大西順子、秋の国内ツアーを最後に演奏活動から引退

ジャズピアニストの大西順子が公式サイトに、プロとしての演奏活動から引退するという引退表明のメッセージを載せている。今回は本当に引退するつもりらしい。

2000年に突然、演奏活動を止めてしまったことがあり(専業主婦になるとかいう話が出回っていたけど)、2007年頃に日本のどこかのライブハウスで、これまた突然姿を現して演奏活動を再開。
それ以来、ライブやレコーディング(『楽興の時』、『Baroque』)が続いていたし、「大西順子 / 『バロック』EPK エピソード」(Youtube)を見ると、リラックスして楽しんでレコーディングしている(ように思えた)ので、復帰後の音楽活動は順調なのかと思っていた。
2011年10月に、翌年1月以降のライブ予定を全てキャンセル。どうやらご家族に不幸があったらしく、それ以来音沙汰がなかった。
大阪での最後のライブは、10月30日のBillboard Live OSAKAにて。日本国内の最終ライブは11月8日のCABIN(厚木)。[国内ツアースケジュール]

引退後の予定は未定とのこと。
「自分のための演奏は出来ても、オーディエンスを満足させるパフォーマー、クリエーターにはなれない」という言葉に、即興音楽のジャズと、解釈すべき楽譜が存在するクラシックとの違いが、私には感じられる。
(例えば、アラウやレーゼルが言っていたことは、”聴衆が自分の演奏を受け入れてくれればありがたいが、大事なのは聴衆の評価ではなく、自分が音楽とどう向き合うかということ")
「むしろ研究者でいたい」ということは、ジャズ音楽と演奏に関する研究や教育活動の方へ向かうのかも。

彼女のピアノは、やや粘りのあるゴツゴツと重みのあるタッチで、メロディアスではあっても硬派で、ウェットな感傷性を感じさせない。でも、復帰後のCDは、試聴しても強く印象に残るものが(私には)なかった。
今までリリースされたアルバムで一番好きなのは、『ビレッジ・バンガードの大西順子 / JUNKO ONISHI LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD』。それに《ユーロジア》と《ユーロジアII》の2曲もとても好き。
骨太のタッチでがっちりとした存在感と、どこかしらクラシカルな雰囲気が漂っている。


これはかなり昔のライブ映像。この頃は、ウェービーなヘアスタイルとエレガントな雰囲気が彼トレードマークだった。
演奏曲は、ビレッジ・バンガードのライブ録音でも弾いていた《CONGENIALITY》。

Mt.Fuji Jazz Festival Junko-Ohnishi(大西 順子)



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yoshimi

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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