イゴール・レヴィットのパルティータ全集はとても気に入ったけど、全集盤ではなくても昔からず~っと好きな演奏があって、どの曲も何度聴いても飽きることがない。

《パルティータ第1番》なら、優しく気品のあるフィオレンティーノ。
Sergio Fiorentino: Partita n.1 (Bach)

フィオレンティーノ ~ バッハ/パルティータ第1番


《パルティータ第2番》は、力強いタッチと研ぎ澄まされた叙情感で凝縮力のあるソコロフ。
Grigory Sokolov - Bach - Partita No 2 in C minor, BWV 826

グレゴリー・ソコロフ ~ バッハ/パルティータ第2番


《パルティータ第4番》は、広がりと輝きがあり堂々として格調高いレーゼル。(スタジオ録音の方がずっと音が良い)
Peter Rösel, Klavierrecital auf Schloss Reichstädt

『レーゼル・プレイズ・バッハ』



《パルティータ第6番》は、ペダルを使った和声の響きがとても美しいエゴロフ。(CDの方が音が良い)
Youri Egorov Bach Partita 6 Toccata

エゴロフ ~ バッハ/パルティータ第6番

タグ:バッハ フィオレンティーノ ソコロフ レーゼル エゴロフ

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イーゴル・レヴィットのソロ録音を全て試聴してみたところ、バッハのパルティータ全集がとても良かったので、すぐにCDを購入。

Bach: Partitas Bwv 825-830 by Igor LevitBach: Partitas Bwv 825-830 by Igor Levit
(2013-05-03)
Igor Levit
試聴ファイル


Igor Levit - Bach: Partita No. 1 in B-Flat Major, BWV 825 - I. Praeludium


試聴時とCDとでタッチと音が随分違うのは、試聴した時のPC外付けスピーカーの音質が柔らかくてまろやかで軽かったせい。
ステレオで聴いた印象は、タッチがやや粘着的で適度な力感があり、しっかりした芯と輪郭のある音で、しっとりした潤いと伸びやかさもある。柔らかな弱音には脆さを感じされる繊細な情感が籠っている。
テンポが速くなると、タッチがシャープになって切れがよいけれど、少しせわしない感じがしないでもない。
ペダルを多用した残響は柔らかくて全然重たくならないし、タッチがコロコロ変わるので、(音色が多彩というよりは)響きの変化が多彩で、音響的に全然飽きない。

細やかな起伏がついた歌い回しは、曲と対話しているような語り口で情感が濃密なわりに、主情的な感じはしない。曲によっては、主旋律が明瞭に前面に出て、副旋律はやや弱い感じがすることがある。
突発的にスフォルツァンドみたいにアクセント付いたりして、フレージングが面白くて(奇抜ではない)、単調さや平板さとは無縁。
ルバートも、バロック的というよりロマン派の曲を聴いているように聴こえるし、時たま入れる装飾音はシンプルでも心をくすぐるように愛らしい。
弱音が優しく美しい第1番も好きだけど、叙情性が強い第2番が素晴らしく、特に(パルティータのなかで一番好きな)最後の”Capriccio”は強弱・硬軟の細やかな変化とソノリティの多彩さでとても表情豊か。
さらに、今まで何人もの演奏を聴いても全然好きになれなかった第3番は、やや遅めのテンポで、潤いのあるしっとりした音色と静かに浸み渡る叙情感がとても美しく、これは意外な発見だった。
曲想が全体的に似通っているのでほとんど聴かない第5番は優しく愛らしいけど、曲自体がやはり好きではなかった。
第4番は、レーゼルの力強く構築感のある演奏とは方向性が違うけど、軽やかなタッチで開放感のあるレヴィットも良い感じ。
第6番は全体的にフレージングや表現がしなしな~としているので(特に最初のトッカータ)、エゴロフの凛とした演奏が好きな私には合わなかった。

(コロリオフのような)構築的なバッハではないけれど、叙情豊かなレヴィットのバッハに強く惹かれるものがある。
曲によっては他に好きな演奏はいろいろあるとしても、全集盤としては今まで聴いた録音のなかでは、音質・演奏の両方とも素晴らしく、たぶん今の時点ではマイベストに近い。ヴェデルニコフの全集も演奏自体はストイックで好きだけど、音質があまり良くないのが残念。コロリオフもいつか全集盤を録音して欲しい。

ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタ集も試聴してみたところ、緩徐系の楽章は弱音のタッチも歌い回しも繊細な叙情感があって好きだけど、それに比べると急速系の楽章とフォルテのタッチは、力感が強くてもあまり丁寧さが感じられず、どうも好きになれない。
今年9月にピアノ・ソナタ全集をリリースする予定で、後期ソナタは再録音せず、この全集に収録されるらしい。

イゴール・レヴィット、ベートーヴェン生誕250年を記念しピアノ・ソナタ32曲の全曲録音をリリース

イゴール・レヴィット── 旅する自由と人生の変奏曲 Igor Levit, before Life and after

タグ:バッハ レヴィット

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最近のチェックした新譜で、なぜかたびたび見かける曲は、リスト編曲のワーグナー「イゾルデの愛の死」。原曲は楽劇《トリスタンとイゾルデ》の第3幕の終結部に出てくるアリア。
ワーグナーはほとんど聴いたことがないので、原曲も編曲版も全然知らなかった。確実に知っていると言える曲は、映画『地獄の黙示録』で使われていた《ワルキューレの騎行》くらい。
「イゾルデの愛の死」を収録していた新譜は3枚。

小菅優『Four Elements Vol.1: Water』
「4元素」のリサイタルシリーズには興味があったので、NMLで全曲聴いてみたところ、張りのある豊かな響きと起伏に富んだ表現にかなり魅かれる。
でも、苦手なタイプの曲-メンデルスゾーンの「ゴンドラ」とフォーレの「舟歌」が交互に6曲続くし、好きな曲が少なかったので、CD買うには至らず。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集では、起伏の大きな表現が好みと合わなかったけど、このアルバムは選曲がもっと違っていたらCD買ったかもしれないくらいに、演奏自体はとても良い感触だった。

Four Elements Vol.1: Water[日本語解説収録]Four Elements Vol.1: Water[日本語解説収録]
(2019/1/30)
小菅優
試聴ファイル

<収録曲>
メンデルスゾーン:無言歌集 ~「ヴェネツィアのゴンドラの歌」 第2番(Op.30-6)、第3番(Op.62-5)、第1番(Op.19-6)
フォーレ:舟歌 第5番、第10番、第11番
ラヴェル:水の戯れ
藤倉大:Waves
ショパン:舟歌 嬰へ長調 Op.60
武満徹:雨の樹素描 I、雨の樹素描 II 「オリヴィエ・メシアンの追憶に」
リスト:巡礼の年 第3年より「エステ荘の噴水」
リスト:バラード 第2番
ワーグナー=リスト:楽劇《トリスタンとイゾルデ》 - イゾルデの愛の死

《トリスタンとイゾルデ》自体を全く知らないので、どうして《イゾルデの愛の死》が「水」と関係あるのか??だったけど、このオペラのあらすじ読むと、舞台が海だった。
Yu Kosuge Wagner (transcribed Liszt) Isoldes Liebestod




イーゴル・レヴィット『Life』
選曲がとてもユニークで、陰翳の濃い内省的な曲が多い。弱音の繊細さと情感の深さに惹き込まれるような重たいアルバム。
レヴィットの静謐さと深みのあるピアノの音にはとても惹かれるので、CD買うか迷ったけど、もともと曲自体が好きなバッハのパルティータ集の方を買うことに。

LifeLife
(2018/10/5)
Igor Levit
試聴ファイル

<収録曲>
ブゾーニ:J.S.バッハによる幻想曲 BV253
ブラームス=バッハ:シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004より
シューマン:天使の主題による変奏曲 変ホ長調 WoO.24 (幽霊の変奏曲)
立派な人間 組曲「夢 パート1」:第3曲
聖杯への厳かな行進曲(舞台神聖祭典劇「パルシファル」より)
コラール「アド・ノス、アド・サルタレウム・ウンダム」(主題:マイアベーア)による幻想曲とフーガ
リスト=ワーグナー:イゾルデの愛の死(楽劇「トリスタンとイゾルデ」より)
子守歌(「悲歌集」BV249より第7曲)
ビル・エヴァンス:ピース・ピース

アルバムのなかで一番好きな曲がブラームスの《左手のためのシャコンヌ》。演奏も良さそうなので、この曲だけはできればダウンロードしたいくらい。
Igor Levit - Chaconne from Partita for Solo Violin No. 2, BWV 1004 (Official Video)




マーティン・ジェームズ・バートレット『Live and Death』
グラナドスとワーグナー以外は知っている曲ばかり。選曲から言えば、レヴィットの『Life』の方が聴きごたえのある曲が多いし、少し籠ったピアノの音がどうも好きにはなれなかった。

『愛と死~バッハ、リスト=ワーグナー:イゾルデの愛の死、プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番、他』『愛と死~バッハ、リスト=ワーグナー:イゾルデの愛の死、プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番、他』
(2018/10/5)
マーティン・ジェームズ・バートレット
試聴ファイル

<収録曲>
J.S.バッハ/ブゾーニ編:われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ
J.S.バッハ/ヘス編:主よ、人の望みの喜びよ
リスト:ペトラルカのソネット 第47番、第104番、第123番
リスト:愛の夢第3番
リスト=シューマン:献呈
リスト=グラナドス:『ゴイェスカス』より「愛と死」(バラード)
リスト=ワーグナー:イゾルデの愛の死
プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番変ロ長調 Op.83

タグ:小菅優 レヴィット リスト

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2019.05.11 18:00| ・ 写真・絵画・映画
『スタートレック:エンタープライズ』は、不評だったためにシーズン4で打ち切られてしまったシリーズ。
TNG(ネクストジェネレーション)やヴォイジャーとは随分雰囲気が違っていて、NASAの宇宙飛行士が着るような制服、医療室以外は照明が暗くてメタリックで無機質な船体と内装、戦艦のように狭くて機能本位の居室など、現代に近付いた感じ。
それに、宇宙探検初期なので技術的制約がかなり大きく、ホログラムにシールド・レプリケーター・バッジ式コミュニケータとか、ストーリーのネタに使える技術がほとんど出てこない。転送装置はシリーズ後半になると使われる頻度が増えていた。
『エンタープライズ』だけで登場する設備が「キャットウォーク」(艦船に設置されている狭い通路)。クルーがキャットウォークに避難する話が2つ(「嵐を告げる男達」と「光の意志」)あり、普段は見かけることが少ない乗組員たちがひしめきあっている。現代の艦船にオーバーラップするようなリアリティが感じられるし、ストーリーも面白い。
歴代シリーズなかでは現代に一番近いだけに、最もリアル感があって、かなり好き。反面、話を面白くするネタや小道具が少なくなっているので、脚本の出来にかなり左右されると思う。

<キャラクターについて>
見始めた頃はキャラクターの個性がちょっと弱い気がしたけど、話が進むに連れて、キャラクターの人物設定にも馴染めたので気にならなくなった。
トゥポルは、スポックやテュボックに比べると、その科学的知識で船を救う場面が少ない。トゥポルが第3シーズンあたりから感情的な言動や表情が強くなって、まるで地球人と変わらなくなったのは全然いただけない。  
陽気なデノビュラ人ドクターのフロックスはとても好き。(そもそもドクター役のマッコイ、クラッシャー、カルバーは、私の好きなキャラクターではなかったので)

アーチャー船長は、知性派では全くなく直情径行的な言動が多く、アーチャー船長に比べれば、キャプテン・カークでさえ冷静沈着に思えてくる。感情的で怒鳴ったような口調で話すことが多く、特に反論したり怒った時の話し方がぞんざいだし、自分の判断を通すときには感情的で横暴な態度に見えるので、冷静さと安定感に欠ける印象を与える(特に第3シーズン)。(翻訳と吹き替えのせいかと思ったら、英語で聴いても似たようなものだった)
さらに、異星人(それに同僚にも)に殴られるシーンがかなり多い。キャプテンカークも結構殴りあうシーンがあったけど、アーチャー船長のシーンの方がずっと暴力的に見える。
とはいえ、宇宙艦隊の規約が確立されていない初の深宇宙探検であり、内政干渉する話も多いとはいえ、彼(と艦隊)の行動原則を試行錯誤しながら見つけ出していく過程には共感できる。(ただし、大事な外交儀式のために立ち寄った星に、愛犬を連れて行ってトラブルを招いて、さらに相手に責任転嫁するというシナリオは常識はずれで全く感心できない)
この時代に船長が愛犬を連れて宇宙船に乗っていいの?という疑問はともかくとして、ビーグル犬のポートスがとっても可愛い。
とても気に入っているお話『フロックス船長の孤独』では、好きなキャラクターのドクター・フロックスとポートスの出番が多く、戦闘シーンがないのが良い。何よりポートスがシッポを振りながら船内をトコトコ巡回する姿がとても可愛くてほっこり。
ポートス[Memory Alpha]

異星人のなかでは、たびたび登場するヴァルカン人(特にソヴァル大使)やアンドリア人のシュラン司令官の人物設定と役回りが良くて、好感が持てるキャクラクタ。ソヴァル大使は最初は地球人を見下す言動が多かったけど、徐々に地球人と協力したり助ける役柄になっていた。”無人くん”に似ているアンドリア人はの触覚がクネクネ動くのが面白い。
『エンタープライズ』では、ヴァルカン人が登場する話が他シリーズよりもはるかに多いところがいい。地球人とヴァルカン人との関係は微妙な緊張状態にあるし、なぜか第4シリーズでは論理的であるはずのヴァルカン人が内紛めいた謀略で死傷者出すのも厭わなかったり、シリーズを通してヴァルカン人にしては非合理的、偏狭、利己的な登場人物が多い。


<ストーリーについて>
第4シーズンでは大半が2話または3話完結のストーリーで、以前のシーズンよりもはるかに質が上がっている。
第1と第2シーズンは小粒ながらも好きな話が多い。秀作と思うのは『スプートニクの夜に』。それに『追放された者への祈り』や『戦場の絆』など、ヴァルカン人が登場する話は面白い。
シリーズ全体が連作話になっている第3シーズンはかなり問題あり。スタートレックが(B級?)SF戦争アクションのドラマになってしまった。
緊迫感があって結構面白く観れるけど、敵側の通信ステーション基地を先制攻撃で破壊したり、捕虜を減圧で拷問したり、必要に迫られてとはいえ、何の関係もない別種族の宇宙船からワープ航法に不可欠なワープコイルを略奪したりと、今までのスタートレックではありえない設定。現実世界を反映しているようなリアリティがあるとはいえ、トレッキーに不評だったのも納得。
アーチャー船長はこの第3シリーズでは、今までにも増して軍人風の言動になり(髪も短く刈っているし)、トゥポルがヴァルカン人なのに”麻薬”中毒患者になって感情抑制を失ってしまい、地球人とほとんど変わらなくなってしまった。
トンデモ設定が多々あるとはいえ、まともな話がないわけではなく、『留められない記憶』と『フロックス船長の孤独』、『エンタープライズ2』は殺伐さがなく、ほっこりするところもあっていい話だった。シュラン司令官が登場する『アンドリア人の協力』も化かし合いみたいで面白かったし、『ライサリア砂漠幼虫』は臓器移植のために生まれたタッカーのクローン人がテーマだったので、カズオ・イシグロの小説『私を離さないで』(2005年)を思い出した。

フィクションなのでどーでもいい事だろうけど、ずっと気にかかってしまったのは、エンタープライズにワープコイルを奪われた民間宇宙船。インパルスエンジンだけで3年もかけて無事に母星に帰還できるんだろうか?(アーチャー船長自身は、彼らを犠牲にしたと思っているので、たぶん帰り着けない可能性が高い)
地球に帰還後、休暇中にエンタープライズの修理をさっさと完了させて、あの宇宙船を探し出して、ワープコイルを返してあげないといけないのでは?と思ってしまった。ワープコイルのおかげで期日どおりに評議会に到着出来て、その結果として地球(と宇宙)が救われたなら、その恩を返すための後日談を作って欲しかった。

好きな話や秀作も多い一方で疑問の多い設定や展開も多々あるなかで、最もがっかりしたのは最終話。(そのうちトゥポルと結婚するだろうと思われた)タッカーが侵入者との戦闘中に負傷して死んでしまうという展開にあちこちから批判が殺到したらしい。重要なレギュラーのクルーを最後に死なすなんて、それも必然性が全く感じられないのでなおさら、シリーズのエンディングにしては後味が悪すぎる。私としては、この最終話は観なかったことにしたい。

シリーズ全体としては、トレッキーの間で不評だったというのもよくわかるけど、クルーや異星人に好きなキャラクターが多いし、時代設定が現代に近くなっているだけ、作り物めいた科学技術も他シリーズに比べて少なく、好きなストーリーも多い。
時々、他シリーズのストーリーを流用している話があって、面白ければそれでも良いとは言え、ちょっと手抜き気味?
特に第4シーズンは3連作や前後編でストーリー展開が複雑になって、見せ場も多いし、平和交渉に尽力するアーチャー船長は第3シーズンとは打って変わって安定感が増していた。このレベルの話が続く第4シーズンを見ていると、打ち切られてしまったのがとても残念。


スタートレック:エンタープライズ Star Trek: Enterprise 放映タイトルリスト

ENTERPRISE 日本語版エピソードガイド(Star Trek - U.S.S. Kyushu [スタートレック総合サイト])


『エンタープライズ』のメインテーマは、珍しくインストルメンタルではなくて、ラッセル・ワトソンの歌う”Where My Heart Will Take Me”。(原曲はロッド・スチュワートの 「Faith of the Heart」)
曲自体はとても好きだけど、オープニングとしては、ポップな雰囲気がドラマのイメージとちょっとズレているような気がする。

これはシーズン1&2で使われていたバージョン。
Where My Heart Will Take Me (Album Version) - Enterprise Soundtrack - Russell Watson



シーズン3&4では、低音のビートが効いた(というのか)アレンジに変わり、躍動感溢れる曲になっている。(こっちの方が好き)
STAR TREK ENTERPRISE Season 3 & 4 Opening Titles (HQ)



メインテーマにするなら、(ヴォイジャーのテーマと同じく)堂々とした輝きと広がりのある”Archer's Theme”の方が似合っていると思う。こちらはエンディングに使われているので、オープンニングとひっくり返して欲しかった。
Star Trek: Enterprise Music - Archer's Theme (expanded edit)


2019.05.11 18:00| ・ 写真・絵画・映画
普段はテレビも映画も見ないのに、2月末にNetflix(月額840円のスタンダードコース)に加入してから、海外ドラマを見るのが面白い。
『スタートレック:ヴォイジャー』、『スタートレック:ディスカバリー』、『サバイバー』、『タッチ』に続けてみたのは、『シャーロック』、『グッド・ワイフ』、『スーツ』。どれも面白くて2回見たけど、『ビリオンズ』はキャラクターがどうも好きになれないせいか途中で止めた。
不評でシーズン4で打ち切られてしまった『スタートレック/エンタープライズ』は、予想外に面白い。『スタートレック/ディープスペースナイン』の方は何話か見たけど、どうも私の好みとは違うようで、今のところ見続けようという気になれない。

『SHERLOCK/シャーロック』
ジェレミー・ブレットの『シャーロック・ホームズの冒険』は数回見た記憶はあるけれど、こちらの『シャーロック』の方が断然面白い。
特にエキセントリックな主役のカンバーバッチと兄のマイクロフトの2人のおかげでとっても楽しめたし、最終話の妹ユーラスのサイコパスぶりがかなりコワイ。
原作のコナン・ドイルの小説も読もうとしたけど途中で挫折。子供の頃の愛読書だったモーリス・ルブランのアルセーヌ・ルパンの方が今でも好きで面白い。
カンバーバッチがスタートレックの映画版『インツウダークネス』で悪役を演じていたのを知ったので、『インツウダークネス』のDVDも借りて見てしまった。(でも私にはあまり面白くなかった)

ドラマ【SHERLOCKシャーロック】全シーズン全話完全解説だよ!


『The Good Wife/グッド・ワイフ』(日本じゃなくて、海外ドラマの方)
裁判と政治絡みのストーリーが同時進行するため、、話が錯綜してもつれ合っていくので2種類のドラマ見ているようで面白い。
不倫と同性愛の話には壁壁するけど、法廷シーンは多くて楽しめた。
刑事ものよりは、弁護士・検察・法廷ドラマの方が好きなのは、大学卒業後に法律事務所でしばらく働いていたのが影響していると思う。
好きなキャラクターは選挙参謀のイーライ・ゴールドと調査員のカリンダ。
アメリカの法律事務所には専属ヤフリーの調査員がいるらしい。私が勤めていた法律事務所は弁護士3人の小規模な事務所だったので、そういうスタッフはいなかった。(日本でも、大規模事務所ならいるのかもしれないけど)

女性に観て欲しいドラマ『グッド・ワイフ』が面白くなる7つのトリビア


『SUITS/スーツ』
主人公(たち)が何らかのトラブルを抱えているのは『The Good Wife』と同じ。こちらはマイクの替え玉受験に学歴詐称なので全然同情できないけど、この伏線があるおかげでシーズン5と6はスリリングな展開で面白い。
こちらは法廷シーンよりも和解交渉のシーンの方が多い。それにしても、相手の弱いにつけこんだ(場合によっては脅迫行為に近い)交渉や頼み事とか結構多いけど、現実もそうなんだろうか??
最初の方は『The Good Wife』の方が面白いと思ったけど、話が進んでくるにつれて、『SUITS/スーツ』の主要キャラクターが誰も魅力的に思えてきて、最後はみんな好きになってしまった。(それに『The Good Wife』と違って、不倫も同性愛もからまないのが良い)

この記事を書いていた初めて知ったけど、レイチェル・ゼイン役ってメーガン妃だった....。そもそもメーガン妃の写真をまともに見たことがなかったので、ドラマ見ていても全然気が付かなかった。

海外ドラマ『SUITS/スーツ』が面白すぎる!あらすじ・キャスト・最新情報まとめ

[2019.5.18 追記]
『スーツ』の第7シーズンが配信されたので、早速全話視聴。マークの経歴詐称&弁護士登録問題が解決してしまったせいで全体的に緊迫感がなくなったし、ハーヴィの恋愛話にも興味はないので、前シリーズまでのような面白さがなくなってしまった。
エフゲニー・コロリオフ&ハジ=ゲオルギエヴァと、コロリオフに師事したアンナ・ヴィニツカヤという珍しい組み合わせの新譜は『バッハ/ピアノ協奏曲集』。
ピアノが1台、2台、3台のコンチェルト集なので、ソロがコロリオフまたはヴィニツカヤ、2台のピアノの場合は、コロリオフ&ゲオルギエヴァ、または、どちらかがヴィニツカヤとデュオと、全部で6通りの組み合わせ。
バッハのピアノ協奏曲はあまり好きではないので、カツァリスとペライアがソリストで弾いていたCDを持っていたけどほとんど聴かなかった。

NMLでアルバムを聴いてみたら、弦楽器よりもピアノの音が好きなせいか、3台のピアノでアンサンブルする曲が一番面白く聴けた。
録音映像をみると、オケが小編成なので、ピアノの音がかなり大きく明瞭に聴こえるし、キリスト教会の録音のせいか、残響が柔らかくて、音響的にとても心地よい。
できれば、ピアノ1台の4曲は全てコロリオフのピアノで聴きたかったけれど、ヴィニツカヤが契約しているレーベルなので、ヴィニツカヤもソロの協奏曲を2曲弾いている。

Bach // Concertos for Pianos by Evgeni Koroliov, Anna Vinnitskaya, Ljupka Hadzi Goergieva


Bach: Concertos for Pianos CD, インポートBach: Concertos for Pianos CD, インポート
(2019/4/1)
Koroliov, Vinnitskaya, Hadzi-Georgieva, Kammerakademie Potsdam

試聴ファイル
<収録曲>
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052(コロリオフ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV.1060(ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ1、コロリオフ:ピアノ2)
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第7番ト短調 BWV.1058(コロリオフ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ短調 BWV.1062(ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2)
● 3台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ長調 BWV.1064(コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ3)
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第4番イ長調 BWV.1055(ヴィニツカヤ:ピアノ)
● 鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056(ヴィニツカヤ:ピアノ)
● 2台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ハ長調 BWV.1061(コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2)
● 3台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲ニ短調 BWV.1063(コロリオフ:ピアノ1、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ2、ヴィニツカヤ:ピアノ3)
● 4台の鍵盤楽器と弦楽のための協奏曲イ短調 BWV.1065(ヘニング・フォーグラー編3台ピアノ版)
 (コロリオフ:ピアノ1、ヴィニツカヤ:ピアノ2、ハジ=ゲオルギエヴァ:ピアノ3)


ついで にヴィニツカヤが録音したブラームスのピアノ曲集もNMLで聴いてみると、タッチや音色にルバートのかけ方とか、私の好みとは合わなかった。

BACH & BRAHMS CD, インポートBACH & BRAHMS CD, インポート
(2016/3/4)
Anna Vinnitskaya

試聴ファイル


BRAHMS // BACH By Anna Vinnitskaya - Official Album Trailer


タグ:バッハ ブラームス コロリオフ ゲオルギエヴァ ヴィニツカヤ

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◆プロフィール◆

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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