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ブルックナー/ピアノ作品集
ブルックナーのとても珍しいピアノ作品を集めたアルバムが、BISから白神典子さんのピアノでリリースされていたのをたまたま見つけた。

ブルックナーはまず聴かない。ずいぶん昔、交響曲を試しに何曲か聴いてみて、空間に拡散するようなガランドウな響きに聴こえて、これは全く合わないので二度と聴かず。
最近好みが変わったかもと思って、もう一度試したけれど、やっぱりダメ。
ブラームスがブルックナーの作品を”交響的大蛇”と形容したのは、言い得て妙というか...。
交響曲(と管弦楽曲)で全く合わないのが、ブルックナーとシベリウス(ヴァイオリン協奏曲だけは例外)。それに、チャイコフスキーとワーグナーも。
そういえば、”ブルックナーとシベリウスは、オジさんには受けるが、女性には人気がない”と、とあるクラシック愛好家のブロガーの方が言っていた。(実際、その通りかどうかは知らない)
交響曲はだめでも、ピアノ曲ならもしかして合うかも..と思って、NMLで全曲聴いてみた。

ブルックナー:ピアノ独奏曲全集 [Import](Bruckner:Piano Works)ブルックナー:ピアノ独奏曲全集 [Import](Bruckner:Piano Works)
(2001/12/31)
白神典子

試聴する(米国amazon)


このアルバムに収録されているブルックナーのピアノ作品は、交響曲のような拡散的な曲ではないので、普通に聴ける。でも、好きにはなれないタイプの曲。
どこかで聴いたことのある気がする曲なんだけど、なんの曲なんでしょう???
HMVのレビューを見ると、”ベートーヴェン風のシューベルト”と書いている人がいて、本当にその通り!と納得。
聴いたことがあると思ったのは、四角くカチッとしてシンプルなつくりと旋律が、シューベルトのピアノ・ソナタやピアノ小品を思い出させたから。
ピアノ・ソナタは、シューベルトの後期ピアノ・ソナタ(たぶん第20番か第21番)に似ている旋律が出てくるし、雰囲気がそっくり。本当にシューベルトを聴いている気分。
ただし、陰影があまり無くて叙情性もずっと薄いので、かえって聴きやすいとも言えるし、直截的で退屈してしまうところもある。
シューベルトも避けている作曲家なので、やっぱりブルックナーとは何を聴いても相性が悪い運命らしい。
なぜか《思い出》だけは、ダイナミックなアルペジオが綺麗なので、わりと気に入った曲。

この作品集のハイライトは、交響曲第7番の<アダージョ>のピアノ独奏版。
一楽章だけで26分以上もあるという長大さ。とても綺麗な曲なんだけれど、起伏が緩々とした平坦な曲でもあるので、繰り返し聴くのはさすがに引いてしまう。

tag : ブルックナー

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(非公開コメント受付中)

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yoshimiさん、こんにちわ

ブルックナーにピアノ独奏曲があるのですか!! ブルックナーの部屋にはピアノがあったようですので、ピアノ曲があっても不思議ではありませんが、そのような曲があることは初めて知りました。

ブルックナーの交響曲は、合う人と合わない人がいるようですね。また、ブルックナーを指揮する人でも、例えば、ブルーノ・ワルターは病気になって治ったらブルックナーがわかるようになったと言う話をよんだことがあります。他の指揮者でも、この手の話を読んだ記憶がありますし。
ほんとにレアものです
matsumo様、こんにちは。

どんな作曲家でもピアノ作品は必ずチェックしているので、ほとんど無いに等しいのがマーラーでした。
ブルックナーは多少書いてはいましたが、とりたてて面白いとかユニークという曲ではないですね。やっぱり本領は交響曲と合唱曲でしょうか。

指揮者は避けて通れない作曲家だと思いますが、私は聴かなくても全然問題ないので、たぶん今後聴くことはないでしょうね~。
交響曲はゾゾっとするくらい体質的に合わない響きなので、病気の時に聴いたら悪化しそうです...。
お早うございます
ディスクの存在は、以前に「レコ藝」で見た記憶があるのですが、興味が湧かず忘れ去っていました。

>空間に拡散するようなガランドウな響き
このご指摘は言い得て妙なるものだと思いますが、
私の場合は、この空間に浸りきることによって、想像を膨らませながら楽しんでいます。
”ガランドウな響き”が合わなくて
さすらい人様、こんにちは。

ピアノ作品が珍しい作曲家はいろいろいまして、交響曲作家のニールセンのピアノ曲はとても好きです。

シベリウスやチャイコフスキーも、好きではないですが、聴けないことはありません。
ブルックナーだけは”ガランドウな響き”に空虚感を覚えるので、体質的といって言いくらいのレベルで全く合いませんね~。

でも、不協和音や無調の現代音楽は全然ダメという人は結構多いですが、私は前衛的なのも含めて、結構好きなものが多いので、好みや感性というものは、人それぞれですね。
No title
yoshimiさん、おはようございます。

ブルックナーのピアノ曲、教えて下さってありがとうございます。
早速試聴してみましたら… 案外普通の曲を書いてたんですねえー!
もっととっつきにくい曲だとばかり思いこんでたので、ちょっとびっくり。
でも普通すぎて、どれもどこかで聴いたことがあるような… と思っていたら
”ベートーヴェン風のシューベルト”ですか!!
なるほど、それは言い得て妙ですね。(笑)
でもそれならシューベルトを直接聴く方がいいかなあ。
あ、最近シューベルトに対する苦手意識がちょっと薄らいできたみたいです。
まだそれほど聴いてないので、氷山の一角を切り崩した程度ですけど。
(特に氷山の中心部分のピアノソナタはまだ全然)

先日のバンベルク響でのブルックナーは楽しく聴けたのですが
基本的に交響曲には、やっぱりあまり食指が動かないですね…
家ではやっぱりピアノばっかりです。
なので、あれはホールで生で聴くジャンルだと割り切ることにしちゃいました。
指揮者とオケ次第で、なかなか楽しませてくれますし。
一期一会みたいな聴き方もいいかなあって。(笑)
ブルックナーよりもシューベルトがいいですね
アリアさん、こんにちは。
こちらの記事にもコメントくださって、どうもありがとうございます。

私もブルックナーはピアノ曲を書いていないとばかり思っていたので、たまたまこのCDを見つけたときは、とっても意外でした。
たしかに、ベートーヴェン風のシューベルトなんですが、それならシューベルトを聴く方がいいですね!

シューベルトは、かなり普通に聴けるようになりました。
特に、ポール・ルイスのシューベルトは素晴らしく、シューベルトのソロのCDは全て買ってしまいました。
ピアノ・ソナタは19~21番はすっかり耳に馴染みましたが、15~18番はまだちゃんと聴けていません。やはり即興曲が一番聴きやすいですね。
ラックを探してみると、ケンプ、アラウ、ゼルキン、ルプー、ソコロフ、レーゼルなど、CDをいろいろ持っていたのを発見しましたが、音の美しさと音楽の流れの自然さは、ルイスが一番良いように感じます。

家のステレオで交響曲を聴くと、歌曲やピアノを聴くのに向いた小ぶりなスピーカーなので、迫力がもう一つ。協奏曲の方は、もっぱらピアノに集中して聴くので気になりませんが。
昔は交響曲のコンサートにも何度か行きましたが、あれだけ大きな空間だと部屋で聴くのとは違います。最近はライブ録音のCDも増えていますが、ホールで聴く演奏とは同じではないですね。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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