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ラヴェル/クープランの墓 ~ プレリュード
ラヴェル《クープランの墓》は原曲がピアノ、ラヴェル自身が編曲した管弦楽曲版がある。
でも、この曲が好きになったのは、小曽根真のピアノとゲイリー・バートンのヴィブラフォンによる編曲版で第1曲「プレリュード」を聴いてから。
ピアノソロも好きだけど、ヴィブラフォン&ピアノ・デュオのジャズバージョンのカラフルな色彩感と煌くように流れる洒落た編曲も同じくらいに好き。

Gary Burton & Makoto Ozone - 5. Le tombeau de Couperin (Live @ Montreux 2002)


ヴァーチュオーシヴァーチュオーシ
(2010/05/26)
ゲイリー・バートン&小曽根真

試聴する(米amazon)

<関連記事>小曽根真&ゲーリー・バートン 『Virtuosi』



↓はスティーヴン・オズボーンの『ラヴェル/ピアノ作品全集』の録音。

Le Tombeau De Couperin, I. Prelude



管弦楽曲版(↓)と比べると、ピアノやヴィブラフォンの音色の瑞々しさがずっと美しく感じる。
Ravel: Le Tombeau de Couperin, M.68 - 1. Prélude


tag : ラヴェル 小曽根真 オズボーン

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ケンミン 「ライスパスタ」
ネーミングが珍しくて、試しに1袋買ってみたケンミンの「ライスパスタ」。
ケンミンの「ビーフン」はよく見かけるけど、添加物が多くて買ったことはない。
「ライスパスタ」の方は原料がタイ産の「精米・玄米」だけなのが良い。

太さと食感から言えば、タイのセンレック(2mm)や昔食べていたベトナムのブンとほぼ同じ。
フォー、ブンの原料は、米粉、タピオカでん粉、食塩。(タピオカでん粉や食塩を使っていない製品もある)

同じくらいの太さのパスタと比べると、米麺は火の通りが速い。熱湯にしばらく漬けておくだけで柔らかくなる。ただし、あまり加熱しすぎると、麺がブツブツと切れてしまう。
ライスパスタの宣伝文句に”もちもち食感”とか書いているけど、期待したほどもちもちしていないし、コシもない。
パスタというより、米粉で作った太目のそうめんか、ひやむぎ。”パスタ”というネーミングなのでもっと硬いと思っていた。(ちょっと茹ですぎたかも)

麺類で常備しているのは、スパゲティ、ペンネ、カッペリーニ(夏だけ)、そば(山芋入り)。センレックはお店で見かけたときに買っている。焼きそばを作るときだけ、市販の蒸し麺を使う。
フォーも好きだけど、あのクニャクニャ曲がった麺を袋から出して20g~30g分だけ取り出すのがかなり面倒なので、この頃は買っていない。その点、麺が直線のセンレックやライスパスタは使いやすいし、保存するのに嵩張らない。
味と食感については、麺が太いせいかフォーの方が米麺らしい味がするし、少し歯ごたえのある食感が好き。これを書いていたら、妙にフォーが食べたくなってきた。


ケンミン ライスパスタスパゲティスタイル 250g×12個ケンミン ライスパスタスパゲティスタイル 250g×12個

ケンミン




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追悼曲 ~ ブルッフ、バーバー、ペルト、吉松隆
合唱曲や宗教曲はもともと好きではないので、モーツァルト・フォーレ・ブラームスなどのレクイエムは全然聴かないけれど、管弦楽曲の追悼曲は好きな曲がいくつかあって、今でも時々聴いている。

追悼曲といえば一番先に思い出す出すのは、数十年前にNHKFMで初めて聴いたブルッフの《イン・メモリアル》。あまりに美しい曲なので忘れようがない。
重苦しい悲痛感はなく、甘美な哀感と明るい安息感が交錯し、ドラマティックに盛り上がる力強さもあり、明暗・静動がうまく溶け合っている。
隠れた名曲だと思うけど、録音がほとんどない。FMで流れていたCDはヴァイオリンがアッカルドで、伴奏はマズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管。(ブルッフのヴァイオリン協奏曲全集(輸入盤)交響曲全集(輸入盤)に収録)

Max Bruch - In Memoriam Op.65



よくお葬式で流れているバーバーの《弦楽のためのアダージョ》は、曲名がレイエムや追悼曲ではなくとも、それに相応しい曲。
この曲が有名になったのは、暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領の葬儀で使われたからという。

Barber - Adagio for Strings - Berlin Philharmonic



一時かなりブームになったアルヴォ・ペルトの音楽を初めて聴いたのが、ECM盤の作品集『Tabula Rasa』。
演奏者のなかにクレーメルとジャズピアニストのキース・ジャレットも入っていて、ジャレットが好きなので発売時にCDを買ったのだった。
2曲目に収録されていたのが《ベンジャミン・ブリテンへの追悼歌/Cantus in Memory of Benjamin Britten》。カスケードみたいに流れる重層的でオスティナートな弦楽の旋律とその間から鳴り響いてくる鐘の音がとても印象的。

Pärt: Cantus In Memory Of Benjamin Britten



Tabula RasaTabula Rasa
(2010/8/16)
Dennis Russell Davies, Gidon Kremer,Keith Jarrett, Lithuanian Chamber Orchestra., Saulus Sondeckis, Staatsorchester Stuttgart
試聴ファイル



NHK大河ドラマの音楽を担当してから、一般的にも有名になった吉松隆の音楽を初めて聴いたのは、カメラータから出ていた『鳥たちの時代』という初期作品集。当時は現代音楽に凝っていて、それ以来発売されたCDはほとんど聴いてきたけど、一番好きな曲は『鳥たちの時代』に収録されている《朱鷺によせる哀歌》
朱鷺の鳴き声のような弦楽の響きは研ぎ澄まされて凝縮された緊張感が流れ、ピアノの響きには滅びゆく朱鷺へのレクイエムのように儚く、”滅びの美学”の音楽。
CDの演奏は井上道義指揮日本フィル。他にも日本人演奏家とオケによる音源がいろいろある。CHANDOS盤はBBC響は、日本のオケに比べると、音色がまろやかで突き刺すような悲痛感が少し弱い気がする。



鳥たちの時代鳥たちの時代
(2009/8/25)
(指揮)井上道義, 青木明, 大友直人, 外山雄三、(演奏)吉井上道義 吉田慶子, 甲斐道雄, 松谷翠, 東京フルート・アンサンブル・アカデミー , 新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団,東京フィルハーモニー交響楽団 麻生真紀
試聴ファイル


tag : ブルッフ バーバー ペルト 吉松隆

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レーゼル ~ シューマン/蝶々、交響的練習曲、ピアノ協奏曲、序奏と協奏的アレグロ、ピアノ五重奏曲
アレクサンダー・クリッヒェルの最新CDを試聴していたら、シューマンの《交響的練習曲》に少し魅かれるものがある。
この曲を録音している手持ちのCDは、カッチェン(1953年)、フィオレンティーノ(1965年)、レーゼル(1977年)の3枚。
カッチェンとフィオレンティーノの録音は古くて音が悪いので(それに「遺作」は未録音)、ロマンティシズムはちょっと薄めだけど、レーゼルが一番音質が良い。

Papillons/Symphonic EtudesPapillons/Symphonic Etudes
(2008/7/8)
Peter Rosel
試聴ファイル


レーゼルが録音したシューマンのピアノ独奏曲は、《蝶々》と《交響的練習曲》のみ。
《蝶々》は、次々と違ったモチーフが現れては消えていくので、気分がコロコロ変わるような不安定感が私にはどうも合わない。

Papillons, Op. 2



《交響的練習曲》は、シューマンのピアノ作品のなかでは、構造的な安定感が強くて、哀感の強い旋律も叙情美しい。
それにレーゼルが弾くと、力強いタッチと精密なメカニックで安定感が増して毅然とした雰囲気があり、シューマン独特の気分が浮き沈むような不安定さがあまり気にならない。特に好きなのは、Etude1とEtude。

Schumann - Peter Rösel (1979) Etudes symphoniques op 13



有名な《ピアノ協奏曲イ短調》に加えて、《序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調 Op.92》と《序奏と協奏的アレグロ ニ短調 Op.134》の2曲を録音しているのは珍しい。

Concerto Piano インポートConcerto Piano インポート
(2007/5/8)
Rosel, Leipzig Gewandhaus Orchestra, Masur
試聴ファイル



《ピアノ協奏曲》は、(この曲にしては)線のしっかりした力強さと安定感があって、新緑薫る初夏のように明るく爽やか。今まで聴いたこの曲の録音のなかでは、一番好きな演奏の一つ。

Schumann - Piano concerto - Rösel / Leipzig / Masur



CDでi一度は聴いたはずなのに全然覚えていなかった《序奏と協奏的アレグロ Op. 134》は、最初の方はメンデルスゾーンのピアノ曲にちょっと似た叙情感を感じたけど、オケパートの部分を聴いているとシューマンの交響曲を連想する。
途中で有名な「赤とんぼ」によく似た主題旋律が何回も出てくるので、全然違う曲が突然挿入されたような妙な感覚がする。
《序奏とアレグロ・アパッショナート》の方は、シューマンのピアノ曲らしい叙情感が薄くいせいか、交響曲を聴いている気分。(こっちは特に好きというわけではない)

Concert Allegro and Introduction for Piano and Orchestra in D Minor, Op. 134





室内楽曲では、《ピアノ四重奏曲》と《ピアノ五重奏曲》、《ヴァイオリンソナタ》(第1番&第2番)、《ピアノとオーボエのための3つのロマンス》を録音している。
《ピアノ五重奏曲》は、透明感のある伸びやかな音で、開放的で外へ広がっていくスケール感と明朗快活で心弾むような躍動感がとても爽やか。

シューマン:ピアノ五重奏曲/ピアノ四重奏曲シューマン:ピアノ五重奏曲/ピアノ四重奏曲
(2010/10/6)
レーゼル(ペーター), ケヴァントハウス弦楽四重奏団
試聴ファイル


Piano Quintet in E flat major, Op. 44: I. Allegro brillante


tag : シューマン レーゼル

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フィオレンティーノによるピアノ編曲版
セルジオ・フィオレンティーノのピアノを初めて聴いたのは、フィオレンティーノ自身がピアノ編曲したフォーレ《夢のあとに》
フォーレのピアノ曲は苦手でも、なぜか歌曲は好きなので、濃密なロマンティシズム溢れる《夢のあとに》にすっかり魅せられてしまい、すぐにフィオレンティーのCDコレクターになったのだった。

Fiorentino plays Fauré Après Un Rêve


編曲が得意なフィオレンティーノは、歌曲ではシューマンの《はすの花》・《献呈》のピアノ編曲版も書いている。
フィオレンティーノの《献呈》は、ゆっくりしたテンポで語りかけるようなフレージングが優しく、愛情がにじみ出てくるようなとても素敵な曲。

Sergio Fiorentino plays Schumann "Widmung"



既存のピアノ曲やピアノ編曲版をフィオレンティーノがさらに編曲した曲もいくつか。
若い時から弾いていたバッハ=ブゾーニ編曲《前奏曲とフーガ BWV532》は、ブゾーニ版の和音をさらに重厚にしている。

ライブ音源(↓)の冒頭は《前奏曲とフーガBWV. 532》。
58:00から弾いているのはフィオレンティーノ編曲によるチャイコフスキーのワルツ(Op.40 No.8)。原曲のピアノ曲にたくさん音を加えた軽やかで華やかなワルツ。(このライブ音源は、音質・演奏・選曲全てが良いので、CD化して欲しいくらい)

Sergio Fiorentino in recital (1996.07.08 Newport) Bach/Busoni, Schumann, Gounod, Tchaikovsky



フィオレンティーノのピアノ編曲版のなかで一番長い曲は、バッハの《無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001》
もともと無伴奏曲はほとんど聴かないけど、原曲とは違い、冒頭の”Adagio”では悲痛感と静寂さが薄まり、ピアノの瑞々しい音色と清々しい叙情感が美しい。第2楽章と終楽章のフーガはピアノならではの立体感と躍動感。

Bach - Violin sonata no. 1 in G minor BWV 1001, piano transcription (Sergio Fiorentino) [1/2]


Bach - Violin sonata no. 1 in G minor BWV 1001, piano transcription (Sergio Fiorentino) [2/2]



<関連記事>
フィオレンティーノ 『ドイツ・ライブ録音集(1993年)』
バッハ=フィオレンティーノ編曲/無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番 BWV1001(ピアノ独奏版)
フィオレンティーノ ~ バッハ=ブゾーニ《前奏曲とフーガBWV 532》(フィオレンティーノ編曲)、バッハ/フランス組曲第5番

tag : フィオレンティーノ フォーレ シューマン バッハ チャイコフスキー

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プロフィール

yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、ミンナール、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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