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パッヘルベルのカノン
”カノン”と言えば、すぐに思い浮かぶのが《パッヘルベルのカノン》。
ポピュラーピアノの楽譜に載っていたときは、《涙のカノン》なんて名前がついていた。
正式には「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」の第1曲。

超有名な曲なので、オーケストラで演奏されることが多い。
私の好きなのは、ピノック&イングリッシュコンサートによる古楽器オケによる演奏。
古楽オケ特有の空中にすっと消えてしまうような軽やかな音色と透明感が、遠い昔ののどかな時代を偲ばせるよう。
現代オケのレーデル&ミュンヘン・プロアルテ管の演奏だと、現代楽器の厚めの響きと色彩感でかなり華やか。
古楽版がペザント風な素朴な趣きだとすると、こちらは宮廷音楽風に華麗な雰囲気。


Johann Pachelbel, Canon and Gigue in D major. The English Concert
カノンの後についているジーグが聴けるのが珍しい。




パッヘルベルのカノン クルト・レーデル&ミュンヘン・プロアルテ管



ピアノバージョンもいろいろあるけれど、全く違った編曲のジョージ・ウィンストンとデヴィッド・ランツのピアノソロを聴き比べると面白い。

ウィンストンはジャズ風。ピアノのタッチや音色は好みとは違うけれど、ジャズのピアノソロを聴き慣れているせいか、弾力のあるタッチとキビキビしたリズム感が爽やかで気持ちよい。
ランツはイージー・リスニング風。ピアノの音が柔らかくて綺麗で叙情豊か。凝った装飾の旋律は煌くように流麗でロマンティック。時にシンフォニックで壮大な響きにもなり、9分近くとかなり長いのに全く飽きずに聴かせる。

昔から聴き慣れているせいもあって、やっぱりピノック&イングリッシュコンサートの古楽オケのとても素朴な雰囲気が一番。


canon in d - george winston piano variations



David Lanz - Canon in D major (piano)



コメントでいろいろご紹介いただいた異聴盤のうち、パイヤール室内管弦楽団の演奏(旧盤)を追加しました。
ゆっくりとしたテンポと柔らかく暖かい音色がほのぼのとして、しっとりとした叙情感がとても心地良く感じます。


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(非公開コメント受付中)

パッヘルベル
こんにちは。
パッヘルベルの「カノン」、いい曲ですね。どの演奏を聴いてもそれなりに感銘を受けますが、ピノックのものは特にいいように思います。自分の汚い心を洗い流してくれるような清廉さを感じます。
もっとも、曲が終わると元の汚さに戻ってしまいますが…。
ピノックのカノン、素朴で良いですね
吉田様、こんにちは。

パッヘルベルの「カノン」、良い曲ですね~。
心がほのぼの~として、和んでしまいます。
吉田様が以前に記事にされていたピノックのチェンバロ協奏曲のCDの一番初めに入っていますね。
私も同じく、余計な枝葉がついていないシンプルなピノック&イングリッシュコンサートの演奏が清々しくて一番良いように思います。

私が学生時代に勉強していた宗教社会学では、エリアーデの「聖と俗」という二元論の世界観が有名でした。
ピノックのカノンを聴いていると、非日常的な「聖」の世界にいる気がしてきます。本当に「俗」(世俗)の日常生活世界の出来事を忘れてしまいますね。ずっと「聖」なる世界に浸っていられないのが残念ですけど。
yoshimiさん、こんにちわ

なぜかわからないのですが、この曲、映画の中の、結婚式場面でよく演奏されますね。それも父親と花嫁が腕を組んで歩く場面に。何と言う映画だったか記憶にありませんが、少なくとも2,3はあったと思います。

ちなみに、私が持っている録音は上げられているレーデル指揮のほか、現代楽器によるものでは、オーリアコンブ指揮、ミュンヒンガー指揮、イ・ムジチ合奏団、オリジナル楽器のものではロンドンバロックのものがありますが、オールアコンブ指揮トゥルーズ室内管弦楽団のものが優雅で好きです。
結婚式のBGMとは
matsumo様、こんにちは。

ほのぼの明るく優雅な雰囲気が結婚式シーンに合うのでしょうか。
なぜかポピュラーピアノの楽譜は「涙のカノン」ですし、そういわれてみれば、どことなく新しい旅立ちを感じさせるものはありますね~。
ちょっとウルウルとした哀しげな雰囲気もあるので、娘を送り出す父親の心境(?)を連想させるのかも。
私は映画の結婚式シーンはあまり見たことがないのですが、好きなSF映画にはまず出てこないシーンですから。

さすがにたくさん音源をお持ちですね!
交響曲のCDはあまり持っていないですし、この曲はピノックくらいしか聴いていなかったので、現代オケはちょっと油絵的な濃厚さを感じるものがあります。
でも、頭が現代オケモードに切り替わると、その華やかなところが新鮮に聴こえます。
カノン
こんにちは。

パッヘルベルのカノンは大好きです。
パイヤール/パイヤール室内管の旧盤が僕のお気に入りです。
もし未聴ならば、一度聞いていただくと嬉しいです。
パイヤール、軽やかで上品ですね
よんちゃん様、こんにちは。

パイヤールの音源はYoutubeにありました。
これが旧盤かどうかわかりませんが。
室内オケなので、フルオーケストラとは違って、音の厚みが薄くて軽やかだし、とても品の良い流麗さがあって良いですね~。
古楽オケと現代オケの中間くらいの音でしょうか。
そういえば、バッハのピアノ協奏曲も、室内オケの録音で聴くと、それほど重たく感じなくなります。
パッヘルベルの「カノン」
こんにちは。

実は僕もこの曲は大好きなんです。自分のブログでも「人生のカノン」と題して、人生は嬉しい出来ごと、悲しい出来事がカノンのように繰り返される、なんてことを書いたことが有ります。この曲は聴いていて、何故かけっこう涙腺を刺激されてしまううんですね。

演奏に付いては、パイヤールの旧盤は昔さんざん聴いたことも有りますが、ゆったりとしたテンポの歌わせ方が一線を画していると思います。スタイルが時代遅れと思わない訳では有りませんが、やはり一番好きです。逆にムジカ・アンサンブル・ケルンは圧倒的な速さが爽快です。ジーグも演奏しています。
yoshimiさんお薦めの、ピノックも聴かせていただきましたが、とても良いですね。CDを購入したくなりました。
実はとても人気がある曲のなのですね
ハルくんさま、こんばんは。

この曲、オーケストラをよくお聴きになる方に、とても人気があるようです。
私にはちょっと予想外だったので、びっくり。
私も好きな曲ではあるのですが、ピアノ学習者とかピアノを中心に聴いている人は、私も含めて、それほどいろんな盤を聴いたことがないでしょうね。

パイヤール盤は、Youtubeで聴きましたが、よくみると、6分台と7分台の2つの音源がありますね。旧盤は7分台の方ですね(たぶん)。

6分台の演奏はちょっと賑やかで速め。それに比べて、7分台の演奏はのどかでほのぼのしていて良いですね~。
音が柔らかくて軽やかで、音色もとても暖かくて、流れが自然で。
このカノンには、まるで昔を懐かしむようなしっとりした叙情感と新しい旅立ちの爽やかさの両方を感じます。
ほんとに「人生のカノン」という趣きがあって、たしかにうるうるしてしまいそうです。

ピノックも良いですよね。パイヤール盤のほのぼのした雰囲気は、ピノックの古楽オケの素朴な雰囲気とあい通じるものがあるように感じます。
ピノックのCDの収録曲では、このカノンとハイドンのチェンバロ協奏曲が好きなのですが、何度も聴きたくなるのはやっぱりカノンです。
パイヤールのカノン
yoshimiさん、おはようございます。

間違いありません、パイヤールの録音は7分台のほうが旧盤ですよ。このゆったりしたテンポで一音一音を慈しむような演奏がいいんです。
ピノック盤について色々と教えて頂きありがとうございました。
それではまた!

ほんとにほのぼの~として良いですね
ハルくん様、こんにちは

いろいろ聴き比べると、パイヤールの旧盤はおっしゃるとおり良いですね。どちらかというと、速いテンポのピノック盤より、ゆったりしてやや音に厚みがあるパイヤール盤の方が好みに近いようです。

初めて買ったチェンバリストのCDがピノックのバッハ/パルティータ集でした。他に何枚か持ってます。
今はもうCDを出すこともなく、古楽界では過去の人となってしまった感があって淋しいですが、やはり全盛期の録音は何度聴いても良いものです。

こんばんは。はじめまして。

パッヘルベルのカノンを検索していて、たどり着きました。

クラシックを好きになるきっかけが、この曲でした。
小学校の卒業式で流れていて、数年掛かりで曲名を探り当てました。
(当時はネットなんてなかったですから・・・。)

何度聞いても、どの録音を聞いてもよいですね。
いいものは、時と人を超えますね。

個人的に好きな録音は、
カラヤン/BPO、パイヤール、オルフェウス、です。

 
cake様、はじめまして。
コメントありがとうございます。

パッヘルベルのカノンを初めて聴いたのが、いつどこでか全然覚えていないのですが、いつの間にか覚えていた曲です。
映画やアニメでもよく使われているのでたぶんTVで聴いたか、子供の頃に買ってもらった名曲集のレコードに入ったいたか、どちらかだと思います。
バロック時代の音楽は、国と時代を超えた普遍性のようなものがあるのかもしれませんね。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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