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リッチー・バイラーク/Sunday Song
私が聴いたことがあるジャズ・ピアニストのなかで、最も音が研ぎ澄まされて美しいのは、キース・ジャレットとリッチー・バイラーク。色彩感豊かなのはブラッド・メルドー。
キースはもう数十年前から聴いていたけれど、リッチー・バイラークは本当に偶然に知ったピスト。
10年くらい前に、たまたま仕事上のクライアントに、梅田のTowerRecordでばったり遭遇。
お互いにジャズコーナーにいたので、「あら、ジャズお好きなんですか!」なんて話になって、いくつかお勧めのCDを教えてもらった。

クライアントのおすすめは、ステファノ・ボラーノ(たぶん)、澤野工房の誰か(名前は忘れた)、それに、バイラーク。
澤野工房は好みに合わないレーベル。ボラーノはすでにCDを1枚だけ持っていたのでパス。
こういうときは、現代音楽でよく聴いているレーベルで、キースもいるECMを選ぶべきだろうと思って、バイラークのCD『Hubris』を買ったのでした。
バイラークを教えてくれたクライアントには本当に感謝。とても真面目で仕事熱心で気さくな方だったし、彼が教えてくれなければ、たぶんバイラークを聴くことはなかったと思うので。

バイラークのCDを初めて聴いたら、その音の美しさ、凛とした叙情感のあるメロディとハーモニーが素晴らしくて、他のCDも次々と購入。
キースよりも、バイラークの方が、やや弾力のある凛とした硬質な音で、透明感と同時にちょっと妖艶なところもあり、どちらかというとバイラークの音の方が私好み。

特に、ソロに関しては、長大なインプロヴィゼーションのキースよりも、バイラークの方がシンプルなメロディと和声でとても記憶に残りやすい。
バイラークのアルバムは、ECM時代の3枚が愛聴盤。
最近のアルバムでは、聴き込みたいほどに良いものと思えるものが少なく、好きなのは『No Borders』(日本語盤:哀歌)と『Round About Bartok』くらい。

リッチー・バイラークのECM時代の代表作のひとつ《Sunday Song》。
『Hubris』の収録曲のなかでは、一番好きな曲。
《Sunday Song》は、バイラーク自身がとても気に入っているらしく、何度もいろんなアルバムに録音している。
私が聴いているのはもっぱらECM盤のバージョン。これは何度聴いても素晴らしく素敵。
音の美しさに加え、凛と張り詰めた緊張感、清々しさと艶やかさが入り混じった叙情感が美しくて、ジャズピアニストでこういうソロピアノを弾ける人はそう多くはないのでは。

Sunday Song / Richie Beirach



別バージョンはかなり面白い曲になっている。
音がずっと柔らかくなり、不協和音をかなり使っていて、とても不思議な雰囲気。
調和的な和声のなかにさりげなく不協和音が滑り込んできて、安定した日常生活の世界に亀裂が入ってはすぐそれが閉じるような、不安定な揺らぎを感じさせる。
日常世界に潜む脆さと不安を垣間見る気がするとてもシュールな感覚。
Sunday Song / Richie Beirach (別バージョン)

Secret
(非公開コメント受付中)

お久しぶりです。
リッチー・バイラークのリリカルなピアノは私もとっても好きです。
Balladsというソロスタンダードアルバムは一時期ヘビロテしてました。
ちなみに、私が大好きなのは、

ミシェル・ペトルチアーニ
http://www.youtube.com/watch?v=bd0ap9_cJaQ
http://www.youtube.com/watch?v=3Nrfble63cE

ジョヴァンニ・ミラバッシ
http://www.youtube.com/watch?v=86QTvwlZlkw

ジャズピアノも素敵ですよね
Akira様、お久しぶりです。

ジャズもいろいろ聴かれているのですね。
有名なジャズピアニストの録音は一度は聴くようにしていますが、トリオよりもソロの方が聴くことは多いです。
ヴィーナス盤のバイラークはそれほど多くは聴いていないのですが、Ballads、そんなにお好きだったのですか。それなら聴いてみたい気がしてきました。

ペトルチアーニには昔凝ったことがあって、東京ライブとか、お父さんと共演したのとかも含めてCDは10枚くらい持ってます。
彼はソロもトリオもどちらも良いですね。ソロのLooking upや、東京ライブのHomeなど、よく聴いていました。弾力のあるタッチで音が生き生きしてます。

ミラバッシは一度聴いた覚えがあるのですが、CDが探しても見当たらないので、買っていなかったかもしれません。
このYoutubeのライブ、とっても良いですね!音に煌きがあって、厚みのある和声が華麗で素敵です。
ついでに、El Pueblo Unido Jamas Sera Vencido も聴いてみましたが、これも好きですね~。ジェフスキーの《不屈の民変奏曲》でも使われていた歌ですね。すぐに思い出しました。
ミラバッシとは波長がとても合うみたいなので、「Avanti!」のCDは買おうと思います。教えていただいてありがとうございました。
バイラークのバラッド
私、Balladsのことをヴィーナス盤(のロマンティック・ラプソディ)と混同しておりました。
BalladsはSONY盤の方ですね。
昔のバイラークらしい硬質のピアニズムが聴ける貴重なアルバムらしく、買おうと思ったらもう廃盤でした。
これはオークションで手に入れるしかなさそうです。
このテイク
はじめまして。
リッチーバイラーク大好きです。
記事にアップされている二つのyoutubeのうち、
下の演奏は、何のアルバムに入っていますか?
もしご存知でしたら教えてください。
とても綺麗な演奏なので、是非手に入れたいでrす。
Sunday Song、名曲ですね
taichi様、はじめまして。
ご訪問、コメントどうもありがとうございます。

リッチー・バイラーク、とっても素敵ですね!
私はECM時代の録音が一番好きですが、「Sunday Song」は彼も気に入っているらしく、収録しているアルバムはとても多いです。

下の方の曲は、私が持っているアルバムには入っていませんが、Youtubeの投稿者の説明文を読むと『Themes And Impromptu Variations』というアルバムに収録されているそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=FS2NkP63hVs

バイラークのディスコグラフィについては、以下のホームページがとても詳しいです。
こちらのCD情報を見ると、『Themes And Impromptu Variations』に、「Sunday Song」は収録されています。
ご希望のバージョンかどうかは、聴いてみないことにはわかりませんが...。
http://homepage3.nifty.com/kudojazz/richie.htm

国内外のamazonを探して見ましたが、EAU Records・1992年盤なので、どうも廃盤のようですね。
今のところオークションサイトにも出回っていないようです。
うまく入手できれば良いですね。
ありがとうございます
Themes And Impromptu Variationsなんですね。
リッチーバイラーク大好きになったころには廃盤だらけになってしまっていて、
逆に燃えます(笑)
なんとか手に入れます。
教えてくださってありがとうございました!
Good Luck!
taichis様、こんばんは。

そうなんです、昔のCDは廃盤が多いんです。
ジャズのCDって、そんなに大部数プレスしないですし、リイシューはよほど売れたアルバムでないと難しいですからね。
私も手に入れようと思ったCDが廃盤になっていて、悩ましいことが多いです。
amazonのマーケットプレイスやオークションだと、プレミアムがついて高額だったりしますし。
忘れた頃に市場に出回ることもよくありますから、首尾よく入手されますように!

手に入れました!
ご無沙汰しております。
いつぞやsundaysong収録のアルバムを教えていただいた者です。
廃盤となっていたThemes And Impromptu Variationsですが、
本日ようやく入手しました。
こちらで教えていただいたので、お礼とご報告まで。ありがとうございました。
ちなみに、「リッチーバイラーク 別れの曲」で検索すると、
amazonで中古品が数枚手に入りそうです。
Themes And Impromptu Variationsのアルバム邦題が「別れの曲」とされているようです。
ご報告まで。
良かったですね!
taichi様、こんにちは。

首尾よく入手できて、おめでとうございます!
このCDはクラシックの曲をアレンジしたものが多くて、クラシック好きには気になるアルバムです。
米国ではプレミアムがついてますが、国内盤が出ていたのですね。
もう少し価格が下がったら買いたいのですが...。ウォッチしておきます。
ご丁寧にお知らせいただきまして、どうもありがとうございました。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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