美白化粧品に関する医療記事 

2013, 08. 02 (Fri) 12:00

日経メディカルオンラインに掲載されていたのが、「肌がまだらに白くなった」という症状とその原因に関する解説記事。

<連載:【臨床講座】ドキュメント皮膚科外来 第10回(2013.7.29)>
「原因は美白化粧品? 外来で「肌がまだらに白くなった」と訴えられたら」



日本皮膚科学会のホームページには、「ロドデノール含有化粧品の安全性について」という患者向け説明資料が掲載されている。

「ロドデノール含有化粧品の安全性について 患者さんの質問にお答えします!」(PDF)  (社団法人日本皮膚科学会 ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会 2013.8.1.作成(VER.1))
- 医薬部外品有効成分“ロドデノール”が配合された製品(本来メラニン生成を抑制する目的で販売されている化粧品)の使用により、過剰なメラニン産生抑制反応や炎症が生じたあとにメラノサイトが少なくなって色が抜けた可能性が疑われている。
- ロドデノールに対するパッチテストで陽性=アレルギーのある人もいる。
- 化粧品使用を中止後、半年~1年以上かけてゆっくりと色素が回復し白斑の面積が小さくなる可能性はあるが(実際そうなっている人もなかにはいる)、完全白斑(部分的に真っ白な皮膚)が治癒するプロセスが不明のため、長期観察が必要。
※正確な内容は、資料本文を参照してください。


[2013/9/13 追記]
NHKクローズアップ現代【カネボウ美白トラブル白斑症状ロドデノール中村幸司】詳細情報
- 美白成分ロドデノールによって、色素細胞そのものが破壊されているケースがある。
- 強い日差しを浴びた肌の状態はチロシナーゼという酵素が増え、この酵素とロドデノールが反応することで細胞が破壊される。(東京工科大学・前田憲寿教授の説)
- 美白化粧品を併用すればロドデノールの量も増える。販売時に複数の化粧品(化粧水、乳液、クリームなど)の併用を推奨していたカネボウは、3種類以上の併用を想定した試験を行なっていなかった。2倍濃度と2種類併用試験の被験者数も僅か。
- ロドデノールの原料であるラズベリーケトンは、20年以上前に国内で白斑被害を引き起こしている。
- カネボウは、国への申請書類にラズベリーケトンの白斑被害の論文を引用。この引用が問題。(原論文では、患者は完全には治癒していなかったが、カネボウは経時的に治癒したと引用したらしい)
  最新報告 カネボウ“美白”問題[NGKクローズアップ現代 013年9月2日放送]