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クリスマスが近づくと聴きたくなるのは....
シュトーレンとパネトーネが店先に並びだすと、もうすぐクリスマスなんだなあと実感。
クリスマスにいつも焼くケーキは、濃厚なチョコレートが美味しくてヘルシーなお豆腐ブラウニー。今年はそれに加えて、パネトーネをホームベーカリーで焼こうかなと。

クリスマスに近づくと、昔は歌付きのポピュラーなクリスマスソング集を聴いていたけれど、それもお決まりの曲が多くて飽きてきたので、最近はピアノが入っている曲がほとんど。
それもクリスマスをモチーフにしたかなりマイナーな曲とベートーヴェン。

ピアノ・ソロなら、ノルウェーの現代音楽作曲家ヴォルフガング・プラッゲが自作自演した《クリスマス変奏曲~クリスマス・キャロルによる即興変奏曲》が今のところ一番のお気に入り。
色彩感のある音色と響きがとても綺麗で、どの曲もとてもシンプルでほのぼのとした味わい。
素朴な旋律に柔らかい和音の響きが付け加わって、ふわ~とした響きがとても心地よい。
同じ部屋のなかでピアノを弾いているようなリアルで親密感のある柔らかい響きには、暖かみがあり、雪の結晶がきらきらと煌めくような明るさもあって、クリスマスらしい雰囲気がいっぱい。

Julevariasjoner [Hybrid SACD]Julevariasjoner [Hybrid SACD]
January 1, 2005
Wolfgang Plagge (Piano)

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もう一つ気に入っているクリスマスアルバムは、ローランド・ペンティネンの『EVENING BELLS』。
リスト、ブゾーニ、メシアン、レーガーのクリスマスにちなんだ(連想させる)曲を集めたもの。
それほど知られていないピアノ独奏曲が多いし、現代的な曲もあって、ちょっと風変わりだけれど面白いクリスマス曲集。

Evening BellsEvening Bells
(2000/11/21)
Roland Pöntinen (Piano)

試聴する(米国amazon)


<現代のクリスマス音楽 ~ プラッゲ、バルトーク、ニールセン、シェーンベルク>の記事

<ペンティネンのクリスマスアルバム 『EVENING BELLS』>の記事

               
                         


ベートーヴェンの方は、この時期なら普通は第9なんだろうけれど、この曲は昔から好きというわけではなくて、聴くとしてもほとんど第3楽章まで。最終楽章はあまり聴かない。
合唱が嫌いというわけではないけれど、そもそも合唱曲自体を聴くことがほとんどないので。(それにしては、合唱曲のCDが50枚以上ラックに眠っている...)

唯一の例外は、ベートーヴェンの《合唱幻想曲》。
メロディアスな旋律や明るく爽やかな曲想がとても好きなので、いろんな演奏者の組み合わせで何十回と聴いてきた。
タイトルがいかにも合唱曲みたいだけれど、この曲は最初から3/4くらいまでは、ピアノ協奏曲というか、管弦楽伴奏付きピアノ独奏曲というか、ピアノが華やかな曲。
このピアノソロの部分も良いけれど、それ以上に歌とオケとピアノが一体化した最後の合唱部分が特に気に入っているので、合唱部分だけ繰り返し聴いたり。
20分たらずと短いながらもピアノ・オーケストラ・合唱が同時に楽しめるという構成は珍しく、こういう構成の曲は、ブゾーニの長大な《ピアノ協奏曲》(第5楽章が男声合唱)かグラドナスの《星々の歌》(構成は合唱幻想曲に似ている。ショパン風のロマンティックな曲)くらいしか、すぐには思いつかない。

原曲はベートーヴェンの歌曲『片思いの男のためいき及び返答の愛』(WoO.118)(なんというネーミング!)。
たまたまフィッシャー=ディースカウのベートーヴェン歌曲集を聴いていて、突然『合唱幻想曲』の合唱パートのメロディが出てきて、ちょっとびっくり。(歌詞は違うものをつけている)
リートで聴いても、このメロディは明るく、美しく、それでいて力強くて、素敵。

《合唱幻想曲》だけだとちょっと短いので、一緒に聴くのはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。
この2曲は私の頭の中ではセットものになっていて、先にコンチェルトを聴いて、最後に《合唱幻想曲》を聴く...というのが、特別な日に聴くお決まりのパターン。

第4番は誰のピアノで聴くかがとっても悩ましい曲。といっても、いろいろあるCDのなかで、いつも聴くのはアラウの新・旧・ライブの3つの録音かカッチェンのスタジオ録音と大体決まっている。
結局、クリスマスとかの特別なときは一番好きなカッチェンのピアノで。ガンバ/ロンドン響が伴奏した1963年のスタジオ録音。もう何十回とは言わずに聴いていても、全然飽きることがないほどぴったりくるので。
この第4番の次に、CDに続けて収録されている《合唱幻想曲》を聴いて、まだ聴き足りないときは、ライブ録音で高揚感抜群のゼルキン(&クーベリック/バイエルン放送響)の《合唱幻想曲》を聴く...というコースでおしまい。

Beethoven "Choral Fantasy" Serkin/Kubelik



 カッチェン 《ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集》~合唱幻想曲

ゼルキン/クーベリック&バイエルン放送響~ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

tag : プラッゲ ペンティネン ベートーヴェン ポリーニ

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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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