輸入小麦は値下げ、国産小麦は値上げ 

2009, 10. 02 (Fri) 12:00

そろそろ小麦粉の価格が改訂される時期。
以前は毎年10月頃に改訂されていたが、今年は輸入小麦の民間への売渡価格が春にも改訂されていたので、小麦粉の方も5-6月頃に改訂されていたはず。
これは政府から民間への輸入小麦の売渡価格を年2回見直すことに変更したため。

今日、農水省が、国内製粉会社に売り渡している輸入小麦を16日から23%値下げすると発表していた。
パン用の強力小麦粉も当然値下げされるので、輸入小麦粉はまた安くなる。小麦粉ベースだと、10%以上の値下げにはなるでしょう。これはホームベーカリーでパンを焼いている私としては嬉しい。

反対に、小麦の国際価格が下落している最中に、国産小麦は1年前に入札で4割近いアップが決まっているので、値上げになる。
国産小麦は全量が民間取引によって価格が決定されるので、政府は関与していない。ただし、生産者には膨大な補助金が支給されている。
すでに業務用パン用小麦粉は、従来価格の2割~3割アップで卸売されているらしい。
国産小麦粉を使っているパン屋さんのブログをみると、8月頃から国産小麦粉が大幅に値上がりして困った...なんて話が増えている。

そもそも、1年前に生産者と製粉メーカー等とで行う入札で国産小麦の取引価格を決定するという直近の相場動向を無視したシステムなので、こういう事態は当然起こるに決まっている。
1年前は輸入小麦が高騰していたので、国産小麦も値上げするべきだという生産者側の声が反映されて、たしか2009年産小麦の入札基準価格が3割引き上げられ、その上、変動幅制限上限まで高値で入札されていた。

では、今は外国産小麦が値下がりしているので、今年(2010年産小麦に対する)の入札基準価格が下がったのかというか、これは情報が見つからなかったので良くわからない。
国産小麦の取引価格は人為的に設定されているようなもので、生産コスト自体は実際の取引価格の数倍。生産コストと取引価格との差額(赤字分)は国が補助金で埋めている。

今までは、国産小麦粉は輸入小麦粉よりも若干安いか、同レベルくらいの価格で取引されていたので需要も伸びていたが、それが大きく逆転してしまうと、国産小麦粉人気も下火になるかもしれない。
10月になるとネットショップの小麦粉価格が改訂されるので、値上がり・値下がりの銘柄とタイミングをみていつも買っている。
輸入小麦粉は下がるだろうから、そのうち買えば良いのであまり気にしていないが、問題はパンを焼くための国産小麦粉。
今は国産小麦粉と輸入小麦粉の値段はそんなに大差ないので、1割くらい高くても国産小麦はそこそこ売れていると思う。
国産小麦粉が一気に数十%値上げされたら、値下がりした輸入小麦粉との価格差がかなり大きくなるので、輸入小麦粉に切り替える人も結構いるんじゃないかと思う。
輸入小麦粉自体は、膨らみ安いので扱いが楽で、品質的には全く問題なし。逆に膨らみすぎるので、目の詰まったパンが好きな私にとっては、国産小麦粉の方が好みのパンがつくり安い。
さて、国産小麦粉のどれだけ値上がりするんだろう?そろそろネットショップでお知らせがでてくる頃でしょう。

と思って、富沢商店のオンラインショップへアクセスすると、しっかり値上げのお知らせが掲示されていた。

 ◇10/5(月)より 丸信製粉の商品 16~29%の値上げ
 ◇10/13(火)より 江別製粉の商品 7~26%の値上げ
 ◇11/2(月)より はるゆたか、春よ恋 12~20%の値上げ
 ◇11/2(月)より 木田製粉、横山製粉、東日本産業の商品

結構上げ幅のばらつきはあるけれど、20%以上UPすると思っておいた方が良さそう。
この時期はまだ気温が高いので、保管面を考えてもっと気温が下がった頃に注文したいけれど、どの銘柄を買うかでメーカーが変わるので、ちょっとタイミングを考えないといけない。

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