バケッティ ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲 

2012, 10. 23 (Tue) 12:00

ピアノで弾いたゴルトベルク変奏曲のなかでも、装飾性の高さでは一番なのでは...と思ったのが、アンドレア・バケッティ(Andrea Bacchetti)。
バケッティは、1977年イタリア・ジェノヴァ生まれ。11歳でクラウディオ・シモーネ指揮イ・ソリスティ・ヴェネティと共演したという神童。バッハとベリオを得意とする知性派ピアニスト...という人らしい。

チェンバロ奏者でもここまでしないだろうと思うような装飾音の多さとバリエーションの豊富さは、今まで聴いたことのあるゴルトベルクの中でもピカ一。ピアノはファツィオリ。
才気煥発というか、才能に満ちたピアニストにしか弾けないようなゴルトベルク。
これだけ装飾音に凝って、山あり谷ありと起伏だらけで表情豊かな演奏なら飽きないだろうし(私は聴き疲れるけれど)、自由で感興に溢れている。
面白いことは面白いけれど、騒々しいというか、落ち着きがない感じがして、眠るどころか、ぼやけた頭も覚醒してしまいそう。
1度聴いたら、2度とは聴かないだろうと思ったので、これは試聴どまり。

J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲/アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳第2巻から5つの小品(バッケッティ)J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲/アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳第2巻から5つの小品(バッケッティ)
(2012/04/01)
Andrea Bacchetti

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この路線のゴルトベルクなら、カニーノのライブ録音が自然な音楽の流れと即興的な自由さがあって、聴き疲れることがない。
バケッティほど凝った装飾を使わないので過剰な作為性を感じることがなく、軽やかさとしっとりした叙情感・親密感のバランスがほど良い感じ。
ピアノ盤ゴルトベルクで今のところ気にいっているのが、このカニーノとマルクス・ベッカー(CPO盤)、それにソロコフ(Youtubeのライブ音源のみ)。

過去記事: カニーノ ~ バッハ/ゴルトベルク変奏曲

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2 Comments

matsumo  

No title

yoshimiさん、こんにちは

私の場合、オケのコンサートでは、休憩前の前半の終わりの方で眠ってしまう場合が多いですが(苦笑)、このゴルトベルク変奏曲の場合、どうなんでしょうね。私はこの曲はコンサートで聴いたことが無いのでわからないのですが、もし、全員が眠ってしまったら、バッハの意図は大成功と言う訳ですね(笑)

2012/10/23 (Tue) 20:15 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

眠たくなるかどうかは...

matsumo様、こんばんは。

ゴルトベルクなら、退屈な演奏で途中で眠ってしまうか、面白くて頭もすっきりしてしまうか、どちらかでしょうね。
こういう長大な変奏曲に慣れていない人が聴くと、眠ってしまう可能性大です。
眠気を催す可能性がもっと高いのは、ベートーヴェンのディアベリ変奏曲の方ではないかと思います。この曲が苦手という方は結構多いようです。

2012/10/23 (Tue) 22:18 | EDIT | REPLY |   

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