ブリヂストン美術館 『ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで』

2012.08.16 12:00| ・ 写真・絵画・映画
月刊ショパンのオフィシャルブログをたまたま見ていたら、東京のブリヂストン美術館で『ドビュッシー 、音楽と美術 ー印象派と象徴派のあいだで』という美術展を開催中。期間は7月14日~10月14日まで。
ドビュッシーの生誕150年を記念したブリヂストン美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館の共同企画で、各美術館の所蔵作品を中心に、国内外から借用した作品約150点を展示するというなかなか豪華な美術展。

巡回展ではないので、近畿で開催されることはないに違いない。
東京に行く機会があれば、ついでに見に行けるんだけれど、とりあえず今のところは展覧会の公式ホームページを見て楽しむことに。
コンテンツをチェックするとドビュッシーに関連する情報やアイテムがいろいろ載っている。

展覧会の構成
ドビュッシーの経歴や音楽的志向、同時代の美術への関心などをテーマにして、関連する絵画や陶磁器の写真が掲載されている。これだけ見ていても、結構面白い。
 第1章 ドビュッシー、音楽と美術
 第2章 《選ばれし乙女》の時代
 第3章 美術愛好家との交流 - ルロール、ショーソン、フォンテーヌ
 第4章 アールヌーヴォーとジャポニスム 
 第5章 古代への回帰
 第6章 《ペレアスとメリザンド》
 第7章 《聖セバスチャンの殉教》《遊戯》
 第8章 美術と音楽と文学の親和性
 第9章 霊感源としての自然-ノクターン、海景、風景
 第10章 新しい世界
展示(掲載)されているのは、ドビュッシーの肖像画、ドビュッシーの所蔵美術品、ドビュッシーの音楽と関連した印象派や象徴派の作品、バレエ音楽の舞台デザイン図、同時代に交流のあった芸術家の肖像画、ドビュッシーの影響を受けた画家の作品、etc.

美術展のタイトルは「印象派と象徴派のあいだで」。
でも、ドビュッシー自身は、印象派や印象主義の音楽と言われることを嫌がっていたという。

ドビュッシーを取り巻く人々:音楽に限らず、文学・詩・絵画・舞台芸術などの分野で影響を受けたり、交流のあった芸術家との相関図。文章で説明されるよりもずっとわかりやすい。

ドビュッシー略歴と時代背景(これは現在作成中)

ドビュッシー展のオフィシャルグッズ
ドビュッシーの人気曲17曲を収録したバッジ型の音楽プレーヤー。
(難聴の原因になりかねない)ウォークマンやiPodは今は全然使っていないので、バッジ型の機種は初めて見た。綺麗な絵やイラストが書かれているので、音楽プレーヤーには全然見えない。
収録している曲を削除したり、新たに追加登録できないので、小さなCDみたいなもの。

イベント
ドビュッシーの音楽を録音したSPレコードの鑑賞会や、ドビュッシー誕生日記念コンサート(チェロ&ピアノ)


参考サイト
さすがに人気の展覧会らしく、実際に観にいった人の感想や具体的な展示内容のレポートなどが、個人ブログに多数載っている。
さっと見たなかでは、<関東近辺の美術館めぐり ~美術・美景・美味を楽しむブログ~>の情報が一番詳しい。
”ドビュッシー 、音楽と美術ー印象派と象徴派のあいだで (感想前編)【ブリヂストン美術館】”
”ドビュッシー 、音楽と美術ー印象派と象徴派のあいだで (感想後編)【ブリヂストン美術館】”

”ドビュッシー、音楽と美術ー印象派と象徴派のあいだで” [intoxicate vol.99,2012年8月20日,Towerrecords]


                      

ドビュッシーの作品集・全集録音は昔から名盤が多数あるけれど、今年はメモリアルイヤーなので、エマールの新譜も出ているし、過去の録音のリイシュー盤も含めてまだまだ出てきそう。
最近の録音のなかでは、ラファウ・ブレハッチ(Rafał Blechacz)が音楽批評サイトのレビューでは評価が良いらしい。

ブレハッチの最新アルバム「ドビュッシー・シマノフスキ」の公式SP映像から、《ピアノのために》の第2曲「サラバンド」。
アルバムのDGウェブサイトには、”Trailer”と”Music Clip Szymanowski”の動画も載っている。
日本盤にはボーナストラックとして《月の光》が収録されている。

Rafal Blechacz plays Debussy's "Sarabande"


全曲試聴してみると、選曲のせいもあるだろうけど、"印象派"風のドビュッシーとは少し違って、線の細さは全くなく、力感・量感豊か。急速系の曲は、特に生き生きとした躍動感とダイナミズムで力強く。
色彩感も叙情感も豊かなのに、メカニカルなドライな切れ味の良さがあるところが、好みとは違う気がしないでもないけれど、面白いかも。
聴き慣れたドビュッシーよりも、いつもは小難しく感じるシマノフスキの初期作品《前奏曲とフーガ》と《ピアノ・ソナタ》がとても美しくて印象的。
激情的なロマンティシズムを感じるところが、スクリャービンの初期のピアノ・ソナタに似ている。
シマノフスキを聴くならCDを買っても良いなあと思っていたら、何度もドビュッシーの試聴ファイルを聴くうちに、ドビュッシーも第一印象よりもずっと良さそうな気がしてきた。

<CDレビュー>
「これは非凡なディスクである。」―英国ガーディアンによるレビュー[Preludia ―ラファウ・ブレハッチ Rafal Blechacz 情報サイト]

タグ:ドビュッシー ブレハッチ

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。

コメント

No title

お久しぶりです。
行ってみたいなぁと思っているのですが、暑さでへばってます。
何とか会期末までには・・・

タイムリーな企画展です

くま様、こんにちは。

今年の夏も暑いですね~。
ここ数日、夕立が続いているせいか、夜はいくぶん涼しくなりました。
それに、コオロギが鳴き始めてますので、秋の気配を感じます。

ドビュッシー展は10月半ばまで開催されていますから、ぜひ観にいってくださいね!
巡回展ではなさそうなので、関西では観る機会がないのが残念ですが...。

ブレハッチの録音したシマノフスキは、2曲とも演奏機会の少ない珍しい曲ですね。
試聴しても印象がよかったので、そのうちCDを購入しようと思ってます。
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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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