チャイコフスキー=ワイルド編曲/《白鳥の湖》~四羽の白鳥たちの踊り 

2011, 06. 15 (Wed) 11:30

ヴィルトオーソで編曲者としても有名な(日本ではあまり知られていない)ピアニスト、アール・ワイルド編曲・演奏によるチャイコフスキーの《白鳥の湖》の”四羽の白鳥たちの踊り”。
管弦楽版とは全然雰囲気が違うけれど、可愛らしい4羽の白鳥が遊んでいるような、キラキラと輝くような響きのパッセージが鮮やか。

Tchaikovsky/Wild - Dance of the Four Swans


この曲は、スティーヴン・ハフのアルバム『Hough/Collecion』にも収録されている。
ハフの音質は硬質で線がちょっと細いので、ワイルドよりもさらに軽やかで可愛らしい感じ。


昨年亡くなったアール・ワイルドは、米国ピアノ界の長老でとても有名なピアニストだった。
代表的録音は、ラフマニノフのピアノ協奏曲集。
ロシア的濃厚な重たいラフマニノフとは違って、速いテンポと力感のあるシャープなタッチで切れ味のよく、爽やかな叙情感が気持ち良い。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の録音の中では、ハフ、カッチェンの次くらいに好みのタイプ。

RACHMANINOV "Piano Concerto n. 2" Mov. 3 (Wild/Horenstein)



Piano Concertos 1-4 / Rhapsody on Theme PaganiniPiano Concertos 1-4 / Rhapsody on Theme Paganini
(2003/06/24)
Royal Philharmonic Orchestra

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編曲ものを集めたアルバムは幾つか出ている。
最新作はグラミー賞受賞作『Transcriptions virtuoses pour piano』。
これに収録されている《Dance of the Four Swans》は、高齢で録音したせいかテンポがちょっと遅めでタッチの切れもやや悪い感じがする。
『Great Pianists of the 20th Century - Earl Wild~The Art of the Transcription』がに収録されている録音の方が良いのだけど、これはすでに廃盤。

13 Transcriptions for Solo Piano13 Transcriptions for Solo Piano
(1995/11/21)
Earl Wild

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