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Amazonの「お坊さん便」
墓じまいのことで、いろいろ情報を集めていたら、amazonが「お坊さん便」なるサービスを発売開始したという。
法要に必要な僧侶を手配するサービスで、いまやお坊さんまでネット通販で手配する時代になっていた。

[お坊さん便] 法事法要手配チケット[お坊さん便] 法事法要手配チケット
(2015/12/75)

お坊さん便

僧侶手配サービス『お坊さん便』Amazon.co.jpに2015年12月8日より出品[みんれび]
サービス提供会社は、ベンチャーキャピタルも出資している「みんれび」。
基本価格3万5000円(税込)は、「葬儀を除く主要な法事・法要での読経」で、「移動なし、戒名なし」。読経法話、御膳料、お車代、心づけが含まれている。
さらに、「移動あり+戒名授与(6万5000円)」、「移動あり、戒名なし(4万5000円)」、「移動なし+戒名授与(5万5000円)」の合計4種類がある。
料金はクレジット決済。
ただし、菩提寺がある人は利用できない。

アマゾンお坊さん便 僧侶から登録希望殺到も仏教界は批判的
Amazonお坊さん便に中止要請…“お布施の明朗化”が猛反対されるワケ
アマゾンが始めた「お坊さん便」 そのシステムと利用者の感想

菩提寺を持たない人にとっては、料金が明確だし、amazonが販売しているという安心感があるのかも。
基本価格35000円を御膳料・御車料込の価格と考えれば、私の菩提寺よりも5千円安いくらいのもので、法外に安いわけではない。
ただし、地域やお寺によってお布施の”相場”は違うので、これが妥当なお布施の金額かどうかは何ともいえない。
運営会社が紹介料等のマージンを取るので、僧侶側の手取りは基本価格よりも安くなるけれど、それでもお布施をいただけるというのは有難いだろうと思う。
紹介された僧侶が信頼できそうで、近くにお寺を持っているのであれば、そこを菩提寺にする可能性もないとは言えないのだから、そう悪いサービスではない気はする。
もし、私に菩提寺がなかったなら、単にお坊さんを紹介してもらう方法と考えて、さほど抵抗なく「お坊さん便」を利用する可能性がないとはいえない。どちかといえば、近隣の葬儀社に紹介してもらうと思うけど。

数十年前から檀家になっている菩提寺は、高額なお布施を払う必要もないので、特に不満はない。
年忌法要などのお布施以外は、納骨料・永代供養料からお寺で合同法要するお盆・お彼岸のお布施まで、書面で金額を明示されている。
戒名料も必要なときに、種類別の金額を口頭で提示される。(いつの間にか大幅に”値上がり”して、びっくりしたことがある。.)
それが、本来のお布施の主旨に合うかどうかはともかくとして、その明朗さ自体は悪くはないと思う。

でも、「お坊さん便」ではお布施をクレジット決済するというのは、ちょっと可笑しい。(ポイント付くので嬉しいけど)
お布施本来の意味というのは、「お経を上げてもらった代金、つまり宗教的サービスの対価」ではなくて、「お経を上げてもらうという清浄なことに対して、清浄な気持ちで顕す感謝・御礼・寄付のこと」。お布施はその名の通り「施し」。
お布施を捧げる相手は、僧侶ではなくて、「ご本尊」。
お布施の意味について[清徳寺]
お布施って何?葬儀や法事法要で気になるお布施のこと

寄付行為なら、インターネットでクレジット決済するのは、今では普通のこと。
でも、自分で封筒に表書きしてお布施を包むと、「お布施をお渡しする」という気持ちにはなる。
お布施の実態としては、「気持ち」でするものではなくて、寺院を維持するために少なすぎない程度の金額をお支払いしないといけないとは思う。
お布施が少なすぎて”経営難”でお寺がつぶれたりすると、お骨を預けたりお墓を建てている檀家が困るので。
お布施に限らず、戒名料もお寺や地域ごとに相場や決まった金額があるようなので、それなら金額が明示されているほうが、すっきりわかりやすくていい。
でも、お布施をクレジット決済でお渡することになると、お布施の本来の意味がますます薄れて、サービスの対価としか思われなくなりそう。


お布施に限らず、仏事の世界もお葬式からお墓まで、低価格化が進んで価格競争の世界。
人口が減ると檀家も減って、お布施も増えないだろうから、寺院経営もだんだん厳しくなっていくので、”収入”を少しでも増やさないといけない状況なのはわかる。
お金を出す側も、普段はお寺とは付き合いが無い人が増えているし、高額になりかねない仏事の出費は抑えたくなるだろうから、価格明朗なのは安心だと思う。

お布施も墓も「低価格化」はもう避けられない/イオンなど異業種参入組の価格破壊は強烈だ
永代供養墓を扱う寺院・霊園を紹介する事業では、イオンとみんれびが3万5000円、ユニクエストは5万5000円。
全て「追加費用なし」で埋葬料、永代使用料、永代供養料、永代管理料込み。埋葬後の合同供養時のお布施も不要。
紹介先の永代供養墓の情報をいくつか見てみると、一般的な屋外にあるお墓だけでなく、建物内にある屋内墓もある。

菩提寺と比べてみると、この永代供養墓は本当に安い。
菩提寺だと1体あたり、納骨塔の納骨料が4万円。過去帳に記入して永代供養する場合は、さらに10万円。
家の仏壇とは祀る位牌とは別に、位牌を作ってお寺の本堂に祀りする場合は、30万円(納骨料・永代供養料込)。(それに、お寺で行うお盆・お彼岸の合同法要時には、毎回供養料(お布施)をお渡しする)
菩提寺がなく宗派も気にせず、こういう永代供養付きの宗派不問の合同墓を選ぶ人が増えるのは、時勢というか時代の流れなので、いくら仏教界がこの種の仏事(仲介)サービスを批判しても、止まりそうにない。

<イオン>
イオンのお葬式
永代供養

<ユニクエスト>
小さなお葬式
永代供養 (2年間、お骨を個別安置するのが、他社と違う点)

<みんれび>
シンプルなお葬式
シンプルな永代供養墓


[2016.3.4 追記]
「アマゾンの僧侶手配サービス 全日本仏教会が中止求める」(NHK、3月4日)
仏教界の言い分は、建前としては正しいけれど、実態とは全く違うので、説得力も半減。
文書では
- 本来、僧侶への「お布施」は宗教行為に対する対価ではなく、「定額にすることによって『お布施』本来の宗教性を損なう」
- お布施は一人一人の気持ちとして納めてもらうもの
- 僧侶のなかには法外なお布施を請求する事例があるのは、「ざんきの念に堪えない」
という趣旨のことを書いているらしい。
現実問題として、お布施・戒名料・回向料などの金額を指定している寺院は少なくないはず。(家の菩提寺がそう)
本当に「気持ち」としてのお布施でいいのなら、金額を明示している寺院に対して、改善指導すべきだと思うけど。
結局、建前と実態が乖離しているために、この種の仲介サービスが成り立っている部分はかなりある。


[2016.8.9 追記]
檀家廃止・お布施公開し値下げ…住職の「変革」、反発も[朝日デジタル,2016年8月9日]

黛 敏郎 『涅槃交響曲』
自宅で法事をしていて、久しぶりにお坊さんのお経を目の前で聴いていた。
お坊さんにもお経向きの声質や、お経の詠い方の上手さというものがあるように思う。
お経で思いだしたのが、黛敏郎の《涅槃交響曲》。
1958年に作曲されたもので、この時期の作品なら芥川也寸志や武満徹の曲をいくつか聴いた覚えがある。
《涅槃交響曲》は、この時代特有の騒然とした前衛的な雰囲気が濃厚。
こういう作風は結構好きなので、《涅槃交響曲》はとっても面白い。
特に、西洋音楽と仏教のお経とを融合させたところが摩訶不思議。

黛敏郎「涅槃交響曲


新交響楽団のホームページで見つけた曲目解説を読んで聴くと、構成やお経の意味がわかりやすい。
奇数楽章は楽器主体で、いかにも前衛的な現代音楽。
偶数楽章は合唱主体。禅宗と天台宗の異なるタイプのお経を題材にしているなので、かなり趣きが違う。
どの楽章も様々な鐘の響きがとても印象的。
奇数楽章と偶数楽章のオケ伴奏の部分は、旋律と和声と楽器の音色はかなりメシアン風。
第5楽章のピアノパートは、もうほとんどメシアン。

「第1楽章:カンパノロジー I」は、武満の《アスタリスク》のように、不協和的で騒然としていてゾクゾク~とする。
解説によれば、「カンパノロジー」とは「作曲者によれば、鐘を製造する際の合金の割合や鋳造の方法を研究する学問の名称」なのだそう。
そういえば、打楽器パートはお葬式で使われる「鳴り物」(法要で使われる打楽器のこと)の響きと節回しに良く似ている。
「第2楽章:首楞厳神咒」は、お経の一節を合唱とソロで歌っている。
お経風なんだけど、本物のお経にくらべて、歌い回しがかなり平板で間延びした感じがする。
私がいつも耳にする曹洞宗の「般若心経」(摩訶般若波羅蜜多心経)の方は、もっとリズミカルで抑揚もいろいろついているので。
最後の方は、何か畏怖するようなものが迫り来るような感じがして、メシアンの宗教音楽に映画の「エクソシスト」の音楽を連想してしまった。
緩徐楽章の「第3楽章:カンパノロジー II」 は、ドーンドーンという太鼓を家ならす響きと金管の金属的な響きが対照的。
特に、19:00頃に出てくるパーカッションかハープの響きがとても神秘的。
「第4楽章:摩訶梵」 は、ちょっと芝居がかった言い回しが、歌舞伎か能みたい?に聴こえる。
楽器に加えて合唱(=「梵鐘」を表現)まで入る「第5楽章:カンパノロジー III」は打って変わって賑やか。
最後は雅楽のような調べで静穏になり、自然に終楽章へとつながっていく。
「第6楽章:終曲(一心敬礼)」 は、「天台宗の声明」が使われているそうで、お経というよりヴォカリーズというか詩吟みたい?な合唱に聴こえる。



ついでに曹洞宗の法要で読むお経「摩訶般若波羅蜜多心経」。
自分では暗誦できないけれど、お盆・お彼岸や法事の時にはこのお経をいつも聴いている。(「大悲心陀羅尼」も入っていたかも)
菩提寺で聴くお経の方が、この音源よりもテンポが早いので、もっとリズミカルに聴こえる。
ミニマル音楽みたいなお経のトーンや節回しがなぜか私の波長に合っているらしく、ぼ~っと聴いているだけでも、全然退屈しない。
神様が出てくるせいかピンとこない西洋音楽のレクイエムと違って、意味はわからなくともお経はす~っと身体の中に入ってくる。
お経の意味自体は調べたことがないので、ちゃんと知っておきたくなってきた。

摩訶般若波羅蜜多心経 Prajna-paramita Hrdaya Sutram (The Heart Sutra)

tag : 黛敏郎

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墓じまい
面倒を見る人がいなくなることが確実な家のお墓のことが気がかりで、いつか「墓じまい」しなければ..とずっと考えていた。
墓じまいについて調べてみると、お参りする人も継承者もいない無縁墓のことが載っている。
草ぼうぼうで荒れ放題のお墓や、強制撤去された無縁墓の墓石だけが集められた”無縁墓地”の写真を見ると侘しい気分になる。
無縁墓に納められていた遺骨は、無縁仏だけが納骨される墓地内の「無縁塔」(供養塔)に移されるという。
こういう無縁墓にならないように、ちゃんと墓じまいしておかないといけない。

墓が捨てられる ~無縁化の先に何が~[クローズアップ現代、2014年10月8日放送]
お墓を継ぐ人がいない・跡取りがいない・無縁墓(むえんぼ)になるのが心配 [お墓はなくてもだいじょうぶ]
墓じまい、墓守の後継なく…手続き代行業者も登場[ヨミドクター]

家の墓じまいの時期としては、故人全ての三十三回忌を終えて弔い上げになった時が良さそうに思える。
先日の法事の時、菩提寺のお坊様に聞くと、墓じまいのタイミングは年忌とは関係ないとのこと。
それに、墓じまいは元気なうちにするのが良いというアドバイスをよく見かけたので、それなら出来る限り早いうちに墓じまいすることにした。

いろいろ情報を探してわかったのは、墓じまいは思いのほか厄介なこと。
1)お墓は更地の状態に原状回復して、墓地管理者に返還する。
2)墓石などを全て撤去して更地にする費用は、1㎡あたり10万~15万円。敷地・接道条件などによってさらに費用がかかる。石材業者によって費用も大きく変わる。
3)お墓からお骨を取り出す前に、僧侶がお墓の「閉眼供養(魂抜き)」をする。(寺院墓地ではなくて、公営・民営霊園の場合は、しない人もいるらしい)
4)お墓に収めているお骨の行き先を決める。
5)お墓のある自治体の市役所へ「改装許可申請書」を提出して、改葬許可を得る必要がある。

家のお墓の面積は5㎡なので、単純計算して撤去費用は50万円...というわけではない。
面積が大きければ単価は下がるので、20~30万円くらいだろうか?
さらに、閉眼供養の際にお布施&御車料、新しい納骨先への納骨費用が必要。
納骨先は、今の霊園(公営墓地)内にある合葬墓か、菩提時の納骨塔のどちらか。
全ての費用を見積もると、トータルで少なくとも30万円は軽くかかりそうなので、だんだん頭が痛くなってきた...。

ともかくお墓のある公営霊園の組合事務所に電話をして、改葬(墓じまい)手続きと費用を確認したところ、私のケースでは費用をほぼ免除することが可能だと言う。
1)数十年前に払い込んでいた墓地使用料(12万円ほど)は、長期使用のため1/6だけ返還される。(3年間分前払いの維持費は返還されない)
2)霊園内のお墓の撤去費用は、10万~20万円くらい。ただし、墓地使用料の返還分を放棄すれば、組合側でお墓の撤去・原状回復作業を行い、墓地利用者の費用負担はゼロ。
4)組合が行うお墓の撤去作業は、委託先の石材業者が行う。これには閉眼供養(魂抜き)も含まれるが、宗派は指定できないし、立ち会いもできない。立ち会いたい場合は自分で閉眼供養をすること。
5)お骨を同じ霊園内の合葬墓へ納骨する場合は、(他の墓地等から改葬する場合の)改葬特例の基本使用料(5体まで5万円)が免除される。ただし、個別安置(10年)(5体まで容器1つに格納、10万円)や記名板への記名(1体10万円)は有料。
6)改葬許可申請~お骨取り出し・お墓撤去が全て完了するまで、約2ヶ月。
7)組合側で市役所に改葬許可申請を行い、許可を取得するので、使用者は必要書類を揃えて組合に送付するだけで良い。(一般的には必要な)お骨の改葬先の受入証明書も不要。
8)今年度までの申請に限って、墓石(軸石)は霊園内に移設される。設置スペースがなくなるため、来年度以降の申請分の墓石は保管できない。

さすがに公営霊園だけあって、費用負担なしで墓じまいできるとわかってびっくり。改葬許可申請も組合がしてくれるので、使用者側の手間はほとんどかからない。(親がこの公営霊園を選んでおいてくれて良かった)
閉眼供養で宗派が指定できず、立ち会いもできないことが気にならないことはないけれど、お墓が撤去される前に最後のお墓参りには行っておきたい。
お骨の行き先は、現状では本骨と胴骨が菩提寺の納骨塔と霊園墓地に分散しているので、歩いていけるくらいに近くにある菩提寺にまとめることに。
この納骨塔はお寺の境内の敷地内にあり、外観は大きなお墓。
無宗教的でシンプルなデザインのモニュメントみたいな納骨塔とは違って、”お墓”参りしていると言う気分になる。
それに、霊園には電車とバスを乗り継いで行っていたのに、菩提寺ならいつでもすぐにお参りできるのが何より良いところ。
通常の納骨料&回向料は、1体につき4万円。お寺の本堂に安置するための位牌もすでに作って永代供養料も納めているので、今回は3体で合計4万円で良いとのこと。
納骨・永代供養に係わる費用は今回で最後。これからは年忌法要とお盆・お彼岸の合同法要をきちんとすれば良い。

自分で法事をしたりお墓をみることになってよくわかったのは、お墓の維持管理費やお盆・お彼岸や年忌法要時のお布施に戒名料・永代供養料など、仏事関係の費用はバカにならないこと。
実態として、お布施というのは、「気持ち」でするものではなく、お寺や地域ごとに相場があるので、包む額が少なすぎてはいけない。
今年は2つの年忌法要が重なっているので、1回の法要にまとめたけれど、お布施は1回分ではなくて、2回分包むもの。
数えてみると、この11年間に自分で行った法事が7回、4年後と5年後に年忌法要を1回づつしなければならない。
五十回忌の法要ができるとは限らないので、三十三回忌が終わると弔い上げ。一つの区切りがついてほっとする。
これで無事に墓じまいできれば、お墓とお骨が無縁仏になったら...という心配をせずにすむ。
その一方で、お盆とお彼岸には数十年間欠かさず行っていた霊園へのお墓参りをしなくてもよくなるというのには、淋しい気がしてきた。
自分では気が付かないうちに、お墓に愛着?のようなものを持つようになっていたのかも..。
今墓じまいしていいものかどうか、ちょっと考えてしまった。
とはいっても、遅かれ早かれいつかは墓じまいしなければならないのだから、自分の手でお墓とお骨の行き先を確実に決められるうちにしておくのが一番。


[2016.2.8 追記]
天気予報を見ると7日がお天気だったので、お墓が撤去される前に行った最後の墓参り。
霊園行きの臨時バスが最寄駅から出ているのが、日曜日と祝日だけ。お墓参りをする人が多くて、バス2台がほぼ満席だった。
いつもどおり、お花にお供え(お餅、チョコレート、バナナ、お茶)を持参し、線香を焚いて、草むしりをして、墓石と霊標にお水を掛ける。

撤去後の墓石(軸石)は、霊園内の無縁墓地内に移設されるというので、無縁墓地も見に行った。
継承人不明で撤去された無縁墓の軸石は、大きさや年代がかなりまちまちで、山のように積み上げられている。
無縁墓の中にあったお骨を収める納骨塔もある。
階段の上に並べられている軸石もあり、こちらは新しいものが多い。たぶん墓じまいによって撤去された軸石が多いのではないかと。
今年度中にお墓が撤去される予定なので、軸石はこの階段に並べられるに違いない。
来年度から軸石は保管できないので、廃棄されるはず。
軸石が残っていても、お参りすることはないし、魂抜きをしているので、宗教的な意味はない。
それでも、名前が刻まれた軸石がここにずっと残っているというのは、ほっと安心するものがある。

[2016.2.21 追記]
お墓の撤去が19日に完了したと霊園から電話連絡あり。
21日朝9:30にお骨を引き取りに行く。3体の胴骨なのでとても重くて、バスと自転車で運ぶのがちょっと大変だった。
同日午後2時に、菩提寺に納骨。日曜日なので、私の前後に法要が数件続けてあるため、ご住職も奥様もとても忙しそうだった。
無事納骨が終わり、全てのお骨を菩提寺にまとめたことになる。
もうお墓の心配をする必要がなくなって安心だし、3月のお彼岸の合同法要に間に合ってよかった。

<関連情報>
お墓を処分「墓じまい」の手順[All About]
墓じまい・改葬の流れとアドバイス[遺骨ラボ]
墓じまい3割にトラブル!親族間のもめ事が大きな障害に![PR TIMES]

ブラームス=ラツィック編曲/ピアノ協奏曲第3番(ヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲版)
久しぶりに聴いたデヤン・ラツィックの自作自演のブラームス=ラツィック/ピアノ協奏曲第3番。
ブラームスは2曲のピアノ協奏曲しか書いていないので、この”第3番”はラツィックがヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲に編曲したもの。
ヴァイオリンパートをピアノに置き換えるだけでなく、ブラームス風の密度の濃い和音や和声を加えて、新しいピアノ協奏曲を作り上げているので、編曲の面白さと新しいブラームスのピアノ作品を聴く楽しみが味わえる。
これはライブ録音なので、この編曲版を書き上げて自作自演したラツィックの熱意と意気ごみが伝わってくる。

Brahms: Piano Concerto No.3 in D, Op. 77 - 1. Allegro Non Troppo
Dejan Lazić(pf), Vassily Sinaisky, BBC Philharmonic


Brahms: Piano Concerto No.3 in D, Op. 77 - 3.Allegro Giocoso, Ma Non Troppo Vivace



Brahms (Lazic): Piano Concerto No.3 Op.77, Rhapsodies Op.79, Scherzo Op.4 / Dejan Lazic, Robert Spano, Atlanta SO [SACD Hybrid] Brahms (Lazic): Piano Concerto No.3 Op.77, Rhapsodies Op.79, Scherzo Op.4 / Dejan Lazic, Robert Spano, Atlanta SO [SACD Hybrid]
2010/01/14
Dejan Lazic (Piano), Robert Spano (Conductor), Atlanta Symphony Orchestra

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<過去記事>
ブラームス=ラツィック編曲/ピアノ協奏曲第3番(ヴァイオリン協奏曲のピアノ協奏曲編曲版)

tag : ブラームス ラツィック

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オイストラフ&クレンペラー ~ ブラームス/ヴァイオリン協奏曲
ずっと昔に買ったままラックの中に埋もれていたオイストラフのCDを発見。
クレンペラー/フランス国立放送管弦楽団が伴奏しているブラームスのヴァイオリン協奏曲。
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲とのカップリングなので、たぶんブラームスのコンチェルトの名盤の一つとして持っておこうかと思って買ったはず。
ずっ~と昔によく聴いていたのは、ジネット・ヌヴーの古い録音(伴奏がハンス・シュミット=イッセルシュテット/北ドイツ放送響の盤)。
音はかなり悪いけれど、全編に緊迫感が漂っているところが好きだった。
今はほとんどピアノばかり聴いているので、ヴァイオリン協奏曲はあまり聴かなくなってしまった。

Brahms;Violin ConcertoBrahms;Violin Concertoe
(1993/3/16)
Oistrakh

試聴ファイル(廉価盤へリンク)
 

名盤が多いオイストラフなのに、なぜか今まで聴いたことがほとんどない。
クレンペラーの協奏曲伴奏といえば、アラウがソリストで弾いたショパンのピアノ協奏曲第1番のライブ録音は、ショパンなのにベートーヴェンかブラームスみたいでとっても面白かった。
オイストラフとクレンペラーとフランスのオケという、一風変わった取り合わせのような気がしないでもないブラームスを聴いてみると、これが思いがけず素晴らしく、CDを買っておいて正解。
古い録音のわりに音が綺麗で、クレンペラーのどっしりした重みのある伴奏が重厚壮大。
それに負けないくらいヴァイオリンの伸びやかで豊饒な音色が美しい。

Brahms - Violin concerto - Oistrakh / Klemperer


tag : ブラームス オイストラフ クレンペラー

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【演奏会情報】ペーター・レーゼル/バッハ、そしてモーツァルト <ピアノリサイタル>(2016.511)
ペーター・レーゼルは、やはり今年も5月11日に紀尾井ホールでリサイタルを行う。
今回の曲目は、ロマン派からずっと遡って、バッハとモーツァルト。

ペーター・レーゼルのバッハ、そしてモーツァルト<ピアノリサイタル>[紀尾井ホール]
<演奏曲目>
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
J.S.バッハ:パルティータ ニ長調 BWV828
モーツァルト:ソナタ ニ長調 KV576
モーツァルト:幻想曲 ハ短調 KV475
モーツァルト:ソナタ ハ短調 KV457

紀尾井ホールの公演情報(↑)には、リサイタルに向けたレーゼルのメッセージとライブ映像が載っている。
このライブ映像は、昨年12月17日に名古屋の宗次ホールで行われたリサイタルの一部で、バッハの《主よ、人の望みの喜びよ》とモーツァルトの曲。

《主よ、人の望みの喜びよ》(たぶんマイラ・ヘスの編曲版)は、速めのテンポで、ホールが小さくペダルも使っているせいか、残響が重なって聴きづらいし、ちょっと元気すぎる気がしないでも..。
好みとしては、もう少しゆったりとしたテンポで、音と声部の分離もクリアで、落ち着いた静けさが漂う弾き方がいい。
モーツァルトの方も速いテンポで快活。

宗次ホールのリサイタルのように、ハイドン・ベートーヴェン・シューベルトの最後のピアノ・ソナタ3曲というプログラムのリサイタルもまた再演してくれたらいいのだけど。

tag : レーゼル バッハ モーツァルト

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マルコメの大豆粉「ダイズラボ」
昨年に新発売されたマルコメの大豆粉「ダイズラボ」。
TVは全く見ないので、発売されているのを知ったのは、数ヶ月前に近隣のイオンの店頭で見つけた時。

ダイズラボ・ブランドサイト[マルコメ]

これはパンケーキミックスのCM。のんびりした単純な音楽と製品名を連呼する歌詞が妙に面白い。
女の子がとっても美味しそうに食べるので、私も食べてみたくなってきた。



このパンケーキミックスは、小麦粉不使用の大豆粉ベースなのに、ばれいしょでん粉と砂糖がかなり入っているせいか、100gあたりの糖質量が57.3gと多い。
同等の小麦粉ベース製品より、糖質量が26%カットしているとはいえ、それでも結構な高糖質。
小麦アレルギー対策としては良いけれど、糖質カットには少々不向き。
定価は250g(大豆粉以外の材料も含めて)で税込428円とそう安くはないし、安定剤も添加されているので、買うのはパス。
パンケーキを焼くなら、糖質が75%カットされている「ダイズラボ」の大豆粉(200g入り300円ほど)を使えば、砂糖の量も減らせて、添加物もゼロ。パンケーキ以外にもいろいろ使えて便利。

販売中の大豆粉は、200g入り1kg入りの2種類。
数ヶ月前に店頭で200g入りを見かけたので、お試しで1袋購入。
パナソニックのホームベーカリーでソイスコーンを作るのに使っている。
ほとんど使い切ったので、今度はamazonで1kg入り(1131円、送料込)を購入。(後で見たら、さらに安くなっていた...)
数種類発売されている大豆粉のなかでは、販売単価はおそらく最安値。

マルコメ ダイズラボ 大豆粉 200g×5個マルコメ ダイズラボ 大豆粉 200g×5個
(2015/6/25)
マルコメ



マルコメ 大豆粉 1kgマルコメ 大豆粉 1kg
(2015/6/26)
マルコメ



「ダイズラボ」の大豆粉は、低温で焙煎処理済みなので、大豆の青臭い匂いが全然しない。
粉もさらさらしているので、ふるわなくてもダマにならない。
混ぜていても、「珠美人」のような粘りが出ないので、とても扱いやすい。
難点は、「珠美人」に比べて、あまり膨らまないこと。
ソイスコーンは、山型というより、台形みたいになってしまった。

「ライズラボ」ブランドでは、大豆ミートと惣菜の素も発売している。
大豆ミートのから揚げは、お惣菜屋さんで時々買っている。
鶏肉のから揚げみたいで、肉類は食べない私にとっては、かなり美味しい。
どちらかというと、高野豆腐のから揚げの方が、食感が柔らかくてボリューム感がある。

「ライズラボ」の大豆ミートは下味付。便利だけれど、大豆ミート自体の量は少ない。
同じ買うなら、乾燥タイプの大豆ミートの方が割安感があるし、保存性が良いので便利。

ダイズラボ 大豆粉を使ったレシピ[マルコメ]
大豆粉のみ使用レシピと、アーモンド粉や薄力粉など他の粉も混ぜたレシピがある。
パンケーキ、マフィン、スコーン、チーズケーキ、クレープ、蒸しパン、丸パン、ピザ、フォカッチャ、ヨーグルトブレッド、お好み焼き、チジミなど、主に主食とお菓子のレシピ。珍しい豆腐レシピもある。

抹茶と茹であずきの大豆粉蒸しパン
抹茶と茹であずきを入れずに、電子レンジ加熱でも作れる。
小さい蒸しパン1個だけ食べたいときは、レシピの1/10の分量で、電子レンジ500W・1分弱くらいの加熱で、すぐに出来上がり。
電子レンジだと、写真みたいに膨らまず、目が詰まって食感が重ためなので、食べ応えあり。
豆乳がなかったので、ホエー(水切りヨーグルトの副産物)を入れると、少し膨らみが良くなった。

大豆粉のパンケーキ
材料は、シンプルに大豆粉、砂糖、ベーキングパウダー、牛乳、卵。
砂糖は減らして、牛乳の代わりにココナッツミルクや豆乳を使ったり、砂糖抜きでチーズを入れてお食事用パンケーキにしても良さそう。

マルコメレシピのキッチン/ダイズラボ「大豆粉」 [cookpad]


<関連記事>
大豆粉を使った食パン・スコーン・スイーツレシピ
ブリテン/ピアノ協奏曲、ディヴァージョンズ(左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏)
新年最初に聴きたくなったのは、なぜかブリテンのピアノ協奏曲。
2013年にブリテンの生誕100周年のメモリアルイヤーを迎えたときは、さほど盛り上がらなかったようだけど、私の最も好きな現代の作曲家の一人。
オペラや戦争レクイエムが有名なブリテンが書いたピアノ作品は、2つのピアノ協奏曲にアルバム1枚分ほどの独奏曲・合奏曲。
作品数は少ないけれど、才気煥発なブリテンらしい個性的で現代的なセンスを感じさせるものばかり。

2つのピアノ協奏曲は、両手と左手だけのコンチェルトが1曲づつ。
それぞれブリテンが指揮した録音がある。両手の《ピアノ協奏曲》はリヒテル、《左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏(略称は「ディヴァージョンズ」》はカッチェンがソリスト。
この2曲を一緒にした収録した国内盤CDは廃盤。今のところすぐに入手できる音源は、BOXセットの『ブリテン・コンダクツ・ブリテン Vol.4』。

みその料理帳<br />みその料理帳
(2013/3)
瀬尾 幸子



《ピアノ協奏曲ニ長調 Op.13》は組曲風で、躍動的なToccata、密やかなワルツ、瞑想的なImpromptu、力強く華麗なMarchの4楽章構成。

《ディヴァージョンズ Op 21》は、ラヴェルの《左手のピアノ協奏曲》のように厳かな雰囲気のThemeを元に、Recitative,Romance,March,Arabesque,Chant,Nocturne,Badinerie,Burlesque,Toccata,ToccataII,Cadenza,Adagio,Finaleと、形式と曲想が多彩な変奏が次々と展開する。
歌うように華麗なピアノソロのRecitative、ファンタスティックで繊細で流麗な旋律が美しいArabesqueとNocturne、祝典曲のように華やかなToccataなど、標題に応じた曲想の変奏はどれを聴いても魅力的。
ピアノは左手一本でシンプルな旋律を弾いているのに、旋律の表情も響きも多彩に変化していくところに、ブリテンの才気が煌いている。
私の好みとしては、《ピアノ協奏曲》よりも《ディヴァージョンズ》の方がずっと面白く聴ける。
2つの協奏曲はどちらも、クールな高揚感と爽やかな開放感に品の良い華やかさを感じるせいか、新年最初に聴くのに思いのほか似合っていた。


Sviatoslav Richter - Britten - Piano Concerto No 1 - Svetlanov

ブリテン指揮のスタジオ録音がなかったので、これは1967年のライブ音源。



Britten, Diversions for piano and orchestra, op 21, Julius Katchen, piano

1954年のモノラル録音なので、音質が古めかしいのがちょっと残念。



2曲とも音質(と演奏)の良い録音で聴くなら、スティーヴン・オズボーンのブリテン作品集(hyperion盤)。

Britten:Piano Concerto Op.13, Diversions Op.21, Young ApolloBritten:Piano Concerto Op.13, Diversions Op.21, Young Apollo
(2008/9/9)
Steven Osborne

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<過去記事>
リヒテル&ブリテン指揮イギリス室内管 ~ ブリテン/ピアノ協奏曲"
《The Art of Julius Katchen》より ~ ブリテン/ディヴァージョンズ <左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏>

tag : ブリテン カッチェン リヒテル

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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