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ポール・ルイス ~ シューベルト/3つのピアノ小品D946 第1番,第2番
ポール・ルイスのライブ映像は、シューベルトの《3つのピアノ小品/Drei Klavierstücke》D946の第1曲と第2曲。[ピティナ作品解説]

ルイスのお師匠さんのブレンデルのシューベルトは、色彩感が強く線が細いので、曖昧さのない明晰さを強く感じる。
音質のせいか、ルイスにはやや音に丸みがあって柔らかく、重層感もあり、聴き心地がとても良い。
シューベルトとなると、神経質なくらいの過敏な繊細さと慟哭するような激しさで弾く有名な"シューベルト弾き"もいるけれど、そういう方向性のシューベルトを聴くとどうも疲れてしまう。(その種の心象世界にはシンクロできないので)

ルイスのシューベルトは、そういうゴリゴリと抉っていくようなところがなく、音符の中や間に埋め込まれている諸々の感情が自然に湧き上がってくるよう。
歌うようなようなしなやかさと自然な情感の流れを感じることができるのが、私には合っているらしい。

昨日届いたD959とD950を録音を聴いたけれど、あのシューベルト独特の冗長さを全く感じないくらい。
D959は元々好きな曲なこともあって、これは繰り返し聴いても新鮮に思えるほどに飽きない。いろんな録音を聴いてももう一つ好きにはなれないD960までそう思えてきそうなくらい。
ピアノ・ソナタに関していえば、今まで聴いたピアニストのなかでは、ルイスの弾くシューベルトが(エゴロフのD958と並んで)、一番自然に受け入れられるみたい。


Paul Lewis‐Schubert:Klavierstücke in E flat minor D946 no.1



Paul Lewis‐Schubert:Klavierstücke in E flat Major D946 no.2



《3つのピアノ小品》のスタジオ録音の方は、シューベルト作品集の最新アルバムに収録されている。
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 (Schubert : Piano Sonatas D. 840 850 & 894 / Paul Lewis) [2CD]シューベルト:ピアノ・ソナタ集 (Schubert : Piano Sonatas D. 840 850 & 894 / Paul Lewis) [2CD]
(2011/11/04)
ポール・ルイス

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tag : シューベルト ルイス

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好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

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