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耳栓をして演奏するピアニスト ~ スティーブン・オズボーン
英国人ピアニストのスティーブン・オズボーンは、聴覚保護と音楽上の理由から、耳栓(Earplug)をしてピアノを弾いている。
yoshiさんの<善通寺手帳>のブログ記事”耳栓をしたチェリスト”の記事で、オズボーンが耳鳴悪化防止のために耳栓を使っていると書いてあって、これはかなりの驚き。

オズボーンは”ピアノ王国”hyperionの看板ピアニストの一人。英国では、アムランやヒューイット以上に人気があるそうで、リリースしているCDも多い。
オズボーンの友人でチェリストのアルバン・ゲルハルトも、オズボーンにならって同じく耳栓をして演奏活動をしているという。ゲルハルトの方は耳鳴りも難聴もないので、純粋に音楽上のメリットがあるから。

オズボーンのライブ映像を見ると、右耳に白いものが時々光っている。(フルスクリーンモードにするとよく見える)
オズボーンの耳鳴りは右耳の方なので、これはたぶん耳栓。(コンサートや演奏用に使われるライブ用耳栓の例)

MAURICE RAVEL SCARBO Gaspard de la nuit STEVEN OSBORNE



”Earplugs”(06 April 2009,http://www.stevenosborne.co.uk/blog)
オズボーン自身のブログでも、この耳栓(Earplugs)について詳しい説明が載っている。
”演奏中に耳の中に入っているもの”が一体何なのか?と疑問に思った人がいたらしく、数ヶ月間に質問がいくつも寄せられたという。
オズボーンはこう書いている:

耳栓をして演奏することは、ちょっと非合理的に思えるだろう。なぜ、自分の作り出した音をブロックしたいのか? それには、多くの理由がある。
そもそものきっかけは、自分の練習室で、あまりに大きな音量でピアノを数年間弾いていたため、軽い耳鳴り(mild tinnitus)が聴こえるようになったこと。
これにはかなり煩らわされたので、すぐに耳鼻科医に駆け込んだ。診断では片耳に軽い難聴があり、練習中にオーダーメイドの(custom-made)耳栓を使うよう医師に勧められた。

購入したのは、Etymotic社製の音楽家用耳栓(musicians earplug)。
この耳栓をつけると約15 dbだけ音量が下がる。これは依然として全てが聴き取れるが、少し音が小さく聴こえるというレベル。

Etymotic Musicians Earplugs(ウェブサイト)
Etymotic Musicians Earplugs(PDF版パンフレット)

この耳栓を使って練習することで、(聴覚機能を保護することに加えて)3つの重要なメリットもあることがわかって、かなり驚いた。
第1に、自分に跳ね返ってくる圧倒されるような音の反響がかなり抑えられる。狭い部屋で弾くグランドピアノの音はかなり巨大で、後ずさりしたくなるほど、誰かが耳元で叫んでいるようなもので、身体を緊張させる。
以前は身体が緊張しているという自覚がなかったが、耳栓を使って音量が下がると、身体がリラックスするのが自分でもわかった。

第2に、より大きな部屋にいるかのように弾くことができる。
学生にとって、練習中に、大きなホールで弾くのに充分な音量で弾いていると確信するのは難しい。
充分な効果をもたらすためには、mpで書かれている部分は、mfかそれ以上、fであっても良いかもしれない。
耳栓により、より大きな音響的空間にすぐに移動することができる。

第3はとても個人的なことで、自分が弾いている曲から、より離れる(detach)できること。
これは不利な点に聞こえるかもしれないが、自分は音の感覚的な(sensual)性質にすぐに魅かれて(seduced)しまうので、作品が求めていることに明確に集中するというよりも、音楽に夢中になって、単に曲を弾くだけに終わってしまい時間を無駄することになる。
耳栓を使った直接的効果としては、より効率的に練習できるようになった。

最初、演奏中に耳栓を使った時は、音のフィードバックがないので、音が大きすぎたり小さすぎるのではないかと、とても不安に感じた。
数回のコンサートで、実際に音の大きさを判断するのは、耳栓をつけてもつけなくても容易だったし、判断ミスは耳栓を使わないときでもあり得る。

耳栓を使って演奏する利点とは何か? 本質的には、集中力の問題(a question of focus)だ。
観客のノイズやピアノ自体に関わる問題に気を散らされることが少なくなった。最初の点はどちらにしてもそれほど気になることはなかったが、2番目の問題はかなりイライラさせられかねない。ある音が別の音よりも大きかったり、ソフトだったりすると、集中力が乱されることもある。
耳栓を使うことで、観客の聴いているものがさらに”リアルに”(realistically)に聴こえてくる。
しかし、この問題は副次的なことにすぎない。
核心は、自分にとって演奏することが、”音楽の感情にとても自然に反応できるほぼ無意識の状態”に至ること。それには耳栓がとても役に立っている。


(以上、要約)


”Classical musicians use surprising device to silence sound”(WBEZ.org,June 13,2012)

<オズボーンに関する記事の要旨>
オズボーンが耳鳴りが聴こえ始めたのが、約15年前。
左耳のかなり高いピッチの音で、最初は聴こえたり聴こえなかったりしていたので、それほど気にしてはいなかったが、そのうち、左耳から右耳へと移り、ある日、耳鳴りが消えなくなった。
医師の診断では、狭い部屋でピアノを大音量で弾いていたことが耳鳴りの原因。

耳鳴りを治す方法はないが、耳栓(イヤープラグ)で耳鳴りの悪化を防ぐことはできる。
オズボーンは、彼用にオーダーメイドした特製の音楽家用耳栓を使っている。この耳栓は、一定の測定量(calibrated amount)のノイズを除去(filter out)し、それ以外の音は通過させる。

オズボーンは、この特製耳栓がピアノを弾く時に役立つのを発見した。
練習室からコンサートホールへと移るときに、(ある部分は生理学的な)難題がある。
「練習部屋でグランドピアノを弾くと、耳を聞こえなくするような騒音が発生する。そのため、コンサートホールで弾くべき音よりも静かに弾くことになる。ホールで突然、力を切り替えることは難しい。」

オズボーンは、初めて耳栓を使って演奏したとき、とても不安だったという。
彼は音を知覚することができず、自分の生み出す音がホールでどう響くのか全然見当がつかなかった。
しかし、聴衆の中にいた友人がポジティブな反応だったので、今は演奏中はいつも耳栓を使っている。

耳栓は彼の演奏方法も変えてしまった。より深く鍵盤の中に身を沈める(going ”deeper into the keys”)ことは、その変化の一つの側面にすぎない。
耳栓をすることでリラックスでき、(音楽と)コミュニケートするのに役立つ。「この理想的な音楽感覚に触れやすくなる」(“It’s easier to get in touch with this idealized sense of music.”)

彼は、ピアノの音と音量とが不均質なことに注意を向けることも、苛立つことも少なくなっている。
身体は騒音に曝されると緊張するので、騒音が減れば身体の状態も落ち着いて、ずっと整然とした状態になる。

オズボーンは、耳栓を使わなければ聴こえたはずの細部について、聴くことができないのは認めている。
しかし彼は、聴衆のように、より多くのものを聴いていると思っている。
「耳栓がなければ、あまりに静かに弾きがちだし、聴衆にとって意味のない細部のレベルにまで、あまりに注意深く仕上げようと(sculpt)とする。全体的な枠組みからいえば、このような細部の小さな部分は重要ではない。重要なのは音楽の中に完全に没入すること。耳栓がそれに役立つのがわかった。奇妙な点は、コミュニケートされているのは音自身ではなく、その背後にある何かだということ。
その転換(transfer)がどうやって起こるのかは全く謎だが、それが音楽の神秘というものだ。リラックスしている時は、(誰かと話しているときでさえ)、”つながっている”という感覚がある(there’s a sense of connection)。」

オズボーンは、耳栓なしで弾くこともある。新しいホールとピアノを試すとき、または、鍵盤上の動きがどんな音を生み出すのかわかるときまで。
それに、学生時代や音でいろいろな試みをしている時は、すぐに耳栓を使うのは望ましくなかっただろうとも思っている。


(以上、要約)


このオズボーンと耳栓にまつわる話は、ピアノの音と聴覚との関係について思いがけないことばかり。
第一に、ピアノ練習が難聴や耳鳴りの原因になるというのは、初耳。(オーケストラ奏者の場合、難聴になる人もいると言われている)
たしかに、狭い部屋でピアノをガンガン大音量で弾くという行為は、至近距離で周囲の楽器の音を聴いているオーケストラ奏者の環境に近い。
これは騒音性難聴のリスクに曝されている環境。実際、オズボーンは、軽度の難聴と耳鳴りという聴覚障害にかかっている。
彼は、難聴とそれに伴う耳鳴りが悪化するのを防ぐため、練習中に特殊な演奏家用の耳栓をつけている。
もし、耳栓をつけずに狭い部屋でピアノの練習を続けると、難聴と耳鳴りが悪化して聴力が著しく衰え、下手をすればピアニスト生命を危うくしかねない。

騒音性難聴という点では、ヘッドフォンをつけて電子ピアノを弾くのも、かなり耳には良くない行為だと思う。
「ヘッドフォン難聴」という症状もあるくらい、ヘッドフォンで音/音楽を聴くことは耳にかなりの負担になる。
電子ピアノでも、ボリュームを絞って弾けばそれほど響かないので、部屋で電子ピアノを弾くときはヘッドフォンは使わないようにしている。(私の場合は、オズボーンと同じく耳鳴り(両耳)があるので、悪化防止のため)
聴覚器(特に内耳)のどこかが損傷した場合、回復不可能なことも少なくないので、気をつけるに越したことはありません。


<参考記事>
携帯音楽プレーヤーの難聴リスクとEUの規制動向


                                  

◆オズボーンの録音について◆

オズボーンはレパートリーが幅広くて、それにユニーク。ポピュラーなところでは、ドビュッシー、ラヴェル、シューベルト、ラフマニノフ、ベートーヴェン。現代曲はブリテンとメシアン、カプースチン。稀少曲ならアルカン。
ピアノ協奏曲・独奏曲・室内楽曲あわせて、hyperionからすでに20種類くらいのCDがリリースされている。

個人的に好きなのはブリテンとメシアンの録音。
2008年にリリースしたブリテンの管弦楽とピアノの作品集は、評判がとてもよく、2009年度のグラモフォン・アワード(協奏曲部門)に選ばれている。
収録曲は、《ピアノ協奏曲》に《左手のピアノと管弦楽のための変奏曲「ディヴァージョンズ」》、さらに珍しいピアノ協奏曲のオリジナル版《レチタティーヴォとアリア》、《若きアポロ》も収録されている。
いずれも既存の録音は少ない。有名なのは、《ピアノ協奏曲》がブリテン指揮によるリヒテルの演奏、「ディヴァージョンズ」は古くはカッチェン、少し新しいものならレオン・フライシャー。
オズボーンのアルバムは、選曲・演奏内容・音質とも良く(私はカッチェンの演奏が好きだけど)、ブリテンのピアノ協奏作品をまとめて聴くなら一番良いのでは。

Piano Concerto Op.13 Diversions Op.21 Young ApolloPiano Concerto Op.13 Diversions Op.21 Young Apollo
(2008/09/09)
Steven Osborne (piano), BBC Scottish Symphony Orchestra, Ilan Volkov (conductor)

試聴する(hyperion)



メシアンの《アーメンの幻影》は、とても面白い曲。2台のピアノ用の曲で、技巧派のロスコーと録音している。
宗教的なものは理解できなくとも、メシアンらしい旋律と和声の響きを聴くだけでも、充分聴き応えがある。

Visions De L'amen Piece Pour Le Tombeau De Paul DuVisions De L'amen Piece Pour Le Tombeau De Paul Du
(2004/11/09)
Steven Osborne (piano), Martin Roscoe (piano)

試聴する(hyperion)



ラヴェルのピアノ作品全集も、レビューをいろいろチェックしたところ、かなり良いらしい。
ラヴェルはあまり聴かないので、実際のところはよくわからないけれど、Harnoncourtさんのブログ<音楽図鑑:近況報告>のレビュー記事”ラヴェル ピアノ曲全集の頂点が決定しましたの巻”)を読むと、聴いてみたくなる。

Complete Solo Piano MusicComplete Solo Piano Music
(2011/03/08)
Steven Osborne

試聴する(hyperion)

tag : オズボーン

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No title
yoshimiさん、こんにちは

耳栓をしたピアニストですか! 確かに生の楽器の音って、非常に大きいのですよね。私の家の場合、一時期、隣の家のピアノの練習音がかなり聞こえましたし(今は飽きてしまったのか、全く聞こえません)、また、一時期、前の公園でギターの練習をしていた人がいたのですが、結構、騒さかったですし。

以前にベルリンフィルの奏者だったと思いますが、カラヤンが大きな音を要求したので、聴力が落ちたとどこかに書いていたのを読んだ記憶があります。また、最近ではポピュラー音楽系の人達の聴力落ちの話が話題になっていますね。

多分、昔はコンサート会場も今より狭かったから、楽器の音も小さかったのではと思います。ピアノの音もシューベルトやベートーベンの頃はもっと小さかったのではと思います。
楽器の音にも注意しないといけないですね
matsumo様、こんばんは。

ピアノは狭い部屋で弾くと反響が大きいのですが、難聴と耳鳴の原因になるというのは聴いたことがありません。
でも、オズボーンの場合はアップライトではなくて、グランドピアノでしょうから、狭い部屋だとかなり大きい反響音になると思います。
海外サイトのピアノフォーラムをちょっと見てみると、ピアノ練習が原因で耳鳴が聴こえる...という書き込みをいくつか見かけました。
ピアノ練習が耳鳴りや難聴の原因になるというのは、その世界ではよく知られている話なのかもしれません。

楽器も近隣騒音の一つですが、最近は騒音の種類もいろいろあるようです。学校の子供の声が煩いと苦情を言う人がいると聞いたことがあります。

オーケストラ奏者は、難聴になりやすいとよく言われていますね。
歌手の聴覚障害はよくニュースになってますが、カミングアウトする人が多くなったのではないかと思います。

シューベルトやベートーベンの時代は、フォルテピアノ~初期の現代ピアノへの移行期だったので、今時の現代ピアノとは能力がかなり違います。音質が軽めで響きの持続時間も短いですし、フォルテでも音量はそれほど出なかったでしょうね。
フォルテピアノ
ムスコちゃんの夜泣きにつきあって、自分が眠れなくなりました。
話題にでてるフォルテピアノですけれど・・・・
フォルテピアノのCDは、コリン・ティルニーしか持っていませんが、彼のモーツァルトは18世紀の雰囲気があって愛聴しています。楽器については、「ケネス・ベークマン製作によるアントン・ワルターのコピー」ということです。

カッチェンのブラームス全集、第5巻をなんどか聴きました。op.76, op.118, op.119 の流れで聴くと、とても安らげます。途中で意識が飛びますけど(笑)、それくらい組合せがいいです。
フォルテピアノなら
ひでくんママ様、おはようございます。

フォルテピアノは楽器によって音がかなり違いますね。
モーツァルトはほとんど聴かないので何とも言えませんが、好きなフォルテピアノ奏者はブラウティハムです。

カッチェンのブラームスは、テンポが速めでルバートを多用しているので、独特のものがありますが、それを聴いて”意識が飛ぶ”というのはよくわかりませんけど...。早く寝たほうが良いんじゃないでしょうか。
追伸
昨夜は(ていうか時間的には今朝早くですね)、朦朧とした状態でコメントしたので、誤解があったかもしれません。少し弁明いたします。
ブラームスの op.76 は解釈の幅が拡げられそうに思うのですが、カッチェンの演奏は節度が感じられます。で、こうした演奏を聴いていると、ついウトウトとなってしまいます。で、つぎの op.118 あたりになり、半覚醒の耳に音楽が聞こえて参ります。
良い演奏は、そのとき「心地よく」、ときに「天国的」なのです。それを最初に発見したきっかけは、ペライアの弾くモーツァルトのピアノ協奏曲 k.456 の緩徐楽章でした。
そのときの経験から、私はリラックスした状態で音楽に接しても悪くないと思うようになりました。まあ、毎回それではイケナイですけど。・・・・
いま、カッチェンのブラームスを聴き直しています。徐々に理解を深めたいです。
睡魔のせいかと...
ひでくんママ様、こんばんは。

育児でお疲れのご様子のようにお見受け致しましたので、気にしてはおりませんが、私はカッチェンのブラームスや他のピアニストの演奏を聴いて、ウトウトなることはありませんので...。睡眠不足のときか、よほど退屈な演奏なら眠たくなりますけど。
そういうのは人それぞれですから、他人がどう言おうと、ご自分の好きなように聴かれれば良いと思います。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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