翡翠色の「トロナス」
今年の夏は、暑すぎて水なすが不作らしい。
イオンだと4個400円以上するし、いつも買っている産直市場でも、夕方にお店に行くと売り切れていることが多い。毎朝3個入り1袋(200円ほど)が20袋入荷しても、すぐに売り切れるという。

産直市場ではなすびが結構安くて、米なす、青なす、縞模様の紫なす、丸なすなど種類もいろいろ。
たまたま試食販売していたのは、皮がとても綺麗な翡翠色の「トロナス」。
青なすの仲間かと思ったら、通称「白なす」。色以外は米茄子みたいに大きくて太いので、普通のナスよりボリュームがある。
ステーキにした「トロナス」を食べてみたら、米ナスよりも白なすに似ていて、名前の通り、トロトロと口の中でとろけるように柔らかくて美味しい。

1本(108円)だけ買って、1cm厚さにスライスして、オリーブオイルをかけてフライパンで焼いてみた。
わりと火の通りが早く、焼き目もこんがり。何もつけなくても美味しいけど、塩、胡椒、ガーリック、醤油とかで味付けしても美味しいと思う。
加熱するとトロトロして形が崩れやすいので、乱切りして炒めるよりも、円形にスライスして焼く方が形がきれいに残るし、食べやすいはず。

白ナス/トロナス/青ナス<なすの品種[旬の野菜百科]

3分でできる!Oisixのトロなす(白なす)を使った超簡単レシピと感想[はじめての有機野菜と食材宅配]


"夜の音楽”
”夜”にまわる音楽のなかで、ショパンの《夜想曲》とかロマン派までのメジャーな曲よりも好きなのは、20世紀に書かれた”夜の音楽”。
私がすぐに思い浮かぶのは、バルトークの《戸外にて/Out of Doors》の第4曲”夜の音楽/Az ejszaka zeneje”。 (有名なのは、ラヴェル《夜のガスパール》だろうけど特に好きでもないので、すぐに思い出せない。)
夜の闇のなかで、虫たちが蠢いているようなミステリアスティックな旋律と響きが魅惑的。
初めて聴いた時、ピアノ協奏曲全集などで知っているバルトークの音楽のイメージと全然違っていたのにびっくりしたけど、バルトークがドビュッシーの影響を受けたと知って、納得。
無調的な和声と伝統的な民謡が融合というよりは、溶け合わずに並置されているような異質感が面白い。




たまたま聴いたキャシー・クリエのCDに収録されていたアレクサンダー・ミュレンバッハの”Night music”もとても面白い。珍しい曲なので、録音しているのはクリエしか見つからなかった。この曲、ベルクのピアノ・ソナタにちょっと似ているかも。


スティーヴン・ハフの自作《ピアノ・ソナタ第2番”notturno luminoso”》。ハフが書いた3曲のピアノ・ソナタの中で一番好き。モダンながらも聴きやすくて、タイトルどおり大都会の夜の情景が浮かんでくる。

ハフの自作自演の音源がないので、代わりの音源。この演奏でもこの曲の良さが充分わかる。
Stephen Hough Sonata N2 (notturno luminoso) by Paula Belzunegui




ハフが若い頃に録音したブリテン作品集の1曲”Night Piece (Notturno)。私が初めて聴いたハフの録音がこのCDだった。

Benjamin Britten - Night piece (Notturno)


ヒンデミット《ある夜に/In einer Nacht...Träume und Erlebnisse Op. 15》。
Paul Hindemith "In einer Nacht...Träume und Erlebnisse" op.15, Esther Walker, piano



パルムグレン《3つの夜想的情景/Nocturne in 3 scenes, Op. 72》
北欧の夜を連想させるようなとても綺麗な曲集。
Selim Palmgren ‒ Nocturne in Three Scenes, Op.72



コープランド《Night Toughts ~Homage to Ives/夜想~アイヴズへのオマージュ》
aron Copland Night Toughts (Homage to Ives)



名前だけは知っている作曲家エリオット・カーターの”Night Fantasies”。いかにも現代音楽という曲。

福島の新しいお米「天のつぶ」
昨年冬からパン食をほぼ止めて(食べるのは月1回ぐらい)、ご飯を食べるようになったので、お米の消費量がかなり増えている。
強力粉の銘柄に凝るのと同じく、昔からお米はいろんな銘柄をとっかえひっかえ食べてきたので、違った銘柄のお米を食べ比べるのは楽しい。

お米の味が一番美味しいと思ったのは「つや姫」。「あきたこまち」も好きだけど、粘り気が少なくさらっとした食感の「きらら」や「きぬひかり」と「華越前」も何度も買っていた。粘り気の強いお米は好きではないので、「コシヒカリ」は買ったことがない。
最近は農家の親戚が作った地元のお米を送ってくるので、お米を買う機会がすっかり減ってしまった。

新発売で土曜日に試食販売していたのが、福島県産のお米「天のつぶ」。
ベチャベチャせずに、粒々感がしっかり残って、私の好きな食感。
スポット販売なので、いつ入荷するのかわからないという。

天のつぶ[JAグループ]

「つや姫」が冷蔵庫に3kg以上残っているけど、「天のつぶ」がとても気に入ったので、5kg袋を購入。冷蔵庫の空き具合から考えると、2kg袋の方が良かったけど、お店になかったので。
5kgで約1990円。5%割引でさらに200円ポイントがつくので、2kg袋買うよりもお買得だし。

帰ってから調べてみたら、アミロースとタンパク分の含有量は、「ひとめぼれ」とほとんど同じ。「ひとめぼれ」も美味しかったと思うけど、長い間食べていないので、食感や味を忘れてしまった。
コシヒカリとは違うタイプで、ササニシキに近いような感じ。
青森県の「まっしぐら」も、適度な弾力と少ない粘り気で粒がしっかりして、カレーや汁物などの料理との相性が良いらしいので、「ひとめぼれ」よりも「まっしぐら」に似ている気がする。

まっしぐら の特徴[おいしいお米通販人気ランキング]

早速、晩ご飯のために「天のつぶ」を炊いてみた。
真夏にしては、吸水にちょっと時間がかかる気がする。ル・クルーゼ(16cm)を使って、1.25合のお米を体積1.1倍の水加減で、ガスコンロのごはんモードで炊飯。
水加減を体積と同量にして炊いてみても、かなりしっかり吸水させたせいか、食感はそれほど変わらない。

10分ほど蒸らしてから蓋を取ったら、つや姫みたいにピカピカ光って、艶がある。
やや細めの米粒で結構膨らんでいる。同じ水加減だと「つや姫」はベチャっとするのに、「米のつぶ」はあまりベチャつかない。
粒感がしっかりあって、「つや姫」に比べると甘みは少な目。
「きぬひかり」ならもう少しサラっとしているけど、「天のつぶ」は適度な粘りもがあるので、歯応えも良い。

「天のつぶ」の良いところは、お酢を混ぜて寿司飯にしても、サバの味噌煮で混ぜご飯にしても、水分をあまり吸わないのか、粘りけが少なく、粒感がしっかり残って歯応えがある。
おかずなしで、白ごはんだけ食べるなら、「つや姫」の方が味自体は美味しい。
お寿司・カレー・ラタトイユ・混ぜご飯など、汁気のあるものと合わせて食べるなら、「天のつぶ」の方が好き。

「天のつぶ」の特徴は、↓のサイトに書いてある通り。
私が一番良いと思ったのは、「粒立ちがシッカリしているため、たとえ汁物をかけたとしても、口の中でご飯のかたまりがほぐれるようなホロホロ感が残りやすいのです。それでいてお米自体の味もカレーと喧嘩せずに、上手に混ざり合って調和します。」というところ。

お米好きの皆さんへ。福島の新品種「天のつぶ」の美味しさを誰よりも熱く語ります![福島TRIP]

「嵐」をモチーフにしたピアノ曲
今年は台風がやってくるのが早い。7月末の台風はかなり暴風で、使っていないTVアンテナが暴風で吹き飛ばされて、隣家の屋根瓦が破損。(でも、屋根修理屋さんに点検してもらうと、アンテナのせいではなくて、経年劣化が原因だった)

8月も次から次へと日本へ台風がやってくるような気配。この調子だと、9月は一体何個の台風に見舞われることやら...。

ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
「嵐」と曲名ですぐに思い浮かぶのは「テンペスト」。
ほとんど第3楽章しか聴かないので、この楽章に限って言えば、好きな録音は、レーゼル、デュシャーブル、アラウ。

レーゼルは旧東ドイツ時代の若い頃と、紀尾井ホール(ライブ)で録音している。旧盤は清流のような透明感のある響きが綺麗。再録音の方がダイナミックで、和声の響きに厚みがあって美しい。
Beethoven - Piano sonata n°17 op.31 n°2 - Rösel(旧盤)


Beethoven : Sonate n°17 "la Tempête" (The Tempest) - Allegretto, François-René Duchâble
デュシャーブルらしくスピーディで明晰で颯爽とした切れ味の良さ。


色彩感豊かな音色とゆったりとしたテンポで物語るようなアラウの語り口は、まるで絵画を見ているような感覚。
Beethoven by Arrau - (3rd mvt) Sonata No 17 "Tempest" in D minor, Op. 31 No 2




交響曲第6番「田園」第4楽章”Thunder-storm(激しい雷雨)”
リスト編曲のピアノ独奏版。録音はグールド、カツァリス、シチェルバコフあたりが有名。私がいつも聴くのは、力感が強く音も旋律もくっきり明瞭に聴こえるシチェルバコフ。
カツァリスはリスト編曲版にさらに音を付け加えているので、音が過密でゴチャゴチャして聴こえることが多い。この曲(第4楽章)に限っていえば、残響が多く重量感が増して、迫力倍増で面白い。

Beethoven/Liszt - Symphony No. 6 in F major, Op. 68, 'Pastoral' (Cyprien Katsaris)




リスト編曲/シューベルト《冬の旅》第18曲「嵐の朝 - 村にて」
「嵐」にしては色調が明るめで、リズミカルに聴こえるので、歌詞とは印象が違う。

Schubert-Liszt: Der stürmische Morgen (Balázs Szokolay - piano)




シベリウス/5つの特徴的な印象 Op. 103~ 第4曲「嵐」
アルペジオが美しく、響きも透明感があって、和声が綺麗。

Jean Sibelius - Five Characteristic Impressions, Op. 103: IV. The Storm




モーツァルト/田園舞曲 「雷雨」 K. 534 (ピアノ編曲版)
カツァリスが弾いているのはフィッシャー編曲版。変奏曲もついていて、優美で可愛らしい。

MOZART / FISCHER - Variazioni sul tema "Das Donnerwetter" - Piano: Cyprien Katsaris




メトネル/ 嵐のソナタ Op. 53, No. 2

Medtner: Sonata Minacciosa, Op.53 No.2 (Tozer)
北欧のパン クネッケブロート
昨秋あたりから、パン食・パン焼きをほとんど止めて、ごはん食に変えたので、北海道産のライ麦粉がたくさん余っている。
ライ麦50%パンを焼けば大量消費できるけど、パンを焼く機にならないので、ライ麦クラッカーでも焼こうかと。

北海道産ライ麦全粒粉(江別製粉) / 500g TOMIZ(富澤商店) ライ麦 国産ライ麦粉北海道産ライ麦全粒粉(江別製粉) / 500g TOMIZ(富澤商店) ライ麦 国産ライ麦粉

TOMIZ(富澤商店)




昔ライ麦を使ってよく作っていたのは、↓のライ麦クラッカー。
クネッケブロートという北欧のパンが元レシピ。ベーキングパウダーを使って薄く焼いたら、クラッカー。
パリポリして粉の味も美味しいし、水分と一緒に食べると、すぐにお腹いっぱいになって、食べ過ぎないのが良いところ。
簡単♪クネッケ♪ライ麦クラッカー


クネッケブロート自体は食べたことがない。レシピを見ると、発酵不要なので、室温の低い冬でも失敗せずに作れそう。
クネッケブロート[パンの図鑑]
クネッケブロート[日本製粉]


本場北欧のクネッケブロート。模様がとっても綺麗。真ん中の穴はデザイン上あけているわけではなく、ここに棒を通して大量のクネッケブロートを効率的に乾燥させるため。
お得にまとめ買い出来る!"スウェーデンの硬いパン"直営店[阪急交通社/海外現地情報ブログ]

北欧のパン"クネッケ"[ノルウェー北極圏の街へ]
このクネッケブロートは、パリパリに乾燥させたプンパーニッケル風?。シードがたくさん入っていて栄養満点で美味しそう。サワー種を使っていないので、酸味はないと思う。

日本だと、IKEAで販売しているクネッケブロートを買った人のブログがたくさん。
黒と白の2種類のパッケージがあり、黒はライ麦のみ、白はオーツ麦、小麦粉、ごまとかが入っている。
おうちでIKEAごはん:クネッケブロートとベジタブルボール[LA DOLCE VITA](黒いパッケージ)
クネッケブロート、11.30[Peaceでいこう!](白いパッケージ)

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プロフィール

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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