2023-05-25(Thu)
ハフ作曲の”Partita for Piano(2019)”と”Fanfare Toccata(2022)”。
この2曲は初めて聴いたけど、どちらも緩徐楽章(緩徐部)以外は音が鍵盤上を軽く飛び跳ねるように動き回り、”Partita for Piano”はちょっと慌ただしく感じる。どちらかというと、リズムに少し落ち着きがあり、特に和声が綺麗な”Fanfare Toccata”の方が好き。
Stephen HOUGH - Partita for Piano (Albert Cano Smit, piano)(Live recording at Carnegie Hall, October 2019)
I. Overture/II. Capriccio/III. Cancion y Danza I/IV. Cancion y Danza II/V. Toccata
ハフによる作品解説(動画の説明欄):シリアスで激しい性格の4つのピアノ・ソナタを作曲したので、Naumburg(財団)の委嘱曲には何か違うものを書きたかった-もっと明るいもの、もっと祝祭的なもの、もっとノスタルジックなものを。
このパルティータは5楽章構成。両端(楽章)は堅牢なブックエンドで、「イギリス風」な薫りがあり、大聖堂の大オルガンの世界を連想させる。第1楽章は、儀式的な華やかさと感傷に訴える厳粛さが交互に現れる。一方、最終楽章は、第1楽章の主題を受け継ぎ、ヴィルトゥオーゾ的なトッカータで、ゴシック様式の緊密な空間(cloom)から日曜日の輝く太陽へと突進する。
この曲の中央には5度の音程を使った短い3つの楽章をおき、絶えず拍子が変化する落ち着きのなく鋭い”Capriccio”と、カタロニアの作曲家フェデリコ・モンポウにインスパイアされた2つの”Canción y Danza”。
※cloom;(古語、他動詞)「粘着性の物質で閉じる」/clamの変形「詰まらせる」/「粘着性や粘性の物質で閉じるまたは塞ぐ」。
”Fanfare Toccata”は2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのための委嘱曲。
ライブ映像のピアニストは、クライバーンコンクールで史上最年少でゴールドメダルを受賞したイム・ユンチャン(18歳)。この曲の演奏で「Beverley Taylor Smith賞(新作最優秀演奏賞)」も受賞。
Yunchan Lim 임윤찬 – HOUGH – Fanfare Toccata
↑のYunchan Limがコンクールで弾いていた《超絶技巧練習曲集》がかなり評判良いらしい。7月にはライブ録音CDでリリース予定。
Yunchan Lim 임윤찬 – LISZT 12 Transcendental Etudes – Semifinal Round Recital–2022 Cliburn Competition
この2曲は初めて聴いたけど、どちらも緩徐楽章(緩徐部)以外は音が鍵盤上を軽く飛び跳ねるように動き回り、”Partita for Piano”はちょっと慌ただしく感じる。どちらかというと、リズムに少し落ち着きがあり、特に和声が綺麗な”Fanfare Toccata”の方が好き。
Stephen HOUGH - Partita for Piano (Albert Cano Smit, piano)(Live recording at Carnegie Hall, October 2019)
I. Overture/II. Capriccio/III. Cancion y Danza I/IV. Cancion y Danza II/V. Toccata
ハフによる作品解説(動画の説明欄):シリアスで激しい性格の4つのピアノ・ソナタを作曲したので、Naumburg(財団)の委嘱曲には何か違うものを書きたかった-もっと明るいもの、もっと祝祭的なもの、もっとノスタルジックなものを。
このパルティータは5楽章構成。両端(楽章)は堅牢なブックエンドで、「イギリス風」な薫りがあり、大聖堂の大オルガンの世界を連想させる。第1楽章は、儀式的な華やかさと感傷に訴える厳粛さが交互に現れる。一方、最終楽章は、第1楽章の主題を受け継ぎ、ヴィルトゥオーゾ的なトッカータで、ゴシック様式の緊密な空間(cloom)から日曜日の輝く太陽へと突進する。
この曲の中央には5度の音程を使った短い3つの楽章をおき、絶えず拍子が変化する落ち着きのなく鋭い”Capriccio”と、カタロニアの作曲家フェデリコ・モンポウにインスパイアされた2つの”Canción y Danza”。
※cloom;(古語、他動詞)「粘着性の物質で閉じる」/clamの変形「詰まらせる」/「粘着性や粘性の物質で閉じるまたは塞ぐ」。
”Fanfare Toccata”は2022年ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのための委嘱曲。
ライブ映像のピアニストは、クライバーンコンクールで史上最年少でゴールドメダルを受賞したイム・ユンチャン(18歳)。この曲の演奏で「Beverley Taylor Smith賞(新作最優秀演奏賞)」も受賞。
Yunchan Lim 임윤찬 – HOUGH – Fanfare Toccata
↑のYunchan Limがコンクールで弾いていた《超絶技巧練習曲集》がかなり評判良いらしい。7月にはライブ録音CDでリリース予定。
Yunchan Lim 임윤찬 – LISZT 12 Transcendental Etudes – Semifinal Round Recital–2022 Cliburn Competition
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