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新譜情報:アンデルシェフスキ ~ バッハ/フランス組曲第5番、フランス風序曲
長らく廃盤となっていたアンデルシェフスキの『バッハ:フランス組曲第5番&フランス風序曲』が、仏Harmonia Mundiの廉価盤<HMA~musique d'abord>シリーズで、3月下旬に再発売されます。

この録音は、米国amazonでMP3ファイルでダウンロード可能。でも、日本からは著作権許諾の関係上ダウンロードはできません。
そのため、結構なプレミアム価格がついているUSED-CDか、itune storeの音楽ダウンロードでしか入手できない状態だったのが、ようやくリイシューされました。

フランス組曲の第5番は、このアンデルシェフスキの録音を聴くことが一番多い。どうも波長がぴったり合う演奏になかなか出会わないせいか、他によく聴くのは晩年のケンプのスタジオ録音とゼルキンのライブ録音(これはレア音源。英語版伝記の付録で手に入れたもの)くらい。
アンデルシェフスキが弾くバッハのパルティータが好きな人なら、このフランス組曲とフランス風序曲の録音も気に入るのではないかと。
ややノンレガートのタッチでも旋律は流れるように滑らか。柔らかい響きに色彩感と煌きもあって、この綺麗な音を聴いているだけでも心地良く感じます。
声部もそれぞれくっきりと聴こえてくるし、装飾音は旋律の流れに乗ってサラッと入れているけれど煌きがあって、こういう装飾音の使い方はとても好き。
ベートーヴェンを弾く時のように強弱や緩急のコントラストをそれほどに大きくつけることはしていないので、表情づけが自然に聴こえてとても親密な感じがしてくる。
ロマンティックになりすぎない程度に表情も細やかに変わり、リズム感がよく歌い回しも生き生きとして、アンデルシェフスキのバッハは聴き飽きることがない。

J.S.Bach:French Suite No 5 / French OvertureJ.S.Bach:French Suite No 5 / French Overture
2010年03月20日 発売予定
Piotr Anderszewski

試聴する(米国amazon)[1999年リリースの原盤にリンク]
日本のamazonとHMVの両方で取り扱っています。


                           

2000年のマイアミ国際ピアノフェスティバルの公式映像で、アンデルシェフスキがフランス組曲第5番を弾いてます。(服装をみるとリハーサル中みたいな...)

 フランス組曲第5番 Ⅰ.ALLEMANDE
  ALLEMANDEは、スタジオ録音よりも少しテンポが速めで、より躍動感が出ている感じ。肩の力を抜いて、軽く押さえているようなタッチと指の動きが見ていて面白い。

 フランス組曲第5番 Ⅱ.サラバンド

tag : バッハ アンデルシェフスキ

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(非公開コメント受付中)

Yoshimiさん、こんばんは~
youtube見ました。ふわふわした感じで弾いている姿が面白いですね。
その他のフランス組曲も色々みて聴き比べようと思ったのですが
第5番はあまりないのですね。
演奏映像が減っているようです
のん様、こんばんは。

アンデルジェフスキの弾き方、面白いですよね~。ああいうちょっと脱力したようなタッチで弾いているのが意外でした。
この曲はよく練習するのですが、装飾音とかフレージングや、レガート・ノンレガートの使い分けとか、なるほど~と思いながら聴いてます。

5番はプロの演奏の音だけなら、グールド、ギレリス、ヘブラーが聴けますが、映像は全然見つからないですね。
以前見たことのある別の曲のライブ映像を見ようとしたら、規約違反のために大量に削除されていました。もう少し前だったら、この5番の映像もいくつかあったのかも。

アンデルジェフスキの動画は、著作権上問題のない公式映像なので、無事残っていたのはラッキーでした。
Yoshimiさん、こんばんは。
私もアンデルジェフスキの動画を見てきました。
触れるか触れないかって程度の軽いタッチに見えるのに
ちゃんと鍵盤の奥まで押してるというのが、なんだか不思議…
こんな風にふわっと羽みたいな感じで弾けると気持ちいいでしょうね。
手までしっかり映ってるのが嬉しいですね。

CD、発売されたら買おうかな。でも5番だけというのが残念!
どうしても全曲通して聴きたくなっちゃいます。
でも、ケンプも5番だけなんですものね。
弱音の響きが綺麗ですね
アリア様、こんばんは。
コメントありがとうございます。

アンデルジェフスキの弱音の響きが好きなのですが、こういう風に弾くとあの響きが出てくるのだとようやくわかりました。
このビデオ、タッチがよくわかるところが良いですね。何を撮影すべきかを良くわかっている人が撮ったのでしょう。さすがピアノフェスティバルの公式映像です。
ディアベリを弾いているDVDも欲しくなってきました。

アンデルジェフスキは、フランス組曲はこれ以上録音しないんじゃないかなという気がします。この録音は、レコード会社の新人向けの企画で録ったらしいですね。
彼はイギリス組曲の6番、パルティータの1・3・6番(ライブでは2番)を録音してますが、イギリス組曲の5番が最近レパートリーに加わったので、そのうちスタジオ録音するのじゃないかと思ってます。

ケンプもバッハが得意なわりに、録音が少ないのが残念ですね。モノラル期の録音もほとんど残っていないし...。それでも晩年とはいえ数枚のアルバムを残してくれただけでも嬉しいですね。
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Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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