レーガー/ピアノ協奏曲 

2009, 08. 11 (Tue) 18:00

レーガーのピアノ小品集がかなり気に入ってしまったので、次はピアノ協奏曲。
これは40分以上の長さがあるので、重厚長大だろうとは思っていたけれど、オーケストラ伴奏もピアノもやっぱり音の厚みが凄い。
ピアニストは、ブラームスのピアノ協奏曲並みの技巧とパワーがないと、弾けないだろうという気がしてくる。

このピアノ協奏曲は、小品集と違って、あまりブラームス的な雰囲気はしない。
ピアノパートは音が詰まった和音で移動していく部分がとても多くて、旋律を歌わせるというタイプではないし、迫力があって勇ましく、ちょっとゴツゴツとしたいかつい感じ。
ブラームスのピアノ協奏曲なら叙情感もあって力強さと繊細さがうまくブレンドされているし、旋律もかなりメロディアス。旋律や曲想の美しさでは、ブラームスのピアノ協奏曲には及ばない。

伴奏も大規模な編成なのか響きがとても厚い。
ピアノとオケの両方が鳴り響くと、ずっしりと重たい感じで、感覚的には砂糖とバターをたっぷり使ったチョコレートケーキをワンホール食べている気がする。

レーガーのピアノ小品集は旋律も美しくて、とても聴きやすいと思ったけれど、ピアノ協奏曲は変奏曲と同じように、旋律の流れが把握しにくく、重厚長大で複雑。演奏されることも少なく、あまり有名にはならなかったのも、納得してしまった。ただし、レーガーの変奏曲が好きな人には向いているかも。

Reger: Piano Concerto/Suite im alten StilReger: Piano Concerto/Suite im alten Stil
(1995/10/24)
Leif Segerstam , Norrkoping Symphony Orchestra, Love Derwinger (Piano) 

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2 Comments

木曽のあばら屋  

レーガーは無伴奏が好きです

こんにちは。
レーガーのピアノ協奏曲、
ボテッとした響きが作曲者自身の体形を連想させて
なんだか暑苦しくなる曲ですね。
でも第2楽章の内省的な風情はちょっといいかも。

レーガーでは、弦のための無伴奏作品が結構好きです。
無伴奏ヴァイオリンソナタ(たくさんあります)、無伴奏ヴィオラ組曲、
無伴奏チェロ組曲など
大変古典的な作風で、先輩であるイザイより保守的ですが
すっきりと美しい曲ぞろいで気に入っています。

2009/08/16 (Sun) 21:17 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

レーガーのシャコンヌ

木曽のあばら屋様、こんにちは。コメントありがとうございます。

夏とはいわず、聴いているとだんだん疲れてくるので、この曲はちょっと私には重くて....。レーガーを聴くときは、軽やかな小品集の方にしておこうと思います。

レーガーの無伴奏はどの楽器も録音があまり多くないですね。チェロが少し多いかなという感じですが、ヴィオラやチェロだと貴重なレパートリーなのかもしれません。

無伴奏のヴァイオリンソナタは7番だけすぐに聴くことができました。
ロマン派を通り越して、古典かバロックのように古風な感じはしますが、旋律も和声もとても綺麗ですね。
リズミカルな第2楽章は聴いていて楽しいのですが、第3楽章のシャコンヌが素晴らしく良い曲ですね。バッハのような厳粛・壮麗な雰囲気が漂っていて、この楽章だけでも何度も聴きたくなります。

ヴァイオリンの独奏曲も確かに重音は多いですが、かなり響きがすっきりとしているので、重音の塊のようなピアノの変奏曲などとは違って、聴きやすかったです。とはいっても、聴き応えがある曲でした。
良い曲を教えてくださって、どうもありがとうございます。

2009/08/16 (Sun) 22:34 | EDIT | REPLY |   

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