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オピッツ ~ バッハ=ブゾーニ編曲《シャコンヌ》
ブゾーニが編曲した《シャコンヌ》は、ピアニストによって演奏解釈がかなり違っているので、聴き比べるのが面白い。

最近聴いたなかで、かなり強烈な印象だったのがオピッツの《シャコンヌ》。
オピッツのベートーヴェンとブラームスはあまり好きではないので、普通ならこの《シャコンヌ》は聴かずに通り過ぎるところだけれど、<Kyushima's Home Page>のCD比較評の評価がとても良くて興味を引かれたので、これはNMLでチェック。

ブゾーニ編曲版は、ロマン派的なややロマンティックな香りがするけれど、オピッツの《シャコンヌ》はまるでベートーヴェンかブラームスを聴いているような力強さと重厚さ。
全編に気力が漲り、白熱感と高揚感の凄さはかなりのもの。
特に緩急の変化が激しく、テンポが頻繁に伸縮する。
弱音ではわりと平静なタッチなのに、重音移動で曲が盛り上がるところでは、急にテンポが上がって、勢いもすこぶるよく、ピアニストの熱気が伝わってくるかのよう。
猪突猛進(というかオピッツのイメージは熊なんだけど)というのか、こちらに突進してくるような勢いと迫力。
フォルテのタッチがちょっと荒っぽい気がしないではないけれど(これは他の曲の録音を聴いていていつも思う)、この《シャコンヌ》を前にすると、そういう細かなことは吹き飛んでしまう。
好みのタイプとは全然違っているとはいえ、べたべたした情緒的なシャコンヌ》を聴くよりははるかにマシ。
それどころか、意外にもとっても気に入ってしまったくらいの大熱演でした。

Transcriptions & VariationsTranscriptions & Variations
(2004/08/01)
Gerhard Oppitz

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tag : バッハ ブゾーニ

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好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

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好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
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