2012_12
10
(Mon)18:00

Artist Recipe  

音楽ジャーナリスト・伊熊よしこさんのホームページに載っている面白いコーナーが、”Artist Recipe”。
料理レシピ作りがご趣味なので、クラシック演奏家のイメージをレシピにしたもの。
演奏とインタビューした時の印象から考えたオリジナルレシピは、今では94件。目標100レシピ。
ブログ記事を読むと、「アーティスト・レシピ」がそのうち単行本になるらしい。ひとりのアーティストに4ページで、50人のアーティストとレシピを掲載予定。

<Artist Recipe -List->
レシピのタイトルの一覧リスト。詳しいレシピが載っていないのがちょっと残念。

<伊熊よし子のブログ>:演奏家のインタビューや料理レシピの記事など。インタビュー記事のカテゴリは、”アーティスト・クローズアップ” と ”インタビュー・アーカイヴ ”

『伊熊よし子のおいしい音楽案内 パリに魅せられ、グラナダに酔う』が、PHP新書から12月15日に発売予定。


私が聴いたことのある演奏家のレシピを見ると、なるほどと思ったり、??と思えたり。
演奏とインタビューとでは、受ける印象がかなり違うものがあるのかも。
いくつかピックアップしてみると、

エフゲニー・キーシン:ボルシチ
コッテリしたボルシチとはちょっと違うかな?と思いつつも、ボルシチを思い浮かべていたらイメージが重なってきた。

マレイ・ペライア:ミートボール・シチュー
ペライアの録音を聴いていると、肉料理系のイメージは全然しないんだけど...。
同じシチューでも、白いクリームシチューの方が、まだしもイメージに近いかも。

クリスティアン・ツィメルマン:まるごとインゲンのダイナミックサラダ
「シリアスとユーモアの絶妙マッチ」というのは、インタビューした時のイメージ?

フランク・ペーター・ツィンマーマン:幸福フォカッチャ
ドイツ人の彼なら、噛めば噛むほど歯応えと美味しさがわかるシンプルなドイツパンで。

パスカル・ロジェ:鯛のアクアパッツァ
「シンプル、粋、淡い色彩」...これはぴったり。

ブラレイ:エレガントなブリオッシュのフレンチトースト
甘くてお洒落でエレガントな容姿と演奏のブラレイにぴったり。

シプリアン・カツァリス:明太子スパゲティ・アボガド風
素材の良さとカラフルな色彩が、カツァリスに良く似合いそう。

アンデルジェフスキ:揚げ豆腐とごぼうのサラダ
意外性はあるけれど、よくわかりません...。

シュタルケル:マグロのツケ丼
”いにしえより食通に愛されてきた”通好みという点では合っているかも。

グリモーの「キッシュ・ロレーヌ」やグルダの「アップルパイ」も、イメージがオーバーラップする。

なるほど~と思えたレシピは、演奏家のイメージのフレーズと、自分の持っている印象とが一致して、さらに料理のイメージともマッチした時。
連想ゲームみたいで面白いけど、自分でお料理のイメージを思い浮かべようとすると、これが結構難しい。


2 Comments

Tea316  

楽しいですね!

こんばんは!
伊熊さん、楽しいこと考えてらっしゃるのですね。

え?どうして?って、理解できないところもあるけど、
実際にインタビューした時の印象とかがメインで入っているから、私たちには良くわからなかったりするのかもしれません。

キーシンのボルシチなんかは、ん?と思うけど、そう言われればそうかも…と思えてきますね。

アンデルジェフスキは一回だけリサイタルをテレビで見ただけなので、良くわかってない私ですが、揚げ豆腐とごぼうのサラダって、深い謎です(笑)。

幸福フォカッチャっていわれると、私ならとても嬉しいような気がする。

ツィメルマンは私には、精進料理のイメージがありますです(笑)。

2012/12/13 (Thu) 20:07 | EDIT | REPLY |   

yoshimi  

連想ゲームみたいでした

Tea316さん、こんばんは。

演奏家とレシピをリンクさせるって、なかなか面白い発想ですよね~。
試しにちょっと考えてみましたが、レシピをつくるほどクリエイティビティのない私には、結構難しくてすぐギブアップしました。

キーシンは、素直で強いクセがない感じがするので、逆にどんな料理のイメージでも似合う気がしてしまいそうです。

アンデルジェフスキはちょっと変わったところがありますから、変な組み合わせの料理という意味では、似合っていると思えてきました。
(海外と東京のリサイタルで、演奏直前のステージ上にソファを置いてお茶飲むパフォーマンスしてたそうです)

言われてみると、「幸福フォカッチャ」なら、ツィンマーマンも嬉しいはずですね!
やや地味なイメージの人なので、ドイツパンにすると、余計に生真面目で堅物みたいになってしまいます。

ツィメルマンは精進料理...というのは、おっしゃる通り。完璧主義者ですからね~。
でも、若い頃のライブ映像を見ると、イメージが全然違いますよ。
かなり派手なアクションでピアノ弾いてました。私が今まで見てきたピアニストのなかで、かのフランツ・リストも仰けぞるくらい、一番派手でした。
そのイメージだと、下手すると、”ユーモア”を通り越して、"お笑い"になりかねませんけど。 ”ダイナミック”というのは、ぴったりです。

2012/12/14 (Fri) 00:07 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment