シュライアー ~バッハ/カンタータ BWV140 ”Wachet auf, ruft uns die Stimme” 

2012, 01. 30 (Mon) 18:00

ペーター・シュライアーの録音をYoutubeで探していたら、たまたま見つけたのがバッハのコラールBWV140"Sleepers awake"。
聴いてみると、管弦楽の伴奏がバッハ=ブゾーニ編曲版の《Wachet auf, ruft uns die Stimme. BWV 645》と同じ。
バッハのカンタータやコラールなどの合唱曲・声楽曲はあまり聴かないので、曲同士の関連が全然わからない。
調べてみると、シュライアーの歌っているのは、1731年のカンタータ《Wachet auf, ruft uns die Stimme.BWV140》の第4曲"シオンは物見らの歌うの聞けり"。これは特に有名なテノールのアリア。
この第4曲は、後にバッハ自身がオルガン独奏に編曲。シュープラー・コラール集として知られる《6曲のオルガン・コラール》の第1曲《Wachet auf, ruft uns die Stimme.BWV645》に入っている。

《Wachet auf, ruft uns die Stimme》は、日本語では《目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声》など、英語では《Sleepers awake》と訳されている。


いつも聴いているジェイコブスのブゾーニ編曲版ピアノソロとは違って、シュライアーの歌を聴いていると、ゆったりしたテンポでしっとりと歌いこまれているので、随分雰囲気が違う。
他のテノールの歌で聴くと、テンポ設定や雰囲気がそれぞれ違うけれど、シュライアーの歌はしみじみとした味わい深さがあって、とっても良い感じ。

Bach - Cantata BWV 140 - Peter Schreier - Sleepers wake
Karl Richter、Munich Bach Choir, Munich Bach Orchestra
Choral: "Zion hört die Wächter singen"



シュライアーの歌うバッハを聴くと、解釈が似ているせいか、すぐにレーゼルのピアノソロを思い出した。
レーゼルはブゾーニ編曲版のピアノソロでBWV645を録音している。
シュライアーのようにゆったりしたテンポで落ち着きがあり、柔らかい弱音でじっくり語りかけるよう。


ポール・ジェイコブスのブゾーニ編曲版。速めのテンポで軽快なタッチは、とても快活で爽やか。
Paul Jacobs: Wachet auf, ruft uns die Stimme (Bach / Busoni)




これはケンプ編曲の自作自演録音。ゆっくりしたテンポで、優雅でしっとりした品の良さがあるのがケンプらしい。
冒頭主題で、軽やかにちょっとスキップするかのようなスタッカートが入っているところが可愛らしくて、微笑んでしまいそう。
J.S. Bach: Wachet auf! Ruft uns die Stimme, BWV 645

(スピーカーのひずむ音が入っているので、ボリューム絞った方が良いかも)


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