サフリ・デュオ ~ ヘルヴェグ《アメリカン・ファンタジー~レナード・バーンスタインへのトリビュート》 

2010, 01. 14 (Thu) 18:00

ルトスワフスキの《パガニーニの主題による変奏曲》の録音を探していてたまたま見つけたのが、このサフリ・デュオのアルバム。
打楽器とピアノをそれぞれ2台づ使っているというとても珍しい編成。
パーカッションはサフリ・デュオ。打楽器奏者としてはかなり有名な2人組らしい。

Safri Duo Performs Lutoslawski, Bartók, HelwegSafri Duo Performs Lutoslawski, Bartók, Helweg
(1995/11/14)
Safri Duo,Slovak Piano Duo

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曲目は、ルトスフワスキの《パガニーニの主題による変奏曲》、バルトークの《2台のピアノと打楽器のためのソナタ》とキム・ヘルヴェグの《アメリカン・ファンタジー~レナード・バーンスタインへのトリビュート》

バルトークの曲は言うまでもないくらいに有名。
ルトスワフスキはピアノ協奏曲や交響曲・歌曲の方が良く知られているけれど、このパガニーニヴァリエーションは2台のピアノ用レパートリーの定番。
最後のヘルヴェグは全然知らない作曲家。ヘルヴェグはペンデレツキ、ケージに加え、ジャズにも影響されたといわれている。そのラインだと好みとは違うタイプの可能性が高いので、この盤でしか聴くこともないかも。

《アメリカン・ファンタジー~レナード・バーンスタインへのトリビュート》は、タイトルで察しがつく通り、バーンスタインの作品のモチーフがいくつも引用されているという。でも、バーンスタインの曲はほとんど聴いたことがないので、どの旋律がどの曲のものかは?。


第1楽章 Allegro molto
ピアノパートはリーバーマンのピアノコンチェルトによく似たアメリカの現代音楽風。
パーカションが入っているので、スピード感とリズム感に加えて音に色彩感もある。
ルトスフワスキのパガニーニバリエーションよりもパーカッションは控えめで、ピアノパートが前面に出て華やか。

第2楽章 Adagio
最初はややクラム風のファンタジックな感じ。内部奏法や外部奏法は使っていないので、普通のピアノの綺麗な響き。
途中からはわりと叙情的な旋律に変わって、ポップス風というかなんというか...。

第3楽章 Scherzo
パーカッションがメインで、リズミカルでポップな感じ。ここもリーバーマン風のピアノが登場する。

第4楽章 Finale
冒頭がちょっと変わっていて、パーカッションの代わりに手をカスタネットのように使っている。ピアノが入ってくると、手と交代してパーカションに。
最初はやや騒然とした感じの力強い旋律で、そのうちフィナーレらしい華やかさも出てくる。
終盤は、私でも聴いたことがあるくらいに有名なバーンスタインの曲(どの曲かは?)の旋律が登場。

この曲は、楽章ごとに楽器がかわり、色とりどりの曲想と響きの変化があるし、私の好きなリーバーマン風のところもあって、バーンスタインの作品をあまり知らなくても曲自体は面白かった。

《パガニーニの主題による変奏曲》の記事

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