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肥満と糖尿病と食生活(メキシコの場合)
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世界で最も肥満と糖尿病患者が多い国はメキシコ
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世界一肥満している人が多いのは、アメリカだと思うけれど、これは当たっていた。
でも、2位はどこかと言われると、ロシアかな?と思ったら、アメリカの隣国、メキシコだった。3位は英国。

メキシコ人の肥満率は世界で2位らしい[メキシコの旅行記とか留学の体験記とか色々]
肥満率の面白いイラストのグラフがある。日本と韓国は30位くらい。
メキシコ人の食生活を読んでいると、コーラだけで結構なカロリーと糖質を摂っている上に、炭水化物や脂肪たっぷりのコッテリした食事、さらに小麦粉・コーン・砂糖が大量に使われたデザートやスナック菓子を食べているらしい。これでは太らない方が無理。

水よりもコーラが安いので、飲むのはもっぱらコーラ、それも数百cc単位で飲む。
子供の頃からの習慣で、コーラの甘さにも慣れてしまい、さらには経済的事情も重なり、なかなか止められないに違いない。

コカ・コーラの原材料は「糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、カラメル色素、酸味料、香料、カフェイン」。
100mlあたり45kcal、炭水化物11.3g。炭水化物には糖質が含まれているので、原材料の果糖ぶどう糖液糖、砂糖の使用量がほぼこれに相当するはず。
これを1回数百cc、1日1リットルも水代わりに飲んでいるとすると、摂取カロリ-が450kcal、炭水化物が110g。ご飯茶碗1.5~2杯分くらいに相当する。

スナック菓子の「ドリトス」はメキシカンタコス味のトルティアチップス。
アメリカのフリトレーが1966年に発売して、人気のあるスナック菓子らしい。(私はスナック菓子は食べないので、知らなかった)
栄養成分表示を確認してみると、1袋63g当たり308kcal、炭水化物42.1gと高カロリー・高糖質。
炭水化物は、ご飯茶碗に軽く1杯分よりちょっとだけ少ない程度。


「1時間に5人死亡」糖尿病との戦い メキシコ編[ima,2010/10719,十勝毎日新聞社]
メキシコの食事といえば、トウモロコシのトルティーヤを主食に、肉、肉、肉、野菜すこし、果物。そして、お菓子、甘いパン、ジュース。
メキシコにはどんな小さな村にも、赤い車がコーラを売りに来る。コーラは「お茶を一杯」感覚。
ダイエット飲料は(不味くて)飲めないという。緑茶にレモン果汁と砂糖を入れて売っている。


「肥満が大きな問題… メキシコ出張で思う」
「日野原重明の100歳からの人生」というYomiDr.のコラムでも、とメキシコ人の肥満について書かれていた。
コメント欄には、肥満が多い理由がいろいろ書かれている。食習慣と嗜好の問題もあるが、その背景には社会環境自体の問題が大きく影響している。
水道水の水質が悪くて飲めないのでお水代わりにコーラを飲む、貧困層は安くて満腹になれるジャンクフードや炭水化物食品を大量に食べる。
運動したくても、治安が悪いので子供が自由に屋外で遊べない。徒歩で移動するのも危険なので自動車移動が多い。個人レベルで生活習慣を改善するのは難しい事情もある。


[2013/9/18 追記]
「肥満率が高い国」ランキング発表 / アメリカが1位の座を明け渡す[2013年7月13日,ロケットニュース24]
元情報:Mexico takes over from the U.S. as the fattest nation on earth, according to UN report[9 July 2013,Mail Online]

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世界で増える糖尿病
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世界の糖尿病有病者数と有病率
米国、メキシコは糖尿病の有病者も多い。
成人の糖尿病有病者が多い国の世界上位は、1位 中国(9,230万人)、2位 インド(6,300万人)、3位 米国(2,410万人)、4位 ブラジル(1,340万人)、5位 ロシア連邦(1,270万人)、6位メキシコ(1,060万人)。
日本は9位で、糖尿病有病者は710万人。

世界の糖尿病有病率は、1980年では男性8.3%、女性7.5%。2008年には男性9.8%、女性9.2%まで上昇。日本の有病率は5.12%。
有病率では、ワーストがメキシコ10.6%、次いで米国10.3%。

有病者数データ:「世界糖尿病デー 世界の糖尿病人口は3.7億人に増加」(2012年11月15日,糖尿病ネットワーク])
有病率データ:”Prevalence of diabetes in 2010, adults 20-79 years”(Source: IDF (2009), OECD Health at a Glance 2011)
アジア人はそれほど肥満している人が多くないのに、中国・インドは糖尿病の患者数が急増しているし、日本も罹患率は高くはないけれど、患者数は多い。

中国が世界一の「糖尿病大国」に 10人に1人が糖尿病
子供の肥満も増えている。その原因は、「間食、洋食、テレビ、パソコン、運動不足」。学校の体育授業が少ないうえに「宿題が多すぎ」て自由時間に体を動かせない。
主要都市の大気汚染により屋外運動を避ける室内で椅子に座り続け勉強することを強いられているWHOによると、

果糖コーンシロップのとりすぎで糖尿病リスクが上昇
- 果糖(高果糖コーンシロップ)は、ジュースやコーラなど清涼飲料や菓子類などによく使われている食品添加物。日本での原材料表示名は「果糖ブドウ糖液糖」など。
- 高果糖コーンシロップの摂取量の最多国は国は米国。1人当たり平均で年間25kg。
- 日本、韓国、カナダ、ブルガリア、ベルギー、アルゼンチン、メキシコなども、高果糖コーンシロップの摂取量が比較的多い。

いろいろ情報を読んでいると、太る原因となる食べ物で、世界的に共通しているのは
 - 糖質たっぷりの清涼飲料水(コーラなど)
 - 炭水化物(小麦粉)を油で揚げたスナック菓子
 - ファストフード(ハンバーガー、ドーナツなど)
 - 砂糖がたっぷり入ったケーキ(それにバター、生クリーム、チョコレート、シロップもたっぷり)
こういうものを頻繁に多量に摂った上に、小麦粉やトウモロコシ粉でできたパン、お米のご飯を食べ、さらに、運動不足が加わっている。
この「運動不足」というのが、とても重要な要因になっているらしい。
糖質の多い食べ物を食べても、食後に運動(散歩など体を動かす)すれば、体に入った糖分が燃焼されるので、血糖値を下げる効果があるという。


<参考情報>
世界で増える糖尿病[高齢化社会の食生活/糖尿病,ニッスイ]

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Author:yoshimi
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クラシック音楽に本と絵・写真に囲まれて気ままに暮らす日々。

好きな作曲家:ベートーヴェン、ブラームス、バッハ、リスト。主に聴くのは、ピアノ独奏曲とピアノ協奏曲、ピアノの入った室内楽曲(ヴァイオリンソナタ、チェロソナタ、ピアノ三重奏曲など)。

好きなピアニスト:カッチェン、レーゼル、ハフ、コロリオフ、フィオレンティーノ、パーチェ、デュシャーブル、アラウ

好きなヴァイオリニスト:F.P.ツィンマーマン、スーク

好きなジャズピアニスト:バイラーク、若かりし頃の大西順子、メルドー(ソロのみ)、エヴァンス

好きな作家;太宰治、菊池寛、芥川龍之介、吉村昭、ハルバースタム、アーサー・ヘイリー
好きな画家;クリムト、オキーフ、池田遙邨、有元利夫
好きな写真家:アーウィット

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