ターメリックの効用と副作用

2013.11.22 12:00| ・ 医療全般
香取薫さんの『はじめてのインド家庭料理』に載っていたターメリックライスとターメリックミルクを作ってみたら、これがとても美味しい。
ターメリックミルクの作り方は、無塩バターとターメリックをよく練ってから、牛乳(または水とスキムミルク)でよく溶かして、沸騰させる。それに砂糖を少量入れると、ほんのり甘くて美味しい。

ターメリック(日本名は「ウコン」)は、インドで使われている代表的なスパイスの一つ。(ターメリックのほか、クミン・コリアンダー・チリパウダー・ガラムマサラもよく使われている)
レシピ本のなかでターメリックの効用として、腸内細菌の活動を抑えるのでインドでは豆類の料理では一緒に使うことが多い..と書かれていた。

少し興味があったので、ターメリックについて調べてみると、ウコンが注目されたのは、ハウス食品の「ウコンの力」という特定保健用食品のせいらしい。
(トクホとかドリンク剤の類は全く買わないので、この製品のことは全然知らなかった。そもそもお酒を飲まないので、二日酔いとは縁がない)
「ウコンの力」に関する面白い記事は、「ハウス食品『ウコンの力』は毒にも薬にもならない 効かないウコン、危険なウコン一覧」[MyNewsJapan]。(でも、この記事の信頼度は私にはよくわからない)

ウコンの有効成分「クルクミン」は、ほとんど体内には吸収されないことがわかっている...のが事実なら、対して効き目はない製品かも。
この記事が書いている通り、ウコンサプリを過剰摂取すると、効果は高まっても摂取量の安全基準を超える可能性が高い。
クルクミンは、肝機能を高めるという効用がある一方、過剰摂取や肝疾患患者が摂取すると、肝臓障害を引起すリスクが高い。
サプリとしてウコン(クルクミン)を摂取するのは要注意と警告するサイトは多い。

ターメリックの効用と副作用の関する情報のポイントをあげると、
- ターメリックの有効成分クルクミンは、摂取したうちのほとんどが72時間以内に排泄され、小腸からわずかに吸収される
- ターメリックの摂取目安量は10g/日
- 有効成分のクルクミンに限って言えば、人へ投与した場合ででも、3ヶ月間8g/日の摂取量では安全。
- クルクミンの含有量が数%のターメリックを、普通の料理のなかで使うことは問題ない。

また、「クルクミン」の効用の一つとして、がアルツハイマー病に有効と考えられるようなUCLAの研究チームの研究報告もある。(インド人のアルツハイマー患者数はアメリカ人の場合の1/4程度らしい)

クルクミンの吸収率は低い。きな粉と一緒に食べると、きな粉の中に入っているレシチンがクルクミンの吸収率を300倍にする事ができるという記事もある。(出典不明)[沖縄健康茶専門店 オキナワかけはし]

ターメリックは、インドでは常用されているスパイス。インド人に肝臓障害が多いという話もないし、インド人の平均摂取量は1日6グラムとか8グラムらしい。
日本人の食生活ではターメリックはほとんど使われていないので、サプリを常用しない限り、特に問題があるとは思えない。
ここ最近、ターメリックミルクをよく飲んでいるけれど(それにたまにターメリックライスも食べている)、ターメリック粉末の使用量は、概ね1日小さじ1/4(1.25cc)なので、せいぜい1gくらい。
このレベルなら、肝臓障害のリスクは全然気にする必要はなさそう。


<ターメリック(ウコン)関連情報>
ウコンについて(永田純一/国立健康・栄養研究所 食品機能研究部)
ウコン [「健康食品」の安全性・有効性情報/国立健康・栄養研究所]
ウコンの効能に注意![虎の門針灸院ノート]
アルツハイマー病予防にカレー?[All About]
ウコンの飲み方と食べ方|効能と料理法
ウコンの選び方講座

ウコンの意外な落し穴/肝臓の健康を守れSP[ためしてガッテン,2011年6月29日放送]
ウコンは肝臓に要注意![アピタル - 朝日新聞デジタル,2013年9月2日]

コメント

ターメリックライス

こんにちは。
一時期カレー作りに凝っていたので、ターメリックライスはよく作りました。といっても、砥いだ米にターメリックを入れて炊くだけなのですが。
ほんとうはサフランを使いたかったものの、あれは高いので手を出しませんでした。
ターメリックライスのカレー、久々に作ってみようかな。

サフランの代用に重宝ですね

ポンコツスクーター様、こんばんは。

ライスが黄色になるだけで、本格的なカレーライスに見えますね。
ターメリックは油に溶けるそうなので、バターを一緒に入れておくと色がむらなくつきました。
サフランは稀少植物なのか、かなり高いので、パエリアでもサフランの代わりにターメリック使ってます。
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