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マルクス・ベッカー ~ ドゥシーク/ピアノ・ソナタ集
マルクス・ベッカーのディスコグラフィをチェックすると、かなり珍しい曲の録音が多い。
Hyperion盤では、ロイプケ(ピアノ・ソナタ)、”ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ”のドレーゼケ、サロモン、ヴィドール。
cpo盤では、ドゥシーク(ピアノ・ソナタ集2枚)、アンタイル(ピアノ協奏曲)、シュミット(ピアノ協奏曲・変奏曲)。


J.L.ドゥシーク:ピアノ・ソナタ集J.L.ドゥシーク:ピアノ・ソナタ集
(2008/5/9)
Markus Becker

試聴ファイル

クレメンティと名声を分かちあったと言われるドゥシークのピアノ・ソナタ集(2枚目)は、ベートーヴェンとシューベルトを連想するような作風。
最後のピアノソナタ"L'invocation(祈り)"は、第1楽章はいかにも初期のベートーヴェンといった暗雲垂れ込めるような雰囲気。
第2楽章・第3楽章はメヌエットとアダージョなので穏やか。第4楽章は再びベートーヴェン風のロンド。
雰囲気的にはベートーヴェンなのだけど、緩徐部分とか、旋律自体はかなりシューベルトに近づいた感じ。
最初はベートーヴェン風で好みの作風だと思ったけれど、聴き進むにつれてシューベルト風な印象が強くなり、ちょっと単調な気がしないでも...。

Jan Ladislav Dusík - Piano sonata in F minor, Op.77 "L'invocation" (Hanuš Bartoň 、piano)




ドゥシーク:3つのピアノ・ソナタドゥシーク:3つのピアノ・ソナタ
(2006/3/1)
Markus Becker

試聴ファイルなし

1枚目のソナタ集の収録曲は、ピアノ・ソナタ変イ長調「パリへの帰還」 Op.64/嬰ヘ短調「プロイセンのルイ・フェルディナント王子の死に寄せる悲歌」 Op.61変ホ長調「告別」 Op.44。
「パリへの帰還」 の方は、短調の悲愴感のある旋律と和声がちょっとメンデルスゾーン風。
最終楽章は、かつてドゥシークが仕えていたフランス王妃マリー・アントワネットを題材にしているらしく、ギロチンがアントワネットを斬首し、その後亡霊となったアントワネットが戻ってくるという様子を描いているのだそう。
メンデルスゾーンに比べると、構成がわかりずらくて、音楽も平板な気がするけれど、メンデルスゾーンの好きな私としては、この曲は結構好き。

Dussek - Piano Sonata in F-sharp minor ("Elégie Harmonique"), Op. 61 - Constance Keene



鍵盤楽器奏者の山川節子さんが書かれた「ドゥシークの功績」を読むと、ピアノよりもフォルテピアノで弾いた方が、ドゥシークの作品の真価がわかるらしい。
ドゥシークは、当時では最新式の6オクターブのフォルテピアノをブロードウッド社に作らせ、演奏会でも演奏していたという。
そういえば、シュタイアーが1806年製のフォルテピアノでドゥシークのピアノ・ソナタとピアノ協奏曲を録音している。
ピアノ協奏曲は、モーツァルト&初期ベートーヴェン風。

Jan Ladislav Dussek - Piano Concerto in G-minor, Op.49 (1801)



面白いのは、ドゥシークのプロフィール。
タワーレコードの紹介文では、「全ての作曲家の中で、最も正直、かつ礼儀正しく、最も優れた男」とハイドンが賞賛したらしい。
でも、J.L.ドゥシークという人物を読むと、美男子で波乱万丈の生涯だったドゥシークは、対女性関係においてはお世辞にも高いモラリティを持っているようには思えないけれど、少なくとも自分自身に対しては”正直”だったには違いない。

tag : ドゥシーク ベッカー シュタイアー

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ベーグルレシピ
なぜか急にベーグルが食べたくなって、久しぶりに自分で作ったら、ツヤツヤピカピカに焼き上がり。
昔は自分でパンは作らなかったので、難波の高島屋の「BAGEL&BAGEL」、梅田の阪神百貨店の「ベーグルK」(今はない)、阪急百貨店のB1にあったベーグル専門店(お店の名前は忘れた)でベーグルを買っていた。
特に「ベーグルK」は、米国内で製造したベーグルを輸入・販売していたので、かなり大きくて噛み応えがあった。

ベーグルは材料がシンプルでコストがかからないのに、買えば結構高いので、今は自家製。
好きなベーグルは、ふわふわでソフトな食感のベーグルではなく、硬くて目の詰まったハードベーグルとお豆腐ベーグル。
お豆腐ドーナツと違って、お豆腐ベーグルはベーグル専門店でも見かけない。
作るのはほとんどプレーンベーグル。上下半分にカットしたベーグルをそのままかトーストしてから、クリームチーズや自家製水切りヨーグルトを塗って食べるのが定番。

ベーグルは、油脂ゼロ・砂糖少量で配合自体はヘルシーだけど、1個丸ごと食べると意外と高カロリー・高糖質。
BAGEL&BAGELのベーグルなら、プレーンは1個100g・237kacl・脂質1g。
目の詰まったベーグルなら、糖質は少なくとも重量の半分はあるはずなので、50gかそれ以上。
同じ重量なら食パンとカロリー・糖質はあまり変わらないだろうけど、1個丸ごと食べれば、食パン6枚切り1枚分(60gで160kcalくらい)の1.5倍。


<レシピブック>

ゆっくり発酵ベーグル(少しのイーストでつくるパン2)ゆっくり発酵ベーグル(少しのイーストでつくるパン2)
(2008/9)
高橋 雅子

配合を変えた「もちもち」、「むぎゅむぎゅ」、「ふかふか」の3タイプのレシピがあり、自分の好みと気分に合わせて、食べたいベーグルが作れるのが◎。
「むぎゅむぎゅ」はしっかりハード。トーストすると、こんがり焼けた端っこが硬いクッキーみたいで美味しい。
「もちもち」はそれよりソフトで膨らみよいけれど、「むぎゅむぎゅ」が噛み応えがあって◎。
どちらもドライイーストは小さじ1/8。こんなに少なくても、ちゃんと膨らむ。
「ふかふか」は(私はいつも使わない)最強力粉使用で、好みと違うタイプのベーグルなので、たぶん作らることはない。
見開き2ページにレシピ(1つor2つ)とベーグルの写真が載っていて、バリエーションは45と多い。
使う材料や組合わせが少し凝っているので、実際に作りたいと思ったレシピは少ないけれど、写真を見るだけでも楽しい。
応用編として、ベーグルの成形パターン、おやつベーグル、ディップのレシピが少し載っている。
代々木八幡「テコナ ベーグルワークス」は3種類の食感が楽しめる超人気店


少しのイーストでゆっくり発酵パン—こんな方法があったんだ。おいしさ再発見! 少しのイーストでゆっくり発酵パン—こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
(2007/1)
高橋 雅子

ベーグルレシピが3つ載っている。昔はこのレシピで作っていた。
「ゆっくり発酵ベーグル」のレシピとは粉の種類や配合も違う。準強力粉&薄力粉でドライイーストは小さじ1/4と多く、オーバーナイト発酵なし。
たぶん、「むぎゅむぎゅ」と「「ふかふか」の中間くらいのベーグル。

ベーグル | 高橋雅子さんのレシピ(【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ)
著書のレシピとは配合等が違う。動画付きでわかりやすい。



WEEKEND BAKERIESのしっとり、もっちりベーグル 最新版WEEKEND BAKERIESのしっとり、もっちりベーグル 最新版
(2016/1/29)
横山 純子

ベーグルの作り方の説明と写真付き工程が詳しいので、初めて作る人にはとても親切なレシピブック。
見開き2ページで1レシピのパターンが多いので、レシピ数が31と少ない。
「ふっくらもちもち」にするためパネトーネマザーを使っているのが珍しい。(ドライイーストも使える)
加水率がベーグルにしては60%と多く、一次発酵も短時間入れているので、ハードなベーグルではなくて、ソフトタイプに近そう。
アレンジベーグルは、凝った材料や組み合わせは少ないので、作りやすい。



BAGEL&BAGEL オリジナル・レシピ第2集 We Love Bagel ! BAGEL&BAGEL オリジナル・レシピ第2集 We Love Bagel !
(2005/11)
BAGEL&BAGEL

ベーグルレシピブックでは一番人気。BAGEL&BAGELのベーグルはソフトらしいので、私の好みと違いそうだし、(ベーグルに限らず)サンドイッチは作らないので、必要ない頁がかなり多い。
ベーグルの写真集として持っておいても良さそうなので、買うかどうか思案中。
と思っていたら、たまたま第1集の方を見かけたので、中身を見ると、ベーグルレシピはわずか。
スプレッド・サンドイッチ・スープ・お菓子とか、他のレシピと写真があまりに多い。
確かに写真は可愛らしくて綺麗だけど、私には実用性に乏しい。
第2集の方も、ベーグル生地のレシピが増えているとしても、全体的に構成が似ているようなので、買うのはパス。



皮はむっちり、中はもっちり和ベーグル―天然酵母と国産小麦粉で作る皮はむっちり、中はもっちり和ベーグル―天然酵母と国産小麦粉で作る
(2009/6)
山内 優希子

以前図書館で借りたはずなのに、ホシノ天然酵母を使うレシピだったので中身を覚えていない。
また借りてきて読むと、水分量は多め。1次発酵ありで2次発酵も長いけれど、ホシノなので発酵時間が長くても良いのかも。
水分が多いので焼成は240℃で15~18分で設定。オーブン特性が違うとしても、ちょっと焼きすぎになりそうな..。
70頁と薄いのに、ベーグル生地・アレンジ生地・スプレッド・サンド・ベーグル生地のパンなど、いろいろ詰め込んでいるので、ベーグル生地のバリエーションは少なめ。


ニューヨークスタイルのパン (別冊家庭画報)ニューヨークスタイルのパン (別冊家庭画報)
(2005/11)
BAGEL&BAGEL

なか身検索でみると、ベーグルレシピが1/4くらい。プレーンベーグルの加水率は50%。ケトリングが10秒だけなので、皮が薄いのかも。ベーグルチップスは作ってみたい。
日本とはちょっと違うNYのパン・お菓子レシピもいろいろあるので、ベーグルのサンドイッチレシピよりも、この本の方が面白そう。



<クックパッドレシピ>

バリバリもっちり湯種ベーグル
イースト量が多いので、レシピの半分にして、2次発酵の時間を倍にしてみたら、結構良く膨らんだ。
湯種と強力粉を使っているので、食感はハードベーグルとは違って、ふんわりもっちりと、食べやすい。(もっと固いのが好み)
淡泊なイーグルを使ったわりに、粉の甘みがしっかりあって、味も良い。
イースト半分でも発酵時間はレシピどおり(20分)したら、もうちょっと目が詰まって固くなるかも。

超簡単♪30分でもちもちベーグル
イーストも水分も多いので、私は作らないけど、ケトリングの時に重曹を入れるとプレッツェルみたいになるというのが面白い。
それに、ケトリングのお湯の中に入れる糖分(砂糖・蜂蜜・モルト)を変えると、焼きあがりにどういう違いが出るのか、書いているのも親切。

プレッツェルベーグル
ベーグルとほぼ同じ配合で、重曹を入れたお湯でケトリングしたら、プレッツェル。これは絶対作ってみたい。

全粒粉50%長期冷蔵発酵ハードベーグル
砂糖の代わりにモルト使用。冷蔵庫で低温発酵、長時間(合計3分半くらい)のケトリングで皮バリバリ。
30時間冷蔵庫発酵させて作ってみると、トーストすると皮がかなり高くて、クラムはひきが強い。全粒粉が香ばして美味しい。
いままで作ったベーグルのなかで特に気に入ったのが、この全粒粉ハードベーグルと次のお豆腐ベーグル。

お豆腐べーグル 豆腐>強力粉 !!!
お豆腐が半丁あれば、発酵させずに作れて簡単。お豆腐風味がしっかり。
お豆腐の水分量の違いで、生地の柔らかさがかなり変わるので、水切りレベル・投入量の調整要。

❤一次発酵なし!簡単おからベーグル❤
もっちりハード系のおからベーグル。
生おからは買わないので、ストックしているおからパウダーと水を加えて作ってみよう。

オレオベーグル
最近話題になっている(らしい)オレオベーグル。
オレオ自体は好きなんだけど、甘くて高カロリー・高糖質のオレオをベーグルにたっぷり詰め込んだら、ヘルシー度はゼロ。

そういえば、ヤマザキと米国ナビスコ(現モンデリーズ・ジャパン)とのライセンス契約が8月末で切れるので、「ヤマザキ・ナビスコ」は「ヤマザキビスケット」に社名が変わる。
「リッツ」や「オレオ」など4製品は製造中止となり、モンデリーズ・ジャパンが製造・販売を引き継ぐとのこと。
ただし、「オレオ」は中国、「リッツ」はインドネシア、「プレミアム」はイタリアの同社工場で製造予定。味が変わるかも。
もう国産品は食べられなくなるので、食べ納めに何個か買っておこうかと。


ベーグルは普通のパンよりも加水率がかなり少なく(50~60%)、生地が硬いので、ホームベーカリーで捏ねると故障の原因となるという注意書きが多い。
手が荒れるので手捏ねはしたくないし、一度にたくさん作っても食べ切れないので、いつもパンは粉量175~200gで作っている。
ベーグルを生地コースで作る場合、加水率50%でも粉量180g以下なら、パナソニックのHBではパン羽根もくるくるとよく回っていて、私の場合は特に問題なし。



<ベーグルショップ>

大阪ベグログ (大阪のベーグル食べ歩きブログ)
大阪を中心に、ベーグル専門店・ベーカリー・カフェ・製パンメーカーのベーグルを食べた感想がひたすら綴られているとっても珍しいブログ。
どうやら巷で売られているベーグルの大半は、ソフトでもちもちとした日本的ベーグルか、見かけはベーグル・中身はスカスカだったり、普通のパンと変わらない..というベーグルが多いらしい。
知っているお店がいくつか載っている。好みと違うので買ってはいけない(ソフトベーグルを作っている)お店がわかるのが良いところ。

ドンク系の「マリーカトリーヌ」のベーグルが「なかなかの本格ハード系。翌朝に食べると、「やわらかいのが好きな人はちょっとつらいだろうな」と思えるぐらい固い」。
これは一度食べてみる価値あり。近くにあるお店ではベーグルを見かけたことがなかったけど。
店員さんに聞いてみると、以前は置いていた、工場から直送されるのでお店で作っているのではない、とのこと。

ジュノエスクベーグル
↑のブログ記事によると、「ジュノエスクベーグル」は、「BAGEL&BAGEL」よりもずっとハードなベーグルだそうなので、阪急うめだ店にあるお店で一度買って見ようかと。
ラインナップをみると、、珍しくも糖質50%以上カットした「LOCABO BAGEL/糖質制限ベーグル」がある、
普通のプレーンベーグルが糖質49.3g/100gのところえお、小麦たんぱくや大豆粉を混ぜて糖質を60%近くカット。
価格350円くらいと、普通のベーグルの2倍くらいするので、同じ材料を使って自分で作ってもよい気がする。

バスコベーグル
ニューヨーク直輸入のオーセンティックなハード系ベーグルの通販。
「国産で多く見られるフワフワしたやわらかいベーグルとは違い、ぎゅっときめの詰まった弾力のあるクラムとクリスピーなクラストが特⻑」。
5種類の雑穀類を混ぜ込んだ「マルチグレイン」とかがあって、昔時々食べていた「ベーグルK」とラインナップが似ている。

tag : ホームベーカリー

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梅の血糖値低下効果
ご近所の糖尿病の奥さんから聞いたお話。
梅を玄米酢に漬けたものを毎日飲むと、肥満状態だった体重も減って、血糖値も低下したと、親戚の糖尿病一家が言っていたという。

酢に血糖値低下効果がある...というのは聞いたことがあるけれど、梅にもあるのだろうか?
調べてみると、梅干しや梅エキスに血糖値低下効果があるのは事実らしく、梅に含まれる「オレアノール酸」が、小腸で糖質を吸収する酵素「α-グルコシダーゼ」の活性を阻害するという。
糖尿病治療薬にも、「α-グルコシダーゼ阻害剤」という薬があるので、この「オレアノール酸」はそれと似たような作用をする...ということらしい。

梅の糖尿病予防効果に関する特許を取得(紀州梅効能研究会)
梅が糖尿病予防に効果(2009年12月18日,日高新報)

「一日に梅干し1~2個程度で効果がある」といっても、糖尿病にかかった人に対する血糖値低減効果はわからない。
処方薬ほど安定した効果はないとしても、効き目も怪しげで高価な健康食品を買うよりは、価格が手頃な梅酢を買ったり、自分で梅酢を作れば、低コストで食べ物にも飲料にも使えるので、一石二鳥かも。
血糖値がちょっと高め程度なら、試してみる価値はあるような気はする。(その糖尿病の奥さんは、店頭に並び始めた青梅と玄米酢に氷砂糖を早速買っていた。)
私の血糖値は正常だし、お酢飲料は歯のエナメル質を溶かすし、もともと酸っぱいものが嫌いなので、試す気も必要もなし。


<α-グルコシダーゼ阻害剤とは>
『α-グルコシダーゼ阻害薬』(グルコバイ、ベイスン、セイブル)[ドクター江部の糖尿病徒然日記]
CGMにより、α-グルコシダーゼ阻害剤が見なおされるか?[同上] 
グールド ~ シュトラウス/ピアノ・ソナタロ短調、5つのピアノ小品
シュトラウスのヴァイオリンソナタがとても素敵な曲だったので、シュトラウスのピアノ曲のCDを聴き直し。
なぜかシュトラウス作品を好んで演奏していたらしきグールドは、《ピアノ・ソナタロ短調Op.5》と《5つのピアノ小品Op.3》をソニーに録音している。

Richard Strauss: Sonata, Op. 5; 5 PianoRichard Strauss: Sonata, Op. 5; 5 Piano
(2007/9/3)
Glenn Gould

試聴する(amazon.uk)


以前グールドの録音を集めていた頃に買ったCDで、何度か聴いた覚えがあるのだけど、どんな曲だったか全然覚えていない。
ピアノ・ソナタを聴き直してみても、第1楽章と第3楽章はメンデルスゾーンのピアノ協奏曲に旋律や和声がとてもよく似ている。
このコンチェルトは大好きな曲なので、その曲を連想させるこのピアノ・ソナタもある程度は記憶に残るはずなのに、やっぱり頭の中を素通りしていく。
メンデルスゾーンの曲は構成がシンプルで、旋律も印象的なので、記憶に鮮明に残る。
シュトラウスの曲は展開がわかりにくく、個々の旋律は美しくていいなあと思うのだけど、断片的なモチーフのように次々と移り変わっていくので、印象が薄いのかも。

Richard Strauss- Piano Sonata in B minor, op. 5 [Glenn Gould]



《ピアノ・ソナタ》よりも《5つの小品》の方が、曲が短い分コンパクトに凝縮されていて、わかりやすい。
《5つの小品》はどこかで聴いたようなデジャヴ感があるので、記憶を辿ると、No.1とNo.2(No.5も少し)ブラームス風、No.4はロマンティックに装飾したメンデルスゾーン風みたいに聴こえる。
これも聴いている最中は楽しんで聴けるのに、ピアノ・ソナタと同じく、記憶にほとんど残らない。
シュトラウスの歌曲とヴァイオリンソナタは好きなので、シュトラウストと相性が悪いというわけではないんだけど。

1/3 glenn gould richard strauss Five piano pieces, Op 3(No.1,No.2)


2/3 glenn gould richard strauss (No.3)


3/3 glenn gould richard strauss (No.4,No.5)


tag : シュトラウス グールド

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ネッド・ローレム/左手のためのピアノ協奏曲
ネッド・ローレムは1928年生まれの米国の作曲家。
管弦楽曲からピアノ・室内楽曲まで幅広く作曲している。特に人気があるのは歌曲。
ローレムは、ピアノ協奏曲を4曲、ピアノ・ソナタを3曲書いている。
どれも録音は少ない。ローレムの友人だったジュリアス・カッチェンがピアノ・ソナタ第2番をDECCAに録音、ピアノ協奏曲第2番を1954年にパリで初演している。

《ピアノ協奏曲第4番》は左手ためのピアノ協奏曲で、1991年に作曲、1993年にゲイリー・グラフマンが初演・初録音。
グラフマンはカッチェンのパリ時代の友人。ローレムの著書”The Paris Diary & The New York Diary 1951-1961”には、カッチェンとグラフマンが時々登場する。
2次大戦後間もないパリで、ローレム、カッチェン、グラフマンは青春時代を過ごした友人同士だったに違いない。


グラフマンは、右手の故障のため左手だけで演奏活動をしていた時期があったので、第4番はローレムがグラフマンのために作曲したのでは。
プーランク・ラヴェル¥プロコフィエフのピアノ協奏曲を連想させるようなわかりやすい第2番と違って、第4番はかなり現代音楽風。
一般的なピアノ協奏曲とは異なり、8楽章構成で組曲風(Opening Passacaglia/Tarantella/Conversation/Hymn/Duet/Vignette/Medley/Closing Passacaglia)。
あまり印象的に残るような旋律はないけれど、不協和的な響きは少なく、映画音楽風だったりジャジーだったりするところもあって、面白いとはあまり思えないとしても、結構聴きやすい。
ブリテンの《ディバージョンズ》を連想する”Duet”は、夜想曲風。月光に照らされた夜の海の情景が浮かんでくるようで、ちょっとファンタスティクでミステリアス。

Ned Rorem: Piano Concerto for Left Hand and Orchestra


Ned Rorem: Piano Concerto for the Left Hand; Eleven Studies for Eleven PlayersNed Rorem: Piano Concerto for the Left Hand; Eleven Studies for Eleven Players
2010/01/14
Dejan Lazic (Piano), Robert Spano (Conductor), Atlanta Symphony Orchestra

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<関連記事>
ネッド・ローレム/3つのピアノ・ソナタ
ネッド・ローレム/ピアノ協奏曲第2番
ネッド・ローレム/ピアノ・ソナタ第2番 ~ 『Julius Katchen: Decca Recordings 1949-1968』より

tag : ローレム グラフマン

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金芽ロウカット玄米
最近店頭でよく見かけるので、一度食べてみたいと思っていた「金芽ロウカット玄米」。

金芽ロウカット玄米(無洗米) 2kg【1kg×2】金芽ロウカット玄米(無洗米) 2kg【1kg×2】
(2015/2/18)
東洋ライス



東洋ライスのオンラインショップでは、初回限定のお試し商品を販売中。⇒金芽ロウカット玄米 1kg 【送料込】【27年産】
新規会員登録した場合は、200ポイントが付与されるので、それを使って1kg入りを実質400円で購入。

金芽ロウカット玄米の店頭価格は、2kg1200円弱。普通の玄米より少しだけ高いくらい。
市販の発芽玄米なら1kgあたり900円前後なので、発芽玄米の方が栄養価が高いけれど割高。それに、発芽玄米の方が加工度は高い。

ロウカット玄米は、普通の玄米よりも浸水時間が短く、1時間でOK。
白米と同じように短時間で炊けるし、白米同様にふっくらと柔らかく炊きあがり、白米と違った香ばしさがあって、味の方は美味しい。
でも、玄米独特のプチプチ感はないのが、私には▲。
それに、ロウ部分がカットされているので、玄米よりも保存性は悪い。白米・玄米同様、開封後は冷蔵庫に保存している。

短時間で浸水・炊飯できるので、思い立ったときに玄米ご飯が食べられるという便利さは良いけれど、やはり自家製発芽玄米の方が、玄米らしいプチプチ感があるし、時間をかけて発芽させる楽しみ(発芽していく様子を見るのが面白い)もある。
ルプー ~ ブラームス/2つのラプソディ、主題と変奏
学生時代によく聴いていたのは、ルプーのブラームス。
ピアノ協奏曲よりも、ピアノ独奏曲集の方が好きで、特に《2つのプラソディ》の第1番が一番気に入っていた。
(第2番ではなく)第1番なら、カッチェンに比べると、ルプーはどちらかというとタッチがやや穏やかで音楽の流れも滑らか。
カッチェンは強弱・緩急の振幅が大きく、明暗のコントラストも強い。

J. Brahms 2 Rhapsodies for Piano Op.79, Radu Lupu



カッチェンもレーゼルも録音していなかったブラームスのピアノ曲《主題と変奏》(Thema mit Variationen, Op. 18b)。
映画《白い恋人たち》で使われたことで有名な《弦楽六重奏曲第1番》第2楽章をピアノ独奏用にブラームス自身が編曲したもの。
全集盤以外で録音しているピアニストは多くはないはず。昔から知られているのは、たぶんブレンデルとルプー。
映画自体は観たことがなかったので、初めてこの曲を聴いたのが、ルプーの弾くピアノ編曲版だった。

Brahms - Thema mit Variationen, Op. 18b in d moll, Radu Lupu.



Radu Lupu plays BrahmsRadu Lupu plays Brahms
(2006/1/10)
London Philharmonic Orchestra, Edo de Waart, Radu Lupu

試聴ファイル
 


tag : ブラームス ルプー

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マルクス・ベッカー ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲
マルクス・ベッカーを聴くようになったきっかけは、とある「CD聴き比べ」ホームページで紹介されていたバッハの《ゴルトベルク変奏曲》。
今でもベッカーのゴルトベルクはほとんど知られていないと思うけれど、以前聴いた時以上に、柔らかさのある色彩感の美しく温もりのある音色と、細かな抑揚のある旋律の歌い回しが優美。
隅々まで丁寧なタッチと繊細な表現が情感豊かで、まるで優しく寄り添ってくれるような心地良さ。

音がやたらに込み入っているレーガーを弾きこなす人なので、ゴルトベルクでもカラフルな音色で声部を弾き分け、丸みのある立体感もある。
テンポが速く技巧的な変奏(第5・14・26変奏など)でも、技巧と力感を前面に押し出すこともないので、威圧感とか圧迫感を全く感じることなく、節度あるタッチが奥ゆかしくて、力みのない自然な趣きがとっても良い。
凝った装飾音を使っていないので、シンプルなトリルが時々入っているくらい。
リピートでも装飾音で変化をつけているわけではなく、音量が違うくらいなので、即興的な面白さはない。
こういう弾き方だと単調になりそうだけれど、AKGのヘッドフォンでじっくり聴いていると、タッチやアーティキュレーションがかなり凝っていて、全然飽きない。
軽めのルバートやとても細かな強弱の変化で短いフレーズのなかでも抑揚をつけたり、タッチによって音色と音の長短・硬軟がいろいろ変化していったり、とっても表情豊か。
ノンレガートも、少しテヌートがかった長いもの、スタっカートに近いもの、その2つの中間くらいの長さのものと、3種類ほど使い分けているように聴こえる。
スタッカート的なノンレガートでも、音に丸みがあるのでクリスピーさがなく、コロコロと玉が転がるようだったり、鳥がさえずるみたいな感じで、可愛い。
しっとりとした潤いのある響きと明るい音色でピアノの音がとても綺麗。特に響きが美しいのが、鐘が鳴るような第30変奏。
音が柔らくて軽やかなので、(第26変奏など)変奏やフレーズによっては、鳥が舞い上がっていくような開放感や自由さを感じる。

結構聴いてきたゴルトベルクの録音でも、コロリオフとカニーノと並んで、私のベスト盤。
それに聴けば聴くほど、他の誰よりもベッカーのゴルトベルクが自然に優しく寄り添ってくれるように思えてくる。
メンタル面で不安感があったりささくれている時に聴くと、不思議と心が落ち着いてくる。
ゴルトベルクにこんな癒し効果があったのは、ベッカーのゴルトベルクだけだった。

Goldberg Variations Bwv 988Goldberg Variations Bwv 988
(2002/1/15)
Markus Becker

試聴ファイル


tag : バッハ ベッカー

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カッチェン ~ ブラームス/スケルツォ、2つのラプソディ第2番
ロイプケの《スケルツォ》を聴いていると、青年時代のブラームスが書いた《スケルツォ op.4》を思い出したので、久しぶりに聴いてみた。
この曲は9分~10分前後で弾くピアニストが結構多い。
カッチェンのテンポはかなり速く、8分半くらいで弾いている。
軽快で躍動感があり、スケルツォらしく小気味よく、テンポ・リズム・歌い回し全てが、私の波長にピッタリ。

**♪ブラームス:スケルツォ 変ホ短調 op.4 / ジュリアス・カッチェン(ピアノ) 1964年3月


ついでに、ブラームスのピアノピースのなかでも特に好きな曲の一つ《2つのラプソディ Op.79》。
初めて聴いたルプーの録音だと、第1番の方が断然好きだったので、第2番は全然面白くなくてほとんど聴かなかった。
第1番に比べれば、第2番の譜面はかなりシンプルで、華麗さや曲想の変化が少ない(と思う)。
でも、カッチェンの演奏で聴くと、ブラームス独特のほの暗さが濃厚で、抑制された情熱が音の間から激しく立ち上ってくるようで、この渋さが何とも言えない。
おかげで第2番ばかり聴くようになってしまったせいか、今では第1番よりも好きな曲になっている。

JULIUS KATCHEN plays Brahms - Rhapsody in G minor Op.79 No.2



Brahms: Works for Solo PianoBrahms: Works for Solo Piano
(1997/11/11)
Julius Katchen

試聴ファイル



<過去記事>
カッチェン《ブラームス:ピアノ作品全集》より (6)スケルツォ 変ホ短調 Op.4
カッチェン《ブラームス:ピアノ作品全集》より (4)2つのラプソディ Op.79
ジュリアス・カッチェンにまつわるお話


tag : ブラームス カッチェン

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ベーキングパウダーと重曹
最近、夕食のデザートとして食べているのが、大豆粉を使った蒸しパン。
マルコメの大豆粉10g、波里の米粉&小麦粉(またはライ麦粉)8g、超微粉おからパウダー2gの粉に、卵・オイル代わりのマヨネーズを少々。
いつもはベーキングパウダーを1cc分(約0.9g)入れて、電子レンジ500Wで50秒ほど加熱。
しっとりとした蒸しケーキ風で、もう一つ膨らみが悪い。BPは最近買ったものなので、品質劣化しているはずはない。
随分昔に買った(たぶん10年くらい前)料理用の重曹が少し残っていたので、ものは試しでベーキングパウダーの代わりに1cc分入れてみたら、ベーキングパウダーよりもずっと良く膨らんだ。
しっとり感は少なく、水分が大分飛んで、ふっくら。色もやや濃い目の黄土色(大豆粉の色)で、風味も食感もドラ焼き・三笠の皮とか、昔の蒸しパン風。
こういう蒸しパンが食べたかったので、重曹を使ったのは◎。

でも、重曹を入れ過ぎたらしく、ちょっと苦くて塩辛い。
調べてみると、ベーキングパウダーを重曹で代用する場合は、半量が目安。
今度は重曹を0.5cc分(約0.35g)に減らしてみると、これも良く膨らんで、苦味と塩辛さがほとんど残らない。


<重曹とベーキングパウダーの違い>
重曹は、炭酸水素ナトリウム100%。生地を横に膨らませる。
生地が黄色っぽくなり、焼色も濃い。加熱しないと反応しないので、生地を寝かせておける。
開封後の品質劣化は遅い。(10年くらい昔に開封した重曹でも、保存状態が良ければちゃんと膨らんだ)

ベーキングパウダーは、炭酸水素ナトリウム(重曹)に、ガス化促進のための酸性剤(助剤)と、隔離剤(小麦粉やコーンスターチ)を配合。
生地を縦に膨らませる。生地が白っぽく、水を加えると反応が始るので、すぐに加熱する必要がある。品質劣化するのが早いので、開封後は早く使い切ること(長くても半年以内)。
重曹とベーキングパウダー[マクロビパパの奮闘記]

重曹とベーキングパウダーは特性が違うので、同じ材料を使ったものでも、焼色・膨らみ方・食感・風味が変わる。
同じ材料を使ったケーキの焼き比べ実験結果(↓)を見ると、ベーキングパウダー入りのカップケーキはマドレーヌ風。表面のキメが細かく、軽めでふっくら、しっとりとした食感。
重曹入りは、どら焼き風。焼き色が濃く、より縦に膨らみ、内部のすき間は多く、黄みが強い。粗い舌触りで少しパサパサ。後味が苦い。
私が作った大豆蒸しパンも、この比較結果とほぼ同じだった。シリコンカップに生地を入れたので、横に伸びずに、山みたいに縦に膨らんだ。
焼色や風味からいって、重曹は昔ながらの和風のおやつ(三笠、大判焼き、饅頭とか)に特に向いている。

重曹とベーキングパウダーの違いは? 仕上がりがこれだけ違います![acestrategy.jp]
重曹とベーキングパウダーの代用方法♪ 分量はどうすればいい?[acestrategy.jp]
ベーキングパウダーと重曹、ケーキを焼くと何が違う?[リカバンク]


<ベーキングパウダーの成分>
ベーキングパウダーは添加物の塊。主成分は、炭酸水素ナトリウム(重曹)。
これが水と反応して、炭酸が発生すると、塩化ナトリウムが残って苦味の元になる。
助剤として加えられているのは、d-酒石酸水素カリウム、第一リン酸カルシウム(ピロリン酸二水素二ナトリウム)、グリセリン脂肪酸エステル、コーンスターチ、グルコノデルタラクトン、ステアリン酸カルシウムなど。
メーカーによって、配合されている成分と比率が異なる。
今まで使ったことがあるのは、ラムフォード、愛国、日清、富沢商店オリジナル、井上清助商店。
アルミ不使用で、普通に食べられる程度に膨らんでくれさえすれば良かったので、膨張力とか比較したことがなく、違いがよくわからない。

アルミニウムフリー・ベーキングパウダー 使用感覚書
市販されているベーキングパウダーの成分や焼成実験の比較結果が載っている。
昔はアルミニウム(焼きミョウバン)が入っていた製品が多かった。アルツハイマーと関係があるとかいう情報が流れて(確証はないらしい)、今はアルミニウム不使用の製品がほとんど。
この情報には載っていないけれど、amazonで「アルミ・第一リン酸カルシウム不使用」のベーキングパウダー(販売元:風と光)を発見。
第一リン酸カルシウムの代わりに、有機濃縮ぶどう果汁を使用しているみたい。
30g×3袋で1000円以上と、一般的なBP製品の4倍くらいするベラボウな高額製品。
たしかに「こだわりのベーキングパウダー」という商品名の如く、添加物の(わずかな)危険性にかなり拘る人しか買わないに違いない。

この「第一リン酸カルシウム」ってどういう物質なのかよくわからない。
↓の情報が正しいとすれば、一般的なBPに含まれている第一リン酸カルシウムは炭酸水素ナトリウムと反応して完全に分解されるようだし、毒性自体も塩化カルシウムや炭酸水素ナトリウム(重曹)と同レベルなら、気にする必要はない。
「第一リン酸カルシウム不使用」のベーキングパウダーの価格が一般的な製品と同等か多少高いくらいならともかく、私はそこまで拘るつもりはないので全然買おうと思わない。

アルミフリーのベーキングパウダーって何で出来てるのですか?[Yahoo!知恵袋]
■無添加商品の危険な添加物■[ちろりん村]
添加物の効能と毒性が載っている。「危険な添加物」というタイトルのわりに、毒性レベルから考えれば、BPは添加物としての危険性は(ほとんどないくらいに)低い。

昔のように、ベーキングパウダーを使った焼き菓子(特に膨らみ具合を気にするようなケーキ)はほとんど作らなくなった。
今定期的に焼いているのは、ホームベーカリーにお任せで焼けるソイスコーン。ベーキングパウダーの使用量は粉175gに対して5g(小さじ1強)。
どのメーカーのベーキングパウダーを使うかは、(気分の問題として)添加物の数が少ないのに越したことはない。
その点では、ラムフォードまたは富澤商店オリジナルのベーキングパウダーが成分としては一番良さそうなのだけど、量が多いので半年では使い切れないかも。

ほぼ毎日食べている大豆粉蒸しパンは、1分弱のレンジ加熱だけなので、重曹を使っても、そんなに色が濃くならないし(でも黄味は強め)、ふっくらと良く膨らんで、食感も良い。
それに、重曹の使用量はベーキングパウダーの半分以下、価格もBPの半額くらいなので、1回あたりのコストはベーキングパウダーの1/4程度と割安。
重曹は、開封後も長期間品質劣化することがない。

先日カルディで買ったばかりのラムフォードのベーキングパウダーを使ったら、膨らみもよく、しっとり感もあって、蒸しケーキ風。
味の方は、重曹を使った蒸しパン風よりも、蒸しケーキ風で美味しい。(いろんな助剤が入っていないからBPだから美味しい?)
試しに、ソイスコーンに小さじ2杯弱の重曹を入れてみたら、あまり膨らまず、しっとり感なく、ふかふかで、食感・風味はドラ焼き・三笠の皮風。これは▲。
やはり洋風焼き菓子の場合は、ベーキングパウダーを使った方がずっと美味しくなる。

大豆粉・米粉・おからパウダーという、膨らみにくい粉ばかり使った蒸しパンで比較すると、ベーキングパウダーはやや膨みが悪いのに、(BPの半量の)重曹はふっくら。膨張力は重曹の方が強い。
粉の配合とのぞみの食感・風味に応じて、ベーキングパウダーと重曹は使い分ければ、仕上がりも良いし、開封後劣化しやすいベーキングパウダーも早く使い切れる。
重曹の方は、お菓子作りだけではなく、黒豆を煮たり(速く柔らかくなる)、米ぬかがないときに、生たけのこのあく抜きに使ったりと、いろいろ使えて便利。

<過去記事>
アルミフリー・ベーキングパウダー

マルクス・ベッカー ~ ロイプケ/ピアノ・ソナタ、スケルツォ
マルクス・ベッカーのディスコグラフィをチェックしていたら、最近はhyperionの録音が多い。
珍しいのは、ユリウス・ロイプケの作品集。

Reubke: SonatasReubke: Sonatas
(2015/11/13)
Markus Becker

試聴ファイル(hyeprion)



(名前も聞いたことがなかった)ロイプケはフランツ・リストのお弟子さんで、24歳で早世してしまった作曲家。
残した作品数は少なく、ピアノ曲でよく演奏されるのは《ピアノ・ソナタ変ロ短調》。
試聴した限りでは、《ピアノ・ソナタ変ロ短調》はショパン、《詩篇第94篇によるソナタ》は晩年のリストを連想する。
Youtubeの音源にあった《スケルツォ》の方は、ブラームスがかったショパン風みたいに聴こえる。

Julius Reubke (1834-1858)— Sonatas—Markus Becker (piano)


Julius Reubke ‒ Scherzo for Piano, Op.3


tag : ロイプケ ベッカー

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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