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ヘブラー ~ バッハ/フランス組曲第4番、第5番
モーツァルト弾きで有名なヘブラーは、モーツァルト以外の録音があまり出回っていないらしく、モーツァルトは20番台のピアノコンチェルトくらいしか聴かないので、ヘブラーは名前くらいしか知らないピアニスト。

たまたまシェリングのピアノ伴奏をしていたベートーヴェンのヴァイオリンソナタを試聴して、品の良いピアノを弾いていたので、モーツァルト以外の録音を探していたら、Youtubeにバッハのフランス組曲の録音がいくつか。

 フランス組曲第5番~1.アルマンド

 フランス組曲第4番~1.アルマンド


第5番のアルマンドを聴き始めると、あらまあ、なんて穏やかで暖かみのあるバッハなんでしょう。
包み込むようにふっくらとした温もりのある音がとても綺麗に響いている。
ゆったりとしたテンポと柔らかいタッチで一音一音丁寧に弾いているので、とても落ち着きと安定感があるのに、ゆるゆるとした流れは滑らか。
装飾音やアーティキュレーションに凝ってバッハを聴くことも多いので、それとは違って強いクセのない素直さが逆に新鮮に聴こえる。
テンポとタッチがそう変わらず、どの曲も似たような雰囲気になっている気はするけれど、それ以上に和やかな幸福感が心地よい。
弾むような躍動感ではなく、優雅なダンスをしているような品のよさがあり、レガートな響きが美しいペライアのバッハよりも、気品があってさらに自然な感じ。
ふくよかでにっこりと微笑んでいるピアノ・ソナタ集のポートレイトを見ると、こういうバッハを弾く人なんだとなぜか納得。

この音源が入っているCDはすでに廃盤らしい。
”20世紀の偉大なピアニスト”シリーズにヘブラーの巻があり、モーツァルト以外にハイドン、バッハ、シューマン、ショパンなどの録音も入っている。
試聴してみると、フランス組曲第6番は、第4・5番の演奏よりも若々しい感じで、音を丁寧に弾いて装飾音も全然凝っていないのは同じだけれど、タッチが軽やかで躍動感もあり。

Ingrid HaeblerIngrid Haebler
(1999/03/09)
Johann Sebastian Bach、

試聴する(米国amazon)

tag : バッハ

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(非公開コメント受付中)

ingrid Haebler
フランス組曲に関して同感です。4番アルマンドが好きですね。駆け上がるフレーズのところ..
4番のアルマンド、良い曲ですね
京都単身オヤジ様、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ヘブラーのフランス組曲は、ふんわりふくよかで良いですね。
4番はあまり聴かない曲なのですが、アルマンドは長調のなかに短調が交錯するところが素敵です。

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
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