カニーノ ~ バッハ/ヴァイオリンソナタ第6番BMV1019 第3楽章(ピアノ独奏) 

2012, 05. 01 (Tue) 18:00

バッハが作曲した6曲のヴァオリンソナタ集(BWV1014~1019)のうち、最後の第6番BWV1019が他のソナタと違うところは、5楽章構成で、珍しくも第3楽章が鍵盤楽器による独奏楽章になっている。
この独奏楽章は前半・後半に分かれていて、それぞれリピート指示がある。
チェンバロ演奏だと、リピートして2度目に弾くときは、かなり装飾音を使って凝った演奏をする人が多い。(ピノックの新盤ではそうはしていなかったけど)

数少ないピアノ伴奏(演奏)版の録音では、ブルーノ・カニーノが(チェンバロ奏者ほどに凝ってはいないけれど)リピート部では演奏を少し変えている。
カニーノがバッハを弾くときは、このヴァイオリンソナタ集の他の曲でも、ゴルトベルクのソロ録音でも、装飾音やアーティキュレーションに凝ったところがあって、(ラレードとデュオしているグールドを除いて)他のピアニストの録音では聴けない面白さがある。
今では廃盤になっているムローヴァ&カニーノ盤を探し回って手に入れたのは、カニーノのピアノが聴きたかったため。

カニーノがヴァイオリンとデュオしているときは、ヴァイオリンにぴったりとあわせて、音色も多彩で表情づけも細やか。
ちょっと穏やかなというか控え目な感じがしたけれど、ソロになると、開放されたように生き生きと動き回っている。
速いテンポでひたすら前へ前へと向かっていくような直線的なところはあるけれど、音質が軽めでタッチも歯切れ良く、きびきびとした躍動感がとても気持ちよい。(もう少ししっとりした叙情感のある方が好きだけど)

Bach. Sonata BWV 1019. Mov.3 Allegro (Bruno Canino, piano)




Bach: Sonatas for Violin & PianoBach: Sonatas for Violin & Piano
(1993/08/10)
Mullova,Canino

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