フー・ツォンが弾くスカルラッティとハイドンのピアノ・ソナタ 

2010, 12. 21 (Tue) 18:00

フー・ツォンの弾くベートーヴェンのピアノ協奏曲があまりに良かったので、他の録音も聴いてみたくなって、ディスコグラフィ(アリアCDのウェブサイト)をチェック。

レパートリーはバロック~ロマン派。第5回ショパンコンクールで3位入賞し、同時にマズルカ賞も受賞したので、彼の弾くショパンは有名(らしい)。
ほかには、スカルラッティ、バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ドビュッシー、シューマン、シューベルトなど。
音源をYoutubeや試聴ファイルで聴いてみたら、確実に判断がついたのはベートーヴェン。
あまり聴きこんではいないスカルラッティも、かなり個性的な演奏らしいけれど、バロックを聴いている時に感じる平板さや単調さが全くなくて、これはとても気に入った録音。
モーツァルトのコンチェルトも良さそう。ドビュッシーは面白そうな気はするけれど、全曲聴いてみないとはっきりとはよくわからない。
シューマンのクライスレリアーナとか、ショパンのノクターンやマズルカは、かなり感情移入の激しい叙情的なタッチのように感じるので、もともと作曲家自体が好きではないし、演奏も好みとは違う。
バッハはもう一つよくわからない。ハイドン、ヘンデルあたりはわりと合いそうな感じ。


ショパン/マズルカ集
フー・ツォンのショパンでは、最近NIFC(Narodwy Instytut Fryderyka Chopina 国立ショパン協会)からリリースされた古楽器で録音したマズルカ集の評判が結構良いらしい。
試聴してみると、躍動感のある舞曲を聴いているよりも、ノクターンとかバラードとか、他の曲を聴いているような気になるほどに、美しく繊細で叙情的。
その代わり舞曲らしいリズミカルさは稀薄のような感じ。民族的舞曲の香り強い曲は好きではないので、舞曲らしくないマズルカは結構聴きやすい。
それでも、ショパンはマズルカに限らず、聴きたいと思うことがあまりないので、このCDは買わない。それに、フー・ツォンのショパンは情念が濃すぎて私には重過ぎる。

Mazurkas (Dig)Mazurkas (Dig)
(2009/11/10)
Fou Ts'ong

試聴する(米amazon)



スカルラッティ/ソナタ集
ショパンと違って、繰り返して聴きたくなったスカルラッティとハイドンのCDは買うことに。
スカルラッティのソナタ集は、ホロヴィッツとかの演奏と違って、かなり異質なスカルラッティらしい。
あまり聴かないバロックのなかで、ミケランジェリのライブ録音などで聴いたことのあるスカルラッティのソナタはわりと好き(特にK380)。
試聴してみると、バロックにしては色彩感も表情もかなり豊かで、とっても良い感じ。水気の含んだキラキラ輝く音色が綺麗で、音と表現がぴったり合っている。かっちりとした様式感よりも叙情性の強さの方が印象的。
試聴ファイルだけでも、もう10回以上は聴いているくらいに気に入ったので、このCDはオーダー済みで、もうすぐ入手予定。

Scarlatti Sonata K 380 - L 23(piano: Fou Ts'ong)



Scarlatti: 32 SonatasScarlatti: 32 Sonatas
(2003/02/03)
Fou Ts'ong

試聴する(米amazon)



ハイドン/ピアノ・ソナタ集
ハイドンのソナタ集(CD2枚組)も来年1月11日にリリース予定。
ハイドンのコンチェルトがかなり良かったので、全然聴かなかったハイドンのピアノ・ソナタも聴いてみたくて(CDもバックハウスの古い録音くらいしか持ってないし)、このCDはたぶん買うでしょう。

ツォンが弾くハイドンのピアノ・ソナタのプロモーション映像(MeridianRecords)




Piano SonatasPiano Sonatas
(2011/01/11)
Fou Ts'ong

試聴ファイルなし

タグ:ショパン ハイドン スカルラッティ

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

0 Comments

Leave a comment