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ヨゼフ・スークを悼んで
HMVのニュースランキングをたまたま見ていたら、”ヨゼフ・スークさん死去”というニュースが目に入った。検索してみると、朝日・産経新聞のネットニュースでも訃報が掲載されている。
スークは2002年に引退して、最近は闘病生活を送っていたという。
高齢のせいもあってか、最近ではリイシュー盤以外にスークの新譜を見かけることもほとんどなく、昔の録音を時々聴いていた。
おそらく最後のセッション録音となったのが、アシュケナージのピアノ伴奏で2009年9月(79歳くらい)に録音した『ドヴォルザーク:ヴァイオリン、ヴィオラとピアノのための歌曲編曲集』。

スークの演奏を初めて聴いたのが、カッチェンと録音したブラームスの《ヴァイオリンソナタ全集》
ピアニストのパネンカと第2番・第3番を1960年代初めに録音しているけれど、全集版はピアノ伴奏がカッチェン(1967年)、バドゥラ=スコダ(1997年)の2種類。
同世代のカッチェンがピアノ伴奏していたブラームスのヴァイオリンソナタは、スーク独特の澄んだ深みのある美音と、自然な趣きのある爽やかな叙情感がとても美しい。
これですっかりスークのヴァイオリンが気に入ってしまい、スークの録音は廃盤も探し回って、30枚以上は集めたものだった。

Josef Suk,J. Katchen,Brahms Violin Sonata G-major 1


スークのレパートリーはドイツ音楽とチェコ音楽を中心に、バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス、チェコの作曲家では、ドヴォルザーク(スークの曽祖父)、ヤナーチェク、スーク(祖父の作曲家)、マルティヌー、フィビヒ、さらには仏のドビュッシー、プーランク、ラヴェルなど。

ソロで有名な録音といえば、バッハの《無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータ全集》
どちらかというと地味な演奏なのだろうけれど、スークの深く響く美音が温かく、自然に湧き出るような包容力のある情感が心地良い。

Josef Suk plays Chaconne Bach Ciaccona (1/2)



スークとスークトリオによるドヴォルザーク作品の演奏は特に有名で、ヴァイオリン協奏曲、ピアノ三重奏曲全集や『ヴァイオリンとピアノのための作品集』など名盤が多い。
スークのドヴォルザークはどれも良いと思うけれど、一番好きなのは『ヴァイオリンとピアノのための作品全集』
それに収録されている《4つのロマンティックな小品》の第1番は、川が悠然と流れるように流麗でとても綺麗な曲。
これは晩年のパネンカとの珍しいライブ映像。

Dvořák Romantické kusy No. 1 and 2 , Josef Suk & Jan Panenka



ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全集録音は、ピアニストのヤン・パネンカが伴奏している。特に好きなのが第4番。
パネンカが手の故障でスーク・トリオを離れてからは、ピアニストがヨゼフ・ハーラに代り、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲全集を録音。(それ以前にパネンカがピアノ伴奏して録音した曲があり、別盤でリリースされている)
ハーラとデジタル録音した曲はベートーヴェン以外にもいろいろあり、珍しいレパートリーも入っているけれど、レーベルがマイナーだったりしたこともあって、廃盤になっているものも結構ある。

ヴァイオリン協奏曲の録音は、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス(二重協奏曲)、メンデルスゾーン、ベルク、ドヴォルザーク、ヤナーチェク、マルティヌーなど。
特にメンデルスゾーンやベルクは、張りのある澄んだ音色と清楚な叙情感が美しくて、よく聴いたものだった。

カッチェンと録音したブラームスのヴァイオリンソナタや、シュタルケルを加えて録音したピアノ三重奏曲は、いまでも時々聴きたくなる。ブラームスに関しては、他のヴァイオリニストとピアニストの録音を聴こうという気になれないほど、しっかり記憶に刷り込まれてしまったらしい。
数年前に集めたスークのCDがたくさんあるので、少しずつ聴き直したくなってきた。今日の夜は、バッハのシャコンヌを聴いて眠ることにしましょう。

tag : スーク バッハ ベートーヴェン ドヴォルザーク

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
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(非公開コメント受付中)

ヨゼフ・スークさんのバイオリン
musicaさん、おはようございます。

朝にコメントを入れのは初めてですね。
最近のブログでは、ピアノソロの曲を聴いておりましたので、今の僕には少し物足りなさを感じてしまいました。ピアノとの伴奏となると、どちらかというと、バイオリンの方が音が引き立って聞こえますね。クラッシク初心者には、まだまだ良さが分からず。ブラームスのバイオリンソナタ全集は、サンプルがありませんでしたので、とりあえずあきらめました。(どこかには、あるのでしょうけど。)ところで、ヨゼフ・スークさん、残念でしたね。もう82歳くらいでしたので、闘病とはいえ、寿命を全うされたようにも思われます。それでは、また。
ヴァイオリンの曲
アメーバの友さん、こんにちは。

朝から暑いので、出勤するのも一苦労ですね。
東京は路線によってはラッシュが酷いので、フレックスタイム制がないと、通勤で体力を使い果たしてしまいそうです。

私はヴァイオリンを習おうかと思ったこともありますし、ヴァイオリンを弾くこと自体に昔から憧れてますね~。
ヴァイオリンを聴いてもピンとこないのは、たぶん慣れていないからでしょう。(好みの問題もあるかも)
特に無伴奏は聴きづらいように思います。
ヴァイオリンソナタの主役はヴァイオリンなので、ヴァイオリンが明瞭に聴こえないといけないですし、ピアノが前面に出過ぎてしまうのは良くないですね。
ソロ曲よりも、ピアノ伴奏が入ったヴァイオリンソナタ、ピアノトリオ、協奏曲の方が好きですが、どのジャンルでも名曲は多いので、名曲集とかを聴くととっつきやすいと思います。

名曲中の名曲というと、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
若い頃のパールマンが弾いている第3楽章は、弾くのが楽しくてしようがないらしく、本当にカッコイイなと思えるような演奏です。
http://www.youtube.com/watch?v=dPgqfHYeI0Q

ブラームスのヴァイオリンソナタは、ロマン派のヴァイオリンソナタの傑作(の一つ)です。
スーク&カッチェンの試聴ファイルはこちらにあります。
http://www.amazon.com/Brahms-Violin-Sonatas-Johannes/dp/B000VAHEKS/ref=sr_1_1_digr?ie=UTF8&qid=1310363828&sr=8-1

スターリン体制下のソ連では、芸術家に対する圧力がかなり厳しく、冷遇された人も多いようです。
下手すれば反逆罪で逮捕されて収容所送りになりかねず、芸術家であることも命懸けだったのではないでしょうか。
偽書だと問題になったヴォルコフの『ショスタコーヴィチの証言』という本を読むと、その頃の国家当局と芸術(家)との関係が詳しく書かれています。
同じ社会主義国のチェコや旧東独では、ソ連ほどに締め付けが厳しくなかったのかどうかわかりませんが、スークは順調にキャリアを積み国際的な評価も高いヴァイオリニストでしたから、幸福な音楽家人生だったように思います。
No title
yoshimiさん、こんにちわ

スークが亡くなったことは、読売新聞に載っていました。ああ、スークもそう言う歳だったのだなあと感慨深かったです。

さて、スークの録音では、「バッハ:バイオリンとチェンバロのためのソナタ集」(チェンバロ:ルージィチコヴァ)が典雅な感じで好きです。
スークのバッハ
matsumo様、こんにちは。

私はニュースはネットでしか見ていませんが、大新聞ならスークの訃報がたいてい載っているのでしょうね。

バッハのヴァイオリンソナタは私も持ってます。
原盤の方が音が良いらしく、廃盤のため日本では入手できなかったため、英国のamazonから取り寄せました。
スークのヴァイオリンの音はいつもながら綺麗ですね。こういう端正な曲が良く似合ってます。
チェンバロがモダンチェンバロらしく、私にはがちゃがちゃ金属的に聴こえるのと、テンポがかなり遅い楽章があるのが気になります。
バッハのヴァイオリン協奏曲の方も良いですね。このCDもなかなか入手しにくくなってます。
廃盤になっているCDがかなり多いので、これを機に再販して欲しいものです。
RE:バイオリンの曲
musicaさん、こんばんは。

今日は、東京電力の電力調整対応で会社がお休みの日でした。今週は、明日から日曜日まで仕事です。この夏は、変則的な休日が多く、職場も暑いしで、体力勝負です。自分は、徒歩通勤40分なので、それだけで体力を結構消耗します。musicaさんは、山の手線あたりでしょうかね。まあ、そのような個人的な事のお返事は期待しませんが。。。

さて、ご紹介頂いたバイオリン協奏曲(アイザックパールマンメンデルスゾーンと読めばよいのでしょうか)、確かに見ていて、「弾くのが楽しくて」という感じがぴったりの表情でした。このコメントを書きながら、4回も見てしまいました。少し、楽しかったですよ。もう一方のブラームスのヴァイオリンソナタは、ちょっと大人しい感じの曲が多かったですね。サンプルでしたので、最後まで聞いた訳ではないので、なんとも言えないですが。でも、何度か繰り返し聴くうちに、ピアノとの伴奏もOp.108-1.Allegroあたりからは、ピアノも明瞭になり、それなりにいい感じに聴こえてきました。

それから、musicaさん自身はピアノやその他の楽器等演奏なさる方なのですか。過去の記録にどこか書いていらっしゃるのかもしれませんが、とても全部を読む時間はなく、失礼ながら、ここで伺わせてもらっている次第です。ピアノを弾ける人って、憧れてしまいます。
ヴァイオリンとピアノ
アメーバの友さん、こんばんは。

首都圏は節電のために、組織的対応が進んでいますね。
10年くらい前、仕事で環境省へ行った時に冷房が全然効いてなくて、各自の机にはミニ卓上扇風機が回っていて、アロハシャツを着ている人もいましたね。さすが省エネの環境省だなあと思ったものです。
こちら大阪は節電目標と方法論で、知事と市長と企業と関電がてんでばらばらで迷走中。この調子だと、今年の夏にブラックアウトが起きるかも?

私が以前東京に住んでいた時は京成-東京メトロで通ってました。時間差通勤だったのでラッシュから外れていたし、駅から徒歩数分、JR線も利用できるので、都心にすぐに出られるという便利な街でした。
この暑い最中に徒歩40分の通勤は疲れますね。自転車とかバイク通勤はできないのでしょうか。
私は車は全く乗りませんが、徒歩10分でも自転車を使ってしまいます。

ヴァイオリニストは、世界的に有名なイツァーク・パールマン。
彼は小児麻痺にかかったために両足が不自由なのですが、天性の明るい性格と美音、完璧な技巧で、全盛期はクレーメルと人気を二分してました。
この曲はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(第3楽章)です。
下記の第1楽章が特に有名なので、メロディを聴いたことがあるかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=av8sC09dIhY&feature=related

右の欄のプロフィールにもちょこっと書いてますが、子供の頃からピアノのレッスンを10年ちょっと受けてましたから、まあそれなりに弾けます。
でも、大学受験以降はレッスンはやめましたし、社会人になってめったに弾かなくなったので、ショパンとかリストとか、指回りの良さを要求される曲は今は弾けないですね。
今練習しているのは、バッハとベートーヴェンの曲が多いです。特にバッハは左手の練習になるし、フーガが面白いのでよく弾いてます。

大人になってからでも、楽器は弾けるようになりますよ。
どのレベルを望むかにもよりはしますが、楽器メーカーや販売店が”大人のための○○教室”を開催してます。
ただし、ヴァイオリンなど音程を自分で作らないといけない楽器は難しいと思います。
ピアノなら、とにかく鍵盤を叩けばちゃんと音は出ますから、大人でもわりとトライしやすいかもしれません。練習時間を確保するのが難題ですね。
そういえば、西田敏行が”もしもピアノが弾けたなら”という曲を歌ってましたね。彼が歌うとなぜかリアリティを感じてしまいます。
もしもピアノが弾けたなら
musicaさん、こんばんは。

プロフィールがすぐ側に記載されておりましたね。失礼しました。そういえば、私のブログに最初にコメントくださった時にも、「お料理したり、ピアノを弾いたり、音楽を聴いている時が一番調子が良いですね。」と書いていましたね。忘れっぽいのは、歳のせいにしたりして。(笑) ところで、西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」という曲、懐かしいですね。

さて今日は、ちょっと暑さで疲れました。
明日からの仕事に備えて、先日購入してSalle Liseの曲でも聴いてから寝ることとします。
それでは、お休みなさい。
ずいぶん古い曲ですが
アメーバの友さん、おはようございます。

「もしもピアノが弾けたなら」はかなり古い曲ですね~。この曲をご存知なら、世代としては同じなのかもしれません。
歌謡曲・フォークソングの類はほとんど聴かないのですが、この曲のタイトルがなぜかしっかり記憶に刷り込まれていて、”ピアノが弾きたい”というキーワードにすぐに反応して、思い出すようになってます。

バッハの曲は精神的な鎮静効果があるように思いますし、ラ・サールのピアノの音も瑞々しくて綺麗です。これを聴いて安眠できたら良いですね。

今日も暑くなりそうです。
徒歩通勤なら、直射日光で熱中症にかかりかねませんから、お気をつけて。
最近は、日傘を差している男の方を時々みかけますが、あの小さな日傘でもわりと日陰ができるので、帽子よりもずっと涼しくて良いですよ。
私は強い日光にしばらくあたると、すぐに頭痛がする体質なので、夏は日傘が手放せません。
アドバイスをありがとうございました
yoshimiさん、こんばんは。

今日は、私のブログにご訪問いただき、
推薦図書をお教えくださり本当にありがとうございました。
クラシック音楽は昔にFMラジオで聴いた程度の初心者で、何もわからない状態ですので、
yoshimiさんのようなベテランのかたにアドバイスいただき、とてもありがたく存じます。
ピアノも相当なレベルでいらっしゃるようでうらやましい限りですね。
貴重なお時間をさいてのコメント、本当にありがとうございました。
ちりも積もれば
さと子様、こんばんは。
わざわざこちらのブログへコメント下さって、どうもありがとうございました。

私は大学時代からFMやCDを聴いていたので、それなりに量は聴いてますが、クラシックの世界は広すぎて、聴いていない曲は膨大にあります。
それを全部聴くわけにもいかないので、好きなピアノ曲を中心にしてますが、CDコレクターの傾向があるので、異聴盤に凝るとこれがまた大変です。
ある程度の量を聴けば、自分なりの好みとか判断基準とかがはっきり自覚できるし、聴く楽しみも増えますね。
今は、Youtubeでかなりの音源が聴けますから、CDを買うための試聴ファイル代わりに聴いたり、知らない曲を勉強するために使ってます。
本当に便利な世の中になったものです。

ピアノは、今はレッスンにも通ってませんし、基礎練習をしっかりしてないので、すっかり腕がなまってます。
でも、頭のトレーニングになるので、好きな曲は暗譜するようにしてます。
昔は苦労して暗譜したバッハが、今はかなり楽に暗譜できるようになったので、これはちょっと嬉しいですね。
昔のようにレッスン直前の一夜漬け(に近い)ではなく、ほぼ毎日練習しているので、やはり効果が上がるようです。
聴くときも弾くときも、日々地道に積み重ねていくといろいろ得るものが多いと思います。
さと子さま、追伸です
さと子様、こんばんは。

『究極のCD200クラシックの自由時間 改訂新版』は、吉松隆氏が評を書かれている曲が多く、彼の文章スタイルが面白いために聴きたくなってくることも良くあります。
大学時代にCDを買い集め始めたとき、評者の好みや偏見が強いCD評が多いことに気がついて、誤った先入観をもたないように複数のガイドブックをチェックしました。
ガイドブックを参考にされる場合は、数冊読んで比較された方が、CDの選択肢が増えて良いと思います。
また、HMVやamazonのCDレビューも参考になります。私は必ずチェックしています。

ピアノのお好きな方におすすめしたい本は、吉田秀和氏の「世界のピアニスト」という、ピアニスト評論です。
かなり古い本ですが、今でも時々読んで、興味のあるピアニストのCDを買う時などの参考にしています。
本で絶賛されていたピアニストや録音を聴いて、全然好みに合わなかったこともありますが(私の耳と感性では良さが理解できなかったようです)、世評を知っておくのも勉強になります。

ピアノ曲に詳しいブログは他にもいくつかありますので、私とは好みや評価基準が違いますから、それも参考にされると良いと思います。

心よりお礼申し上げます
yoshimi様、こんばんは。
ごていねいにこちらでも二回もお返事をくださり、本当にありがとうございます。
ほんの初心者に対して、これほど行き届いたアドバイスを施されるとは、
僭越ながら、yoshimi様の音楽に対する真摯なお心構えを窺えるような気がいたしました。

>ある程度の量を聴けば、自分なりの好みとか判断基準とかがはっきり自覚できるし、聴く楽しみも増えますね。

そうなのですね。
やはりクラシックは敷居が高くて、なかなか聴き馴染めないのですが、
根気よくいろいろ聴いていきたいと思います。

>異聴盤に凝るとこれがまた大変です。

そのようなことが入門書にも書いてありました。
けれども、それがまたクラシック鑑賞の醍醐味でもあるようですね。

きっとお忙しくお過ごしのことと思いますが、ピアノの練習は毎日なさっているのですね。
6つのバガテルは短い曲なので知っていて、とても好きです。
yoshimi様の演奏をぜひお聴きしたいところです。
バッハの暗譜はとても難しいと聞いたことがありますが、
それがお得意でいらっしゃるとはすごいですね。

『究極のCD200クラシックの自由時間 改訂新版』を始め、他の音楽の本についても、
大変詳しく記事を書いておられますね。
少しだけお読みしましたが、私にもとても参考になり助かります。
私はブレンデルが好きなのですが(といっても、きちんと聴いているのはCD数枚程度です)、
あの難解なブレンデルの著書についても詳細に触れられていて驚きました。

>ガイドブックを参考にされる場合は、数冊読んで比較された方が、CDの選択肢が増えて良いと思います。また、HMVやamazonのCDレビューも参考になります。

とても具体的なアドバイスをありがとうございます。
「世界のピアニスト」もよさそうですね。
いい本をたくさんご紹介いただき、本当にうれしいです。

yoshimi様のおかげで、クラシックを聴いてみたい気持ちがどんどん高まってきました。
新しい曲に馴染むのに時間がかかるのですが、少しずつ新しい世界を探っていきたいと思います。
これからもどうかよろしくご教示ください。
クラシックの世界は広くて深いです
さと子さま、こんばんは。

いつも大変丁寧なコメントをいただきまして、ありがとうございます。
本来なら、さと子様のブログへ追伸すべきなのですが、さすがに3回も長文のコメントを書くのは気がひけるものがありましたので、こちらで追伸を書かせていただきました。

「6つのバガテル」はとても素敵な曲ですね。
晩年のベートーヴェンが到達した世界が、均整のとれた完結した小宇宙のように思えてきます。ピアノ・ソナタに比べて人気があまり高くないのが残念です。
人様にお聴かせするような演奏でもないので、自分で録音したことはないのです。そういえば、子供の頃からピアノ発表会は嫌でしたね~。
発表会で暗譜をすっかり忘れてしまう夢を昔は時々見ました。トラウマになっていたのかも。

バッハの曲は、声部も転調も論理的に構成されていますから、そのパターンを理解すると覚えやすくなるようです。幾何学模様のような感覚がすることもあります。
問題は左手の暗譜で、私は両手では暗譜で弾けるのですが、片手だけで弾くと暗譜が怪しくなります。
これは、きちんと暗譜できていないからですね。片手(特に左手)だけで暗譜で弾くのはやっぱり難しいです。

ブレンデルがお好きなのですね。私も最近になって興味を持つようになり、録音をいろいろ集めました。
ハイドンのピアノ・ソナタ集、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集、リストの巡礼の年(第1年&第2年)などを持っていますが、いずれも素晴らしい演奏ですね。他にも聴きたいものはいろいろあるので、少しつづ追加しようと思っています。
ブレンデルの著書は、文章、論旨、展開が論理的なので、曖昧さがないという点ではわかりやすいようには思います。
ピアニストの演奏解釈が文書として残っているものは少ないので、ブレンデルが筆が立つ人で本当に良かったです。

私が持っている新潮文庫の「世界のピアニスト」は絶版らしく、ちくま文庫で再版されています。
ちくま文庫版では、内田光子さんなどのピアニストが追加されているらしく、追加したところを私も読んで見ようと思います。
また、吉田氏の「名曲三00選」もちくま文庫にあります。ピアノ曲以外の名曲も多数紹介されています。かなり古い本ですが、この本を愛読したクラシック愛好家の人は多いです。
他のガイドブックと合わせて読めば、新しい録音もカバーできると思います。

クラシックは最初は敷居が高そうに見えますが、ピアノを弾いている方ならその敷居も低くなっていくでしょう。
好きな作曲家、ピアニスト、曲など、切り口はいろいろあるので、ご自身の興味や好みにあったところから初めて、徐々に広げていく方が、無理なく楽しみながら聴けるように思います。
私はブラームスの交響曲第3番をFM放送で聴いたのがきっかけで、ブラームスからロマン派、古典派、バロックに現代音楽まで広がってしまい、クラシックの世界にすっかりはまりました。

それから、名曲や異聴盤探しに役立つブログ・ホームページをいくつか上げておきますので、またご参考にしてくださいませ。

私の好きな曲(CD300選)
http://blogs.yahoo.co.jp/pocg1005jp

ハルくんの音楽日記
http://harucla.cocolog-nifty.com/blog/

Kyushima's Home Page/CD聴き比べ
http://homepage3.nifty.com/kyushima/cd/index.html
ありがとうございました
Yoshimi様、こんばんは。
何度もお邪魔して恐れ入ります。ひと言、お礼だけ申し上げたくて……
ご推薦図書、それにブログ・ホームページのご紹介まで本当にありがとうございました。
大変参考になりました。本も少しずつ読んでみたいと思います。
バガテルやバッハのお話も伺えて、とてもうれしかったです。
何よりもブレンデルについて、Yoshimi様にこうしてお話いただけるとはちょっとした感動でもありました。
私のような初心者がコメントさせていただくのは恐縮なのですが、
これからもこちらのブログをお読みさせていただきたいと存じます。

このコメントに対してのお返事は不要でございます。
どうかお気遣いいただきませんように。
これからもよろしくお願いいたします。
さと子様、こんばんは。

コメントには基本的に全てお返事させていただくことにしておりますので、さと子様の方こそお気遣いなく。
クラシック音楽にご興味のある方やお好きな方とブログを通じてお話させていただくのは、楽しいものです。
”音楽が好き”ということについて、経験の多寡は関係ないと思いますので、どうぞお気軽にコメントしてくださいませ。
ブレンデルは今勉強中というところなので、あまり詳しいことはいえないのですが、音色のデリケートな美しさと色彩感は素晴らしいですね。楽譜を見ながら聴くと、どういう解釈をしているのか理解しやすいという点で、知的で明晰な音楽をする人だと思います。
そういえば、バガテルについてコメントされたのは、さと子様が初めてだったように思います。
名曲(と私は思ってますが)なのにあまり聴かれていないようなので、この曲集を好きな方とお話するのは、大変嬉しいものです。

さと子様のブログにも、またお寄りさせていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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