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シンガポールの伝統食品「カヤジャム」
ココナッツミルク、卵そして砂糖で作られるシンガポール名物の「カヤ」。日本では「カヤジャム」という名前の方がポピュラー。
現地では、トーストした食パンにバターとカヤジャムをたっぷり塗って食べるのが定番らしい。

甘すぎる!?それでも、やみつきになるシンガポールの“カヤトースト”

たまたまカルディで「メイヤーインターナショナル シンガポールカヤ(パンダンリーフ)」がセール中だったので、お試しで購入。
このカヤジャムは、amazonでは取り扱いがなく、ケンコーコムで販売中。


メイヤーインターナショナル シンガポールカヤ(パンダンリーフ) 220g[ケンコーコム]
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パッケージは、一番有名なラッフルズホテルのカヤジャムにそっくり。味も似ているんだろうか?

一口食べてみると、白いんげん(手坊豆)と栗で作ったココナッツミルク風味の白餡クリーム....みたいな味と食感。
私好みの味でとっても美味しい。
原材料は、砂糖、ココナッツミルク、卵、パンダン果汁、増粘剤(加工でん粉)、カラメル色素、香料。定価が高いわりには、着色料や香料が使われているところが▲。
ラッフルズホテルの高級品や少し安めのAYAMのカヤジャムは、そういう添加物は不使用。

パンダンは、「アジアのバニラ」と言われるタコノキ属の植物。
甘い香りがするニオイタコノキ=バンダンの葉は、料理の香りづけのため、飯・カレー料理から、カヤ(カヤジャム)、パンダンケーキなどのデザートなどに使われている。
マレーシアおもしろ図鑑/なぜ多い?緑色のデザート

このジャムの瓶には、成分表示が貼られていないので、カロリー・炭水化物の量がわからない。
ココナッツミルクは糖質が少ないし、普通のジャムよりほどに甘くはないとはいえ、材料中砂糖が一番多いので、100g中50gくらいは炭水化物だと思っておいたほうが無難。

購入したカヤジャムには、バンダンリーフが使われているので、黄土色。バンダンリーフを入れなければ、褐色になる。
バンダンリーフを除けば、自分でも簡単に作れる。
普通のジャムと違って、10~15分くらい煮詰めると出来上がり。
沸騰すると分離するようなので、煮立てないように弱火で煮詰める。
市販ジャムの材料には、タピオカでん粉や増粘剤が使われているので、片栗粉や米粉を混ぜた方が良いのかも。

カヤの作り方[シンガポール日本人学校の記憶 - So-net]
材料は、卵、ココナッツミルク、砂糖だけ。

カヤジャム&カヤトーストを作ろう! [cookpad]
全卵1個の代わりに、卵黄2個で作ると濃厚なジャムに。

カヤジャム [cookpad]
「シンガポール人の先生に習ったレシピ」で、片栗粉使用。


試しに、ココナッツミルク100cc、全卵1個、砂糖40gでカヤジャムを作ってみた。
ジャム状になってから裏ごししたのに、市販品のように滑らかにならず、もこもことした塊が残る。
出来上がったカヤジャムを食べると、固まったままのココナッツミルクの粒が残っているようなので、ココナッツミルクが固まっていたまま、卵と混ぜたのが良くなかったのかも。
食感が滑らかになるかもと思って水溶き片栗粉(5ccくらい)も投入してみたけれど、あまり変わらない。
逆に、片栗粉が入ると、冷蔵庫で固まってしまったので、入れない方が良かった。
それに、滑らかさに欠けているのは煮詰めすぎ(20分以上は加熱していた)が原因のような気がする。
味はココナッツミルク風味の固まったカスタードクリーム風で、これはこれで美味しい。
でも、購入したカヤジャムの方が食感も滑らかで、バンダンリーフの風味があって、ずっと美味しい。
【新譜情報】マルクス・ベッカー 『レーガー/ピアノ作品全集』
今年はマックス・レーガーの没後100年にあたるメモリアルイヤー。
長らく廃盤になっていたマルクス・ベッカーの『レーガー/ピアノ作品全集』が、廉価盤で再発売される。
原盤はThorofon。この廉価盤はNCAのライセンス盤で、12枚組が3000円~3500円くらいとお買い得盤なので、発売後に購入予定。
43歳の若さで早世したにしては、CD12枚分のピアノ独奏曲を残したのは、さすがに多作家のレーガー。
曲数が多い上に、似たような様式・曲想の曲がたくさんあるので、代表作や旋律が有名な曲を除けば、じっくり聴きこんでいかないと、どれがどの曲なのかわからなくなる。

レーガー:ピアノ作品全集(12CD)レーガー:ピアノ作品全集(12CD)
(2016年05月31日発売予定)
マルクス・ベッカー

試聴ファイル(amazon) 
(1995-2000年:デジタル録音)
amazonでも販売中

マルクス・ベッカーは、レーガー弾きとして有名なピアニスト。
hyperionにも『レーガー:バッハ編曲集』(J.S.Bach: Piano Transcriptions Vol.7)を録音している。
編曲作品は、↑の『ピアノ作品全集』(Thorofon盤)には未収録。
ブゾーニやリストなどの編曲版より、さらに和声が重厚なのがレーガーらしいところ。

Bach Piano TranscriptionsBach Piano Transcriptions
(2009/06/09)
Markus Becker

試聴する(Hyperionウェブサイト)



レーガーのピアノ曲で一番有名なのは、たぶん《J.S.バッハの主題による変奏曲とフーガ ロ短調 Op.81》。重厚・長大・難渋な曲の代名詞みたいな曲。
でも、その他のピアノ作品は、数曲の変奏曲を除けば、短い曲を集めた曲集が大半。
ブラームスを髣髴させる曲が多く、ブラームスよりさらに音の密度が高く、和声も重厚で、量感がずっしり。
(少なくともベッカーの演奏では)陰影や情感がブラームスよりは少し薄い感じはする。


ベッカー歌曲のなかでも有名な《マリアの子守歌/Mariä Wiegenlied》のピアノ独奏版。
この旋律はもともとはドイツの古いクリスマスソングなのだそう。
どこかで聴いたことがある旋律だと思ったら、ブラームスの《2つの歌曲/Zwei Gesänge Op.91》の2曲目「聖なる子守歌/Geistliches Wiegenlied」だった。

Mariä Wiegenlied, Nr 5, op 76




レーガー版「きよしこの夜」。
Izumi Watanabe Reger Weihnachtstraum レーガー クリスマスの夢 渡辺泉
Weihnachtstraum(Christmas Dream) Op.17 No.9




ブラームス風の重厚な《6つのインテルメッツォ Op.45》。
ブラームスでは聴けないようなレーガー独特の和声の響きが、情感に覆いかぶさっているような感覚。
和声に調和・安定感を感じるブラームスとは違って、レーガーの和声にはなぜか揺らぐような不安定感を感じる。
作品番号が若いOp.17とかOp.24では、和声はそれほど重厚ではなく、響きがすっきりとして、情感も爽やかで若々しさもある。
作曲年が後年になるにつれて、和声の厚みが増し、レーガー独特の響きが全面に現れて、重厚さが増してくる。

Max Reger - 6 Intermezzi Op. 45



モーツァルトの有名な《ピアノソナタ第11番「トルコ行進曲付き」》から第1楽章の主題に基づいた変奏曲《モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ》。
この変奏曲には、管弦楽曲版と、それを編曲した2台のピアノ版、連弾版の3種類ある。
モーツァルトの軽やかで可愛らしい主題も、重厚な和声と多彩な変奏に使われると、(バッハの変奏曲ほどではないとしても)重厚長大な変奏曲に変身。

Reger - Variations and Fugue on a Theme of Mozart, Op. 132a (2台のピアノ版)


<過去記事>
マルクス・ベッカー ~ バッハ=レーガー/ピアノ・トランスクリプション集
ベッカー ~ レーガー/ピアノ小品集

tag : レーガー ベッカー

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カッチェン ~ ドホナーニ/童謡の主題による変奏曲
カヴァコスの新譜にエルンスト・フォン・ドホナーニの曲(ジプシー・アンダンテ)が収録されていたので思い出したのが、ドホナーニのピアノ&管弦楽曲《童謡の主題による変奏曲》。
この曲はカッチェンの録音で一度聴いただけ。覚えているのは、”ドドソソララソ~、ファファミミレレド~”とすぐ浮かんでくる「きらきら星」の主題が使われていることくらい。
カッチェンは、この変奏曲を1954年(モノラル録音)、1959年(スタジオ録音)の2回録音している。指揮・オケは両方とも、ボールト指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 。

《童謡主題による変奏曲 ハ長調 Op.25》は、序奏、主題、第1変奏~第11変奏、フィナーレ(フガート)で構成。
改めて聴き直してみると、有名なモーツァルトの《きらきら星変奏曲》とはかなり違った面白さがある。
冒頭の暗雲垂れ込めるようなドラマティックな序奏は、マーラーの「巨人」か、スペクタクル映画か?という趣き。
この長~い序奏に続いて登場するのが、ピアノが奏でるとっても可愛い「きらきら星」の主題。
この壮大な序奏と愛らしい主題のアンバランスさに、ガクっと気が抜けてしまった。
始めの方の変奏では、”きらきら星”の主題が聴き取れるけれど、変奏が進むに連れて、主題との関連性がだんだんわからなくなる。
印象的なメロディアスな旋律とか盛り上がりがあまり多くないせいか、曲が長く感じないでもない。
でも、個々の変奏はそれぞれ面白いし、変奏ごとに変化するピアノの表情とソノリティの多彩さ、パッセージワークの鮮やかさで、繰り返し聴いても結構楽しめる。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、パガニーニの主題による狂詩曲
(2013/5/15))
カッチェン(ジュリアス), ショルティ(サー・ゲオルグ), ボールト(サー・エイドリアン)、ロンドン交響楽団, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

試聴ファイル
スタイリッシュなジャケットデザインが素敵。
ラフマノニフの有名な2曲とのカップリングとして、なぜ《童謡の主題による変奏曲》を録音したのだろう?
調べてみると、この曲は意外に録音が多くて、アール・ワイルド、シェリー、コチシュなど10種類くらい。

よく知らない上に演奏時間の長い変奏曲を聴くときは、楽譜を見ながら一度聴くと、変奏の構成が視覚的にわかるせいか、曲のつかみどころのなさが消える。
IMSLPにある楽譜は、スコアと2台のピアノ版(Hodula編曲)。(クリックするとPDFのダウンロードが始まります)

2台のピアノ版の楽譜を見ると、変奏がアタッカでつながっていたり、後ろの方の変奏がやけに長い。
耳で聴いているだけだと、快速テンポでスラスラ滑らかに弾いていてそんなに難しそうには聴こえないのだけど、楽譜を見るとトレモロなどの重音のスケールだったりする。
こんなに速く滑らかに弾けるのは、右手と左手に振り分けて弾いているから?

Dohnanyi Variations on a Nursery Song 1.wmv


0:00 序奏
3:48 主題 ピアノが弾く「きらきら星」の主題。
4:50 第1変奏 鍵盤の上を弾むように転がっていくように軽快なピアノ。終盤のグリッサンドが綺麗。
5:23 第2変奏 オケ伴奏は行進曲風?。対照的に軽快なピアノは第1変奏に似ている。
5:58 第3変奏 優雅なアルペジオがとてもムーディなワルツ風。
7:36 第4変奏 どこか間が抜けたように、ちょっとユーモラス。


Dohnany Variations on a Nursery Song 2.wmv


0:00 第5変奏 鐘の音をバックに、3度和音のトレモロが続くピアノはオルゴールみたいな響き。ちょこまかと楽しそうでとても可愛い。
1:04 第6変奏 ”Ancora Piu mosso”なので、さらにスピードアップ。3度和音と単音が交互に並んたスケールやトレモロで高速移動。指がこんがらがりそう。
1:46 第7変奏/Walzer 第3変奏に似た優雅で華やかなワルツ。
4:00 第8変奏/Alla marcia 行進曲風。それほど勇壮でも厳しくもなく。
5:34 第9変奏 これも行進曲風。オケとピアノの飛び跳ねるようなパッセージが交錯して、ちょっとサーカス風?で面白い。
7:22 第10変奏/Passacaglia 今までの変奏とかなり曲想が変わり、映画音楽みたいにドラマティックで、悲愴感と哀感漂う叙情的な変奏。
11:19 第11変奏/ Choral  「きらきら星」の主題を回想する荘重なオケと、星がキラキラと瞬くような響きのピアノ。
12:51 フィナーレ/Finale fugato オケとピアノが追いかけっこをしているように軽快。鍵盤上を駆け回るピアノが鮮やか。

tag : ドホナーニ カッチェン

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カヴァコス&パーチェ 『ヴィルトゥオーソ~ヴァイオリン小品集』
早速届いたカヴァコスの新譜『ヴィルトゥオーソ~ヴァイオリン小品集』。

 Virtuoso Virtuoso
(2016/4/8)
Leonidas Kavakos 、 Enrico Pace

試聴ファイル
 
<収録曲>
1. 「ペトルーシュカ」~ロシアの踊り(ストラヴィンスキー)
2.  ロシアの歌(ストラヴィンスキー)
3. バスク奇想曲(サラサーテ)
4. アンダルシアのロマンス(サラサーテ)
5. アルハンブラの思い出(タレガ)
6. 「三角帽子」~粉屋の踊り(ファリャ)
7. 「うつろな心」による序奏と変奏曲(パガニーニ)
8. カプリッチョ・ワルツ(ヴィエニャフスキ)
9. 「ばらの騎士」~ワルツ(R.シュトラウス)
10. 「ハンガリー牧歌」~ジプシー・アンダンテ(ドホナーニ)
11. Reveille(ブリテン)
12. 気紛れな女(エルガー)
13. 「6つの小品」~感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
14. 「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲(パガニーニ)
15. ユモレスク(ドヴォルザーク)
16. 伝説(ヴィエニャフスキ)(ダウンロード版のみ収録)

amazonやitunestoreのダウンロード版には、16曲目”Wieniawski: Légende, Op.17”が追加されている。
Youtubeにあるオイストラフの演奏を聴いてみるとかなり好きな曲だったので、amazonでダウンロードしたけれど、CDの方が価格は高いのだから、CDにもこの曲を入れておいて欲しかった。
でも、演奏時間が7分以上あるのでCD1枚分に入りきらないだろうから、物理的に無理なら仕方ない。

                         

ヴァイオリン曲はポピュラーな超有名曲くらいしか知らないので、このアルバムは初めて聴く曲がほとんど。どんな曲なのだろう?と聴く楽しみが多い。
収録曲には、ロシア、アンダルシア、バスク、アルハンブラ、ハンガリー、イギリスと、いろんな国・地方の曲が入って、バラエティ豊か。
元々ロシア&ラテン音楽と舞曲とは、あまり相性が良くないので、前半の選曲は好みと違う曲が並んでいる。それでも、何度か聴くと耳が慣れたせいか、どの曲も結構楽しめる。
冒頭のストラヴィンスキー《ペトルーシュカ》は、(ピアノ独奏版でも)好きというわけではないとしても、曲自体は面白い。
サラサーテの《バスク奇想曲》《アンダルシアのロマンス》とファリャの《粉屋の踊り》はわりと好きかも。
特に《粉屋の踊り》(原曲はギター)は、ピアノの響きがファンタスティック。

ヴィエニャフスキの《カプリッチョ・ワルツ》以降は、好きなタイプの曲が多い。
《カプリッチョ・ワルツ》は、ウェーバーの《舞踏への勧誘》の冒頭のように、踊りに誘うような優美な旋律で始まる。
ドホナーニの作品は、ピアノ&オーケストラ版の《童謡の主題による変奏曲》を一度聴いたことがあるのみ。《ジプシー・アンダンテ》は波がさざめくようなトレモロとアルペジオのピアノ伴奏がとっても綺麗。

このアルバムの中で異色なのが、現代的な作風のブリテン《Reveille》
劇伴音楽の編曲版かと思っていたら、ブリテンが23歳の時に書いた”concert study for violin with piano accompaniment”という曲だった。
ゆったりとしたテンポと消え入るような弱音で鬱々と暗い。
蚊の羽音みたいにキリキリしたヴァイオリンとポロンポロンと和音がまばらに散るピアノは、ピアニッシモよりもさらに弱く、今にも消えそうに囁く。なぜか最後だけ(落語のオチみたいに)長調に転調して賑やか。

苦手のチャイコフスキーの《感傷的なワルツ》は、ゆったりと物憂げ。カヴァコスの演奏はベタベタと情念過剰なところがないので、こういうチャイコフスキーなら好き。
パガニーニの《「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲》は、ベートーヴェンの同名の変奏曲と同じく、気分が高揚するようなヴァイタリティ溢れる曲。
ラストの《ユモレスク》は、弾むような躍動感のあるスークの演奏と比べると、ゆったりまったり。
”おつかれさま”とか”おやすみなさい”と語りかけているみたい。アルバムのエンディングによく似合う。
ヴィエニャフスキの《伝説》は、短いソナタ風の構成で、少し靄がかかったような暗い響きのピアノの序奏は”伝説”の幕開けみたい。中間部はリズミカルなピアノの伴奏にバックにしたヴァイオリンの旋律が爽やか。

結局、特に気に入ったのは、《カプリッチョ・ワルツ》、《Reveille》、《感傷的なワルツ》、《「ゴッド・セイヴ・ザ・キング」による変奏曲》、《ユモレスク》、《伝説》。このなかでは、《伝説》が一番好きかも。
《バスク奇想曲》、《アンダルシアのロマンス》や《ジプシー・アンダンテ》も結構好きだし、これだけ気に入った曲と演奏があれば、このアルバムを買って◎。


Kavakos - Virtuoso  (caprice basque, op.24)

tag : カヴァコス パーチェ

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ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番
ブゾーニのヴァイオリンソナタ第2番の音源を探していたら、カヴァコスのライブ映像を見つけた。
ピアノはトリフォノフ。名前だけは知っているけれど、演奏は一度も聴いたことがない。

この曲はさほど有名でもなく、録音も少ない。
初めて聴いたのは、フランク・ペーター・ツィンマーマンとエンリコ・パーチェのSONY盤。
速いテンポでも一糸乱れることなく切れ味の良い技巧で、きりりと引き締まった構築感がある。
ロマン派的な叙情感と古典的な端正さとがほどよく融合して、これが私のスタンダードの演奏。

他には、珍しくもクレーメルがアファナシエフのピアノ伴奏で録音している。
試聴ファイルを聴いた限りでは、アファナシエフが伴奏しているわりに、テンポはそんなに遅くはなく、”Presto”はとっても軽快。(終盤の”Allegro deciso”はかなり遅いけれど)
冒頭の”Langsam”など、忍び足でひたひたと何かが迫りくるような不気味さが漂っている。
でも、鬱々とやたらに暗~いところはなくて、どの楽章もかなりまっとうな弾き方。
ヴァイオリンに対するピアノの存在感がしっかりあるし、↓のトリフォノフの演奏よりも、アファナシエフの方が私の好みに合っていた。
こういう風にも弾ける人なんだと意外な発見。
それに、最近聴いたアファナシエフのアルバムでは、昔みたいに超スローテンポで弾いていない。実演でもそうらしい。
試聴ファイルは、『Beethoven - Schumann - Brahms: Complete Violin Sonatas (8 CDs)』(DISC5)

カヴァコスとトリフォノフの演奏は、力感強く切れ味鋭いマニッシュでも流麗なツィンマーマン&パーチェに比べると、しなやかで叙情麗しい。

Kavakos, Trifonov - Busoni - Violin Sonata No 2 in E minor, Op 36a



<過去記事>
ツィンマーマン&パーチェ ~ ブゾーニ/ヴァイオリンソナタ第2番

tag : ブゾーニ カヴァコス トリフォノフ

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諏訪内晶子&エンリコ・パーチェ ~ シュトラウス&フランク/ヴァイオリンソナタ,武満徹/悲歌
諏訪内晶子&エンリコ・パーチェの初のデュオアルバム『シュトラウス&フランク/ヴァイオリンソナタ,武満徹/悲歌』が、発売日前日に到着。
凜として気品のあるヴァイオリンの音色と残響を多めに録ったピアノの響きが、うっとりするくらいに美しい。
優美なシュトラウスも良かったけれど、もともと好きなフランクのヴァイオリンソナタが特に素晴らしく思えたので、この新譜は期待以上に満足。

フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他
2016/4/6
諏訪内晶子(Vn),エンリコ・パーチェ(Piano)

試聴ファイル
2016年1月26~29日、パリのノートルダム・デュ・リバンにて録音。

シュトラウスの作品で好きなのは、《4つの最後の歌》と歌曲集。
管弦楽曲を聴くことはなく、数回聴いたピアノ・ソナタ(グールドの録音)は、全然覚えていない。
ほとんど聴いたことがなかったヴァイオリンソナタは、華やかで優美な気品漂う素敵な曲。
ピアノの音色は(フランクと比べると)やや軽やかで明るく、高音は煌くような輝きが華やか。
ファンファーレのようなピアノで始まる第1楽章と、同じ音型の旋律をヴァイオリンとピアノで掛け合っていく第3楽章は、空間的な広がりのある雄大さと躍動感が感じられて、ピアノ・ソナタにしてはシンフォニック。
緩徐楽章苦手の私には珍しく、いちばん気に入ったのは第2楽章。ヴァイオリンの弾く主題旋律の美しいカンタービレと、蝶が舞うように軽やかできらきらと輝くようなピアノのアルペジオが、甘く優しい。

武満徹は特に好きな作曲家ではないけれど、作品自体は普通に聴ける。
ピアノ独奏曲やピアノ協奏曲《アステリズム》はわりと好きなので何度も聴いているから、どういう演奏を聴きたいのかイメージはあるのだけど、《悲歌》はほとんど聴いたことがないので(それにあまり好きなタイプの曲ではないので)、演奏については何とも言えない。

フランクのヴァイオリンソナタは昔から好きな曲なので、よく聴いていたのは、ダンチョフスカ&ツィメルマン。
2人とも音色に丸みがあり陰翳は若干薄めで、若い頃の演奏のせいか、感情がストレートに湧き出てくるような印象。
この新譜では、(シベリウスなどを聴いたときに感じた)音色と歌い回しにある硬さがなく、ヴァイオリンの音色が今まで以上に美しく聴こえる。
膨らみと柔らかさのある音色と抑揚のついた歌い回しが、シュトラウスとフランクの優美さによく似合って、ピアノの重厚な和声のなかから、ヴァイオリンの響きがくっきりと力強く浮き上がってくる。
ピアノの音色は、シュトラウスとは違って、短調ではほの暗さが漂い、低音の響きが特に重厚。色彩感も豊かで、弱音の響きがとても綺麗。
ダンチョフスカ&ツィメルマンの録音と比べると、音の輪郭が少し硬くて引き締まった感じ。静動・明暗のコントラストも強く、テンポの変化と起伏も細やか。濃淡のある彫りの深い表情で、重厚感と濃密な情感があり、演奏に奥行きと深みを感じる。
特にヴァイオリンの凛とした気品のある美しさは格別。
このアルバムのなかでは、フランクの演奏が特に気に入って、何度聴いても素晴らしい。

ヴァイオリンソナタといっても、私の耳はピアノに集中してしまうので、ピアノパートがかなりピアニスティックなシュトラウスとフランクは、ピアノソロを聴いているような感覚で聴ける。
パーチェは線のしっかりした多彩な響きを持つ人なので、低音には骨太さと重みがあり、音の密度が高い部分では重厚感がある。弱音時の高音になると響きが柔らかく、繊細さと色彩感豊かな音色が美しい。
今回の録音では、パーチェは自分のピアノを持ちこみ、特にフランクのソナタでは、ピアノの和音の中でどの音が聴こえるべきなのか、何度も試して演奏していたという。
そのせいか、いつにも増してピアノの音が美しく、演奏も今まで聴いたパーチェの伴奏録音のなかでもベストなものの一つだと思う。


<関連情報>
諏訪内晶子、クラシック・セールスチャート1位のアルバムの発売記念イベントを都内で開催![2016年04月19日,universal-music]


<インタビュー>
『音楽の友』最新号(2016.4月号)
NIPPON音楽祭でパーチェと演奏したシュトラウスのヴァイオリンソナタが素晴らしかったため、録音したいと思ったという。
パーチェは、自分のピアノを持ちこんで録音。伴奏ピアニストがピアノ持ち込みで録音するって、かなり珍しい。
新譜はパリで録音したので、彼の本拠地イタリアからなら、ピアノも輸送しやすいのだろう。
フランクのソナタは、ピアノをベースに、その重厚な響きの和音のなかで、ヴァイオリンの色彩感やニュアンスを出すようにしたという。
面白いのは、パーチェはピアニストに寄り添いすぎず、独自の世界観を持っていて、そのなかで音楽を作っていくという。
たぶん彼女よりもパーチェの方が個性も自己主張も強いと思う。その2人の間のメンタリティの違いとバランスが、デュオの演奏にどういう風に現れているのだろう?

バイオリニストがつくる国際音楽祭 諏訪内晶子さん [2016.2.27、日経電子版]

「国際音楽祭NIPPON」に関するインタビュー映像が掲載されている。
冒頭と途中で出てくるライブ映像は、第3回音楽祭(2014年11月30日)の横浜みなとみらいホールで演奏したモーツァルト「バイオリンソナタ第29番イ長調K.305」。
ピッタリ息の合った二人のモーツァルトを聴いていると、なんだかリサイタルで聴きたくなってきた。

映像の3:28~は、エンリコ・パーチェに関するお話。
諏訪内晶子が話しているレコーディング中の様子が結構笑える。
「(パーチェは)一つの音とか、一つのフレーズに対して何時間でもしゃべっている。それを続けて2週間とかやられると....」.とか、昔のインタビューを見ていると「ずっ~と空の星を見て考えごとをしているのが好きとか、そういう想像を超えるイマジネーションが彼(パーチェ)の頭の中では展開されている」とか。
そういうパーチェと長年ずっとデュオを組んできたフランク・ペーター・ツィンマーマンは、すごく忍耐づよい人なのか、とても聴き上手な人なのか、それともその両方なんだろうか。

厳しさの中にも希望を…諏訪内晶子が被災地支援の音楽祭(2016年3月1日、Yomiuri online)
パーチェとの相性は良さそう。「旋律の歌い回しなどが私の想像を超える」、「特にソナタでは、私に寄り添う演奏より個性をぶつけてくれる方が好き」だそうなので、これからデュオ録音を次々と出して欲しい。

2016.02.03 Wednesday 諏訪内晶子[伊熊よし子のブログ]

ヴァイオリニスト・諏訪内晶子、4年ぶりの新録音盤! ロマン派の名作に武満作品加えた、永遠の音楽の魅力伝える新作を語る[Mikiki]

諏訪内 晶子 インタビュー : エイベックス・リサイタル・シリーズ[英国ニュースダイジェスト]


<コンサート・レビュー>
第3回国際音楽祭NIPPON「諏訪内晶子&エンリコ・パーチェ デュオ・リサイタル」 日本で育ち、欧州で磨かれた技と“歌”[2014/12/5 日経電子版]

tag : シュトラウス フランク 武満徹 諏訪内晶子 パーチェ

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F.P.ツィンマーマンの新しいヴァイオリン”General Dupont, Grumiaux”
数ヶ月前に「ツィンマーマンとストラディヴァリウス“Lady Inchiquin“」に書いたとおり、13年間引き続けていたストラディバリ”Lady Inchiquin”の買取・リース契約交渉が不調に終わったため、貸与期限到来で投資ファンドに返却したツィンマーマンに、新しいヴァイオリンがようやく見つかった。

同じくストラディヴァリで、グリュミオーのヴァイオリンとして有名な1727年製 'General Dupont, Grumiaux'(ジェネラル・デュポン,グリュミオー)。
グリュミオーが使用していたストラディヴァリは、1715年製'Titian 'と、この'General Dupont '。'Titian'は情報によって貸与、所有の2説あり。'General Dupont' はたぶんグリュミオーが所有?

現在のGeneral Dupontの所有者は中国の篤志家でアマチュアヴァイオリニストのMr Yu。
2015年2月に”Rare Violins of New York”を通じて購入したもので、価格は非公開。(↓の新聞記事では相場価格が260万ユーロほどらしい)
中国本土の中国人がストラディヴァリを所有するのはこれが初めて。
Mr.YuはGeneral Dupontを中国本土でいろいろな演奏家に貸与していたが、昨年10月に公演のため上海にやって来たツィンマーマンに対して、General Dupontを弾いてみないかと提案。
実際に弾いてみたツィンマーマンは、最初の3音を聴いただけで本当に心動かされたという。
上海コンサートでGeneral Dupontを弾いたツィンマーマンの演奏を聴いたMr Yuから、正式に長期貸与された。
Mr.Yuは奨学金・楽器貸与・音楽祭などを通じて、中国人演奏家をサポートするフィランソロピー財団”Yu Art Foundation”設立中。

Frank Peter Zimmermann on his new 1727 'General Dupont' Stradivarius


Frank Peter Zimmermann receives ‘General Dupont’, ‘Grumiaux’ Stradivarius on long-term loan[TheStrad.com]
ツィンマーマンの話しでは、”最近では音楽家が入手できる優れたヴァイオリンがますます少なくなっている。ヴァイオリンは今や投資家のターゲットとなっており、彼らは偉大な楽器を買いたがるが、それを金庫に入れてしまう。数十年のうちにヴァイオリンが消えてしまいかねない。現在の”crazy prices”では、かなり成功したアーティストでさえヴァイオリンを買うことは不可能なので、Mr.Yuのような篤志家の役割が重要になる。”


このツィンマーマンのライブ映像で弾いているのが、“Lady Inchiquin“。
苦手な無伴奏ヴァイオリン曲の中で、例外的に好きなバッハの《無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番》第3楽章アンダンテは、ツィンマーマンのアンコール曲の定番。
一番有名な「シャコンヌ」でさえ、ほとんどブゾーニのピアノ編曲版で聴いているのに、この曲だけはヴァイオリンで何度聴いても大丈夫。

J. S. Bach - Sonata for Solo Violin No. 2, BWV 1003 (Proms 2012)




ついでに余談。
260万ユーロ相当の”General Dupont”を米国人の女性ヴァイオリニストがドイツの列車の棚に置き忘れたと、ロイターのニュースになっていた。
⇒その後、ヴァイオリンの現所有者が購入元のディーラーを通じて、このニュースは誤報であり、”General Dupont”はドイツ国内にはないし、米国人女性ヴァオリにストに貸与したこともないという声明を出した。どうやら楽器の名前を間違って報道したのでは。

楽器置き忘れ事件で有名なのは、ヨーヨー・マ。
NYのタクシーのトランクに入れてあったチェロ(モンタニアーナ)を置き忘れたまま、ホテルに戻ったという。警察やタクシー組合もそのタクシーの捜索に乗り出して、話題になったらしい。
リン・ハレルも、NYのタクシーにチェロ(ストラディバリ)を忘れたというし、ヴァイオリンやチェロに限らず、持ち歩く楽器というのは置き忘れることがあるようだ。
数億円もする楽器を列車やタクシーに置き忘れるのが不思議な気はするけれど、いつも持ち歩いて弾いていると、そういうことは気にしなくなるのかも。(性格もあるだろうけど)
さすがに持ち運べないピアノなら、置き忘れる心配は全然ない。

ドイツで網棚に3億円ストラディバリウス置き忘れ、発車1分前に発見(reuters.com)
NYタイムズ電子版が無料になって読めたヨーヨー・マの“あの”事件[善福寺手帳]

tag : ツィンマーマン

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【新譜情報】スティーヴン・ハフ ~ ドヴォルザーク&シューマン/ピアノ協奏曲
hyperionサイトでハフの新譜をチェックすると、4月1日に『ドヴォルザーク&シューマンのピアノ協奏曲集』をリリースしていた。
HMVの新譜情報には載っていなかったので、新譜が出ることを知らなかった。
ドヴォルザークのピアノ協奏曲は、フィルスクニー&セルの録音をNMLで聴いたことがある。
その時は面白く聴けたけれど、特に好きな曲というほどではなかった。(もともとドヴォルザークの曲はほとんど聴かないので)
シューマンのピアノ協奏曲を試聴ファイルで聴くと、第1楽章の冒頭部分は音も綺麗で叙情繊細。第3楽章のテンポがちょっと遅く、和音の打鍵がくっきりと克明なせいか、響きが厚くてちょっと重たい。疾走感と軽快さは薄そう。
選曲と演奏から考えると、すぐにCDで聴きたい!という気にはまだならない。
それに4月~6月は新譜ラッシュの時期らしく、購入予定のCDが結構多いので、この新譜を買うとしても6月以降。

 Dvorvak & Schumann - Piano ConcertosDvorvak & Schumann - Piano Concertos
(1 April 2016 Release)
Stephen Hough 、 Andris Nelsons 、 City of Birmingham Symphony Orchestrae

試聴ファイル(hyperion)
 

tag : ドヴォルザーク シューマン スティーヴン・ハフ

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ヨゼフ・スーク ~ ドヴォルザーク/4つのロマンティックな小品
ドヴォルザークの《4つのロマンティックな小品》の第1番を聴いていると、雪解けの後に滔々と流れる川の情景が浮かんでくる。
トットコトットコと弾むような足取りのピアノと滑らかで息の長いレガートなヴァイオリンの旋律との対照的な動きが、優美で躍動的。
爽やかで期待に満ちたような明るさが春や初夏の季節に似合っている。

この曲を聴くときは、いつもスークのヴァイオリンで。
スークのスタジオ録音は2種類あり、ピアノ伴奏がホレショフ(1971年)とハーラ(90年)。有名なのは71年盤。
Youtubeにあるライブ音源は、ピアノ伴奏がパネンカとフィルクスニー。
パネンカがピアノ伴奏している演奏会のピアノはチェコ製「PETROF」。スークのCDジャケットの写真に写っているピアノにも、「PETROF」というロゴが映し出されていることがある。
このライブ演奏では、スタジオ録音よりも速めのテンポで強奏時のタッチが鋭く、特に第2番ははるかに激しいタッチでパッショネイト。
最後の第4番は哀感漂い叙情美しい曲。

演奏場所の豪華絢爛なホールは、9世紀に建造されたプラハ城のスペイン・ホール(Španělský sál)。
プラハ城は世界でもっとも大きな城の複合建築の一つで、スペイン・ホールは16世紀に建設されたという。

Dvořák Romantické kusy No. 1 and 2 , Josef Suk & Jan Panenka


Dvořák Romantické kusy No. 3 and 4 , Josef Suk & Jan Panenka




ついでに、スークの演奏するヴァイオリンの名曲《ユモレスク》。
《ユモレスク》自体は特に好きな曲ではないけれど、スークの演奏で聴くといい曲だなあと思う。

Josef Suk, A. Dvorak Humoresque




とても珍しい曲は、ヤン・イルジー・ベンダの《ヴァイオリン協奏曲ト長調》より「グラーヴェ」(編曲:Thuri)(1992)
ベンダはチェコの作曲家。ベンダ家は1700年代に有名な作曲家や器楽奏者を輩出した音楽家一族。
スークはベンダ・ファミリーの『協奏集』をNAXOSに録音している。
「グラーヴェ」は、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第2番第3楽章アンダンテにちょっと似た旋律が出てくる。

Josef Suk plays Grave by Jan Benda



<スークのヴァイオリン名曲集>
スークはヴァイオリン名曲集をLotosと Supraphonに多数録音している。
輸入盤は廃盤が多く、その音源を抜粋した国内盤が2種類出ている。
今でも新譜で入手できるのが、DENON盤の『タイスの瞑想曲~ヴァイオリン名曲集』。
このアルバムにベンダ《協奏曲ト長調》の「グラーヴェ」が収録されている。

タイスの瞑想曲~ヴァイオリン名曲集タイスの瞑想曲~ヴァイオリン名曲集
(2010/12/22)
ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)、ヨゼフ・ハーラ(ピアノ)

試聴ファイル
 


ビクターの国内盤(たぶん廃盤)は、DENON盤と一部曲目が重複しているけれど、こちらの方がポピュラーな名曲が多い。
少しエコーがかったような響きで、ヴァイオリンの音色が伸びやかでよく鳴っていて、スークの美音にうっとり。

愛の挨拶/夢のあとに ベスト・オブ・ヴァイオリン名曲愛の挨拶/夢のあとに ベスト・オブ・ヴァイオリン名曲
(2002/2/21)
スーク(ヨゼフ), ハーラ(ヨゼフ)

試聴ファイル
 


DENONからは『、ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集』も出ている。
《4つのロマンティックな小品》は、昔からこのCDを聴き続けているので、他のヴァイオリニストの演奏だとどうもしっくりこない。

ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集
(2010/9/22)
ホレチェク(アルフレート)、 スーク(ヨゼフ)

試聴ファイル
 

輸入盤の『ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集』は、ヨゼフ・ハーラのピアノ伴奏。
1995年の録音で、若い頃のDENON盤よりもタッチと音がまろやかで、肩の力が抜けたように和やかなところがある。

ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集  (Dvorak,A.  Violin Sonata, Romantic Pieces,Sonatina, Nocturne, Ballad/Suk/Hala)ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集 (Dvorak,A. Violin Sonata, Romantic Pieces,Sonatina, Nocturne, Ballad/Suk/Hala)
(2002/02/06)
Josef Suk , Josef Hala

試聴する


<過去記事>
スーク ~ スメタナ・ドヴォザーク・スーク/ヴァイオリンとピアノのための作品集
スーク ~ ドヴォルザーク/ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ

tag : スーク ドヴォルザーク

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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