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朗読とイッサーリスのチェロ&ピアノによるコンサート "Why Beethoven Threw The Stew"
スティーブン・イッサーリスの著作『もし大作曲家と友だちになれたら』の原題は、『Why Beethoven Threw the Stew: And Lots More Stories about the Lives of Great Composers 』。

同じタイトルのライブ映像をたまたまYoutubeで見つけた。
これは抜粋映像だったので、ノーカット版がClassicalTVのウェブサイトで公開中。(今は抜粋映像のみ公開)

Why Beethoven Threw The Stew - Preview


ウィグモアホールで行われたファミリーコンサートのライブ映像だった。
イッサーリスの本で紹介されている6人の作曲家の作品をイッサーリスのチェロやピアノ独奏で演奏するというもの。
最初に、ナレーターがイッサーリスの本の一節を朗読して、作曲家のエピソードを紹介。
続いてイッサーリスが作曲家と演奏曲の解説、チェロによる演奏。(ストラヴィンスキーのみ、ピアニストの解説&ピアノ独奏)
ふわふわカーリーヘアのイッサーリスの話し方は、英語で聞いていてもどこか面白い。

全編1時間以上の朗読&演奏会。
ファミリーコンサートにしては、あまりポピュラーすぎない選曲。向うではこういうプログラムが多いんだろうか。日本のファミリーコンサートのプログラムは名曲集化しすぎているのかも。

作曲家はイッサーリスの本で登場する順番どおり。本に載っていない曲も入っている。
 J.S.バッハ:ガンバ・ソナタ第3番第1楽章
 モーツァルト:『ドン・ジョバンニ』より”セレナード”
 ベートーヴェン:モーツァルトの『魔笛』の主題による12の変奏曲
 ストラヴィンスキー:ピアノ・ラグ・ミュージック (ピアノ独奏)
 シューマン:民謡風の5つの小品
 ブラームス:ハンガリー舞曲第2番

アンコールとして
 イッサーリス:お化け屋敷(朗読付き)

バッハのガンバ・ソナタは古楽器ヴィオラ・ダ ・ガンバのための曲。モダン・チェロでもよく演奏されるらしい。
イッサーリスのチェロ(ガット弦を使っている)で聴くと、ブランデンブルク協奏曲風に聴こえる。
数あるチェロ作品のなかで、最も好きなのがベートーヴェンのチェロソナタ&変奏曲。モーツァルトの『魔笛』の主題自体は聴いたことがなくても、ベートーヴェンの変奏曲はいつ聴いても楽しい。
ストラヴィンスキーは現代音楽風のラグタイム。不協和音が入り混って一風変わっていて面白い。(もっとシャープなタッチでリズミカルに弾くとさらに面白いはず)
《お化け屋敷》はイッサーリスの自作自演。ピアニストのハフと録音したアルバム『子供のチェロ』にも収録されている。

ClassicalTVのウェブサイトでは、このイッサーリスの演奏会以外にも、ライブ映像の全曲版が多数登録されている。
ピアニストだけでも、オピッツ、シフ(珍しいショパン)、ガヴリーロフのベートーヴェンのピアノ・ソナタ第6番&第7番(すっかり表舞台にカムバックしたらしく)、グルダの晩年のリサイタル&演奏会(グルダだけとりわけ多い)、グリモー、アルゲリッチなど。
他に、交響曲、歌曲、合唱、コンチェルト、室内楽のライブ映像もいろいろ。

クラシックの無料VIDEOのホームページ(ClassicalTV)


tag : イッサーリス バッハ ブラームス シューマン モーツァルト ストラヴィンスキー

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Author:yoshimi
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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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