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2013年にメモリアルイヤーを迎える作曲家
来年2013年がメモリアルイヤーの作曲家は、かなり有名どころが多い。

ダウランド(1563年-1626)  生誕450年
ヴェルディ (1813-1901)    生誕200年 
ヴァーグナー (1813-1883)   生誕200年
アルカン(1813年-1888年)  生誕200年
マスカーニ (1863-1945)   生誕150年
ブリテン (1913-1976)     生誕100年
ルトスワフスキ(1913-1994) 生誕100年
ヒンデミット(1895-1963)   没後50年
プーランク (1899-1963)    没後50年


それ以外(50年、100年ではない周年)だと、
ラフマニノフ(1873-1943)  生誕140年、没後70年
プロコフィエフ(1891-1953) 没後60年
リゲティ(1923-2006)    生誕90年

※ついでに、2014年はフォーレ(没後90年、翌年に生誕170年)、2015年はラヴェル(生誕150年)


この中で好きな作曲家といえば、ブリテン、ヒンデミット、プーランク。(それにプロコフィエフ)
来年は新譜・リイシュー盤がいくつも出てくるのだろうけど、既存録音の定番もいろいろ。



プーランク

ピアノ作品全集は、有名なのが若い頃のパスカル・ロジェの録音。最近の録音ならエリック・ル・サージュ。
二人ともピアノ協奏曲や室内楽曲も録音している。

Piano Music Chamber MusicPiano Music Chamber Music
(2007/10/09)
Poulenc、Pascal Roge 他

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ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集ナゼルの夕べ ~ プーランク : ピアノ・ソロ作品集
(2002/01/23)
ル・サージュ(エリック)

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プーランクのピアノ独奏曲のなかで一番好きなのが、《即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」》。
田部京子 Kyoko Tabe, プーランク Poulenc / Hommage a Edith Piaf





ブリテン

作曲したピアノ独奏曲は少ないけれど、透明感のあるさっぱりした叙情感と現代的なセンスの良さを感じさせる曲ばかり。
録音は少なく、私が知っているのはスティーヴン・ハフがずっと昔に録音したVirgin Classics(EMI)盤くらい。
このCDは廃盤になっているので、もしかしたら来年にリイシュー盤が出るかも。

Britten: Holiday DiaryBritten: Holiday Diary
(2001/05/01)
Britten、Hough 他

商品詳細を見る(試聴ファイルなし)



Britten 'Holiday Diary' movement 2 'Sailing' - Alexander Kirk




ピアノ協奏作品は、古い録音では、《ピアノ協奏曲》がリヒテル。《ディバーションズ》はカッチェン、それより少し新しいのがフライシャー。

リヒテルとカッチェンの録音はブリテンの指揮のもの。両方を収録したCDは廃盤らしい。
ブリテン:ピアノ協奏曲ブリテン:ピアノ協奏曲
(2006/10/25)
ブリテン(ベンジャミン)

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最近の録音では、スティーブン・オズボーンが「ピアノと管弦楽のための作品全集」をリリース。
《ピアノ協奏曲》と《ディバーションズ》に他2曲が収録されている。

Piano Concerto Op.13 Diversions Op.21 Young ApolloPiano Concerto Op.13 Diversions Op.21 Young Apollo
(2008/09/09)
B. Britten

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Britten - Diversions Op.21 (1) (Theme - Var IXa)





ヒンデミット

ヒンデミットのピアノ作品はあまり有名ではないけれど、現代的な乾いた感性とヒンデミット独特の和声が融合して、結構面白いものが多い。
独奏曲のうち、ピアノ・ソナタ3曲は、グールドの録音が有名。第3番が一番演奏機会が多く、難解さもなくて聴きやすい。

Glenn Gould Plays Hindemith: 3 Piano SonGlenn Gould Plays Hindemith: 3 Piano Son
(2012/09/04)
Glenn Gould

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Glenn Gould - Paul Hindemith , Piano Sonata No. 3 - Fugu




《ルードゥス・トナリス》の録音も多くはない。ムストネンのDECCA盤は独特のタッチと多彩な音色で、意外にもこの曲に良く似合っている(と思う)。
Prokofiev/Hindemith;VisionsProkofiev/Hindemith;Visions
(1996/10/15)
Prokofiev、Hindemith 他

試聴ファイルなし



ピアノ協奏作品は、《ピアノ協奏曲》、《主題と変奏「四気質」》、《左手のためのピアノ協奏曲》、《室内音楽第2番》。
ムストネンが《主題と変奏「四気質」》、フライシャーが《左手のためのピアノ協奏曲》(世界初録音)を録音している。
この中では、もともとバレエ音楽として作曲された《主題と変奏「四気質」》が比較的わかりやすい曲で、録音も他の曲よりは多い。
珍しくも、クララ・ハスキルがヒンデミット指揮で演奏したライブ録音がいくつか残っている。

シベリウス:交響曲第3番/ヒンデミット:四気質シベリウス:交響曲第3番/ヒンデミット:四気質
(2003/07/02)
ヘルシンキ・フェスティヴァル管、ムストネン 他

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<参考にしたメモリアルイヤー情報>
- クラシック作曲家生没記念年一覧
- 2013年が記念年となる作曲家たち[合唱音楽 聴いたり 弾いたり 振ったり blog]
- アニバーサリー・イヤーを迎える作曲家 2012/2013年


<過去記事>
パスカル・ロジェ ~ プーランク/ピアノ作品集

スティーヴン・ハフ~ブリテン/ピアノ作品集『Holiday Diary』
《The Art of Julius Katchen》より~ブリテン/ディヴァージョンズ <左手のピアノと管弦楽のための主題と変奏>
リヒテル&ブリテン指揮イギリス室内管~ブリテン/ピアノ協奏曲

ヒンデミット/ピアノ・ソナタ第3番
ムストネン~ヒンデミット/ルードゥス・トナリス-対位法, 調性およびピアノ奏法の練習
ムストネン~ヒンデミット/主題と変奏「四気質」

tag : プーランク ブリテン ヒンデミット

※右カラム中段の「タグリスト」でタグ検索できます。
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(非公開コメント受付中)

来年は…
こんばんは!
来年のメモリアルイヤーのラインナップ、なかなかのもんですね!
やはりワーグナーとかが、一番盛り上がるのかしら?
ヴェルディなどいつでもどこでもたくさんやっているので、
メモリアルイヤーは関係なさ気に感じます(笑)。

私はプーランクに興味があるけど、じっくりと聴いたことが無いし、つい最近「イリュミナシオン」が好きになったブリテンなんかも、他を聴いたことが無いので、たくさんやって欲しいかな。でもあまりやってもらえそうにない気もするけどね(爆)。

エリック・ル・サージュのアルバム、良いですね。欲しくなってきました!

それからプーランクが、そんなについこの間まで生きていらしたの方だとは、全く知りませんでした(恥)。
来年は豪華ですね~
Tea31さん、こんばんは!

毎年メモリアルイヤーをチェックしているのですが、来年はオペラ作曲家が多くて、煌びやかですね。
ヴァーグナーもヴェルディのオペラも全曲聴いた(観た)ことがないので(序曲とかは聴くこともありますが)、私にはあまり縁がないのですが、海外の超有名歌劇場の来日公演が増えるのかも。

プーランクは、エディット・ピアフと同時代なので、戦前・戦後期に活躍した人ですね。でも、1963年まで存命していたというのは、私も言われて見て初めて気がつきました。
プーランクは、フランス音楽のなかでもユーモアと洒落た雰囲気があって、随分昔から好きです。
ピアノ作品集は、ロジェよりもル・サージュの方が表情が多彩で、プーランクの洒落っ気が良くでてます。
ちなみに、村上春樹が、「意味がなければスイングはない」で ”日曜日の朝のフランシス・プーランク” という評論を書いてます。

「イリュミナシオン」はボストリッジのCD持ってます。
この曲は歌詞のアクが強いところが面白いですよね。
ブリテンの音楽にはどこか鬱屈したものが流れていますから、それがランボーの詩の雰囲気に妙にマッチしているような気がします。
ブリテンは日本ではあまり人気がなさそうなので、他にビッグネームも多いことですし、メモリアルイヤーでもあまり盛り上がらないかもしれませんね。
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yoshimi

Author:yoshimi
<プロフィール>
クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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