ツィンマーマン ~ ブラームス/ヴァイオリン協奏曲(2009年9月のライブ録音) 

2009, 10. 12 (Mon) 11:06

F.P.ツィンマーマン&アラン・ギルバート指揮ニューヨーク・フィルハーモニックのライブ録音が、NYフィルのウェブサイトで、期間限定でストリーミング配信されています。
この情報のソースは<おかか since 1968 Ver.2.0>です。

配信サイトは、”Weekly Radio Broadcasts”

曲目は、ブラームスのヴァイオリン協奏曲、シェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》。

音源は、2009年9月24~26日(のうちのいずれか)に、ニューヨークのLincoln Center,Avery Fisher Hall で開催された演奏会のライブ録音。(冒頭にツィンマーマンの電話インタビューが少し入ってます)

配信期間は、現地時間で2009年10月9日12:00~10月23日12:00までの2週間


このブラームスのヴァイオリン協奏曲は、数日前のツィンマーマンの来日公演でも、演奏されていた。今回の来日公演は、このサントリーホールでの東京公演のみ。
エマニュエル・アックスの伴奏でリサイタルも予定されていたが、これはかなり前にキャンセルされてしまった。
このごろは、クラシックの外来演奏家は首都圏中心の公演日程を組むことが多くて、すっかり大阪公演が減って、聴きたい(行きたい)コンサートがめっきり少なくなってしまった。経済が地盤沈下すると、文化活動まで同じように停滞しているに違いない。

このブラームスのヴァイオリン協奏曲のライブ録音は、音質も良く回線も途切れることなく安定している。(家の回線はADSLのせいか、途中でサイトとの接続が途切れることが時々あるので。)

ツィンマーマンのブラームスは、いつもながらシャープで切れ味も良く、芯が通っていて力強く、爽やか。この曲は感情移入したようなベタベタした演奏を聴くことも多いので、こういう弾き方の方が暑苦しくなくて好き。
ツィンマーマンはサバリッシュとスタジオ録音もしている。清々しい叙情感があるところはライブでも変わらない。
EMI時代はテクニカルなシャープさとフォルテの強さが耳についてキリキリした感じがあったけれど、このライブではそういう尖ったところが消えて、弱音の繊細さや緩徐部分のしなやかさも引き立っている。
ヴァイオリンもその頃と違うせいか(今はクライスラーが弾いていた1711年製のストラディヴァリウス)、音色もまろやか。特に第2楽章は、深みと透明感のある響きが映えてとても綺麗。
ブラームスはピアノ協奏曲ばかりこのところ聴いていたので、久しぶりに聴くヴァイオリン協奏曲はピアノよりも音がずっと少ないので線の細い優美な感じがするけれど、やっぱりブラームスらしくて(当たりまえだけど)、良いものです。

10月13日17:05~、ツィンマーマン&クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮北ドイツ放送響によるシベリウスのヴァイオリン協奏曲のライブ録音がBayern 4で放送予定です。
ツィンマーマンは、このシベリウスのヴァイオリン協奏曲が子供の頃から大好きで、わずか10歳かそこらの頃にこれを弾いていたところ、まだ弾くには早い(幼い)から弾いてはいけません!と、両親に叱られたそうです。(バッハのヴァイオリン・ソナタ集のDVDに収録されているインタビューで話していた。)

このコンチェルトは、EMI時代にスタジオ録音も残しているが、長い間弾いていなかったという。
最近、一からこの曲の解釈を見直して、再び演奏会でよく弾くようになっているので、スタジオ録音とはまた違った演奏が聴けそうです。
※ウェブラジオへのリンクは、http://d.hatena.ne.jp/okaka_1968/20091011#p1 に記載されています。

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