スーク ~ ヴィターリ/シャコンヌ 

2010, 01. 22 (Fri) 18:02

Youtubeでたまたま見つけたスークのヴィターリ《シャコンヌ》。
いわずと知れた有名な曲なので、他のヴァイオリニストの名曲集にも入っていたはずだけど(探したら『前橋汀子ベスト・コレクション』と『川畠成道/トロイメライ』に収録されていた)、バロックなのでたぶん聞き流していたせいか、ほとんど記憶に残っていない。

バッハ以外のバロックはめったに聴かないけれど、スークの珍しい録音だし...と思って聴いてみたら、ヴァイオリンが朗々と響いて、なんて綺麗でドラマティックな曲なんでしょう。スークの膨らみのある伸びやかで澄んだヴァイオリンの音色が良く映えてます。

伴奏はピアノではなくオルガン。
オルガンのふわふわとした曖昧な音色だとヴァイオリンの音がとてもくっきりと聴こえるし、オルガンの響きは敬虔、厳粛な雰囲気が漂っている。
オルガンの独奏曲は好きではないけれど、こういう響きのオルガン伴奏は印象が大分違って、音の感触がとても心地良い。

ヴィターリ《シャコンヌ》(Violin:Suk, Organ:Bárta)
このスークの録音はたぶんLotosレーベルの盤が音源で1990年代のもの。
探してみたらCDは廃盤になっていたし、ダウンロード販売もなし。


ピアノ伴奏とオーケストラ伴奏の録音もYoutubeにあり。
この伴奏のピアノは控えめで響きに膨らみがないし、逆にもっと音量が大きいとうるさい感じになりそう。
オーケストラだと色彩感が増しドラマティックになると思ったけれど、この編曲版だと伴奏がそれほど目立たないわりに(最後の方だけ派手になるが)、いろんな楽器の音がヴァイオリンの音に混ざってくる。
やはりこの曲はヴァイオリンが引き立つオルガン伴奏で聴くのが良いのではないかと。

ピアノ伴奏版(Violin:Oistrakh)

オーケストラ伴奏版(Violin:Sarah Chang)

タグ:スーク ヴィターリ オイストラフ

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2 Comments

木曽のあばら屋  

名曲ですね

こんにちは。
おお、オルガン版いいですね。
オーケストラ版はたしかレスピーギの編曲ではなかったですか。

この曲、実際にはヴィターリの作品ではないことはほぼ明らかですが、
本当の作曲者はいまだに不明らしいですね。
おそらくバロックでもなく、ロマン派の時代に作られたものと考えられているそうです。
あまり録音されないのはそのあたりが理由かもしれません。
良い曲なのに・・・。

2010/01/25 (Mon) 07:06 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

作者不詳の名曲ですね

木曽のあばら屋様、こんにちは。
コメントありがとうございます。

調べてみると、おっしゃるとおり、レスピーギがオルガン付き弦楽合奏用に編曲しています。

ヴィターリが作曲したものだとばかり思っていたのですが、このロマンティックなところはロマン派の作風なのかもしれませんね。
名曲なので作曲者不詳でも全然気にしませんが、オルガン伴奏の録音は多くはないようで、ピアノやオケよりもふんわりした響きが気に入っています。

2010/01/25 (Mon) 12:06 | EDIT | REPLY |   

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