『西太后のアンチエイジングレシピ』

2013.02.11 12:00| ・ Cooking Books
ちょっと変わった趣向のレシピブック『西太后のアンチエイジングレシピ』。
西太后というと、世界史の教科書に出てきたので名前だけは覚えているけれど、細かいことは全然記憶に残っていない。
この本には、西太后とはどんな歴史上の人物なのかという簡単な紹介と、食にまつわるエピソードがいろいろ載っている。

レシピは、西太后が食べた食事や薬膳メニューの再現レシピと、西太后が常に食べていた食材を使った「手軽にできる西太后レシピ」。
宮廷料理の歴史と中国の薬膳料理が融合し、普通の美容レシピとは違って、なかなか格調高い(?)雰囲気。
それほど手の込んだ料理法ではなく、日本でも常食されている食材を使った簡単なレシピが多い。中には、当時使われていた薬膳的な珍しい食材を使った料理もある。
使われている食材については、薬膳の観点からみた効用が簡単に書かれている。これは普段の食生活にもとても役立ちそう。詳しい薬膳の本を読んでみたくなってきた。

西太后のアンチエイジングレシピ―門外不出の宮廷美容食を、いまあなたに西太后のアンチエイジングレシピ―門外不出の宮廷美容食を、いまあなたに
(2012/11/16)
阪口 珠未

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著者の薬膳料理家である阪口珠未さんのブログ<─良薬は口に美味し─>にも、この本の紹介記事が載っている。

西太后の食卓には100種類以上の料理が並び、そのうちバランスを考えていくつか選んで食べていたという。(手を付けずに残された料理はどうなったんだろう?)

西太后の愛したアンチエイジングレシピ
「八珍ケーキ」:材料が薬膳で使うような珍しいものが多い。自分では作れそうにないけれど、写真を見ると、とっても滋養に良さそうなケーキ。(江南の銘菓で、もち米に八種類の漢方薬と糯米粉、砂糖と混ぜたもの。胃や脾臓に良いという)
「菊花火鍋」:女性は体は冷やしては行けない...というのは中国では当然のことらしく、西太后は常に暖かい料理を食べていたという。これは菊の花の鍋料理。
「肉皮凍」(豚足の煮こごり)、「桜桃肉」(さくらんぼと皮付き豚肉の煮込み):西太后の大好物は北京ダック。肉類を好んで食べ、特に鴨や豚の足のゼラチン部分が大好きだったというから、かなりコラーゲンを摂っていたに違いない。

五大食材+αでさらに効果を上げる!毎日のおかず、ごはん、めん
「五大食材」は、山いも、くるみ、黒ごま、鳥手羽、大根
どのレシピもとっても簡単。くるみは「くるみみそ」、黒ごまは「黒ごまジャム」「黒ごまだれ」にすると、使いやすいし、ゴマもたくさん食べられる。大根は、ダイエット&デトックスの食材。生の大根を食べると消化促進効果がある。

若さと美しさの秘密 西太后の食習慣
昔から”冷えは万病のもと”と言われるとおり、「けっして冷たいものは口にしない」。
加工されていない生の食材を食べるローフード(raw food)の食生活とは正反対。
「花のお茶を飲む」。中国茶専門店へ行くと、ジャスミン茶、ライチ茶、菊花茶、桂花茶(キンモクセイ茶)、攻瑰花茶(マイマイカ /ハマナス、ローズ) など、花や果物を使ったお茶がたくさん。
「お肉大好き。特に北京ダックがお気に入り」
「消化のよいもの、消化を助けるものを食べる」。「炒り米と梅のお粥」を早速作ってみると、フライパンで炒ったお米のお粥は、普通の生米のお粥と違って、香ばしくて美味しい。特に炒って茶色になった米粒はコリコリした食感が”あられ”みたい。


毎日がスペシャル食材
「高麗ニンジン」
「なつめ」:中国では、「1日7個のなつめは医者いらず」という言葉があるという。薬膳では「気」と「血」の両方を補い、特に女性に大事な「血」を増やすといわれる。ミネラル・鉄分も豊富。
そういえば、カルディで乾燥なつめを売っていた。効用は鉄分豊富なプルーンに似ているところがあるのかも。
なつまはそのまま食べても甘くて美味しいし、なつめをワイン漬けにすると、ワインが薬膳酒に。
「はすの実」:精神安定作用があるので、不眠に効く。普通の豆と同じように、サラダ、煮物、炊き込みご飯などに使える。
ベトナム土産で有名なのは「蓮の実の砂糖漬け」。これはかなり美味しい。ハノイでは結婚式くらいにしか食べないとベトナム人のガイドさんが行っていたけど、ホーチミンでは甘納豆みたいに日常的に食べられている(らしい)。
「白きくらげ」:日本で見かけるのは黒いきくらげ。白いきくらげはシロップづけのデザートに。

もっときれいになりたい 西太后のお悩み解決レシピ
作ってみたいレシピがたくさん。作り方もとっても簡単。
「甘酒豆乳」:甘酒の原料の麹は胃腸の働きを整え、便秘解消にも効果がある。
「はとむぎと炒り黒豆のごはん」:フライパンで炒った乾燥黒豆をお米と一緒に炊く。豆を茹でなくても良いので簡単。はとむぎの効果は肌のきめを整え美しくする。
「クコのバルサミコ酢づけ」:眼精疲労に良い。
「黒ごまきな粉ココア風」(ねり黒ごま、黒豆きな粉、豆乳入り)、「ひじきパスタ」:黒い食材は「血」のめぐりを良くして、体中に栄養を運ぶといわれる。
「ゆり根のホイル焼き」:ゆり根には精神安定作用があり、不眠にも効く。
「くるみ汁粉」:西太后の一番好きなスイーツ。白玉粉、くるみ、ココナッツミルク、豆乳、はちみつ、黒砂糖入り。とっても栄養ありそう。

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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
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