないレシピなのかも。
それに、レシピを考案した高橋雅子さん(『少しのイーストで ホームベーカリー 天然酵母コースでゆっくり発酵』)が使ったホームベーカリーはパナソニック(とMK・象印製)。タイガーで上手く焼けるとは限らない。
フランス風パンコースも同じように、タイガーでは、準強力粉250gに水190gぐらいが限界らしい。加水率80%にすると、ほとんど膨らまず台形みたいになって、クラムはお餅みたいにベチャとしている。(パンだと思わなければ、食べれないことはない。)

※ホームベーカリーで作るロデブは、加水率が80%。手捏ねだと90~100%くらいになるらしい。パンケースのなかで発酵・焼成するので、横に広がらずに生地全体が縦に膨らむので、大きな気泡はほとんどできない。手捏ねのロデブとは全然違うので、ロデブというよりも、”ロデブ風”。

いくつか焼いてみた結果、今まで焼いていたパナとは全然違うパンが焼ける。
タイガーのパンの焼き上がりは(上手く焼けたときは)、クラストがこんがり焼けて薄くてパリパリと食べやすいし、味も美味しい。
クラムの方は、水分が多いせいか、しっとり感がありキメも細やかなので、口溶けがとても良い。
ドライイーストを1%くらい入れても、あまりイースト臭はせず、粉の味がわりと味わえる。
翌日もしっとりしていて、ぱさつかない。(パナのパンは焼きあがりの水分が少ないせいか、パサつきやすい)
気になるところといえば、焼き色が「普通」だと、IHの高火力で焼いても、側面以外はこんがりカリカリ焼けていないことがある。特に天辺。
付属レシピの水分量だと、私の好みどおりの焼き具合にするには、水分が多いみたい。(旧型のKBC-A100(レッド)のレビューでも、レシピの水加減が多すぎる...というコメントがあった)
熟成食パン、フランスパン、(ドライイースト少量の)天然酵母コースでは、粉250gに対して水分量190gだと、クラムの水分が多くて、ねちょっ、べちょっとした食感になる。
ただし、フランスパンコースだと、高加水パンに近いもっちり感と糊状の艶のあるクラムになるので、これはかなり美味しい。
パンによっては焼き色が少し薄くて5分追加して焼いたけれど、水分を少し減らすとか、焼き色設定を「濃い」にするとか、いろいろ試してみれば好みどおりになりそう。

気になるところは、焼成時にパンが焼けるいい匂いと一緒に、家電製品特有のプラスチック?が加熱される臭いみたいなのが混じっている。(使い始めの時に限った臭いなのかもしれない)


お手入れ
庫内もパンケースもブラックでつるつるして、見た目に綺麗で、高級感もあり。
電熱線や突起がないので、お手入れがとっても簡単。
パンケースは、フッ素加工された新品なので、捏ねる時に生地がパンケースにくっつかず、焼け焦げもほとんどなく、きれいに洗える。(パナ製パンケースは、フッ素加工しているのに、生地がひっつきやすい)
ケース底の連結部は水につけて洗ってはいけない。(濡れたら拭けばよいと思うけど)

満足度
総合的に考えると、液晶部分などの使い勝手が悪いところはそのうち慣れればいいことなので、(振動はあるけれど)静音性とメンテナンス性は○。

パンの出来映えは、レシピ次第。
クラストがバリバリと厚くて硬く、天辺までこんがり焼けたパナのパンを食べなれていたので、最初は薄皮でパリパリしたタイガーのパンは好みとちょっと違う気がした。
それでも、毎日食べていたら、それにも慣れてしまって、パリパリした薄皮が食べやすくて、味も美味しい。
どのパンも、クラムはきめ細かくしっとりして、ふんわりもっちりと食感もよい。
パンは水分が多いと美味しくなるというけれど、もともと水分が多くしっとり焼き上がる上に、投入する水分量がかなり多いロデブ(風)が上手く焼けなくて、とてもがっかり。
付属レシピとはかなり違う配合の料理ブックレシピやオリジナルレシピで焼くと、出来栄えが安定しない。
砂糖・油脂・水分を若干変える程度にとどめて、ほぼレシピどおり焼くのが一番美味しく焼けそうな感じ。
少なくとも、レシピどおりに焼いた「フランスパン風食パン」は、薄皮のクラストも美味しいけれど、さらにクラムがふんわりもっちりと美味。それだけでもこのホームベーカリーを買った甲斐がある。
逆に、市販の料理ブックやレシピサイトのレシピは、パナソニック(とMK・象印)のHBを使って確認していることが多いので、パナのホームベーカリーで焼けば失敗することは少ないはず。
結局、付属レシピで焼くときはタイガー、付属レシピ以外で焼くときはパナソニックと、使い分けることにした。

そうなると、今まで使ってきたパナ(SD-BM101)のパンケース&羽根を4000円くらいで交換しないといけない。
古い機種なので他の部品が故障するかもしれないし、もちコースなしの新しい機種を買った方が良さそうに思える。
あれこれ考えていたら、最新機種の一つ前の機種「SD-BH106」(もち・うどん・パスタコースなし)が7000円台と、近くのダイエーでセール中なのを発見。

Panasonic ホームベーカリー 1斤タイプ ピンクホワイト SD-BH106-PWPanasonic ホームベーカリー 1斤タイプ ピンクホワイト SD-BH106-PW
(2013/09/10)
パナソニック(Panasonic)

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ホームベーカリーを2台続けて買うなんて、さすがに我ながらバカバカしいと思ったので、いろいろ理屈をつけて-タイガーの最上位機種を1台買うよりもずっと安いし、2台併用すれば使用頻度も少なくなって寿命も長くなるし、それぞれ美味しく焼けるパンが違うし、良い材料を使った無添加のパンは買うと結構高いので、そのうち元はとれるし-結局買ってしまった。

焼き上がりを比較するために、早速新しいパナ(SD-BH106)で焼いた「ロデブ」は、古いパナと同じように上手く焼けて一安心。
「フランスパン風食パン」の方は、タイガーよりもずっとよく膨らみ、小さめの気泡がたくさん入っている。
クラストはバリバリと厚くて硬くて食べ応えあり。こちらも私好みの焼き上がり。
逆に、クラムはふわふわ~と歯ごたえがなく、粉の味もちょっと薄いので、タイガーの方がずっと美味しい。
パナでも、イースト少量にして天然酵母コースで焼けば、焼き上がりがかなり変わるかもしれないので、後で試作予定。


[2015.3.18 追記]
よく考えてみたら、単独工程でパンを焼くのは手間と暇がかかるので、ほとんど使えない。
各工程ごとが終わるたびに、いちいち次の工程の設定をしなければならない。
最初に作るときはそれも仕方がないとして、2回目から全自動で焼けないのは、とても不便。
全自動プログラムではないので、各工程が終わる時間を見計らいながら、ホームベーカリーに張り付くことになる。
これでは、手捏ねでパンを作るのとほとんどくらい時間をとられるので、よほど暇なときにしか単独工程は使えない。
たまに使っているのは、最後の焼き工程。自動で焼き上がったパンが焼き足りないときに、追い焼きできるので。

象印の一部機種(BB-KW10BB-SS10)についている「ホームメイドコース」なら、最初に全ての工程の設定すれば、捏ね~焼きまで、全自動でホームベーカリーにおまかせできる。
欠点をあげるとすれば、一つのプログラムしか保存できないこと。違うパンを作るには、また最初から設定しなおさなければならない。
複数プログラムの保存・呼出機能があればさらに良いけれど、それがなくても、全自動でパンを作れるので充分使える。
いつか手捏ねパンを作ることに興味が湧いてきたときに、「ホームメイドコース」を使ってみたくなるかも。


[2017.2.8 追記]
最近は、ドライイーストを減らして、塩麹(さらに酒粕を入れることも)を入れている。
ホームベーカリーの規定コース(食パン、熟成食パン、フランスパン、ごはん食パン)だと、二次発酵での膨らみ具合が安定しない。
粉の種類や室温とかの条件が毎回変わるし、塩麹と酒粕の熟成が冷蔵庫の中でも進んでいくからだと思う。
結局、二次発酵の途中でパンケースの中を確認して、発酵不足の場合は単独工程の「発酵2」に切り替えて、十分発酵するまで待ってから、「焼成」メニューで30分とか35分くらい焼いている。
当初思ったこととは違って、発酵状態を確認して発酵時間を調節できるので、この単独工程はとても便利。
毎回、配合も材料の状態も室温も違うので、全自動プログラムで作ろうとは思わなくなってきた。


[2015.4.8、4.13 追記]
『「ストウブ」で、パン』というレシピブックで、高加水パンをストウブを型にしてオーブンで焼くという方法が載っていた。
ストウブは持っているけれど、オーブンレンジがないので、単独工程を使って、ホームベーカリーで角型ケースを使って焼いてみた。
段階ごとに出来上がりを確認していくので、こういうときは単独工程はとても便利。
オーバーナイト発酵させた生地を2次発酵させて、角型ケースに入れて焼いてみたところ、やっぱり加水率が80%と高いので、ベタベタと水気が多くて、美味しくない。
高加水パンはパナソニックのホームベーカリーで焼いた方が良いということ。
パナのHBで単独工程があったら、オーバーナイト発酵した生地をHBで焼けるんだけど、それは無理なので、ドライイースト少量で天然酵母コースを使って、HBおまかせで普通に焼くしかない。

次は、初めて天然酵母コースを使ってみた。
生種起こしは問題なく完了。焼いたパンは、「ごはん食パン」。
ドライイースト用の「ごはん食パン」コースの方でも焼いてみたけれど、形がいびつ。もちもちして食感は良いけれど、クラムの味がもうひとつボヤけていて、凄く美味しいというほどではなく、そこそこ美味しい。
でも、ホシノ天然酵母を使って、天然酵母コースで焼いた「ごはん食パン」は、本当に美味しい。
これを食べたら、ドライイーストで「ごはん食パン」を焼こうとは思わない。
長時間発酵のせいかふっくらと形よく膨らみ、クラムはふわふわもちもちと、お米の甘みがしっかり。クラストは、お米が入っているのに薄くてパリっとして、甘いお煎餅みたい。
焼き立てはトーストするより、そのまま食べる方がクラムの美味しさがよく味わえる。

(配合)イーグル160g、ごはん100g、砂糖10g、塩2.5g、生種18g、水80cc、バター少々(2g程度)。
バターなしでも作れるけれど、生地を硬めにしたので、捏ねやすくするために、少量入れておいた。
ごはんと砂糖が多かったのか、かなり甘かった。

(配合2)イーグル185g、ごはん100g、砂糖8g、塩2.5g、生種20g、水85cc、バターなし。
2回目は、配合を変更。水分が多かったらしく生地がドロっとして、バターは入れず。
バターがなくてもふんわりとよく膨らみ、強力粉増量・砂糖減量したせいか、甘みが減ってちょうど良いくらい。

天然酵母コースで焼いた「ごはん食パン」は、オリジナルレシピでもちゃんと焼ける。
これなら、少量イーストの食パンも、高加水パンでない限り、上手く焼けそう。
最近使っているホームベーカリーは、パナソニックではなく、タイガーがほとんど。
パナソニックを使うときは、高加水パンとザクザク感のある全粒粉パンを食べたいときと、大豆粉を使ったソイスコーンを食べたいとき。このソイスコーンは、大豆味がかなりクセがあるけれど、おから蒸しパンよりも、お腹が膨れて食べ応えがある。
タイガーのIH式は、使えば使うほど使用感の良さがわかることと、レビューの評判どおり、どのパンもクラストが薄めでパリッとして食べやすく、何よりもクラムがしっとりとして、粉の味もしっかり感じられて美味しいから。
それに、パンケースと羽根のコーティングの品質がとても良く、捏ねる時に生地がパンケースにくっつきにくくてまとまりやすく、洗うのも簡単。
出来上がり時刻が表示されないのはやはり不便だけれど、大体の開始時間を覚えておけば、焼きあがり時刻にはすぐに取り出せるので、困ることはない。


<参考情報>
ホームベーカリーランキング [楽天市場]
coneco.net 人気ホームベーカリーランキング(1位~100位)[coneco.net]
ホームベーカリー 人気売れ筋ランキング[価格com]
ショッピングサイトによって、ランキングに違いはあるだろうけど、どこでも一番の売れ筋はパナソニック。
やはり最新機種が良く売れている。
後発メーカーのなかでは、超低価格の(天然酵母コースがない)siroca製品に人気があるのはわかるけど、IH式のタイガーはパナソニック以上に高額でもかなり売れているようで、健闘中。



[2015.11.13 追記]
昨日、本体の内側側面の段差のある部分に、長さ3cm、深さ1ミリくらいのヒビ(亀裂)が縦方向に入っているのを発見。
本体内側がアルミ製(らしき)のパナソニックHBと違って、タイガーHBはプラスチック製なので壊れる可能性はあるとしても、普通に使っていて、こんな部分にヒビが入るというのは、不思議。

今日、午前中にタイガーのアフターサービスセンターに電話して、ヒビの状態を知らせると、「落としたり、衝撃を与えたりしたことはないですか」と受付担当の女性が質問してきた。
そんなことはないと答えたら、彼女は背後の上司らしき人に確認してから、「こちらで実物を確認して、落としたり、衝撃を与えたりしてできるヒビだったら、有償修理になります」と、いかにも私が嘘を言っているのではないかと思っているような言い方。
そんな部分にヒビが入るとは想像できなかったのは私も同じなので、受付担当者がそう思ったのは理解はできるとはいえ、電話を切ってからしばらくして、”なんて失礼な言い草なんだろう”と不愉快な気分になってきた。

今年3月に購入したので、当然1年間の無償保証期間中。
20回も使っていないから、通常の使用方法でプラスチックが高熱(や電磁波?)により劣化したとは思えない。
工場出荷時に、目視では確認できないヒビが元から入っていた可能性もあるのではないかと思える。
ホームベーカリーを落としたり、ぶつけたりしたことはないので、有料修理になるのは全然納得できない。
とりあえず、本社のアフターサービスセンターにホームベーカリーを直接持ち込んで、受付にいた(たぶん別の)女性社員にヒビを見てもらった。
電話で有料修理になるかもしれないと言われたことを話したら、「このヒビは落としてできるものではないので、無償修理になります。」とのこと。修理するのに10日くらいかかるらしい。
有償だったら(額にもよるけれど)修理しないでおこうかとも思っていたので、一安心。
予想よりも修理が早く完了。木曜日に持ち込んで、月曜日に修理完了の電話があり、火曜日の午前中に配達された。
対応はとてもスピーディだったけど、なぜヒビが入ったのか説明がなかったのは残念。(私も原因を聞くのを忘れていたし)
amazonのユーザーレビューでも、数ヶ月で故障したという人もいるので、(7年間全く不具合のなかった)パナソニックHBと比べると、タイガーHBは故障しやすいのかも。

[2016.12.31 追記]
ようやくお餅つきの日がやってきた。
毎年12月30日にお餅をHBでつくことにしている。(昨年末は、親戚が餅つき機でつくったお餅を送ってきたので、HBでは作らなかった)
タイガーは、パナソニックともちコースの行程は同じ。
洗って30分水切りしたもち米2合(280g)に対して水240ccを入れて、スタート。
もち米の炊飯→捏ね行程が終わって、出来上がったお餅を取り出そうとしたら、びよ~んと伸びて、パンケースから取り出すのに一苦労。
水で濡らした手にもベタベタつくし、片栗粉をまぶしても、切り口がまた手にベタベタついて、指にお餅がついてなかなか取れない。
パナソニックで作ったお餅は硬めだったから、そんなにびよ~と伸びないし、手にも付きにくい。
後で確認したら、パナソニックのマニュアルでは、普通の硬さなら、水は180cc。±20ccで硬さを調節する。
タイガーはその1.3倍強の水(240cc)を入れるのだから、お餅は柔らかくて伸びるのも無理はない。
水分量が少ないパナソニックで作ったお餅は、出来立てのお餅でもすぐに表面が乾燥して硬くなる。出来立ての柔らかいお餅を食べられるのはほんの一瞬。
タイガーは、成形するのはかなり苦労したけれど、お餅はとても柔らかくて、冷蔵庫に入れて数時間経ってもまだ柔らかい。
お店で売っている生餅みたいにな柔らかいので、食べやすかった。ご飯粒もほとんど残っていないし、HBでこれだけ柔らかくてよく伸びるお餅が出来たら上出来。


tag : ホームベーカリー

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
メール便の代わりに「クリックポスト」
ヤマト運輸が今月末で「メール便」を廃止して、その代わりに始める新サービスは「ネコポス」
時々「メール便」を使っているので、廃止されることになると少々困ることになる。
「ネコポス」は、一定量の荷物を定期的に送る契約をするようだし、翌日配達とスピーディになっても、料金は「メール便」よりずっと高くなるので、これは使えない。

今までは、ヤマト運輸の「メール便」と日本郵便の「ゆうメール」、「ポスパケット」、「レターパック」、「ゆうパック」を荷物のサイズ・大きさの違いで使い分けていた。
CDを送るときは、送料が安くて追跡番号が付いてくる「メール便」が一番便利。
「ゆうメール」は追跡番号も付かないし料金も従量制なので、「メール便」と同等のサービスがないか探してみたら、日本郵便が「クリックポスト」というサービスを昨年から始めていた。

試しに「クリックポスト」を数回使ってみると、YahooIDで事前決済⇒宛名ラベル(追跡番号付き)を作成・印刷⇒封筒に貼り付け⇒ポスト投函または郵便局の窓口へ差し出す...という手順。
サイズ・重量オーバーや追跡番号のバーコードが読み取れなかったりすると、ポスト投函の場合は、差出人に返却される。
これでは、配達日が大幅に遅れるので、郵便局の窓口へ持ち込むのが確実。
その場で、サイズ・重量とバーコードを読み取れるか確認してくれた。

「メール便」の場合は、ヤマト運輸の営業所へ7時までに持ち込めば、当日受付処理。
郵便局の場合は5時以降は、営業時間がもっと長いか、または、夜間窓口のある郵便局へ行かないといけない。
どちらかというと、営業所が近くにあるメール便の方が使いやすいけれど、少し遠い郵便局だと24時間受付可能なので、これも便利。

「クリックポスト」は、料金を事前決済したり、宛名ラベルを自分で作成・印刷したりする手間がちょっと面倒。
慣れれば大したことはないけれど、一度にたくさん発送する人はかなり手間だと思う。
それに宛名ラベル印刷のために、1通あたりA4用紙1枚が必要。ラベルとして使うのは、紙の1/4だけなので、紙が無駄。
逆に、とても便利なのは、ウェブ上で発送荷物情報がリスト化されて一元管理できること。
追跡番号、宛名ラベルの内容、配達状況が、クリックポストサイトに蓄積されている。
発送伝票の控えを保管しておく必要がなくなった。

配達日数は、「メール便」よりも、郵便局の「ゆうメール」と「クリックポスト」の方が概ね1日速い。
(「ポスパケット」や「レターパック」にすると、遠方でも翌日届くことが多い。)
さらに、「ゆうメール」と違って、「クリックポスト」は土・日・祝日でも配達してくれる。
「ネコポス」の方は、料金が高くなるせいか、全国翌日配達となり、「メール便」よりも到着が1日~2日早い。

「クリックポスト」なら、荷物の厚さ3cm以下(重さ1kg以下)まで送れるし、全国一律164円で追跡番号も付く。
厚さ2cmまでしか送れなかった「メール便」よりは、「クリックポスト」の方が送れる荷物が多くなる。
料金・配達できる荷物、配達日数、発送時の手間を全て考慮すると、「メール便」や「ネコポス」よりも「クリックポスト」の方が、多くの点でサービス内容が良く、使いやすい。
結局、それほど大量・頻繁に送ることはないので、4月以降は「クリックポスト」をメインに使えば、特に困ることもなさそう。

スマートレター・普通郵便・クリックポスト・レターパック・宅急便コンパクトの比較(2015/03/07,The Goal]
CDや本を送るときに使える配送方法の比較表。一覧表になっているので、とてもわかりやすい。
ツィンマーマン&パーチェ ~ ヒンデミット/ヴァイオリンソナタ
フランク・ペーター・ツィンマーマンがヒンデミットイヤー(2013年)にリリースした『ヒンデミット作品集』。
このアルバムのヴァイオリン協奏曲はレコ芸の「第51回レコード・アカデミー賞」のノミネート曲だったし、2013年のドイツ批評家賞にも選ばれている。
そういえば、五嶋みどり&エッシェンバッハ指揮北ドイツ放送響のヒンデミットアルバムが、第56回グラミー賞(最優秀クラシック・コンペンディアム賞)を受賞していた。


パウル・ヒンデミット : ヴァイオリン作品集 [SACD hybrid] [輸入盤]パウル・ヒンデミット : ヴァイオリン作品集[SACD hybrid] [輸入盤]
(2013/06/10)
フランク・ペーター・ツィンマーマン (ヴァイオリン), エンリコ・パーチェ (ピアノ)、パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団

試聴する(amazon)

新譜のジャケットデザインは、とてもセンスがいい。
カンディンスキー(か誰かの)の抽象画に少し似ているかも。
ダークでカラフルな色合いと幾何学的な構図が、ヒンデミット作品のイメージにぴったり。

<収録曲>
1. ヴァイオリン協奏曲 (1939)
  パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)(2009年9月録音)

2. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.31-2 (1924)
3. ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.11-1 (1918)
4. ヴァイオリン・ソナタ ホ調 (1935)
5. ヴァイオリン・ソナタ ハ調 (1939)
  ピアノ伴奏;エンリコ・パーチェ (2012年5月録音)


ヴァイオリン協奏曲 (1939)

Hindemith: Violin Concerto / Zimmermann · P. Järvi · Berliner Philharmoniker
これはライブ演奏の抜粋映像。(録音とはオケが違う)



どの曲もヒンデミット独特の和声と旋律が盛り込まれているので、聴けばすぐにヒンデミットだとわかる。
弦楽曲はあまり聴かないので、ヴァイオリン協奏曲と無伴奏ヴァイオリンソナタは好きな曲とはいえないとしても、ヴァイオリン協奏曲の方は、何回も聴いていると、耳が慣れたせいか、意外と面白く聴けるようになってきた。

無伴奏ソナタは、和声の響きに独特の美しさを感じるピアノ独奏曲とは違って、和声よりも旋律自体の動きが面白い。
なぜか第4楽章はどこかで聴いたことのある調性音楽の旋律で始まる。”Fünf Variationen über Das Lied Komm Lieber Mai Von Mozart”というタイトルが付いているので、これはモーツァルトの曲。
無伴奏の方は、もともと苦手な形式なので、ヴァイオリンソナタの方がやっぱり聴きやすい。
収録曲のなかでは、ヴァイオリンソナタが比較的叙情性が強く、ピアノ独奏曲(ルードゥス・トナリスとか)で使われているのに似たような和声や旋律も出てくる。
この曲を聴きたいからCDをとりだす...ということはあまりないとしても、聴けばとっても楽しめて必ず満足できるほどには好きな曲。

パーチェがピアノ伴奏しているヴァイオリンソナタは、最初はかなりとっつきが悪かった。
馬が疾走するようなラフマニノフの《パガニーニ狂詩曲》風の部分や、ブロッホの《コンチェルトグロッソ》(の調性感を崩したような)を連想するようなところがあったり、ヒンデミットの《ピアノ・ソナタ第3番》とあい通じるような旋律やリズムが出てきたりして、繰り返し聴いていると、だんだん面白くなってきた。

即物的と称されることもあるヒンデミットの作品は、感情に訴えるような音楽ではないので、叙情感もクールで醒めている。
旋律の歌謡性が薄くてロマンティックではない叙情感のある旋律、メカニカルなリズム感、ヒンデミットが生きていた時代の都市の喧騒を連想するような騒々しい音遣いとかは、ヒンデミットらしいところ。
旋律が印象に残る程度にはわかりやすく、硬質のピアノの音色と滑らかなヴィヴラートのかかったヴァイオリンの音色とが対照的で、対位法的なかけあいも鮮やか。
でも、無調ではないので、現代的な乾いた叙情感というか、漠然とした不安感や好奇心・不可思議な眼差しを感じさせるような独特の和声が美しい。
頭で考えながら聴くというか、古典と現代とが共存/錯綜するようなモダンな作風を、感情にシンクロさせることなく、楽しむ....という感じ。

初期の作風は後期ロマン主義の影響があるらしく、1918年のヴァイオリン・ソナタ変ホ長調の旋律も、ヒンデミットにしてはかなりロマンティックでわかりやすい。
ホ調(1935年)、ハ調(1939年)のヴァイオリンソナタとなると、調性感がやや曖昧になり、ヒンデミットらしい不可思議な雰囲気漂う乾いた叙情感が美しい。
ハ調のソナタの第2楽章はフーガ。ピアノ・ソナタに出てくるフーガを連想する。



ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 op.11の1 (1918)

ツィンマーマン&パーチェのヒンデミット演奏の音源がYoutubeでは見つからなかったけれど、(珍しく面白いデュオの)クレーメルとガヴリーロフが、ヒンデミットのヴァイオリンソナタ第1番を弾いている音源を発見。

HINDEMITH Violin Sonata No.1 Op.11 - G.Kremer, A.Gavrilov, 1979



ヴァイオリン・ソナタ ホ調 (1935)
第3楽章の馬が疾走するような旋律とリズムは、ラフマニノフの《パガニーニ狂詩曲の第20変奏に少し似ている。

Paul Hindemith: Sonata per violino e pianoforte No.3 (1935)




ヴァイオリン・ソナタ ハ調 (1939)

第3楽章に出てくる旋律(9:45~)は、ブロッホの新古典風な 《コンチェルトグロッソ第1番》に出てくる旋律とそっくり。
Hindemith-Violin Sonata in C (1939) (Complete)



<ツィンマーマンのインタビュー>
レコード芸術(2014年4月号)に載っていたツィンマーマンのインタビューのなかに、この『ヒンデミット作品集』のことが触れられている。

- ディスクの選曲について
1918年に書かれた変ホ長調のソナタには、ドビュッシーの影響が見られます。
その後、24年作の無伴奏ソナタの頃になると、だいぶ新しい要素が入ってきます。ヒンデミットは、その後、新しい作風を追求する姿勢を捨ててしまい、ロマンティックな方向へと戻っていきます。そうした作風の変遷がこのディスクから見てとることができると思います。

39年作のヴァイオリン協奏曲は、オイストラフ、フックスの素晴らしい録音は、ステレオLP初期のもので、最近は取り上げる人が少ないので、残念に思っていました。

ヘッセンのhr響は、ヒンデミットは私たちの音楽だという気持ちが強いと思います。ヒンデミットの作品を好んでいて、得意としています。

(もともとヒンデミットのアルバムを構想していのもので)協奏曲を収録した2009年が出発点で、「どういう風にまとめようか。」とヤルヴィとも話をしました。セールスのことを考えるとバルトークの作品を入れようという話も出ましたが、プロデューサーサイトから、「ヒンデミットだけに絞りたい」という話になり、最終的にこの形に落ち着きました。没後50年の年にリリースすることができて嬉しく思っています。



- ヒンデミットのヴァイオリン作品について
ヒンデミットは、ヴァイオリンも演奏しましたし、楽器のことをとてもよく理解していたと思います。ヴァイオリンやヴィオラだけでなく、いろいろな楽器を上手く演奏できた人ですから、つねに演奏者のことをよく考えて書かれていると思います。ヒンデミットの作品については、健康的で新鮮なイメージを持っています。

ヒンデミットは、1930年代にドイツを去り、その後戦争が始まり、戦後、ドイツで忘れられた存在になってしまいました。さらに悪いことには、あのアドルノがヒンデミットについて、とても悪い批評を書きました。「非常に古臭い作風で今日の音楽ではない」。その後、ドイツでヒンデミットがあまり演奏されなくなりました。ドイツの人々がヒンデミットの音楽にである機会がとても少ないことが残念でなりません。


- 演奏会のプログラムについて
日本では、あまり知られていない作品を紹介したいと思っています。実は、日本サイトの事情として、それを許してくれないところがあります。「ドイツの有名なヴァイオリニストは、ドイツの有名な曲を弾くべきだ」という固定観念を日本サイドが持っているように感じることがあります。できれば、そうした固定観念を破って、日本の音楽ファンに、まだ知られていない佳曲を紹介できたらと思っています。


<関連記事>
ヒンデミット/ピアノ・ソナタ第3番

<作品解説(五嶋みどり/みどり通信)>
ソナタ 変ホ長調 作品11-1(1918年作曲)
ソナタ ホ長調  (1935年作曲)
ソナタ ハ長調  (1939年作曲)

tag : ヒンデミット ツィンマーマン パーチェ

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
美味しい「ごはんパン」のご飯配合率
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「ごはんパン」に入れるご飯の割合
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パナソニックの最新型ライスブレッドクッカー「GOPAN」(SD-RBM1001)の価格がかなり下がっているので、「GOPAN」を買ってもいいかな~という気にほんの少しなっていた。(結局、買ったのはタイガーのIH式ホームベーカリーだけど)

「GOPAN」で作った「お米パン」を食べたことがなく、小麦専用ホームベーカリーよりもサイズと騒音が大きくて、洗うのにも手間がかかる「GOPAN」を買うのは、やっぱり迷うものがある。
米粉100%の「米粉パン」は、今のホームベーカリーでも何回も作ったけれど、お餅を食べているような味なので、日常的に食べたいというほどではない。(おからを混ぜると、さっくりして、お餅っぽい味が消えて、とっても食べやすい)

「米粉パン」よりも、普通のホームベーカリーで作ることができる「ごはんパン」の方が、「お米パン」に近い気はする。
「ごはんパン」にご飯をたくさん入れるほど、お米パンに近くなるのでは?と思って、いろいろ調べてみると、「ごはんパンにおける最適炊飯米置換率(ちかんりつ)」を割り出した研究論文を見つけた。
この実験結果によると、「最適な炊飯米置換率は30%」。

ごはんパンにおける最適炊飯米置換率[奥西智哉,中央農業総合研究センター,農業・食品産業技術総合研究機構,2008 年]
-米粉パンでは、米粉の置換率の上昇とともにパン高さが低くなり,膨らみが悪くなることから製パン性が低下する。
-炊飯米置換率30%までのごはんパンは、小麦粉パンと同等あるいはそれ以上の製パン性を有する。
-炊飯米置換率10~40%のごはんパンは、官能試験の総合評価で小麦粉パンより有意に評価が高く、最適置換率は30%。
-内相の触感および硬さは10-30 %のごはんパンで有意に高く、20%が最適。
-味ともちもち感は、30%が最も高く、しっとり感と甘味は、40%までなら炊飯米置換率が高まるほど向上する。
-製パン材料に米粉を利用すると製パン性が損なわれるが、炊飯米(ごはん)を利用することにより同等以上の製パン性を維持しつつ、風味や食感が改善される。総合的に判断して、最適置換率は30%。
-ただし、小麦粉製パンに比べて生地の完成に時間を要さないが、反面、オーバーミキシングになりやすい。

(研究論文全文)
「炊飯米を生地に添加したパンの官能評価」(日本食品科学工学会誌 Vol. 56 (2009) No. 7 P 424-428,奥西 智哉,独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所)

(置換率)
置変率10%)小麦粉225g:炊飯米53.8g
置変率20%)小麦粉200g:炊飯米107.5g
置変率30%)小麦粉175g:炊飯米161.3g
置変率40%)小麦粉150g:炊飯米215g
置変率50%)小麦粉150g:炊飯米268.8g

「置換率」は 「乾物重量換算」による。単純に小麦粉の重量を炊飯米の重量で置き換えた比率ではなく、炊飯米の水分を除いた米の重量で置換率を計算している。
この実験結果では、強力粉の一部を米粉にしても評価が低く、米粉よりもご飯を混ぜた方が良い。
実際、両方とも作ってみた経験からいえば、米粉入りよりもご飯入りの小麦パンの方が、もちもち感や甘みがご飯を感じさせるので、美味しいと思う。(個人の好みにもよるけれど)


うるち米ではなく、もち米を使って同様の実験をした研究論文もある。
「炊飯米(もち米)の添加がパンの物理特性に及ぼす影響」(村上, 陽子、静岡大学教育学部研究報告. 人文・社会・自然科学篇. 64, p. 159-173、2014-03)

<置換率>
無題

置変率10%)小麦粉225g:炊飯米50g(米の重量25g)
置変率20%)小麦粉200g:炊飯米100g(米の重量50g)
置変率30%)小麦粉175g:炊飯米150g(米の重量75g)
置変率40%)小麦粉150g:炊飯米200g(米の重量100g)

<実験概要>
- 炊飯したもち米を用いたパンの製パン性について検討
- 精白米(もち米),小麦粉パン,米粉パン,米飯パンの3種類間の比較
- 米飯パンにおける米飯と小麦粉の配合割合を検討
- 「米粉パン」:「福盛シトギミックス20A」(グリコ栄養食品)
- 「米飯パン」:小麦粉の一部を米飯で置換したパン。乾物重量換算での置換割合も同時に示した。

<実験結果>
- 製パン性:米飯パンは,20%添加までは従来の小麦粉パンと同等の製パン性。添加する米の形状は粉状(米粉)より粒状(米飯)の方が製パン性が優れている。
- 比容積:米飯の配合割合が高くなると減少。40%パンは特に比容積が小さく,パン内部の気泡膜も厚く,密に詰まった内相。
- かたさ:小麦粉パンが最も低い。米飯パンは米飯の配合割合の増加に伴い,かたさも増加。
- 凝集性(口中でのまとまりやすさを示すテクスチャー特性):小麦粉パンおよび炊飯米の配合割合が低い米飯パン(10%~30%パン)は比較的低い。
- 付着性:炊飯米の配合割合40%パンが最も高い。
- 焼色:米飯パンは焼き色が強く,明度や黄味が低下。


<ごはんパンの配合率>
上記2論文の実験では、もち米とうるち米の置き換え率が同じでも、お米(ご飯)の配合量が多少違うが大した差ではない。
置換率30%の場合の小麦粉とご飯(米)の量を計算してみた。

 1)小麦粉210g:炊飯米180g(米の重量90g)
 2)小麦粉175g:炊飯米150g(米の重量75g)
 3)小麦粉140g:炊飯米120g(米の重量60g)


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「ごはんパン」のレシピ
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<ドライイースト使用>
panasonicが公開している「ごはんパン」レシピでは、「ごはんパンコース」がある機種と無い機種でご飯の配合量が違う。
小麦粉210gに対して、「ごはんパンコース」がある機種なら、ご飯100g~200g、「ごはんパンコース」がない機種なら、ご飯100g~150g。

私のホームベーカリー(パナソニック製SD-BM101)には「ごはんパンコース」がない。
この機種は捏ねる力があまり強くない(と思える)ので、炊飯米が多いとモータに負担がかかりそう。
試しに、強力粉100g、冷凍していたごはん80gを使って、普通の食パンコースで焼いたところ、粉とご飯が少なすぎて形はいびつだったけれど、クラストは側面がしっかり茶色に焼けて厚い。これがクッキーみたいでとても美味しい。
クラムは、ご飯の甘みが出て、引きも強くて、柔らかくてもちもち。米粉パンよりも、ふんわり柔らか。GOPANのお米パンにだいぶ近いかも。

マジ超もっちもち☆HB☆ご飯deパン!![cookpad]
「ごはんパン」が話題になる前から人気があった定番レシピ。

ヨーグルトで超フンワリ♪ご飯パン1.5斤[cookpad]
ご飯がマックス☆残りご飯でパン1.5斤(ヨーグルトなし) [cookpad]
ヨーグルトを入れるレシピは、イースト使用量がかなり少ない。
ヨーグルトを入れないレシピの方は、ごはんの配合量がかなり多いので、お米パンみたいにもっちりするのかも。これは今度実験してみたい。


<ホシノ天然酵母使用>
今まで焼いた「ごはんパン」では、ホシノ天然酵母(バターなし)で作ったパンが、ドライイーストを使ったときよりも、はるかに美味しい。
私が使ったレシピは、『ホシノ天然酵母の焼きたてパンLESSON』の「玄米ごぱん」。
このレシピでは最強力粉を使っているけれど、私はいつも普通の白ご飯&強力粉(イーグルか国産小麦)で作っている。
ドライイーストよりも膨らみがよく、何よりお米の甘みが強くて、美味しい。
美味しすぎて、1斤ちかくをペロリと食べてしまったくらい。
レシピの砂糖の配合率ではあまりに甘すぎるので、砂糖を数割減らしてみると、ほんのり甘くて◎。
粉の味がしっかり味わえるパンは、冷凍してから解凍せずにそのまま食べても美味しい。
このごろは冷凍のまま食べるクセがついてしまって困る。


ホシノ天然酵母の焼きたてパンLESSON―からだがよろこぶたのしさとおいしさ (白夜ムック―白夜書房のレシピBOOK (No.170))ホシノ天然酵母の焼きたてパンLESSON―からだがよろこぶたのしさとおいしさ (白夜ムック―白夜書房のレシピBOOK (No.170))
(2005/01)
深本 恭正、深本 和美 他

商品詳細を見る


クックパッドでも「ごはんパン」レシピがいくつかある。(ホシノ天然酵母を使ったレシピは少ない)
ホシノ天然酵母でごはんパン[cookpad]


<参考情報>
ホシノ天然酵母は2倍量の水で種起こしをした場合、1週間以上経つと発酵力が落ちてしまう。
通常は2倍量のところを、1.5倍量の水で種起こしをすれば、1ヶ月くらい保存可能だそう。
HBの生種づくりコースでは、通常1回24時間のコースをもう1回続けて、合計48時間で生種を作る。
ホシノ天然酵母 種起こし(1.5倍)

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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