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『レーゼルの芸術 室内楽曲編』 ~ シューマン/ピアノ五重奏曲、ピアノ四重奏曲
買おうかどうか思案中だったペーター・レーゼルのBOXセット『レーゼルの芸術~室内楽曲編』。
NMLで収録曲は全曲聴くことができるけれど、シューマンの『ピアノ五重奏曲』が素晴らしく良かったし、8枚入りのBOXセットでいろいろ聴けるので、CDで持っておくことに。

CDで聴きなおしてみると、シューマンの《ピアノ五重奏曲》はやっぱりとても良くて、それ以外では、《ピアノ四重奏曲》、シューベルトの《鱒》、フランクの《ヴァイオリンソナタ》も気に入ったので、BOXセットを購入して正解。
特に、シューマンのピアノ五重奏曲と四重奏曲を聴くなら、この盤はとってもおすすめ。

レーゼルの芸術~室内楽曲編(8枚組) Peter Rösel : Chamber Musicレーゼルの芸術~室内楽曲編(8枚組) Peter Rösel : Chamber Music
(2007/01/01)
Peter Schreier

試聴ファイルなし
収録曲情報(HMVのCD情報)

シューマン/ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op.44[作品解説(Wikipedia)]
   (GEWANDHAUS-QUARTET/Violin:Susuke,Violin:Krohner,Viola:Hallmann,Cello:Timm)

Schweizer_Musikさんの<鎌倉スイス日記>のレビューを読んで聴いて以来、苦手のシューマンとはいえこの曲はとても気に入ったし、レーゼルの演奏もとても魅力的だった。
それがきっかけで、レーゼルの録音を聴き始め、協奏曲集と独奏曲集のBOXセットから、現在進行中のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集(ライブ録音)まで収集することになってしまった。

ピアノ独奏曲を聴いていると、明暗が度々入れ代わっているような感情的な不安定感をよく感じるけれど、このピアノ五重奏曲は、そういうところは全然なく、第1楽章から明るく開放的で爽やかな曲想。緩徐楽章も内省的ではあるけれど情緒的な不安定感はない。
レーゼルのゆるぎなく精密な打鍵と濁りのない和声の響き、レガートな旋律の流れと爽やかな叙情感は、とてもバランス良くて、いつもながら安心して聴ける。


シューマン/ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op.47[作品解説(Wikipedia)]
   (GEWANDHAUS-QUARTET/Violin:Susuke,Viola:Hallmann,Cello:Timm)

ピアノ四重奏曲というジャンル自体、ピアノ五重奏曲やピアノ三重奏曲に比べて、あまり聴かないし、聴いてもほとんど記憶に残っていない。例外はブラームスくらい。
シューマンのピアノ五重奏曲が男性的な力強さと快活さがあるとすれば、ピアノ四重奏曲の方は、やや女性的な繊細さとしっとりした潤いがあるような曲。ピアノ五重奏曲に続いて作曲されたためか、健康的な雰囲気がするのは一緒。
第1楽章の冒頭は序章のように静かな始まり。ゆっくりと提示される主題旋律は、その後テンポや調性を変えながら、繰り返しエコーする。ピアノパートは高音部がよく響いて、陽光に反射する水面のようにキラキラ輝いている。初夏のような爽やかな叙情感が素敵。
第3楽章アンダンテ・カンタービレは、情緒過剰でないロマンティックなところは、とても穏やかで平和的。
第4楽章はフィナーレらしい明るく快活な楽章。第1楽章と同じく、主題旋律が何度もエコーして引き締まった緊密感があり、ピアノパートの高音の響きがきらきらと煌いている。
聴けば聴くほど、ピアノ五重奏曲と同じくらいに素敵な曲。シューマンはピアノ独奏曲は昔から何度聴いても、どうも合わないものを感じるけれど、この2曲と交響曲4曲、ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲は何の違和感もなく好きなのは(チェロ協奏曲も聴けば気に入るかも)、どうしてなんだろう。


これは第1楽章。レーゼルの録音がYoutubeには見当たらなかったので、ボザールトリオの演奏で。
Schumann - Piano Quartet Op. 47 Beaux Arts Trio (I)



<関連記事>
 レーゼル&ゲヴァントハウス四重奏団~シューマン/ピアノ五重奏曲

tag : シューマン レーゼル

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Yoshimiさん、こんにちわ

シューマンのピアノ四重奏曲は聴いた覚えがありませんが、ピアノ五重奏曲は明るくて大好きです。私が最も好きな録音は、ゼルキン+ブタペストSQ.のものです。

ピアノ四重奏曲ではモーツアルトのト短調のものが好きです。
ゼルキン/ブタペストSQというと
matsumo様、こんにちは。

ゼルキン+ブタペストSQは、ブラームスのピアノ五重奏曲のCDは持ってますが、これが私には重たかったので、他の録音にはなかなか手が出ません。個人的には、明るく爽やかなポリーニやレーゼルの録音の方が好みなので。
でも、シューマンだと、ブラームスよりも軽やかなタッチかもしれませんね。

シューマンのピアノ四重奏曲も良いですよ。
シューマンはそれほど好きな作曲家ではありませんが、こういう比較的健康的な音楽なら、全然大丈夫でした。
モーツァルトも得意ではないので、ピアノ曲も室内楽もほとんど聴いてませんが、ピアノ四重奏曲は、シューベルトの「鱒」とカップリングされているブレンデルの録音を買うかどうか、今思案中です。


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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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